オンラインイベント「BlizzConline」は無料で視聴可能に。2021年2月19日と20日に開催となるBlizzCon代替企画

　Blizzard Entertainment（以下，Blizzard）は2020年11月3日，現地時間2021年2月19日と20日に開催予定となっているオンラインイベント「BlizzConline」が，無料で視聴可能になることを発表した。これは，同社社長・J.Allen Brack（J.アレン・ブラック）氏によるビデオメッセージ「2020 Blizzard Fireside Chat」で明らかにされたものだ。


　新型コロナウイルス感染症（COVID-19）拡大の影響から，例年であれば10月下旬から11月上旬に開催している自社ファンイベント「BlizzCon」を中止すると5月の時点で発表していたBlizzard（関連記事）。
　BlizzConlineは，そんな2020年版BlizzConの代替企画として9月に発表されたオンラインイベントである。1991年2月に設立されたBlizzardが30周年を迎えるタイミングでの開催となる点，そしてもちろん，「ディアブロ IV」（PC / PS4 / Xbox One）や「オーバーウォッチ 2」（PC / Switch / PS4 / Xbox One）といった人気シリーズ最新作の新情報を期待できる点など，ファンにとっては見逃せないイベントとなっている。


　ビデオメッセージの中でブラック氏は，BlizzConlineの概要を紹介すると共に，「World of Warcraft」（PC / Mac）や「オーバーウォッチ」（PC / Switch / PS4 / Xbox One）といったゲームにおけるチャット（テキスト/ボイス）時の差別的・侮辱的言動を機械学習などを利用して規制したことで，より多くの人がプレイしやすい環境になっていることを報告。加えて，コロナ禍の中で支え合っているファンコミュニティを賞賛している。
　なおBlizzardは現在も95％の雇用者が在宅で業務を行っているという。「（同社が）30年にわたって存続できているのは，我々がやってきたことを信じているファンがあってこそ」とブラック氏。そんなBlizzardが手がけるBlizzConlineは，ファンをしっかりと楽しませてくれる内容になることだろう。

　2005年以降，ほぼ毎年のペースで開催されてきたBlizzConは，自社開催型のファンイベントとしてはゲーム業界のお手本でもある。オンラインへと場所を移しての開催となるBlizzConlineがどのような趣向を凝らした企画になるのか，大いに期待しておきたいところだ。

BlizzCon公式サイト