企画記事
年末恒例企画「ゲーム業界著名人コメント集」。177人が振り返る2023年と,2024年に向けた思いを語る
ストーリーテリング
代表 ゲームデザイナー/原作・脚本家
イシイジロウ
代表作:「428 〜封鎖された渋谷で〜」「文豪とアルケミスト」「タイムトラベラーズ」「3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!」「天使は花明かりの下で」マーダーミステリーの新しい形。ジャンルはストーリープレイング。歴代ナンバーワンのナラティブ体験でした。
ビデオゲームでは傑作ADV「パラノマサイト FILE 23 本所七不思議」は外せませんね。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド」
40年間スタートレックを見続けてきましたが、これは個人的に史上最高のシリーズです。もう興奮が止まらない。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
デイブ・フィローニ。なんとアニメーション監督から実写監督へ転身。混乱に陥ったスター・ウォーズシーリーズを復活されるのはフィローニ監督しかいない。TVシリーズ「マンダロリアン」から「アソーカ」へ。観たかったスターウォーズが確かにありました。トレッキーのイシイとしてはスター・ウォーズはライバルですが、スター・ウォーズは王者であってこそ、挑みがいがあるのです。フィローニ監督頼みます。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年は作家活動開始します。ゲームやアニメなど大きなプロジェクトに参加して仕事する事が多かったのですが、2024年は個人作家としてのイシイジロウも追求してみようと思っています。初挑戦するジャンルもありますので是非是非お楽しみに。
スパイク・チュンソフト
プランナー / お尻ディレクター
岡田 昌
代表作:「AI: ソムニウム ファイル」「AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナイニシアチブ」「ZERO ESCAPE 刻のジレンマ」『パラノマサイト FILE 23 本所七不思議』
気づいたら、ズボズボとのめり込んでいました。
無我夢中で遊んでしまう呪いにかかったように。
遊び心あふれるアイデア、丁寧に仕上げられた空気づくりと演出、テンポよくザクザクと刻まれるドラマ、そこら中にADVの魅力がぎっしり詰まっていてかなり満足感がありました。例えるならADVゲーム界のトッポです。
ADVゲームの未来はまだまだバッチリ明るいぞと、ガツンと示していただけたように思います!
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画『ガールズ&パンツァー 最終章 第4話』
あんなスピード感のあるアニメ映像、マジで見たことないです。ぶったまげました。
例えるならアニメ映画界の世界卓球です。
映画『グランツーリスモ』
演出にまったく無駄がなく、ソリッド。なのに、キャラの感情が熱く伝わってくる。抑えるべきツボだけ抑えられました。
例えるなら映画界の足つぼマッサージ師です。
イマーシブシアター『豪華列車はミステリーを乗せて』
とてつもない没入感でした。
舞台セットがとても凝っているからか、本当にその世界にトリップしたかのような錯覚をしました。
あちこちで巻き起こる謎。フィクション性の高い設定なのに、「本当に在る」と信じてみたくなるような…。
例えるならイマーシブシアター界のサンジェルマン伯爵です。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
伊澤彩織さん
『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』でのキレッキレな格闘アクションに目を奪われました。他にも、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』でのスタントパフォーマーなどで活躍されていて、今後も要注目のアクション俳優さんです。
ミチルさん
見て楽しいプロダクトをたくさん出されていて、SNSの更新が楽しみな方のひとりです。
ロバート秋山さん
今更ですが…。素人との絡みがおもしろすぎて、ついつい見てしまいます。
独特な視点を持たれているので、「新しいなにか」を享受できて楽しいです。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年は、きっと、なにかしらの良き知らせが出せる…かも!わかんないけど!ほんとか?どうなの?逆にどう思いますか?誰かわかる人いますか?なんで僕は手錠されてるんですか??鍵はどこにあるんですか!!!??
もう何もわかりませんし、まともにスプーンも握れませんが、とにかくみなさまのご期待に添えますように。
そしてスパチュン、来年もよろしくな。一緒に地下労働がんばろ。
来年もADV・VNのジャンルを一層盛り上げるために頑張ります。おすおす!!!!
セガ
シリーズプロデューサー
青木盛治
代表作:Virtua Fighterシリーズ,BORDER BREAKシリーズ など「バイオハザード RE:4」
リメイク作品としては最高の完成度だと思いました。DLC「SEPARATE WAYS」も含めて。すべてのグラフィックがモダナイズされていることもあり没入感がさらに増していますが、中でもアクションとボリュームが大満足でした。本作のプレイしたきっかけにもう一度シリーズを振り返りたくなって、全シリーズ(1〜8)を一気にプレイしましたが、シリーズ当初から様々な工夫やチャレンジがあったことに改めて多くの学びがありました。今後のREシリーズや完全新作を自然と期待してしまう作品でした。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
海外ドラマ「パブロエスコバル 悪魔に守られた男」
実在した麻薬王の生涯を描いたドラマシリーズです。全74エピソードとかなりボリュームがありますが、飽きずに毎日1エピソード見るほど楽しめた作品でした。1980年代の実話を描いた作品とあって、エンタメ要素たっぷりな展開やド派手な演出などはほぼ無く、淡々と地味な話が続くのですが、全体を通して楽しめた作品でした。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
芸人「スギちゃん」
個人的には昨年に引き続き、持ちネタの『ワイルドだろぉ?』でおなじみの芸人スギちゃんです。数少ないレギュラー番組でプライベートを垣間見ることができますが、実は全然ワイルドではなくて温厚な性格、どんな人からも愛される人柄や雰囲気に癒されます。もっと活躍して欲しいと思いつつも、あまり目立たずにいて欲しいという微妙な気持ちで応援しています(笑)。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2023年はVFシリーズの新たな展開として『Virtua Fighter 3tb Online』を全国のアーケードで稼働させ、年末には『Virtua Fighter esports / Virtua Fighter 5 Ultimate Showdown』をアップデートしました。2024年は『Virtua Fighter esports』の展開として、2月にプロアマ問わないオープン公式大会『VIRTUA FIGHTER esports SPECIAL CUP』を開催します。今年もVFシリーズをさらにさらに盛り上げていきたいと思います!
Virtua Fighter 3tb Online (C)SEGA | |
Virtua Fighter esports (C)SEGA |
セガ
プロデューサー
奥成洋輔
代表作:メガドライブミニ1・2、ゲームギアミクロ、セガ3D復刻プロジェクトあと副業として『セガハード戦記』(書籍)
『シティコネクション』(MD互換機用ソフト)
近年増えつつある「MD互換機」用カートリッジですが、本作はオリジナルタイトルではなく、あえて移植ゲームなところが興味深いソフトです。ゲームの権利元の許諾を取って、最初から販売目的で開発したそうで、非常に志が高いクリエイティブだと思いました。また、オリジナルを完全再現するのが良いとされている移植ゲームにおいて、あえて「ファミコン版の操作性をアーケード版のボリュームで再現」という、コンシューマ版ファン視点で作られているところにも感心しました。私はジャレコのファミコンゲームの中で一番『シティコネクション』が好きだったので、今回の発売はピンポイントでとても嬉しかったです。
カートリッジは手作業で、自分たちでコツコツ組み立てているそうです。そういえばかつてジャレコで名人をしていた昔の上司は、お客さんから送られてきた『燃えろ!プロ野球』のROMを社員総出で手作業で交換して送り返していたと言っていました。ジャレコのゲームには手作業が似合うのかもしれません。
MD互換機へ物理カートリッジを挿入し電源を入れればゲームは即スタート。振動もアナログも無い、軽くて小さなコントローラで、アーケード版に似ているけどちょっと違う移植ゲームを、セーブの無い緊迫感を持ってプレイしていたら、30年以上前の学生時代の頃のゲームへのときめきが戻ってきました。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
『スター・トレック:ピカード シーズン3』です。シリーズ完結作であり、グランドフィナーレみたいな作品でした。オリジナルのキャストが全員集合したり、過去作で不完全のまま終わった伏線を拾っていたりして、毎話公開されるごとに感動してました。歳のせいか涙もろくなりました。
新たなファンを獲得することはもはや考えず、ここまで付いてきた古参ファンへ向けた最終作というと『ウルトラマンメビウス』などもそうでしたが、作品の存在自体がお祭りですよね。「メガドライブミニ2」もそういう立ち位置で作りました。
ところで去年はこの設問への回答で「アニメ『異世界おじさん』」を挙げており、「この記事の公開予定日は最終話の放送日です。最後までみんなで盛り上がりましょう。」などと書いたのですが、実際に最終13話が放送されたのは今年の3月でしたね。これも2023年での印象深いエピソードでした。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
ザ・リーサルウェポンズのアイキッド先生です。昨年「夏の日のメガドライブ」という新曲を、誰も頼んでいないのに自ら立候補して書いて下さり、想いのこもった名曲が唐突に誕生してしまいました。
そして今年は国技館でライブをするので、セガ社員一同で出演してほしいとオファーがありまして、末席を汚しました。
ライブステージ(リング)の上は大さわぎでしたが、バックヤードも獣神サンダーライガーに上坂すみれにハローキティにハリウッドザコシショウにと、一流のエンタテイナーが集っているところに交じって一般人であるセガ社員が一緒に並んでいる様は、ある意味ステージ以上にカオスだと思いました。ザ・リーサルウェポンズはビデオも毎回良いんですよね。本気のエンタテインメントについて見習いたいと思います。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
昨年メガドライブミニ2という大きな花火を上げたので、しばらく表に出る機会はないと思っていましたが、今年は副業で書いた書籍『セガハード戦記』(白夜書房刊)が予想をはるかに越える反響をいただきまして、本当にありがとうございました。おかげさまで7月の発売以来12月までで4刷まで行くことができました。セガハードのライバル機たちについても細かく歴史を追っていますので、80〜90年代のゲーム業界を振り返るのにお役に立つと思います。興味ある方は是非読んでみて下さい! 現在次作に向けて執筆準備を始めております。
一方で肝心の本業の方では特にお話しできることはないのですが、先日もセガの往年の名作の復活についてのアナウンスもありましたよね。「長年セガのゲームのファンでいて良かった!」と思ってもらえるような企画を私も色々と検討中です。今後ともよろしくお願いします。
メガドライブミニ (C)SEGA |
メガドライブミニ2 (C)SEGA |
セガハード戦記 |
セガ
シニアプロデューサー
小菅慎吾
代表作:プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク「ストリートファイター6」
良質なプレイ体験が得られ、競技・配信シーンでも盛り上がった、素晴らしい作品だと思います。
ヒットを出すのが難しい格闘ゲームジャンルで、セールス好調に加え、新しいユーザーを獲得した成果は驚異であり、開発チームの皆様に心より敬意を表します。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」
マリオファンが好む演出が随所に見られました。
自社の看板キャラクターをダメな姿で描き、成長ストーリーを構成したのが凄いと思いました。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
「大谷翔平」
3月に行われたWBC優勝を皮切りに、打率3割超え、ホームラン44本でタイトル獲得、投手で10勝とシーズンを通してのハイパフォーマンス、ストーブリーグでも満票でMVP獲得、大型移籍交渉と、1年中大谷選手の話題で盛り上がりました。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
プロセカは3周年を迎え、大きなアップデートを行いました。
長く遊び続けていただいている、ユーザーのみなさまの期待に応えられるように、更なるサプライズができるように、4周年に向けた新しい試みに取り組んでいきます。
また私のチームは、新しい挑戦が始まっています。
何にも惑わされることなく、真摯に、ゲーム製作に取り組んでいきます。
チームメンバー一丸となって良い作品作りを行っていきます。
セガ
龍が如くシリーズ チーフプロデューサー
阪本寛之
代表作:龍が如くシリーズスイカゲーム
ライトなパズルゲームは数あれど、ここまで多くの人間を中毒にさせたゲームは久しぶりだと思います。
粗さは残るものの、可愛いビジュアルと絶妙な挙動が、気が付くと何時間もハイスコアを求めてプレイしていました。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
ファミリー映画としても歴史に残る大成功で、映画もエンターテインメントのひとつであることを改めて教わった気持ちになりました。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
大谷翔平選手です。
彼の活躍は日本中を元気にしてくれたと思います。
来年もその活躍に期待しています。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
いよいよ、2024/1/26に『龍が如く8』が発売になります。
『龍が如くスタジオ』渾身のタイトルになるので、是非遊んで物語の顛末を見届けてください。
セガ
プロデューサー
神保 雅
代表作:ソニックオリジンズ・プラスソニックスーパースターズですね。自社製品ですみません。
昨今のゲームは3D空間を駆け回ってAIMして敵を倒すような、けっこう複雑な一連の動作を要求するものが多いと思いますが、それがうまくいったときの快感はまた格別だったりするので、私の大好物でもあります。
そんな中で、ソニックオリジンズに携わらせていただき、ソニックスーパースターズに触れ。奥行きを考えずただ「ダッシュ」と「ジャンプ」だけでクリアをするだけなのに、スピードが速すぎて勇み足で死ぬ…。
子どもと一緒に遊ぶと、プレイ中は緊張して微動だにせず、ダメージを食らうと悲鳴をあげ、ミスすると大爆笑。2Dソニックって、ゲームの原点だな…って思います。そしてファングとトリップ、憎くて最高にカワイイです。皆様に是非、お手に取っていただきたいです。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
薬屋のひとりごと
帰宅してから夕飯とともに観る映画やアニメが日課ですが、一瞬でとりこになってしまいました。いつの時代か分からない中国のような舞台で、どことなく目立たない主人公が、ちょっぴり恋愛要素をトッピングしつつ、とびぬけた薬の知識を生かして事件を解決してく。そんな名探偵コナンの真逆をいくスタイルが、長年のコナンファンの私の心を掴んで離してくれないようです。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
大谷翔平
義父と話をするときに毎度話題にのぼる大谷選手。ドジャースとの契約額が発表された瞬間、世界の国家予算を調べてしまったほどには衝撃的でした。いつかアメリカに応援に行きたいです。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2022年に発売された「ソニックオリジンズ」の開発から携わっていて、そこでもっとやりたかったことを、「ソニックオリジンズ・プラス」に詰め込みました。エミーで遊べるようになりましたし、有識者に聞いてまわり、ファンのみなさんが求めている形を可能な限り拾ってまわりました。是非皆さまの手にとっていただければと思います。2024年もこの勢いで、良質なタイトルに取り組んでいるスタッフを全力で支えてまいります!
セガ
『龍が如くスタジオ』 チーフアニメーションディレクター
反町孝之
代表作:龍が如くシリーズStreet Fighter 6
とにかく個性あるキャラクター達がかっこいい。
もちろん対戦格闘ゲームとしての進化や遊び易さの追求もさることながら、「このキャラクターを操作してみたい」と思わせる魅力的なキャラクターデザインとフェイシャルなど細部のアニメーションへの拘りが良い形でキャラクターの特徴として落とし込まれています。コンボや超必殺技の見せ方等ビジュアルからユーザーを惹きつけるトータルのキャラクターデザイン力に改めて感心させられました。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
ラグビーワールドカップ2023フランス大会。
前回大会2019年は日本で開催され、日本代表が8強入りを果たした。あれから4年。
「ジャッカル」が代名詞となった姫野選手を主将として挑んだ日本代表でしたが、惜しくも1次リーグ突破ならず。しかしながら、決勝トーナメントは白熱した試合が続き、各国代表チームの様々な戦略が展開されました。私も学生時代はプレイヤーでしたが、あの頃と比べると試合を見ている人達を飽きさせないルール改正が多く行われています。展開もスピーディになっていて、ラグビーのチーム戦術はゲーム作りにも参考になると感じています。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
イクイノックス(馬ですが)
彼は一瞬にして競走馬生活を駆け抜けていきました。
紛れもない世界最強馬として日本以外にも多くのファンを虜にし、躍動感ある走りで魅了してくれました。
4年後、彼の産駒が登場し活躍していくれることに期待してます。感動をありがとう!
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年1月26日にいよいよ『龍が如く8』が発売されます。
2023年11月9日に発売された「龍が如く7外伝 名を消した男」も絶賛発売中ですが非常に好評を頂き、『龍が如く8』に向けて良いバトンを渡せたと感じています。
間違いなく過去最大ボリュームで楽しんでもらえる作品として完成しました。
『龍が如くスタジオ』が送る唯一無二のエンターテインメントをぜひご堪能ください!!
セガ
プロデューサー
中村 俊
代表作:「ソニック」シリーズ、『サンバDEアミーゴ』、『リズム怪盗R』などHi-Fi RUSH
アクションゲームと音楽ゲームに関わってきたものとしては、この音とアクションの融合は非常にセンセーショナルで魅力的なものでした。アクションの心地よさの裏には、リズムが存在し、そのリズムを見えるかすることで、融合とさらなる気持ちよさを生み出した、このHi-Fi RUSHが一番衝撃を受けたタイトルです。
こういったタイトルをぜひ私自身も作りたいなと思いました。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
マイ・エレメント
水や炎といった元素というあまり取り扱われないネタを題材にし、その対比から、ストーリー的葛藤を生み出し、親近感ある話題との連動で、見る人をうまく引き込んでいたように思います。
ドラマって、シチュエーションを聞いた瞬間からその結末を想像し、その想像との比較でワクワクするものだと思います。子どもたちも見るような映画ではあるものの、そのドラマ性をわかりやすく、しっかりと描いた作品でした。
また、リアルに存在しない世界を描き、それでいてリアル感を出す、さすがピクサーと呼べるアートの面でもすごく感銘を受けさせられた、素晴らしい作品だったと思います。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
久保建英、三苫薫、河村勇輝、大谷翔平
2023年は非常に、日本のスポーツ界が充実していた年でした。
あの熱狂…、何なんでしょうね。そういった熱さを、ぜひゲームにも取り込みたいと思います。
と、それっぽいことを言いつつ、本当は無心で楽しんでいます。
2024年もいろいろ期待できそう!
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2023年はNintendo Switch、Meta Quest、Apple Arcadeという3つのプラットフォームに、『サンバDEアミーゴ』を開発し、世界にバカ楽しさをお送りしました。Nintendo Switchでは、特に2人で遊ぶパーティー! Meta Questでは、Quest3の新機能複合現実、MR! そして、Apple Arcadeではシリーズ初のストーリーモードを展開しました。通常のマルチプラットフォームとは違い、非常に難しい開発でしたが、サンバのノリで、ノリきりました。ぜひ、年始の新年会で、みんなでサンバでバカ楽しんでほしいです。
そして、2024年も、新しいチャレンジをしています。皆様に、新しタイトルをお届けできる…はず、ですので、ぜひ楽しみにしていてください。
ソニックフォース (C)SEGA |
リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産 (C)SEGA |
セガ
『龍が如くスタジオ』映像監督/デザインパート責任者
深川大輔
代表作:龍が如く 維新 極「HOGWARTS LEGACY」ですね。
元々、HarryPotterシリーズは映画を全部見ていたので興味はありました。
実際プレイして映像の美麗さに驚きました。私が携わってる龍が如くシリーズでは、街や人々の細部を手を抜かず表現することに力を入れているので耐性はあるはずですが、「HOGWARTS」の建物内部や木や草などの自然地形の精巧さに驚かされました。
また、キャラメイクを活かすためにプリレンダーシーンに自身のキャラを映さないという手法は今後の作品つくりの参考になりました。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
Huluで配信されている「ラビット・ホール」です。
キーファー・サザーランドが主役のスパイドラマです。誰が敵で誰が味方かわからないという謎めいたストーリーで、毎話「エッ?!」と驚かされる作り方が魅力です。カット割りやカメラワークも秀逸で、カメラがパンするたびに、一体誰が映るのか?を自分で想像して勝手にドキドキしてます。
また、音響効果も魅力的で、毎話ラストのBGMからのブラックアウトが非常に良い余韻を醸し出してくれてます。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
棋士の藤井 聡太さんです。
以前から大注目を集めていた天才棋士ですが、今年は史上初の八冠達成が掛かった年でもあり、個人的に期待をもって注目してました。私は将棋に詳しくないにわかファンですが、前人未到の記録に向けて冷静に着実に勝ち進む姿にワクワクしてました。特にAIの予想が一瞬でひっくり返るような戦いには、よくわからないながらも興奮してました。厳しいスケジュールの中、見事に八冠を達成した偉業を見て、自分ももっと上を目指して頑張れるはずと改めて決意させて頂きました。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年1月26日に、私たち『龍が如くスタジオ』が心血注いだ『龍が如く8』が発売されます!
今やれる全てのことをやり切った龍が如くシリーズ史上最大ボリュームの作品です。
2024年はユーザーの皆さんから、「8」を超える次回作を期待されると思ってます。
私はデザイナーなので、ビジュアル面で期待に応える、いや、期待を越えていこうと考えてます。
『龍が如く8』を作り切った経験とこれから新たに挑戦する更なる技術を取り入れて、ユーザーの皆さんの期待を良い意味で裏切る映像を作っていきます!これからも『龍が如くスタジオ』の作品にご期待下さい!
セガ
ぷよぷよシリーズ総合プロデューサー
細山田水紀
代表作:ぷよぷよテトリス2、ぷよぷよ!!クエスト、ぷよぷよeスポーツなどApple Arcade『Hello Kitty Island Adventure』の冒頭部分、一番インパクトが大きかったと思います。想像ではゆったりとしたゲームだと思い込んでいたので、びっくりしてしまいました。知らずにプレイするのは大事ですし、ファーストインパクトって大事だなと再確認したゲームでした。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画「テトリス」です。かなり前からお話は聞いていたものの、テトリスをどういう風に映画化するのだろう?いつ出来上がるのだろう?と長年思っていたものがついに公開となったので、なるほど!とつぶやきながら拝見しました。映画を見て、テトリスをプレイし、ぷよテトをプレイするというのも感慨深いものがありました。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
MLBで活躍する大谷翔平さんです。エンゼルスで二刀流として結果を出す、WBCで日本を優勝に導くという結果になったのですが、こうなるといいなと思ってみていて、それを実現するところがすごすぎて、試合を見るのがとても楽しみでした。ドジャースに移籍することになったのですが、MLBでチームを優勝に導いたり、個人成績をどこまで伸ばしたりできるか?という点はもちろん、どういうキャリアを歩んでいくかなど、今後も楽しみです。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2004年2月4日を「ぷよの日」と制定して、当時『ぷよぷよフィーバー』の各機種版を毎月発売して盛り上げていましたが、あれから20年。さまざまな形で「ぷよぷよ」は進化して、ファンのみなさんの応援で広がってきたと思うのですが、まだ遊んだことがないという人は世界中にたくさんいると感じています。ぷよテトシリーズはぷよテト1&2合計で全世界300万本以上販売達成しており、とある調査結果では、アメリカでのぷよぷよ認知度も上がっていると聞いているのですが、日本やアジアを中心にもっと世界中に広げていって、プレイする人を増やして盛り上げられればと。2024年は「にせんぷよねん」ということで、この年をきっかけに、いろいろと「ぷよぷよ」を盛り上げていければと思っております。
セガ
龍が如くシリーズ チーフディレクター/作詞家
堀井亮佑
代表作:龍が如く7 光と闇の行方(ディレクター)、龍が如く7外伝 名を消した男(ディレクター) 他龍が如くシリーズ「ウーマンコミュニケーション」
このコンプライアンス全盛のご時世を逆手に取った、大手メーカーじゃ絶対にできない攻めた発想と内容に感動とうらやましさを覚えた。本当にくだらないけれど(誉め言葉)、コンセプトをゲームシステムがしっかり体現できているし、ワードチョイスや演出にもセンスがあり、とてもよくできている。
万人に勧めることは絶対できないけれど(笑)こういうゲームがあってもいいと思うし、こういうゲームは今の自分は作れないので悔しいなぁとも思いました。やっぱりエンタテインメントは時代を逆手にとるくらいの反骨精神がないとダメだな。そういう意味で非常にロックなゲームだと思います。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画「世界の終わりから」
紀里谷監督の最終作品。人間の理不尽さへの怒りが軸になっており、紀里谷さんの言いたいこと、伝えたいことがこれでもかと詰め込まれている。情熱や魂、メッセージを作品にこめるタイプのクリエイターがやはり自分は好きなんだな、と再認識しました。
マンガ「シンジュウエンド」
セモトちかさんは前作「サレタガワのブルー」が大好きだったんですが、今作もめちゃくちゃ面白いです。
毎話ラストにちゃんとフックがあり、次が気になる構成もすごい。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
BUCK-TICK。小学校の頃からずっと応援しているのですが、櫻井さんとのお別れを受け入れながらどう前を向いて進んでいくのか。とても注目していますし、どんな形になろうとその背中をずっと追いかけていきたいと思います。
あとは、こちらも大好きだったバンド「赤い公園」のボーカルだった石野理子さんがまた音源を出し始めてくれたので、楽しみにしています。本当に好きな声なので、たくさん歌を残してほしいなと思います。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
ディレクターを務めた『龍が如く8』が、1/26についに発売されます。本当に面白い、うちのスタジオでしか作れないエンタメ性満載の自信作になっています。ぜひ手に取っていただき、桐生と春日と一緒にハワイへの冒険に出てもらえたら嬉しいです。
2024年はこの「龍8」を一人でも多くの人に届けられるように。そして振り絞ってスカスカ状態の気力と体力をしっかり充電して(笑)、健全かつ健康な状態で次の制作に立ち向かっていけたら、と思います。
あと、副業でやっている作詞家活動を最近全然やれていないので、今年はもうちょっと頑張りたいです。お仕事お待ちしてまーす♡
セガ
クリエイティブディレクター
松永 純
代表作:チェインクロニクルシリーズ、三国志大戦シリーズ『Goodbye Volcano High』(PS4/PC)
アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』のクライマックスも最高でしたが、昔から学生バンドが学園祭とかで一度切りの演奏をするシーンって、『リンダリンダリンダ』とか『BECK』とか『ソラニン』とか最高に切なくて眩しくて青くてマジで最高だなと思います。いつかあの良さをゲームにできたら、あわよくば音ゲーみたく演奏しながら感動できたら……なんて妄想していましたが、ついにそれがゲームになりました。生まれて初めて音ゲーしながら涙。物語のライブシーン自分も好き!という人はぜひ。見た目が恐竜なので感情移入できるのか?と不安になるかもしれないですが大丈夫です。恐竜な同級生たちとの日々が、すぐに愛しくてしょうがなくなるハズ。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
『バンオウ-盤王-』(ジャンプ+連載中)
江戸時代から500年将棋にハマり続けたヴァンパイアが、たった一度きりの竜王戦に挑むという斬新なストーリー。不老不死者の視点というテーマだと今年は『葬送のフリーレン』が大ヒットしましたが、同じく死ねない者ゆえの切なさもあり、それでいて500年積んだ経験がプロ棋士の天才性に勝てるのか?という戦いの熱さもスゴい。そして、それ以上によくわからないシュールな笑いが満載で、よくあるギャグ回を挟むみたいなのではなく、シリアスなドラマの真っ最中に突然笑いを入れてきたりする。1話16ページの中で、切なくなって熱くなって腹がよじれるのはこの漫画だけなのでは。作者天才すぎる。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
アニメ監督の立川譲さん。
映画の『BLUE GIANT』がとにかく凄くて、音楽の圧力に圧倒されてただただ泣いた。それでいて原作の物語の改変具合も絶妙で、音楽に人生を賭けた若者たちのドラマをまさに全力で描き切った!って感じで、これ作った監督はすごいなぁ、と深く感心。そのあとすぐ、『名探偵コナン 黒鉄の魚影』を観て、なんだか今年のコナンのエンタメ全盛り感凄いな!ハリウッドみたい!!ってホクホクして、アートなエモさ全開なのも、エンタメ全開なのも、どっちも観れて良かった・・・とか思っていたら、あとでどっちも同じ監督って知って驚愕しました。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2023年は、『チェインクロニクル』がついに10周年を迎えました。支えてくれたファンの皆様への心からの感謝と共に、自分たちが長く作り続けてきたことの意味をとても深く感じ入る一年でした。
また10周年記念のスピンオフとして、ゲーム配信中に視聴者と一緒にバトルを楽しめる新感覚ローグライク『ちぇいんくろにくるローグ』も配信させていただきました。(新鮮だけど懐かしいゲームになっているので、皆様ぜひ! 配信サービスアプリ『ミラティブ』内にて遊べます)
2024年は、長く続けてきたからこそ得られた自分たちの作る力と、新しいチャレンジで得る力、どちらをも磨いて、今のゲームファンの皆様に深く刺さるゲームを考えていきたいと思います。
セガ
龍が如くシリーズ アートディレクター
三嶽信明
代表作:龍が如くシリーズ、バイナリードメイン、シェンムー一章横須賀「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」です。マップの拡張の仕方や素材を組み合わせてのクラフト機能など、「要素」を増やす方向が「ゼルダの伝説」らしさがあり、かつ魅力的なものになっていて、さらにそれらが加えられても、細かくテキストで説明せず自然と使い方がわかるゲーム進行のさせ方の巧さが素晴らしかったです。また、ユーザーが自分で考え、発見し、成功体験を経てゲームを進行させるという「遊び」が少しもブレないところが、毎作ですが感心させられます。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
2023年は、なぜか漫画を多く読んだ年でした。その中で、「虎鶫」は緻密な画と規模の大きさやキャラクターのバラエティさで大作感のある漫画でした。次に「魔女と騎士は生き残る」ですが、非常に画がうまく楽しみにしていました。両作品とも、2023年に完結しました。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
お笑いコンビ「ラランド」のお二人というか、所属されている事務所「レモンジャム」全員の方々です。様々な企画やトークで笑わせていただきました。マネージャーや作家の方が前面にでてくるなど、演者だけでなく事務所全員で盛り上げていくスタイルが、なぜか『龍が如くスタジオ』の一員である私にとって共感するところがありました。ラジオやYouTubeでいつも楽しませていただいています。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年は、これまで開発していた龍が如くシリーズの最新ナンバリングタイトル『龍が如く8』が1/26に発売されます。舞台が初の国外であるハワイ。春日一番と桐生一馬のW主人公。そしてドンドコ島などの大型プレイスポットなど、とにかくチャレンジにチャレンジを重ねた過去最大ボリュームの作品となります。是非、プレイしてください!
セガ
プロデューサー
宮﨑伸周
代表作:プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド、サカつくシュート!『Aliens: Dark Descent』ですね。映画エイリアン2のファンにはたまらないテーマ、海兵隊と植民地探索。
基本ステルスプレイのタクティカルACTなのですが、ド派手な戦闘も楽しめますし、タレット設置やパワーローダーの駆使、民間人の救助などなど…エイリアンの世界観を堪能できるタイトルです。IPの活かし方をいろいろ学べました。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
コミックの「ドラフトキング」が印象深かったですね。プロ野球のスカウト業を舞台としたストーリーなのですが、競合スカウトとの駆引きやドラフト決戦での心理戦など、緊張感が随所にあり二度読みしたくなる面白さがあります。映画のマネーボールやドラフト・デイなどもそうですが、プロスポーツの裏舞台は面白そうなネタがたくさんありますから、こういったテーマを用いた漫画やゲームはついつい期待してしまいます。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
欧州で有名なシミュレーションゲームFootballManagerシリーズを開発している、スポーツインタラクティブ社のMiles Jacobsonさんです。今年リリースされたFootballManager24では正式にJリーグが搭載され、ついに日本と欧州のデータがつながりました。選手情報も徹底網羅されており、サッカー好きにとっては記憶に残る一年になるんじゃないかと思います。マイルズさんは日本のサッカーに注目しており今後の動きがとても楽しみです。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
配信中のプロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールドは来年の4月で6周年を迎えます。
来年は一味ちがう面白さを仕込めるよう、開発スタッフ一同頑張っておりますのでご期待ください!
セガ
第3事業部 副事業部長 第3オンラインモバイル研究開発1部 部長 プロデューサー
吉田一馬
代表作:セガNET麻雀 MJ「Lies of P」
6月に公開した体験版を見て、一瞬で心を掴まれたゲームです。
「G-STAR 2023」に行った際、現地でも『2023大韓民国ゲーム大賞』で6冠獲得!!と凄い話題になってました!
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」
自分が初めて買って遊んだゲームが、スーパーマリオブラザーズでした。
1985年に遊んだゲームが、38年後の今もたくさんのファンがいて、ついに映画になるなんて感動しました。
映画館に行くと、自分と同じ年代から子どもまで幅広い年代層のファンがいて、マリオは世代をこえてみんなに愛されてる!と改めて実感しました。
自分もいつかは、こんなにも長い間愛されるIPを創出してみたいです。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
「大谷翔平選手」
WBCや今回の移籍も凄く話題になってますが、選んだ理由は別にあります。
毎朝、日本中を元気にしてくれたところです。
(ちょうど大谷選手の試合が終わるタイミングが日本だと朝と重なることが多かったからかもですが!)
憂鬱な朝でも、ニュースで活躍を聞くと何故か元気(笑顔)になって家を出ることができました。
同じ経験をした人も少なくないと思います。
野球に取り組む姿勢だけでなく、成績も人柄も桁違いに素晴らしく、ファンというより尊敬に近いかもしれません。
これからの活躍も追い続けたいと思います。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2023年7月25日に、皆様のお陰で「セガNET麻雀 MJ」は10周年を迎えることができ、今年は感謝の年となりました。
2024年は、Mリーグや各プロ団体と連携したり、学生達とも一緒になって麻雀人口を増やす為にMJで何かできないか考えています。
これからも、15年、20年とサービスを続けていくために、新しいことにも挑戦していきますが、支えてくれた方々が楽しめるコンテンツが一番大事であるとの思いは変わりません。
お客様第一の姿勢を心掛けていきますので、これからも応援を宜しくお願いいたします。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
インディーズイニシアチブ代表
吉田修平
代表作:「クラッシュ・バンディクー」「サルゲッチュ」「レジェンド オブ ドラグーン」『Before Your Eyes』
2021年にPCで発売されたゲームが今年PS VR2で発売されました。短かった少年の人生を少年の視点で振り返ります。PS VR2のアイトラッキング技術を使いプレイヤーが瞬きする度にシーンが次に進むので、家族の会話等見逃してしまうことも。最後のシーンではほとんどのプレイヤーが涙します。私もヘッドセットの中で涙を流しました。今年一番の感動でした。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
YouTube『八番のトン/ゲーム実況・攻略』(https://www.youtube.com/@ton_game)
今年もTVよりもYouTubeばかり見ていました。今年一番長い時間プレイした『MARVEL SNAP』の動画チャンネルの中で最も楽しませてもらったのがトンさんの動画でした。トンさんは意表を突く不思議デッキを作り、対戦相手がアッと驚くような戦略で勝って(あるいは負けて)行きます。喋りが芸人風で大好きです。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
Open AIのサム・アルトマンさん
今年一番の話題と言えば、ChatGPTなどのAIの進化でしょう。とんでもない変化(進化)が凄いスピードで起こっています。10年後ではなく、3年後どうなっているか分からないくらいの早い展開で、世の中の遊びや仕事にどんな影響をもたらすのか、ワクワクが止まりません。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
今年は『Tchia』、『Viewfinder』、『Cocoon』、『Dredge』、『Eternights』、『Synapse』など、素晴らしいインディーゲームがプレイステーションで沢山発売されました。ゲームユーザーにはたまらない一年だったと思います。2024年も『Pacific Drive』、『Ultros』、『SCHiM』、『The Plucky Squire』、『Baby Steps』などプレイステーションで遊べるインディーゲームの力作、話題作が盛りだくさんの年になります。是非ご期待ください。
タイトー
サウンドクリエイター / ZUNTATAブランドマネージャー
石川勝久(ZUNTATA)
代表作:「アリス・ギア・アイギス」(サウンドディレクター),「ダライアスバースト」(効果音),「バブルボブル 4 フレンズ」(効果音),「東方スペルバブル」(効果音)など「Hi-Fi RUSH」
今年のCEDECのセッションでこのゲームを知ってプレイしてみたのですが、リズムとアクションがシンクロするプレイフィールが非常に新鮮でした。サウンドを中心にゲームの世界観が構築されているというのも良かったですね。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
『Marvel's・ウェイストランダーズ:ブラック・ウィドウ』
Amazonのオーディオブックサービス『Audible』で配信されているマーベルのオリジナルオーディオドラマなのですが、サウンドのクオリティが半端ないです。まさに「音で聴く映画」というべきもので、シナリオ、キャストの演技、効果音など全てが素晴らしく、各話20〜30分前後で全10話と結構長いのですが最後まで一気に聞いてしまいました。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
『かつしかトリオ』
フュージョンバンド「カシオペア」の元メンバーである向谷実氏(Key)、神保彰氏(Drum)、櫻井哲夫氏(Bass)で結成されたグループです。ライブで生の演奏を聴いたのですが3人とは思えないアンサンブルに圧倒されました!
あと、私が勝手に心の師匠と崇める向谷氏の「司会」ぶりは今回も非常に勉強になりました!
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2023年は「レイズアーケードクロノロジー」(PS4 / Nintendo Switch / Steam)、「アーケードメモリーズVol.2」(イーグレットツーミニ専用SDカード)など懐かしいタイトルに関わることが多かったのですが、密かに「サバイバル フロム Z」(タイトーステーション池袋西口店に設置)などのアトラクション型ゲームにも関わっておりました。
来年も我々タイトーサウンドチームZUNTATAはアーケードからコンシューマー、モバイルなど様々なタイトルにサウンドを提供していきますので引き続き応援よろしくお願いいたします!
タイトー
サウンドクリエーター
土屋昇平
代表作:ダライアスバーストシリーズ、パズルボブル エブリバブルスイカゲーム。あまたあるパズルゲームのなかで、以前の例をうまく洗練させ、気持ちの良いパズルに組み上げたのがすごい。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
8番出口。シンプルなのに楽しい。理想的なゲームだと思った。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
インディペンデントゲームやそれに近しい作り方をされている方々。小知識になったゲームがほぼインディやそれに近しい作り方に思えるゲームだったから。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024は自分を信じて制作をする、これに尽きるかなと思います。パズルボブル エブリバブルが鋭意発売中ですので、ぜひ遊んでみてください!
タイトー
EB開発2部 デベロップメント課 プロデューサー
外山雄一
代表作:ヘルツォーク(ツヴァイではない)、スプリガンmark2、蒼穹紅蓮隊、あと各種タイトー復刻タイトルセガの「エラーゲームリセット」です。タイトー側で監修やプロモーションには関わっていましたが、開発には関わってないので御容赦下さい。サービス開始から半年での終了発表は残念でしたが、様々なメーカーのゲームがひとつの世界観の下で絡み合う様子を、いちプレイヤーとして楽しませて頂きました。関係各位お疲れ様でした!
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「オオカミの家(LA CASA LOBO)」が衝撃的でした。チリで5年かけて特殊な手法で制作されたストップモーションアニメ映画なのですが、おそらく今後同じ手法で映画を撮ろうという監督は出てこないでしょうし、唯一無二の映像は必見です。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
キャット・ホイ商事の駒林貴行氏です。僕のコンパイル時代の先輩である広野氏らとゲーム作ってるとは聞いてましたが、それがFC用横シューだとは予想外でした。『超翼戦騎エスティーク』はパブリッシャーを探しているとのことですので、漢気ある会社様はぜひ! 申し訳ございませんが、弊社では引き受けられそうにありません!(すいません)
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2023年は「レイズ アーケード クロノロジー」「タイトーマイルストーン2」が自分の担当タイトルで、その傍ら先日発売された「タイトー LDゲームコレクション」を手伝っておりました。
2024年も似たようなことをやってると思いますが、並行して新企画を立ち上げたいですね…毎年言うだけで実現してませんので、期待せずにお待ちください!
ディースリー・パブリッシャー
エグゼクティブ プロデューサー
岡島信幸
代表作:EDFシリーズ、お姉チャンバラシリーズ、ドリームクラブシリーズなど『ディアブロ IV』
初代ディアブロしかプレイしたことはないのですが久々の新作が出るということで、久しぶりにディアブロがしたい!地獄に行きたいっ!という欲求が膨らみました。調べてみるとグラフィックがキレイ!しかもオープンワールドとな! と衝撃の連続でした。いろいろ仕事が忙しい時でしたが、もう買うしかないと決断し、プラットフォームはどれにしよう? 通常版? デラックス? やっぱりアルティメットか? などと迷いつつ覚悟を決めて公式HPからPSストアへGO! しかし神の啓示か、リンク先に飛んだとたんに冷静になりました。地獄はまた今度にしよう。今は遊べる時間も無いし・・・と。ということで2024年は地獄に行きます!
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
『サンクチュアリ -聖域-』
今年2月にNetflixオリジナルアニメ『PLUTO』の発表がされた時は10月の配信までは絶対に死ねない、と思ったものです。5月にはノーマークだった『サンクチュアリ -聖域-』が配信されたのですが、これがめちゃくちゃ面白い。一気見したい気持ちを抑えて大切に観賞しました。なかなかの衝撃作です。まだ見ていない人は見た方がいいです。としかいえませんが、ひとつだけ言いたい。入っていてよかったNetflix。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
リッチー・ブラックモア
どうやらリッチー・ブラックモアのドキュメンタリーが作られているようですが、いったいいつどんな形でリリースされるのでしょうか?さらにレインボーのドキュメンタリーも制作中ということで、オールドファンは注目せざるをえないです。ご本人の活動がないならせめて蔵出し映像を!と期待してしまいます。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年は、海外やPCでの入隊を希望されていたEDF隊員の皆様に、ようやく『地球防衛軍6』をお届けできます。2023年には「日本ゲーム大賞 優秀賞」に選出いただいたタイトルですので、この魅力を世界中のユーザーにお届けできることに興奮しています。また斜め上行くスピンアウトEDFとして好評をいただきました『デジボク地球防衛軍(略)』の続編『デジボク地球防衛軍2』のリリースも2024年に予定しています。物語もつながっている正統続編である本作は、前作よりさらに進化したハチャメチャ感が満載です。お届けできる日がとても楽しみです。引き続き2024年もよろしくお願いいたします。
24Frame
代表取締役
友野祐介
代表作:「METAL DOGS」Bleak Faith: Forsaken
ソウルライクの良し悪しはどこで分かれるのか?というのは我々にとっても深遠な謎に思えるが、この作品はその点において非常に示唆的である。SNSで開発画面が出始めた時から期待していたが、こういう作品はえてして実際にはリリースに至らないことも多い。しかし本作は見事にリリースされたことがすでに驚異的だ。当初は賛否が分かれる部分もあったようだが、その後もアップデートが続き、直近の評価は「非常に好評」となっている。小規模開発で出発してからのこの歩みはある意味ゲーム本編と同等か、それ以上にスリリングで目が離せない。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
土偶を読むを読む(書籍)
縄文時代の考察というのは数多く行われているようで我々市井の人間が感知できる範囲では、実はそんなに多くない。この本は数年前に学会外のいわば門外漢から出版された「土偶を読む」という本へのアカデミズム側からのアンサー、という側面があるのだが、いずれにせよ縄文時代とは大いなる謎であり、何が正しいかというのはおそらく永遠にわからないのだろう。(だからロマンがあるのだと思う)
それに対し学術的に正確とされる検証を行う人たちと、面白い解釈で裏付けはないけれど人気者になる人との対立、という一種のポピュリズムの問題として僕は読んだ。
実地の人たちには積み重ねという強みがあるし、ポピュリストにはステージへのショートカットが許される反面、実際に舞台に立った後にその実力が問われる、という課題がある。今後この界隈に動きがあるのかないのかわからないけれど、大いなる謎の時代を軸としたこの議論への興味は尽きない。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
テイラー・スウィフト。
長いキャリアの中で何度も別人のようになったり、原点回帰してみたりと僕にとっては謎を感じる存在。
来年はどうなる? しかしそれ以前に何故今年こうなっているのかもまだ半分以上謎のままだ。
予想を裏切り続けるのがアーティストの宿命だとするならばこの人は一端の手がかりだけを残しながら、密かに毎回バンジージャンプを飛んでいるような創作活動の過程の中にいるような気がする。
あまり謎という風には言われてないけど、この謎めきっぷりは結構すごくないか?と個人的には思っている。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年は弊社で開発中の「INUMEDA」というゲームの正式リリースを目指して邁進してまいります。
これは内容、開発経緯共に奇妙なゲームなのですが、我々自身にとっても謎の多いゲームであり「作った本人にとって謎とはどういうことか?」という事の詳細をGIJE(ゲームインダストリー・ジャパンエデシジョン)さんにて実録連載中です。
https://jp.gamesindustry.biz/words/001/W00171/
この実録ぶりもおそらく奇妙なレヴェルかと思いますので、開発の着地に向けた経緯と、連載の無軌道ぶりを楽しんでいただければ幸甚です。
東映アニメーション
デジタルプロダクト推進室 室長
植野良太郎
代表作:LINE GAME含めたモバイルゲーム多数『RoboCop: Rogue City』
ロボコップはドンピシャな世代なので、その世界をプレイできるというだけでもう衝撃を受けるのですが、映画「2」の後のストーリーをきちんと盛り込み、かつFPSなのに敵の攻撃を回避したり隠れたりという「FPSの当たり前」を排除し、世界観に合わせてとにかく相手の攻撃を受けながら倒していくという遊ばせ方に徹する割り切りが凄いなと思いました。ゲームに寄せる事で中途半端な面白さにさせることなくコンセプトを貫く大切さを感じます。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
『ゴジラ-1.0』
庵野秀明監督の『シン・ゴジラ』がゴジラ作品での1つの最終到達点と思っていましたが、シチュエーションや演出などで新たなゴジラの恐怖を生み出してきたなと。だけどきちんとゴジラ作品としての流れも踏んでいて、シリーズ作品の作り方として、尖がりさせることなく、既存のファンもガッカリさせず、だけど新しい試みにも挑戦するという気概を感じました。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
『広井王子氏』
お仕事をご一緒したことはなく、直接お話をさせて頂いた機会も数回しかないのですが、私が学生時代に【天外魔境シリーズ】で遊んだ際に、初めて「ゲームを企画する人やプロデュースする人がいるんだな」と感じ、モノつくりの世界に興味を抱いたきっかけをくれた方なので、常に注目しておりますし、これからのご活躍も期待をしております。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
我々の部署は設立3年目とまだ浅く、24年は今まで仕込んできたものが徐々に世に出ていく年となります。モバイルゲームでは現在事前登録受付中の『金色のガッシュベル!! 永遠の絆の仲間たち』がリリースされ、IPの育成を目的としたNFTサービス『電殿神伝』でのなんらかの発表や、モバイル以外でのゲームの発表(詳細はまだ話せませんが)など、IPを活用した様々な取り組みを皆さまにお届けしていきますので、東映アニメーションにご注目くださいませ。
金色のガッシュベル!! 永遠の絆の仲間たち (C)雷句 誠/東映アニメーション (C)GameOn Co.,Ltd.ALL Rights Reserved.Developed by NEOWIZ |
電殿神伝 (C)DenDekaDen |
Tookyo Games
ディレクター,シナリオ
打越鋼太郎
代表作:AI:ソムニウムファイル ニルヴァーナイニシアチブ,ZERO ESCAPEシリーズ,Ever17【Garten of Banban】すみません。今年は今作っているタイトルにすべての魂を捧げた関係で、ほとんどゲームをする時間が取れず……。なのでこのゲームも未プレイではあるのですが、ちょっと気になってるんですよね。いろんな人から薦められるので。正直、面白いのかどうかもよくわからないのですが、どうなんでしょう? もしプレイした方がいたら教えて下さい。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
【THE FIRST SLAM DUNK】やっぱりこれしかない気がします。久々に頭のてっぺんから脳潮が噴き出るほどの興奮を覚えました。結局今年はこれを越えるエンタメ作品には出会えなかったなぁという印象です。とはいえ、正確に言うと『THE FIRST SLAM DUNK』が公開されたのは2022年の12月なんですけどね。まあ、ぼくが観たのが2023年の1月だったということで、お許し頂ければと……。最近OP曲を歌われていたチバユウスケさんが亡くなってしまいましたが、本当に最強にかっこよかったです! 心からご冥福をお祈りします。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
【神田伯山さん】今年は講談にハマってしまいまして、何人かの方のお話も聞かせて頂いたのですが、やっぱりこの方の講談はずば抜けて素晴らしい! Youtubeに上がっているものは隅から隅まですべて聞き尽くしました。どれも甲乙つけがたいほどに秀逸なのですが、特に連続物の「畔倉重四郎」は必聴です。めっちゃピカレスク。何百年も前からこんな物語があったのかと思って愕然としました。それからジャンルは違いますが【倉本聰さん】今年「北の国から」を頭から終わりの「遺言」まで、何十年かぶりに見直しまして、やっぱり倉本さんは天才だなと、叩きのめされるほどに思い知った次第です。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
すみません、まだ正式にはお知らせできないのですが、年内にはゲーム史に残るであろう正気とは思えないイカれたタイトルを発表できるかと思います。乞うご期待!
Tookyo Games
ディレクター,シナリオライター
小高和剛
代表作:ダンガンロンパシリーズ、超探偵事件簿レインコード「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」
普通の回答ですみませんが、同じSwitchで作品を開発していた身としては、ぶったまげました。
あと、目眩がするほど果てしない冒険だけど、それをやらせ切ってしまう数々の要素は、本当に凄いなと。
まともにゲーム作るのはやめておこうと改めて誓いました。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
今年は忙しくてあまり時間が取れなかったのですが、『サンクチュアリ -聖域-』は夢中になってみましたね。
格闘技好きというのもあるのですが、本当に面白かったので、ぜひ続編を作って頂きたい。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
井上尚弥。どこまでいくんだろう。いつか負けるのかな。負けたときにどんな感情になるのかな。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
今年は「超探偵事件簿 レインコード」を発売しまして、以前ならプロジェクト発売後は少し休暇とか取れたものですが、弱小企業の社長ともなると、会社の資金繰りの為に休んでいる暇などなく、もうすでに次のプロジェクトが佳境であります。
さらに、その次のプロジェクトも佳境にさしかかりつつあり、新しいプロジェクトも始まります。
なんでこんなに働いているかというと、たくさんの作品を世に出したいからです。
どれも手を抜いてるわけではなく、むしろ100%以上の力を入れています。
そうなると、どうなるか…当然スタッフのみんなにもその負担を強いることになります。
しかし、弊社tookyo gamesの“tookyo”とはすなわち“too狂”の意味です。
狂って作品作りをしていく為に存在しているのであって、その為に来年ももっと頑張ります。頑張らせます。
特に、次作はまさに“too狂”の名に相応しい、正気の沙汰とは思えないゲームになっていて、来年はそれを発表できると思います。
非常に思い入れの強い作品かつ、みんなが血反吐を吐きながら作ってる作品なので、その際にはぜひ応援してください。
Tookyo Games
ディレクター、シナリオライター
中澤 工
代表作:「World's End Club」「ルートダブル -Before Crime * After Days-」「Ever17 -the out of infinity-」「パラノマサイト FILE 23 本所七不思議」
シナリオの仕掛け、演出ともに、とても丁寧に作られていて、むちゃくちゃリスペクトしています。
純粋なADVをリリースしてくれた事への感謝も。(またADVが盛り上がって欲しい!)
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「桜井政博のゲーム作るには」
桜井さんのYouTubeチャンネル。
(初回配信は2022年ですが、今年もたくさんの動画が配信されたので)
これをエンタメコンテンツと呼んで良いのかわかりませんが、ゲーム制作にまつわる役立つ話からこぼれ話まで、幅広い話題をわかりやすくお話ししてくださっており、いつも楽しく拝見しています。
僕ら制作陣が見てもタメになる内容ですし、ユーザーから見ても違った切り口でゲームを楽しめるきっかけになる、オールレンジな番組。
毎回とてもコンパクトにまとめてくださっているのも良い!(忙しい時でも、ちょっとした休憩がてらに見られる!)
今後の配信も楽しみにしています。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
イーロン・マスク
忙しくてシンドイ時は、今年発売された彼の自伝や、働き方が書かれた記事など読みます。
その狂気的なまでのワーカホリックぶりを見ると、「まだいける…!」と勇気と力が沸いてきます。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
今年も水面下での制作活動が続きました。
来年こそは、具体的な報告ができるよう頑張ります。
ドラガミゲームス
代表取締役社長兼ゲームデザイナー
安田善巳
代表作:Lollipop Chainsaw GODWARS √Letter Demon Gazeスーパーマリオブラザーズ ワンダー
大人から子供まで誰もが楽しめるゲームがパワーアップして帰って来ました。
実際にプレイしていただければ、けっこうはまります。
<質問2>2023年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
YOASOBIのアイドル
2023年は、アニメやゲームだけでなく日本のポップミュージックが世界的人気を獲得する躍進を遂げた年だったと思います。その中心的存在だったのが、YOASOBIさんですね。アイドルがビルボードヒットチャートのTOP10にずっとランキングしていたのが印象的でした。
<質問3>2023年に、個人的に注目した(している)人物
WBCで観戦したチェコ野球代表チームの活躍に注目しています。かつては、サッカーと違って野球は世界規模のスポーツにはなれないと言われてきましたが、彼らの活躍を見て、可能性はまだまだあるのではないかと勝手に思い込んでいます。
<質問4>2024年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2024年は、Lollipop Chainsaw RePOPの完成と発売をめざしています。
『RePOP』は、前作で評価の高かった世界観やシナリオについてはそのまま実装し、前作でユーザーの皆様より改善要望があった項目は改修し、厳選した新規仕様を加える「王道を歩む」ことで、現行機でもたくさんのユーザーに愛される作品を目指します。
それからもう一つ。まだ告知できる段階にはありませんが、実は、Lollipop Chainsaw RePOP以外にも、新作の開発を行っています。タイトル発表は2025年になると思いますが、沢山のユーザーに喜んでいただける良作を目指します。
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