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香川県の「ネット・ゲーム依存症対策条例」,パブリックコメントの賛成意見に同一表現のものが多数確認される
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印刷2020/04/14 14:16

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香川県の「ネット・ゲーム依存症対策条例」,パブリックコメントの賛成意見に同一表現のものが多数確認される

 香川県で2020年4月1日に施行された「ネット・ゲーム依存症対策条例」。議決の前段階としてパブリックコメントの募集が行われ,意見を寄せた県民2613人のうち賛成が2268人,反対が333人という結果が報告(関連記事)されていたが,その内容について,同一の表現が確認されたとKSB瀬戸内海放送(関連リンク)などが報じている。

 KSB瀬戸内海放送によると,KSBの記者が情報公開請求をし「原本」を入手。その内容を確認すると賛成意見の中に「ほぼ同じ文言」の文章が多数確認されたとのことだ。また,送信日時には短時間で大量に送信された痕跡もあるという。報道が事実だとすれば,パブリックコメントの信憑性には疑問符がつきそうだ。

 パブリックコメントは本来,公に意見を募集するものなはずだが,今回の件では,実質的に賛成・反対の多寡を計るものとして使われているように思えるケースが多い。これまでにも賛成票の占める割合や,その割合のパブリックコメントでの公開など,いくつか疑問視されてきた点があった。また一つ腑に落ちない疑問が追加されたことになるが,条例に関わる問題であり,過去の疑問を含め,議会には今回のパブリックコメントの正確性を,すべての人が納得できる形で示してほしいものだ。

 本条例は,18歳未満の子どもを対象に,依存症につながるゲームの利用時間を1日60分(平日)とするなどのルールを規定するもの。違反した場合の罰則は設けられておらず,努力義務となっている。また,関連事業者に対しても,対策を求めると明文化されている。


「KSB瀬戸内海放送」

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