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“推し活”道 第3回:高坂知也さんが語る推しキャラとゲーム愛! 子どものころからゲームに夢中。好きなタイトルの話が止まらない……!

 4Gamer(仮)の新企画「“推し”道」,略して“じょぶかつ”では,女性向けコンテンツなどで活躍する人物に注目し,インタビューをとおしてパーソナルな魅力をお伝えしていきます(不定期掲載)。

 第3回のゲストは,「あんさんぶるスターズ!!」の紫之 創役で知られ,イベント・配信番組での軽快なトークも印象的な声優,高坂知也さん(アミュレート所属)です。

 子どものころから大好きだったゲームや推しについてのお話など,3時間を超える(!)インタビューとなりました。ご本人提供の写真も掲載しておりますので,最後までお楽しみください。

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高坂知也さんのXアカウント

芸能事務所アミュレートの高坂知也さんプロフィールページ



子どものころからゲームに夢中
好きなタイトルの話が止まらない……!


◆青森出身の高坂さん。お兄さんとの関係は?

4Gamer:
 今回はお菓子を用意させていただきました。お好きなものを選んでください!

高坂知也さん(以下,高坂さん):
 わあ,ありがとうございます! あっ,これ気になってたやつかも〜。じゃあ僕,これをいただきますね! 写真も撮っておこうっと。

4Gamer:
 ぜひ! それではさっそく,生い立ちからお聞かせいただきたいのですが……。

高坂さん:
 えっ,急にちゃんとしたインタビューが始まった(笑)。

4Gamer:
 実は高坂さんと私(インタビュアー:たまお)はもともと交流があることもあり,すでに雑談で盛り上がってしまっていましたが,今日は私もインタビュアーなので……!

 ということで,確か高坂さんは青森のご出身でしたよね。ちなみに,(このインタビューに)同席している担当編集さんも東北で岩手出身なんですよ。

高坂さん:
 僕,今年岩手に家族旅行に行きましたよ! あまり時間がなかったので観光はほとんどできなかったんですけど,温泉に入ったり,家族でトランプをしたりしました。

4Gamer:
 いいですね! そういえば,飲み物の「コーヒー」ってありますよね。一般的なアクセントは平坦だと思うんですが,編集さんは「コー(↑)ヒー(↓)」って言うんですよ。
※「シーソー」と同じイントネーション

高坂さん:
 え,僕もそうですけど?(笑) たぶんそれ,東北だからなんですよ。あと僕,「ティッシュペーパー」のこと「ティシューペーパー」って言います。これは勝手に個性付けで言ってるだけなんですけど……。

4Gamer:
 でも声優のお仕事だと,イントネーション命みたいなところあるじゃないですか。アクセント辞典とかありますよね?

高坂さん:
 そうなんですよ,僕もすごく高いやつを持っています。収録のときも確認しなきゃいけない場面がけっこうあって。

4Gamer:
 ですよね,1つの単語で何通りも言い方があると確認作業が……あっ,失礼しました。話が逸れてしまいました。

高坂さん:
 いえいえ,僕もすぐ話があっちこっちいっちゃうので! それで話を戻すと,僕は2つ上の兄がいる4人家族です。

4Gamer:
 そうなんですね。小さいころはどんなお子さんでしたか。

高坂さん:
 昔から今みたいな感じで,少し変わった子どもだったかもしれません。だから周りと馴染めないことも多くて……。保育園のころはよく絵を描いていましたね。

 あと,兄が買ってもらったスーパーファミコンを,よく分からないまま遊ばせてもらってました。家には「スーパーマリオコレクション」の攻略本があったんですが,そのマップやモンスター図鑑を思い出して絵に描いていたんです(笑)。

4Gamer:
 それはなかなか個性的なお絵描きですね。お兄さんとは仲良しでしたか。

高坂さん:
 ほのぼのエピソードはあるんですけど,そればかり話したら,兄がこのインタビューを読んだとき「良いことばっかり話しやがって,お前そんなにかわいい弟じゃなかっただろ」って言いそう(笑)。生意気過ぎる弟だったので,兄はストレスマッハだったと思いますね……。

4Gamer:
 ではそのワンクッションを入れたということで,ぜひほのぼのエピソードを(笑)。

高坂さん:
 ほかでも話したことのあるエピソードになっちゃうんですけど,小学校の帰り道,クラスメイトの女の子に突然ランドセルを奪われたんです。ゴミ箱にポイされて,自分で拾って泣きながら帰りました。

 そうしたら,もともとその女の子のご兄弟と兄の友達が知り合いで,家を知っているからと兄がその子の家まで一緒に行ってくれたんです。そして「うちの弟がランドセルを捨てられたんだけど」と言ってくれました。

4Gamer:
 頼もしい!

高坂さん:
 あのときはすごく心強かったです。生意気な弟でごめん! って心の中で謝りました。今は毎年,家族旅行をするくらい仲良くなりましたね。

◆高坂さんとゲーム〜子供時代編〜

4Gamer:
 高坂さんは無類のゲーム好きということですが,始めたきっかけは子どものころですか。

高坂さん:
 はい,兄が親に買ってもらったゲームボーイの「ヨッシーのたまご」が最初です。それからスーパーファミコンに移行して,「スーパーマリオコレクション」や「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ園児」をよく遊んでました。「クレヨンしんちゃん」は横スクロールのアクションなんですが,セーブができなくて……。

4Gamer:
 昔のゲームってそういう仕様が多かったですよね。最近のゲームより遥かに難しいうえに,攻略情報がないとクリアがめちゃくちゃ難しいみたいな。

高坂さん:
 そうなんですよ! この「クレヨンしんちゃん」は春夏秋冬の4ステージがあって,春は比較的簡単なんですが,夏になると肝試しの迷路みたいなステージが難しくて,秋はさらに難度が跳ね上がるんです。

 アクション仮面の夢を見たしんちゃんがモンキッキと戦うシーンがあって,このモンキッキがエグいテレポートをしてくるんですよね。だからもう,完全に勘で挑んでました(笑)。あと,ラストあたりには16パズルが出てくるんですけど,これがまた全然解けなくて,何度も挫折しましたね……。

4Gamer:
 いや,いつも高坂さんとお話してて思うんですけど,めちゃくちゃ細かいところまで覚えてますよね? 最近また遊んだわけじゃないんですよね。

高坂さん:
 はい,昔遊んだきりです。でも記憶力はいいって言われますね。もちろん,間違って覚えてることも多いんですが(笑)。

4Gamer:
 少し前に「ときメモGS4」(「ときめきメモリアル Girl's Side 4th Heart」)の話をしたとき,何年目の何月何日のデートでどうこう,みたいな細かい話がすごすぎて驚いたんです(笑)。

高坂さん:
 あっ! そうだ〜,今日Switch持ってこようと思ってたのに忘れちゃった! 「大人はSwitchを持ち歩かない」っていう妙な固定観念があって……。あーん悔しい!

【高坂さんコメント】手持ちのゲーム機すべてと,ニンテンドーDS,ゲームボーイアドバンス用ソフト入れです(ワンダースワンは実家に送り返してしまってました……)。また,「ドラクエ11」仕様のPS4は今年壊れてしまいましたが記念に残しているものをひっぱってきました
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4Gamer:
 (笑)。では少し話を戻して,子どもから学生時代の思い出のゲームといえば,ほかにどんなものがありますか。

高坂さん:
 えっ,そんなの何時間話せばいい!? 困ったな……。

4Gamer:
 いくらでもどうぞ!

高坂さん:
 小学校低学年はスーパーファミコン全盛期で,小学3年生くらいのときに我が家にPlayStation(PS)が来たんです。僕は「セガサターンが欲しい!」って主張してたんですけど,兄が「PSがいい」って言って。

 で,そのときに「モンスターファーム」っていうゲームが流行してたんです。これ,クラス中で大ヒットしてました。一度本体の蓋を開けて,音楽CDを読み込ませると,ディスクによっていろいろなモンスターを呼び出せるんですよ。

4Gamer:
 ありましたね! 懐かしい……!

高坂さん:
 その中でも,「ピクシー」っていう小悪魔系の女の子みたいなレアモンスターが欲しくて,家中のCDを探しました。なかなか出なかったんですが,最終的に確か「ファイナルファンタジーVII インターナショナル」のディスク2から出たと思います。それで友達に「俺,ピクシー出せるけど?」って自慢してました(笑)。

4Gamer:
 あれは画期的なシステムでしたよね。今の若い人は驚くかも。

高坂さん:
 ですよね! ちなみに1年くらい前に「LINE:モンスターファーム」がリリースされたんですけど,LINEの友達を使ってモンスターを再生できるらしいです。「この人のアカウントからこんなモンスターが出た!」みたいな新しい遊び方ができるんですよ。

4Gamer:
 知らなかったです,それはすごい! 今の時代ならではですね。では,中学から高校のころにとくによく遊んでいたタイトルは?

高坂さん:
 僕がずっと推してるのは「エンドセクター」っていうゲームです。小学5年生くらいのときに買ってもらったんですが,ドハマリしました。サウンドノベルみたいなゲームで,お話を読みつつ,敵が出てきたらリアルタイムカードバトルに発展するんです。カードゲームの要素と,異世界ファンタジーな物語が組み合わさっていて,めちゃくちゃ面白かったですね。

4Gamer:
 面白そうですね。

高坂さん:
 主人公は(「ドラえもん」の)“のび太くん”みたいな平凡な子なんですが,ゲームの中では優秀な冒険者として活躍するんです。僕もその姿に憧れたんでしょうね。物語の中では主人公になれるっていうところと,ゲーム性が相まって夢中になりました。

 作り込みもすごかったんです。敵に負けたときの会話もちゃんとあるし,それによって話が進む場面もありました。ちょっと悪ノリした感じもあったりして。思い出補正が入っているかもしれませんが楽しかったです。

4Gamer:
 あ,でもネットを見ると「隠れすぎた名作」なんて評価もあるようですね。

高坂さん:
 そう思います。元々これ,体験版ディスクで知ったんですよ。昔はよく,ゲーム雑誌に付録で付いてたじゃないですか。

4Gamer:
 うわ,確かにありましたね……! では,高校あたりではどんなゲームを遊びましたか。

高坂さん:
 高校時代はPlayStation 2に移行しましたが,結局セガサターンは手に入りませんでした(笑)。だってそんなにいっぱい買えないですよ! ゲームボーイ,スーパーファミコン,PS,ニンテンドー64を飛ばしてPS2……。そういえば,PS2については別に面白いエピソードがあります。

4Gamer:
 どんなお話ですか?

高坂さん:
 PS2はすごく欲しかったんですが高価なので,親に相談しなきゃなと思ってました。そしたら期末テストで50位以内に入ったら買っていい,という条件を提示されたんです。

 さらに,順位が上がるごとに5000円ずつ出してくれるという話で,僕は猛勉強しました。結果,35位くらいになり,1万5000円をゲット! その後また勉強しなくなってしまったので,母には「詐欺だ!」って怒られました(笑)。

4Gamer:
 そもそもゲーム機買っちゃってますしね。

高坂さん:
 それで,PS2はやっぱり「ファイナルファンタジーX」がすごかったですよね。エンディングで絶対泣いちゃう! (登場キャラのユウナの真似で)「思い出してください」……って。

4Gamer:
 分かります,あれは泣けましたよね……! ファイナルファンタジー(FF)シリーズはほかにもプレイされてますか?

高坂さん:
 「FFX-2」と「FFXI」だけ飛ばして「FFXII」までやってますね(笑)。ちなみに「ドラゴンクエスト」はほぼ全部やってます。このあいだ「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…(HD-2D版)」も買いました。これがもう,めちゃくちゃ面白いです。

 あ,そういえば高校時代には僕の中でファミコンブームが再燃していましたね。

4Gamer:
 おお,それはなぜですか?

高坂さん:
 やっぱりゲームってソフトも高いじゃないですか。限られたお小遣いでは新品をたくさん買えなくて,当時は進学校だったのでバイトも禁止でした。となると,中古ゲーム屋さんに行くしかなかったんです。でも,PS2のゲームは中古でも高いんですよ。そこで目をつけたのがファミコンソフト。ドラクエなんかは300円くらいで買えたりして。

【高坂さんコメント】「トラキア776」(「ファイアーエムブレム トラキア776」)は箱ごと取っている唯一のSFC用ソフトですね……
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4Gamer:
 市場に出回った数が多いぶん,中古の価格が安くなるわけですね。

高坂さん:
 そうです。そのとき「ドラクエはやっておかないと!」と思ってたくさん遊びましたね。あ,そういえば「FFI」と「FFII」はワンダースワン版でプレイしていました。
※1999年3月4日に発売された携帯型ゲーム機

4Gamer:
 おお,ワンダースワン! お持ちだったんですね。

高坂さん:
 はい。当時ちょっと厨二病的な感じで,「ゲームボーイアドバンスなんて子どものおもちゃでしょ」みたいな気持ちがあって(笑)。それでワンダースワンにこだわっていました。

4Gamer:
 ちなみにワンダースワンで好きだったゲームってありますか。

高坂さん:
 僕が一番面白いと思っているのは「Riviera〜約束の地リヴィエラ〜です。ゲームボーイアドバンスやPSPにも移植されていて,今ではスマホ,Switch,PC(Steam)などいろいろなプラットフォームで遊べます。
※2002年に発売されたワンダースワン用RPG。2024年にHDリマスター版が,Switch / iOS / Android / PC(Steam)でリリースされた

 ここで言っておきたいのは,僕はとくにワンダースワン版のイラストレーターさんが好きということです……! もちろん今のバージョンもステキなんですけど,やっぱり思い入れがあるのはワンダースワン版ですね。

 そうやってゲーム欲を満たしていましたが,僕が「ドラクエ」を遊ぶようになったころはすでにフィーチャーフォンが普及していたので,復活の呪文は写真に撮って記録していました。たくさん苦労した先人たちに申し訳ないなと思いながら……。

4Gamer:
 分かります(笑)。

高坂さん:
 でも最近はさらに環境が進化しましたよね。ネットの普及で攻略サイトもたくさんあるし,SNSで情報交換もできる。例えば「ドラクエIII」のリメイク版が発売されたとき,公式からネタバレ禁止令が出ていたんですが,SNSで情報が出回ってしまうのがちょっと辛かったですね。僕はできるだけ早くプレイしたいのに,「Hard」モードを選んでしまったせいでなかなか進まないという(笑)。


高坂さんが声優になったきっかけ
実はこんな役もできるんです!


◆「よし,声優になろう!」と即決

4Gamer:
 ゲームのお話はまたのちほど聞くことにして,ここで声優になったきっかけをお聞きしたいと思います。

高坂さん:
 僕,ちょっと声が変わってるじゃないですか。小さいころからそれがコンプレックスで,からかわれることも多かったんです。ずっと嫌だったんですけど,高校生くらいのときに友達から「声優になれるんじゃない?」って言われて。確かに,そんな道もあるんだなと。

 僕って一度目標を決めるとそれしか見えなくなるタイプで,ほかの職業は考えずに「よし,声優になろう!」って即決しました。当然,親には反対されましたけどね。

4Gamer:
 青森から上京する必要も出てきますしね。高校卒業後にすぐ動き出した感じですか。

高坂さん:
 そうですね。大学進学は遠回りな気がしたので,専門学校に行くことにしました。ただ,専門学校は高いのでいろいろ調べた結果,新聞奨学金制度を見つけて親を説得したんです。それで上京して,新聞配達をしながら2年間専門学校に通いました。

 でも養成所に入るにもお金がかかるんですよ。だから何年か働いてお金を貯めたあと,友達から「マウスプロモーションの養成所のオーディションを受ける」と聞き,僕も一緒に受けて合格しました。

4Gamer:
 初めてのお仕事は覚えていますか。

高坂さん:
 1年目はいくつか仕事はありましたが,目立つものは少なかったです。その中で一番印象に残っているのは「ブレイドアンドソウル」のマド・ヨーガン将軍ですね。パソコンを持っていなかったので自分ではプレイできなかったんですが,キャラの外見が特徴的で,ちょっと髪の毛が寂しい感じの小悪党キャラでした(笑)。

4Gamer:
 えっ,「ブレイドアンドソウル」って韓国のオンラインゲームのやつですか? 少しだけプレイしてましたよ!

高坂さん:
 あら〜! 1年目に名前のあるキャラクターで一番しゃべったのがマド・ヨーガンだったので,すごく思い入れがあります。

4Gamer:
 それは驚きです……!

高坂さん:
 当時の資料にはキャラのビジュアルがなく,元の声を聞いて雰囲気を掴むしかなかったんです。それで「小さい役かな?」と思っていたら意外と出番が多いキャラで(笑)。翻訳の都合でセリフが変わることもあって,あとから録り直しもありました。

 クレジットに名前は載らなかったので,業界のルール的にこれまで話してこなかったんですが,今となっては大丈夫かと思います。

◆実は,“かわいい声”は最もイレギュラーだった!?

4Gamer:
 それにしても,高坂さんにかわいらしい声のイメージを持っている人にとっては,マド・ヨーガンのような役はかなり意外に感じそうです。

高坂さん:
 そうですよね。世間的には「あんさんぶるスターズ!!」の紫之 創くんのイメージが強いと思います。でも,実は創くんのような声が僕にとっては一番イレギュラーなんですよ。こういうタイプのキャラクターって,実際そんなに多くないと思うんです。「こういうキャラが世にどれくらい存在する?」っていうくらいに(笑)。



4Gamer:
 言われてみれば,作品にひとりいるかいないかのキャラクターかもしれませんね。でも,普段の声は創くんにわりと近いのでは?

高坂さん:
 近いといえば近いですけど,素の声より少し高めに出しています。いわゆる「電話の声」に近い感じですね。実際はもっと低い声も出るんですよ。

4Gamer:
 事務所サイト(外部リンク)のボイスサンプルも,さまざまな声が聞けますね。

高坂さん:
 そうなんです。だからもっといろいろな声を聞いてほしいですね。そういえば先日,「朗読劇『カラフル』」で中学3年生と高校3年生の息子を持つパパの役をやらせていただきました。さすがにパパ役は経験がなかったので,最初は「無理かもしれない」とお断りしようと思ったくらいです。

4Gamer:
 なるほど。

高坂さん:
 でも,事務所のサイトや配信番組などで僕のことを知ったうえでのオファーだったと聞いて,ありがたく挑戦させていただきました。結果としては,自分なりに最高の演技ができたと思います! マネージャーさんにも「そんな声も出せるんだね」と驚かれました。

4Gamer:
 それは素晴らしいですね! 今後の役の幅もますます広がりそうです。

高坂さん:
 声優になった当初は,具体的な目標ややりたい役柄がなくて漠然としていました。それは少し反省しているところです。でも経験させていただく中で「もっといろいろな役に挑戦してみたい」という気持ちが強くなりました。

 それほどすごい出演数があるわけじゃないですが,どの役にも思い入れがあります。すごく小さな役でも,サービス終了してしまったゲームのキャラクターも,僕にとってはどれも大切な役です。

4Gamer:
 では,今後挑戦してみたい役柄は具体的にありますか。

高坂さん:
 正統派の少年役をもう少しやってみたいですね。過去に何度か演じたことはありますが,意外と少ないので。あとは原点回帰で,昔ちょくちょくやっていたチンピラ役もやりたいです。それとやっぱり小悪党!

4Gamer:
 悪党ではなく「小悪党」なんですね。

高坂さん:
 そうです。「ドラクエ」でいうと,魔王まではいかないけど,その腰巾着的なキャラクターです(笑)。そういう憎めない感じのキャラが好きなので,ぜひ挑戦してみたいです。


最近の趣味について
漫画もジャンル問わずたくさん読む!


◆高坂さんは料理もする

画像集 No.005のサムネイル画像 / “推し活”道 第3回:高坂知也さんが語る推しキャラとゲーム愛! 子どものころからゲームに夢中。好きなタイトルの話が止まらない……!
4Gamer:
 この連載ではゲストの趣味についてもうかがっているんですが,高坂さんの場合はやっぱりゲームですか。

高坂さん:
 そうですね……あとはチョコザップもよく行きますけど,この話ずっとしてるからな(笑)。

4Gamer:
 そうでしたね(笑)。
※以前,たまおと高坂さんが雑談Xスペースを配信した際,終盤はほとんどチョコザップの話をしていました

高坂さん:
 そういえば,少し前から料理を始めました。皆さんにお話できるほどのものではないんですけど。

4Gamer:
 いいですね。楽しいですか?

高坂さん:
 いや,我ながら才能がありすぎて(笑)。というか,厳密にはレシピどおりに作る才能がありすぎて……。

4Gamer:
 ああでも,高坂さんってすごく生真面目というか,決められた分量や工程をきっちりと守れそうなイメージがあります。お菓子作りも向いているのでは?

高坂さん:
 絶対レシピを守らないといけないですもんね! 確かに向いていると思います。これは自分の性格そのものなんですが,決められたものは決められたとおりにやらないと気が済まないんですよ。

4Gamer:
 「適量」とか嫌ですよね?

高坂さん:
 本当は嫌です(笑)。いちおう空気を読んで「適量」は入れますけど,心の中では「ちゃんと書いてよ!」って思っています。

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【高坂さんコメント】なんかおいしくできた照り焼き風チキン!
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【高坂さんコメント】よくタッパーにたくさん鶏肉作って作り置きしてる……見た目がぜんぜん良くなくて困っています

◆高坂さんと漫画。豊富な知識の情報源は……?

高坂さん:
 料理といえば,数年前からハマっている「Artiste(アルティスト)」(著者:さもえど太郎)という漫画があります。フランスのシェフの話で,その中にアジア系のシェフが出てくるんですね。

 例えば「この料理を作って」と言われるけど,仕上がりが思いどおりにならないこともあるじゃないですか。そこで「味が薄い」とか言われると,「いや,自分は分量のとおりに作ったんだけど」と。じゃあどうすればいいんだって悩む気持ち,めちゃくちゃ分かるなって。「アルティスト」すごく面白いのでオススメです!


4Gamer:
 なるほど。高坂さんって漫画好きだとおっしゃいますが,本当にジャンルが多岐にわたっていますよね。いつもどこで情報を仕入れているんですか。

高坂さん:
 ネットのバナー広告です(笑)。あれで本当に買う人いるの? って思われるかもしれませんけど,Xで流れてきたやつを読んだら続きが気になっちゃって……っていう。

4Gamer:
 分かります。私もそれで一気に大人買いしたことが何回かあります。

高坂さん:
 ほかの配信番組でお話したんですが,今読んでいる「東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男」(著者:稲井雄人)という漫画もそんな感じです。最初はバナー広告で,大麻を持っている女子高生が警察官に詰問されるシーンが流れてきたんです。どう考えても大麻を持っているほうが悪いのに,その漫画だと警察官を悪く描いてて,どうしてだか分からなくてすごく気になるなと。

 これは家族を養うために,植物の専門家だったパパが悪いことだとは知りつつ家族のために大麻を育て始めるという話なんです。話が進むにつれてスケールがどんどん大きくなって,最終的に闇社会を支配していくみたいな展開になっていて,激アツなんですよ(笑)。


4Gamer:
 それは面白そう! 絵はちょっと劇画調ですが,少女漫画もお好きだそうですし,かなり読まれるジャンルもバラバラですよね。

高坂さん:
 あ,でも多少の偏りはありますよ? ラノベ原作とかはあまり……いや,嘘つきました(笑)。最近も読みました。サラリーマンがエルフに転生して勇者を育てる話で,タイトルがめちゃくちゃ長い……そうそう,「魔術を極めて旅に出た転生エルフ、持て余した寿命で生ける伝説となる」(原作:榊原モンショー/作画:kanco)でした。


4Gamer:
 タイトルを忘れてしまうのも無理はないですね(笑)。でもこれはかわいい感じのタッチですね。

高坂さん:
 そうですね。基本的にはかわいい感じの絵の漫画をよく読みます。

4Gamer:
 ではここで難しい質問を……高坂さんの人生漫画ベスト3を教えていただけますか。

高坂さん:
 いやベスト3なんて選べる!? 無理無理!(笑)

4Gamer:
 そこを何とか……! 今日の気分でも構いませんし,無人島に持っていくならという感じでも。

高坂さん:
 分かりました。では,2つにさせてください。まず1つ目は「学校怪談」(著者:高橋葉介)です。オムニバス形式で,確か5巻くらいまでは1話読み切り形式でした。主人公は山岸くんという子なんですが,話のたびに設定が変わるんですよ。人間だったり妖怪の一種だったり。僕はこの最初の5巻がとくに好きですね。もちろん後半もいいんですが。

4Gamer:
 意外な1作ですね。では,2つ目は?

高坂さん:
 次は今一番ホットな漫画,「オンラインゲーム仲間とサシオフしたら職場の鬼上司が来た」(著者:ん村)です! ジャンルはBLですが,わりとライトで読みやすくて,話としてはすれ違いラブコメですね。

 僕の中で激アツで,少し前にオンラインくじも買っちゃいました。ん村先生の作品は全部読んでますし,本気でファンレター書こうか迷ってます(笑)。


◆高坂さんとゲーム〜現在編〜

4Gamer:
 ありがとうございます! 次にゲームのベスト3もお聞きしたいのですが……さらに難しそうですね。

高坂さん:
 もし無人島に持っていくなら「RPGツクール」……と言いたいところですが一旦置いておいて(笑)。1本目は「エンドセクター」ですね。2本目は,うーん……。

4Gamer:
 「幻想水滸伝」もお好きでしたよね?

高坂さん:
 確かにそうなんですけど,もうやり込みすぎてて心に刻まれまくってるので,無人島なら別のにするかなあ。本当は「エリオスライジングヒーローズ」(エリオスR)がいいんですけど,アプリゲームってきっと趣旨から外れそうなのでコンシューマに限定しますね。

 そうすると2本目は「FFXII」ですね。「FFXII」って超面白くて,いつまで経っても遊び尽くせないんですよ。僕は一番面白いゲームシステムだと思ってます。

4Gamer:
 意外な選出ですが納得です。3本目は?

高坂さん:
 「モンスターハンターワールド:アイスボーン」かな。長く遊べるという意味では「モンハン」ですね。でも実は歴が浅くて……声優を目指していたころ,これをやったらハマりすぎて人生終わるなって思って避けてたんです(笑)。


好きなキャラがいっぱい
高坂さんの推しキャラ語りは必見!


◆高坂さんの“推しトーク”

4Gamer:
 ゲームや漫画についてたくさん語っていただいたのですが,ぜひ高坂さんの“推しトーク”もお聞きしておきたいです。たくさんいるとは思いますが,一番の推しは誰ですか。

高坂さん:
 前にも話したことがありますが,一番は「幻想水滸伝」シリーズのキニスンです。正確にはキニスンと犬のシロのセットであってほしいんですけど……。

【高坂さんコメント】キニスンのグッズって少ないんです。アクキーは自転車の鍵につけてます。文庫本はサブキャラクターに焦点を当てたもので,まさかのキニスンのエピソードが掲載されているものなので大切に保管しています
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4Gamer:
 メインキャラではないんですよね。どのあたりが好きなんですか。

高坂さん:
 僕,そもそも「いいやつ」に弱いんですよ。森に住んでるキニスンは,森の行く末を心配している優しい人なんですね。「幻想水滸伝」って仲間が108人いて,その中でも仲間にしてもしなくても物語は進むんですけど,めっちゃ出番が少ないんです。それでも大好きで,サブストーリーすらないけど存在感が光ってます。

4Gamer:
 高坂さんは,優しい人かつ朗らかなキャラに弱いとおっしゃっていましたよね。王道の主人公タイプというか。でも,キニスンはサブキャラっぽい感じなんですね。

高坂さん:
 はい。あえてもう1つ理由を挙げるとすれば,キニスンは序盤で仲間にできるので,ずっとパーティにいるんですよ。だから愛着が増すのかもしれません。ちなみにキニスンは外伝小説ではちゃんと登場するので,厳密には出番はそれだけではないんですよ!

4Gamer:
 好きな人には刺さる感じなんでしょうか。

高坂さん:
 かもしれません。昨年末に行われた「幻想水滸伝2」の人気投票では,25位までのキャラがグッズ化されるという企画がありました。その際,キニスンが何と15位に入ったんです! シロも24位になりました。

4Gamer:
 それはすごいですね!

高坂さん:
 比較的女性人気の高いキャラがランクインされていたので,キニスンもそうなのかなと思います。あと最近,「推し」についてあらためて考える機会があって思い出したんですが,「ファイアーエムブレム 封印の剣」オージェも推しですね。これまた脇役なんですが,「ファイアーエムブレム ヒーローズ」に実装されて感動しました……!

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[2024/12/31 11:40]

4Gamer:
 おめでとうございます! というか,今ネットで検索したら,高坂さんのXのポストが上位に出てきましたよ。


高坂さん:
 やだ〜!(笑)

4Gamer:
 私は存じ上げなかったキャラですが,何となくキニスンとタイプがかぶるような気がします。

高坂さん:
 確かに似てるかも。僕,“いいやつ”,“真面目”に加えて“幼なじみ”ポジションにもめちゃくちゃ弱いですね。「エリオスR」のウィル・スプラウトも,穏やかで真面目でいい人なので好きです。「あんスタ!!」の真白友也くんもそうですよね。

4Gamer:
 共通点が見えてきましたね。ちなみにビジュアルは気にされますか? 今のところ,いろいろなタイプがいそうですが。

高坂さん:
 見た目から入るときもありますけど,だいたい見た目通りの「いいやつ」なんですよ(笑)。いい人って,そういう雰囲気が外見にも現れるじゃないですか。

4Gamer:
 確かにそうですね。では,「FF」シリーズで推しキャラっていますか。

「ディシディア ファイナルファンタジー オペラオムニア」のガウ(画像はこちらの記事より)
画像集 No.001のサムネイル画像 / “推し活”道 第3回:高坂知也さんが語る推しキャラとゲーム愛! 子どものころからゲームに夢中。好きなタイトルの話が止まらない……!
高坂さん:
 「FFVI」のガウです!

4Gamer:
 ガウ……ですか。

高坂さん:
 ガウです! ガウをご存じない!?

4Gamer:
 すみません,勉強不足で……!

高坂さん:
 じゃあ,これからガウの魅力に気付けるってことですね(笑)。ガウは,モンスターがはびこる草原で育った野生児なんです。カタコトで話すいたずらっ子なんですけど,この子が生き別れになっていたお父様と再会するエピソードがめちゃくちゃ泣けるんです……! ガウのエピソードは「FF」史上一番泣けると思います!

4Gamer:
 なるほど……。いわゆる女性向けゲームの推しも聞いてみたいんですが,最近「アンジェリーク」を少しだけプレイされたとおっしゃってましたよね。てっきりランディ様が推しになるかと思ったんですが……。

高坂さん:
 ゼフェル様でしたね。実は,ツンデレにも弱いんです……。女性向けゲームはそこまでたくさん遊べていないんですが,なぜかと言うと,気に入ったキャラと結ばれたらそれで満足しちゃうからなんですよ。ほかの子を攻略したいと思わなくて。

4Gamer:
 ああ,その気持ちは分かります。

「ピオフィオーレの晩鐘」のオルロック(画像はこちらの記事より)
画像集 No.002のサムネイル画像 / “推し活”道 第3回:高坂知也さんが語る推しキャラとゲーム愛! 子どものころからゲームに夢中。好きなタイトルの話が止まらない……!
高坂さん:
 比較的最近遊んだ「ピオフィオーレの晩鐘」も2周くらいしかしていないんです。いわゆる大団円エンドみたいなのは見られていなくて……。でも,オルロックくんが本当に良くて!

 主人公である僕のことを守ってくれて,「フェアリーさんは聖女様です」と言ってくれるんですよ。その後いろいろあって結ばれるんですが,オルロックはちょっと嫉妬深くて,そこがまたかわいいんです(笑)。
※「ピオフィオーレの晩鐘」での高坂さんのプレイヤーネーム。ご本人のあだ名でもあ

4Gamer:
 いいですねえ。あと,さっきも話に出た「ときメモGS4」では風真玲太くんが推しでしたよね。

「ときメモGS4」風真玲太(画像はこちらの記事より)
画像集 No.003のサムネイル画像 / “推し活”道 第3回:高坂知也さんが語る推しキャラとゲーム愛! 子どものころからゲームに夢中。好きなタイトルの話が止まらない……!
高坂さん:
 そうなんです! 僕,これずっと言ってるんですけど,「ときメモGS4」も1周しかプレイしていないんですよ。というのも,風真玲太くんと過ごした3年間があまりにも良すぎて……次の恋にいけない,ほかの人なんて選べない!(笑)

 でも確か,「ときメモGS」シリーズは看板キャラの男の子を攻略したら,ほかに行けなくなるってよく聞きますよね。

4Gamer:
 分かります,私も「ときメモGS2」で佐伯 瑛に落ちて,ほかにいけなくなりました。編集さんは「ときメモGS1」で葉月 珪でしたね。でもメインキャラって,確か求められるパラメータが高いんですよね。攻略がちょっと大変というか。

高坂さん:
 僕も「玲太くん,ちょっと僕に夢見すぎてるな」って思ったことあります(笑)。あと,このゲームでは「やり直しのためのロードをしない」という縛りを自分に課したんです。だって,「そもそも攻略って何なの!? 好きな相手と親密になるのに攻略なんてあるわけないでしょ!」と(笑)。

4Gamer:
 おっしゃるとおりですね。では,女性キャラで推しはいますか。

高坂さん:
 女性キャラだとアニメのほうが多いかも。好きなのは「機動戦士ガンダムSEED」フレイ・アルスターですね。たぶん女性からの人気は低いと思うんですけど……。ちょっとわがままなお嬢様キャラなんですよ。

 でも,話が進んでいったところでお父様の仇を取るために行動するわけです。ネタバレになるので詳しくは伏せますが,ただの女の子が自分にできることを考えて復讐するという。作品に出てくる「貴方を守る」ってセリフが,最初のほうと最後で意味合いが違ってくるのもね,もう大号泣ですよ……!


4Gamer:
 ガンダムシリーズは女性キャラクターも人気がありますよね。ほかにお気に入りはいますか。

高坂さん:
 そうですね,「新機動戦記ガンダムW」ドロシー・カタロニアも好きです。彼女の芯の強さとちょっとクセのある性格がたまらないです!(公式サイトのキャラクターページはこちら

画像集 No.011のサムネイル画像 / “推し活”道 第3回:高坂知也さんが語る推しキャラとゲーム愛! 子どものころからゲームに夢中。好きなタイトルの話が止まらない……!
【高坂さんコメント】プチ祭壇に選りすぐりの友也くんグッズを飾っています! たまに入れ換えております
画像集 No.012のサムネイル画像 / “推し活”道 第3回:高坂知也さんが語る推しキャラとゲーム愛! 子どものころからゲームに夢中。好きなタイトルの話が止まらない……!
【高坂さんコメント】お部屋に飾ってるエリオスくんグッズのほんの一部を集めてみました。実はカラーボックスから溢れるくらいグッズがあって,これは全体の5%くらいでしょうか……ほかのものはたまに引っ張り出してニヤニヤしています
【高坂さんコメント】テレビまわりに推しを配置して,いつでも視界に入るようにしています
画像集 No.014のサムネイル画像 / “推し活”道 第3回:高坂知也さんが語る推しキャラとゲーム愛! 子どものころからゲームに夢中。好きなタイトルの話が止まらない……!


将来の展望は?
とにかく,たくさんのことに挑戦したい!


画像集 No.006のサムネイル画像 / “推し活”道 第3回:高坂知也さんが語る推しキャラとゲーム愛! 子どものころからゲームに夢中。好きなタイトルの話が止まらない……!
4Gamer:
 ちょっと面接みたいな質問ですが,将来こうなりたいとか,挑戦してみたいことはありますか。

高坂さん:
 声優業としては,さっきお話したように,もっとさまざまな役柄に挑戦してみたいという気持ちがあります。あとは,自分の根底にあるのが,たくさんの人に自分のいろいろな面を見てほしいっていう想いなんですね。

 ありがたいことに,僕自身や話を面白がってくれる人がいらっしゃるので,少しでも楽しんでもらえるようなトークだったり,バラエティだったり,お芝居だったり,とにかくたくさん挑戦してみたいです。「ときメモGS4」だって「アルティスト」だってまだまだ語り足りないんですよ!(笑)

4Gamer:
 今日も,記事内では足りないくらいたくさん楽しいお話を聞かせていただいたので,そうした場がたくさんあるといいなと思います。あと,私が高坂さんとお話していて思うのは,お仕事の取り組み方や考え方など,すごく責任を持って取り組んでいらっしゃるんだなということです。楽しいトークもそうなんですが,そうした人柄も広く伝わるといいなと思います。

高坂さん:
 確かに,大事にしているのは“誠実さ”だと思います。だからこそ,ゲームとかもすごく真剣に取り組むのかも。だから僕が「このゲーム遊んでます」というときは,本当に好きでたくさんプレイしてるってことなんです。ファンの人にとって,好きなゲームを軽々しく扱われたくないでしょうし。

4Gamer:
 ちなみに声優として,会ってみたい人はいますか。

高坂さん:
 亡くなってしまいましたが,声優を目指す前にすごいなと思っていたのは永井一郎さんです。中学生のときに遊んだ「SDガンダム GGENERATION-F」というゲームで,とある敵キャラを演じられていたんです。

 悪役なんですけど,ものすごく真に迫ってて。自分はこういう事情で地球を滅ぼすみたいなセリフがあったんですけど,「そんな想いがあるなら仕方ないよね! 滅ぼしてください!」と思っちゃうくらい感動したんですよ(笑)。

4Gamer:
 ありがとうございます。ぼちぼち締めに入りたいのですが,まだ語っておきたいことはありますか。

高坂さん:
 何だろう……「エリオスR」をよろしくお願いします! とか。自分が出てるわけじゃないけど(笑)。でも本当に100年続いてほしいんですよ……!

4Gamer:
 分かりました,書いておきます! ちなみにアプリゲームで最もハマったのは,やっぱり「エリオスR」ですか。

高坂さん:
 自分が関わっていないコンテンツということならそうですね。正直,世界で一番面白いと思ってます。ここ最近の展開がまた激アツなので,ぜひたくさんの人に遊んでほしいです!

4Gamer:
 ありがとうございます。では,最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

高坂さん:
 これからもさまざまなことに挑戦しつつ,皆さんが元気になれるような活動をしたいと思っています。自分から発信できる機会を増やして,お芝居やバラエティ的なことなど,声優という枠にとらわれない,いろいろなことをやっていけたら。ぜひ,末永く応援していただけたらうれしいです!

4Gamer:
 本日はありがとうございました!

――2024年11月19日収録


反射で答えて! 一問一答コーナー


Q01.今,一番好きな,またはハマっている食べ物は?

 コンビニに売ってる「白いたい焼き」です。モチモチして中にカスタードが入っててハマってしまいました!

Q02.実は,◯◯が苦手なんです……!

 食べ物はセロリ,それ以外の苦手なものは集合体です……。

Q03.口癖はありますか。

 「さすがに」(笑)。

Q04. ついやってしまう癖はありますか。

 これですこれ(と言いながら,手をパタパタさせる)。

Q05.好きなファッションは?

 ダボッとしたかわいい服はいいなって思うんですけど,だらしなく見えちゃいそうで……。好きなアイテムは冬ならポンチョですね。お気に入りでよく着るんですが,今年また新調しようと思ってます。

Q06.好きな色は?

 あまり身につけたりはしないんですけど,紫です。落ち着きますよね。

Q07.無人島に何か1つだけ持っていくなら?

 スマホ……いや,つまんないこと言っちゃった(笑)。電波が通じないっていうことなら,真白友也くんのぬいを持っていきます。

Q08.1億円あったらどうしますか。

 「エリオスR」に寄付します,100万年続いてくれないとなので! でもそれじゃ足りないと思うので,自分に使うなら防音室のある家が欲しいです。

Q09. 行ってみたい場所はありますか?

 滝を見ることにハマっているので,滝がすごいところに行ってみたいです。滝行もずっとやりたいと思ってるんですけど,それとは別として単純に「見る」のが好きなんですよ。

 「エリオスR」のラジオでランズベリー・アーサーさんが滝行したいっておっしゃっていたことがあってその話を聞きながら「俺もしたい……!」って思いました(笑)。

Q10.生まれ変わるとしたら何になりたい?

 もう1回,自分になりたいです。

Q12.魔法使いに「願いを3つだけ叶える」と言われたら?

 1つ目は「病気にならない体」,2つ目は「眠くならない体」,3つ目は「同時にいろいろなことができる能力」です。僕はいつも人生において時間が足りないと考えているわけですよ。それをどうにかするには,健康でいたいし,寝る時間も惜しいし,同時にたくさんのことがしたいわけです!



〜おまけ〜
インタビュアーたまおの感じた高坂さんの印象

 文中にもある通り,高坂さんとは普段からよくおしゃべりする機会が多いこともあり,今回のインタビューはまさに「トークが炸裂」した内容となりました。

 予定では2時間だったはずが,気付けば3時間を超えるという新記録。ちなみに,高坂さんと話す3時間は,普通の人の5時間分くらいの濃さがあると言っても過言ではありません(もちろん,いい意味で!)。

 本当に多才で知識も豊富な方なので,今後もいろいろな場で活躍されることを期待しています。ぜひまた一緒にスペースしましょう! ただし,次回は終了時間をしっかり決めておかないと……!(笑)



高坂知也さんのXアカウント

芸能事務所アミュレートの高坂知也さんプロフィールページ

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