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東京ゲームショウ2015は9月17日から20日まで開催。今回のテーマ「もっと自由に、GAMEと遊ぼう。」や開催概要が明かされた発表会をレポート
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そうした状況の中,CESAとソーシャルゲーム協会(JASGA)は4月1日に合併を予定しており(関連記事),鵜ノ澤氏は両団体が新生CESAとして一堂に会し,これまでよりも一歩進んだTGS 2015の成功を目指すと意気込みを語った。
さらに長田氏は,ゲームの自主制作やコスプレ,プレイ動画の鑑賞といった形でゲームの楽しみ方も広がっていると語った。そのような状況を作り出しているのは,さまざまな情報を瞬時に世界中に伝達するネットワーク技術だが,その一方でTGSのようなリアルの場でやり取りされる情報の重要性も際立ってきているとし,TGS 2015ではリアルとネットをつなぐ情報拡散のハブとしての機能を強めたいとまとめていた。
会場では,TGS 2014の開催結果も報告された。それによると,TGS 2014は「アジアNo.1の国際的なイベント」として,一昨年のTGS 2013から大きな成長を遂げ,また来場者の満足度を大きく向上できたという。来場者数は歴代2位の25万1832人となり,2年連続で25万人超えを記録している。
また,ビジネスデイの海外来場者数は,アジアを中心にした43の国と地域から1555人で,とくにアジアからは前年比57%増となっている。さらに一般公開日には60に及ぶ国と地域から来場者があり,加えて海外出展社数やメディアの来場者も増加。世界からの注目度が高い国際的なイベントとしての成長が見られたと説明された。
TGS 2014の来場者を対象としたアンケート結果(国内・海外)も公開され,全体の59.6%がコンシューマ機をはじめ,スマートフォンやPCなど複数のプラットフォームでゲームを楽しんでいることなどが触れられた。
続いて,TGS 2015のテーマが「もっと自由に、GAMEと遊ぼう。」に決まったことが発表になった。これは,ゲームプラットフォームとしてスマートフォンやタブレットが台頭してきたことに加え,プレイ動画の配信や実況プレイ,あるいはヘッドマウントディスプレイを使ったヴァーチャルリアリティ体験といった形でゲームの楽しみ方が多様化していることを受けて決定したとのこと。
なお,来場予定者数は22万人以上,出展予定社数は300社以上,募集小間数は1600小間以上を見込んでいる。さらに,2010年より中期目標として掲げている「アジアNo.1の情報網羅性」「世界最大級のイベント」「アジアのHUBとして,世界に情報発信する」の実現を目指すという。
TGS 2015に関する続報は,5月以降に順次公開される予定となっている。今後,CESAや出展各社から発表される内容に注目したい。
TGS 2015の連携イベントとして,日本ゲーム大賞2015とCEDEC 2015の開催も発表されていた |
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