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[SQEX PARTY 07]トークセッション直後。田中弘道氏,Sage Sundi氏のコメントを掲載
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印刷2007/05/14 16:33

インタビュー

[SQEX PARTY 07]トークセッション直後。田中弘道氏,Sage Sundi氏のコメントを掲載

 これまで,ほぼ一年半ごとに新しい拡張ディスクが発売されてきた「ファイナルファンタジーXI」(以下,FFXI)。5月12日,13日に幕張メッセで開催された「SQUARE ENIX PARTY 2007」の初日,FFXIコーナーで行われた開発者トークセッションで,本作の次期拡張ディスク「アルタナの神兵」の,2007年冬の発売が発表された。
 トークセッション終了直後,プレイヤーにはもはやお馴染みの,本作のエグゼクティブ・プロデューサー田中弘道氏と,グローバル オンライン プロデューサーSage Sundi氏に,ごく限られた時間ではあったがコメントをもらえた。「アルタナの神兵」の内容や,いまだ完結していないアトルガンミッションはどうなるのか? さらに,活発なRMT対策で着実に成果を上げているスペシャルタスクチームの次のターゲットは? 気になる人は,両氏のコメントをさっそくチェックしてほしい。



■トークセッションは過去最高の盛り上がり

田中弘道氏
4Gamer:
 まずはFFXIの正式サービス開始五周年と,「アトルガンの秘宝」発売から一周年,おめでとうございます。今回の会場の雰囲気をご覧になっていかがですか?

田中弘道氏(以下,田中氏):
 ありがとうございます。今回は,これまで以上に多くの方に足を運んでいただいて,非常に嬉しく思います。

Sage Sundi氏(Sundi氏):
 人数は過去最高ですね。2006年にサンタモニカ(アメリカ・カリフォルニア州)で開催した「Final Fantasy XI Fan Festival 2006」のときの二倍くらいじゃないでしょうか。

4Gamer:
 一つのゲームタイトルでこれだけの人に参加してもらえるというのは,すごいことですよね。メイン会場は一通り歩かれましたか?

田中氏:
 いえいえ,僕らはもう,ここ(FFXIコーナー)に張り付きっぱなしです(笑)。

4Gamer:
 確かに,ステージイベントもひっきりなしですからね。FFXIの正式サービスが開始されてから五年になります。一プレイヤーとしては,長いようでいて短かったと感じるのですが,いま振り返ってみていかかですか?

田中氏:
 本当にあっという間でしたね。



Sage Sundi氏
Sundi氏:
 開発期間を含めれば,もう七年以上になるんですよねぇ。でも,「五年も経っちゃった」という感覚はないですね。ここがゴール地点ではありませんし,まだまだこの先も続いていくと思っていますよ。

田中氏:
 FFXIを遊んでくれているたくさんのプレイヤーさんがいますし,その期待に応えていかなければならないと,あらためて感じます。

4Gamer:
 プレイヤーからの期待の大きさといえば,東京ゲームショウ2006でのトークセッションも拝見しましたが,毎回すごい人数ですよね。

田中氏:
 僕らも,これまで何度もトークセッションを行ってきましたが,今回はこれまでで最も人数が多くて,面食らいました。Sundiも,裏から会場を覗いてみて「これはヤバイ!」と(笑)。

Sundi氏:
 ええ,そうなんですよ。ちょっと見てみたら,ものすごいことになっていまして(笑)。

4Gamer:
 トークセッションでは,プレイヤーからの質問や要望に答えるコーナーもありましたね。中には,なかなか答えにくいものもあったんじゃないですか?

田中氏:
 あの質問は,今朝来場してくれた皆さんにメールで送ってもらったばかりもので,トークセッションの直前に,お弁当を食べながらスタッフ同士でいろいろと相談をしたんですよ。でも,そんなに答えにくいものはなかったですね。

Sundi氏:
 そうですね。プレイヤーさんからの要望については,こちらでも把握していますし,今回もそんなに突飛なものはありませんでした。やっぱりこうきたな,と言う感じです。

田中氏:
 プレイヤーさんが興味を持っているのは,なんといっても直近のバージョンアップ系の話題が中心ですね。



■アトルガンミッションは,「アルタナの神兵」発売前に完結

4Gamer:
 要望の多かった「神威」クエストの報酬アイテムの取り直しなどは,会場の反応もかなり大きかったですね。やはり,集まっているプレイヤーは,ここでしか聞けない話に期待をしていると思うんです。
 ということで,先ほど突如発表された次期拡張ディスク「アルタナの神兵」について,もう少し詳しくお話しいただけますか?

田中氏:
 やっぱり,そうですよね(笑)。でもいまはまだ,先ほどお話しした内容と,公開されたムービーからいろいろと想像をしてほしいですね。

4Gamer:
 例えば,前回「アトルガンの秘宝」では,幅広いレベル帯のキャラクターが対象になっていましたが,「アルタナの神兵」ではどうなるんでしょうか?

田中氏:
 それもまだ言えないですね(笑)。まだまだ,これから作っていく部分も大きいので,対象となるレベル帯なども,現時点では決定していないんです。

Sundi氏:
 今回は,情報第一弾ということで,これからいろいろな情報を出していくつもりですよ。

4Gamer:
 むむむ。東の地でも,西の地でもないという,次の拡張ディスクの舞台についても気になるんですが……。

田中氏:
 実は,北でも南でもないんですよ。さあ,どこになるんでしょう?(笑)

4Gamer:
 プロモーションムービーでは,「止まっていた時が動き出す」というテロップが流れましたけど,このあたりにヒントがありそうですね。

Sundi氏:
 なかなか鋭いですね(笑)。しかも,わざわざ“時”という文字の色も変えてありましたよね。

田中氏:
 あのムービーは,(5月12日の)夕方以降に公式サイトで公開されますので,何度も見返していただくとヒントが隠されていますよ。(ここで広報担当から,「今日はこのあたりでご勘弁を」と突っ込みが入る)

4Gamer:
 も,もう少しだけよろしいですか? タイトルの「アルタナの神兵」というところからは,当然FFXIにおける女神アルタナとのつながりが感じられますが……。

田中氏:
 そうですね。「アルタナの神兵」では,女神アルタナに関連した,なんらかのエピソードが追加される予定です。

4Gamer:
 ちなみに,アトルガンミッションはまだ完結していませんでしたよね。

田中氏:
 ええ,開発陣もまだアトルガンの開発に集中しているという面もあって,今回はこれ以上の発表ができないんです。

4Gamer:
 なるほど……。アトルガンミッションはいま,全体の何割くらいまで進んでいるんですか?

田中氏:
 次回,6月のバージョンアップでもミッションの追加を行いますが,ほぼ8割方といったところですね。

Sundi氏:
 物語もいよいよ,かなり佳境に差しかかってきますよ。

4Gamer:
 それでは,アトルガンミッションは「アルタナの神兵」の発売前に完結するということになりますか?

田中氏:
 ミッションは完結する予定です。ただ,「アルタナの神兵」の発売後も,いまでもすでに行っているように既存エリアのアップデートは続けていきます。アトルガンエリアについても,開発が終了するということはありませんので,これからも楽しみにしていてください。

(ここで,早くも次の出番が回ってきた田中氏は一足先に退場)



■スペシャルタスクチームの次の目標はチーター対策

4Gamer:
 では,もう少しだけSundiさんにお付き合い願いまして……スペシャルタスクチーム結成後は,かなり積極的なRMT対策を行っていますよね。最近では,だいぶ手応えなどを感じているのではありませんか?

Sundi氏:
 ええ,RMT業者に対しては,かなり追いつめることができたと思います。RMT業者もそうですが,RMTサイトの数も減ってきています。あと残されているのはRMT業者ではなくて,ゲーム内で実際にお金を稼いでいる“ハンター”ということになります。
 ただ,これについても,こちらで手を打つと向こうも対策をしてくるという,イタチごっこですね。

4Gamer:
 とはいえ,毎月の発表を見るかぎり,全体としては減少傾向にあると見受けられます。

Sundi氏:
 もう,半減していますね。次のターゲットとして現在注力しているのが,ゲーム内で不正な行為を行うチーターです。しばらく前から,モンスターが出現する前から不正な方法でターゲットを取る行為や,マクロ釣り(いわゆる“寝釣り”)への対策を行っていますが,今月も実施します。

4Gamer:
 ということは,ゲーム内の世界がだいぶクリーンになってきたわけですね。

Sundi氏:
 ええ,でもそういった人達は(アカウントを停止しても)すぐに戻ってきちゃうんですけどね。

4Gamer:
 彼らにとっては,おそらく死活問題でしょうからね。今後も継続的な対策を期待しています。
 最後にもう一点お聞きしたいのですが,海外のプレミアムサイトでも話題になっていた,FFXIクライアントのウインドウ表示対応のステータスについてはどうなっているのでしょうか?

Sundi氏:
 それについては,だいぶ以前から田中を含めて話をしています。それで,すでにその方向で動いていることは間違いありません。あとは発表や実装のタイミングの問題です。何か大きな発表があるタイミングで,同時に発表できれば考えているところです。

4Gamer:
 おお,ではもしかすると,次回の拡張時に導入されるかもしれないと?

Sundi氏:
 次回の拡張のときになるかどうかは分かりませんが,うまいタイミングを探して実施することになると思います。

4Gamer:
 ウインドウ表示対応は,かなり現実味がある話なんですね。ただそうすると,複数のソフトを同時に起動しやすくなるわけで,チート行為がしやすくなって,ますますチーターが増えるのではと心配に思うプレイヤーもいると思います。

Sundi氏:
 それについては,大きく増えることはないと思います。フル画面モードのメリットは“チートツールが作りにくくなる”ということであって,チートそのものがないわけでありません。ウインドウ化対応によって,知識のない人がチートツールを使いやすくなるかもしれませんが,そこはそれほど大きな違いではありません。

4Gamer:
 そこはそのとおりかもしれません。では,最後にFFXIプレイヤーに向けてのメッセージをお願いします。

Sundi氏:
 FFXIにおけるRMTの撲滅をチーム目標にこれからも頑張っていきますので,「アルタナの神兵」ともども,ぜひ期待していてください。

4Gamer:
 本日はお忙しいところ,ありがとうございました。

白い城門を模したFFXIコーナー入り口と,開場直後のブース内の様子


 ということで,いま最も気になるであろう「アルタナの神兵」については,非常にガードが固く,あまり多くの情報は得られなかった。とはいえ,女神アルタナに関する新ミッションの追加が行われることと,次の冒険の舞台が“時”に関連したものであることは明らかになった。勘のいいプレイヤーならば,ムービー中の景色がどこかで見たものによく似ていることに,すでにお気づきだろう。次の舞台は,過去のヴァナ・ディールなのだろうか? アトルガンミッションもいよいよ完結するとのことなので,これまでミッションをあまり進めていなかった人は,そろそろ本腰を上げて取り組んでおいたほうがいいかもしれない。「アルタナの神兵」の続報は,入り次第お伝えするつもりなので,お楽しみに。(ginger)

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