「GE R」なんちゃって開拓民放浪記の第2回は，美女の里コインブラでムチムチなキャストと戯れる

おっす。まだまだクソ暑いけどみんな生きてっかー？

　「どれどれ，昨夜ダンジョンに放っておいたうちのチームはどれぐらいレベルが上がってるかな……って死んどるやんけ！」
――といった感じで今週も始まる「グラナド・エスパダ ルネッサンス」の適当連載。蝉の声もまだ衰えず，厳しい暑さが続いているが，みんな元気に大陸開拓に励んでいるだろうか？

　さて前回は，新ワールド「セレスタイト」にログインして，本作の冒険の起点となるリボルドウェに降り立ち，鼻をホジホジしながら街とその周辺の様子をお伝えした。
　MCC（Multi Character Control：複数キャラクターを操作するシステム）におけるキャラクターの組み合わせなども試してみたが，無理やり参考にしようと思った人は，（それなりに）参考になったはずだ。

あれからしばらく試していたのだが，ダガーによる戦闘の軽快感と相まって，スカウト×スカウト×スカウトも実はありなんじゃ……と思えてきた（編注：真に受けてはいけません）

　今回は冒険（してないけど）の拠点をリボルドウェからコインブラへと移して，その周辺のマップをうろうろとしてみたいと思う。

　ちなみに，前述のとおり，現在筆者は，新ワールドの「セレスタイト」にいるわけだが，リボルドウェなどにログインしてみると，さっそく多くのプレイヤーで賑わっている。すれ違いざまに，イカしたポーズで挨拶をしてみたい衝動に駆られて逸る気持ちを抑えるのに必死だ。また，プレイヤーが家門作成後に自動で入ることになる「開拓党」（党≠ギルドのようなもの）のチャットを覗いてみても，初心者同士と思われるプレイヤーによるメッセージが飛びかい，なかなか活発にコミュニケーションがとられているようだ。

女性キャストにちょっかいをかけて回る

美人と肉体派男性の産地「コインブラ」

おお，夕日が美しいコインブラよ！　流れる音楽もゆったりと優雅なもので，思わず周辺マップで放置狩り（≒寝て）してしまいそうな勢いだ

　リボルドウェ周辺のメインダンジョンであるアル・ケルト・モレッツァを攻略すると，次なる冒険の拠点はコインブラに移る。まぁ実は，同ダンジョンを攻略しなくてもリボルドウェのウェイポイント（ワープポイント）で小銭を支払えばコインブラには行けちゃうわけだが，そこはほら，適正レベルっちゅーもんがあってだな。コインブラ周辺で冒険するなら，アル・ケルト・モレッツァは攻略できるぐらいのレベルになっておけってことだ。

　さて，ここで紳士淑女諸君に朗報である。このコインブラだが，ぐるっと一周してみれば分かるとおり，美男・美女に溢れている（なかにはクマみたいなのもいないことはないが）。実に，美しいビジュアルでプレイヤーを誘ってくる（別に誘ってこないけど）多くのキャスト（プレイヤーのチームの一員として操作できるゲストキャラ）が満載なのだ。

GE Rの美しいグラフィクス描画機能＋日本人好みのデザインで，仲間にしない理由が1mmたりとも存在しないキャスト達。上はコインブラのカフェ「セイウチ」店主のリサ・リンウェイ。下左はなにやら謎の過去を持つアデリーナ・エスペランサで，右はガンナーのグレイス・ベルネルリたんだ

こちらは女性向け。強化商人のソホとグラシエルロだ。どちらも肉体派で，ソホは○○ビ丸出しである。まぁ，女性向けというか腐○○向けというか……。いや，ひょっとして男性向けか？

　コインブラは港町。港町といえば海。海といえば女性の象徴ということで，この街は男性諸君の現世での肉欲を都市のマップとして表現するといった趣向があるのかもしれない。たぶん絶対に違うと思うけど。

ここを拠点としたダンジョンは，「テトラ大遺跡」や「ポルトベルロ」といった辺り。前者にはグレイスの，後者にはアデリーナのといった具合に，それぞれのキャストに密接に関わるクエストが用意されている（もちろんほかのキャストにもこういった「見せ場」が用意されている）

今回はMCCをキャストでチェック

コンビネーションバフってなに？

キャストでMCCを組む。もしかして，本作で頭を悩ませる部分の一番面白いポイントかもしれない。少なくとも筆者なんかはそう

　さて，そんなわけでMCCである。前回「こちら」の記事では，デフォルトで使えるキャラクター，つまりキャスト以外のキャラクターで一部しようもない組み合わせを含めて紹介してみたが，今回はキャストによる組み合わせを見てみよう。

　ところで，本作には，特定のMCCの組み合わせによって特殊な効果が得られるという「コンビネーションバフ」というシステムが存在する。キャストの組み合わせと追加効果は，例えば以下のような感じだ。

●マッスルクラブ （己の肉体に命を懸ける者達の絆）
キャスト構成 ：グルトルデ / グラシエルロ / ソホ
追加効果 ：HP+1000 防御力+5 防御等級+1

肉体派だけを集めたチーム。女性向けに見えて，実は男性向けな気もする

●ナイツオブレスキュー （人の命を守る騎士達の絆）
キャスト構成 ：グラングマ / ロミナ / レスキューナイト
追加効果 ：移動速度＋10％ 状態異常抵抗＋10

本作に登場する「レスキューナイト」という集団で固めたチーム。なんか結束が堅そうな感じは確かにする

●ガンスミス （銃に人生を捧げる者達の絆）
キャスト構成 ：ナジブ / グレイス / ロルク
追加効果 ：命中率＋10％ 攻撃速度＋5％ 貫通＋5

主に銃を武器とするガンナー達を集めたチーム。前回のマスケッティアの組み合わせでもチラッと書いてたけど，この組み合わせはちょと強い

　要するに，ある一定のコンセプトに沿ったキャストが集うことで，相乗効果でチーム全体が強くなるという仕組みだ。

　ただ，なんというか，MCCを試すうえでは「な，なんか偏らせたい！」という思いがこみ上げてくるのは筆者だけではないだろう。思い出してほしいが，本連載は別に効率を追い求めることを目的としていない。「効率？　なにそれ？」的な組み合わせで冒険して，場合によっては無駄に苦労しつつも，ほかのプレイヤーに己の信念をアピールするのが，本連載における正しいGE Rの遊び方なのだ。
　
　というわけで，筆者の選んだMCC組み合わせベスト3を伝授しておこう。この組み合わせなら，就職は決まり，彼女ができ，前向きな性格になって貯金が増えること間違いなしだ。心して見習うように（編注：挙げられているコンビネーションバフは気分的なものです）。

　ほれ！

◆第3位「エスケープフロムリボルドウェ」（逃亡犯と人質の絆）
キャスト構成 ：アンドレ・ジャンジール / ラミロ / デュビュロン
追加効果 ：犯罪感＋30％ いや親子かもしれない感＋10％ でもやっぱり犯罪だろ感＋10％

ファッションで有名なイノリー出身の衣装デザイナーであるアンドレ。その正体は○○愛好家だった！　青白い顔にヒゲを生やし，二人の少年を従えてあちこちを行脚するその姿に，ギャラリーからも「通報しますた」の声が

◆第2位「アラサーイリュージョン」（幻惑する年上女性の絆）
キャスト構成 ：リサ・リンウェイ / アデリーナ・エスペランサ / グレイス・ベルネルリ
追加効果 ：婚活感＋20％ 主に筆者の趣味感100％　とくにリサが100％

筆者の年上好きが無意識に表出してしまった組み合わせ。とくにリサについての言及があるが，これは別にリサのケツの具合が良すぎるだけではなく，短剣スタンス「エスクリマ」が戦っていて気持ちいいという点も加味している。まあ，この組み合わせに異論のある男性読者はおるまい

◆第1位「プレカリアートレボリューション」（苔むした労働者階級の絆）」
キャスト構成 ：イェガネー / ジャック / クラウドボネ
追加効果 ：労働感＋100％ 美麗グラフィックス台なし感＋100％　なんのゲーム？ 感＋100％

「働けど働けど〜」という啄木たんのアレが聞こえてきそうな組み合わせ。中年を超えて寿命もあとわずかだろとしか思えない，ジャックとイェガネーをメインに据えている。いや，冗談抜きで強い「コンストラクション」（マップに砲台などを設置して戦うスタンス）を使いこなすジャック入りのチームは，プレイしてて面白いっすよ

　うーむいかん，筆者が選ぶと，なぜかむさくるしい系（？）のキャストが上位にきてしまう。実際，筆者はこういった組み合わせで進めるのが好きで，こういうのは筆者だけではないはずだ。回復担当のキャラクターがいない，とか冒険の面ではちょっと効率の悪い面もあるにはあるが，まぁ進めていけばvis（通貨）も貯まって回復アイテムには，こと欠かないし，やっぱり自分の好みのMCCで遊ぶのが一番ではないかと。

　とはいえ，初めてGE Rに触れる人に「こんなゲームはいやだ」と思われても問題なので，適当に美しいキャストのスクリーンショットも掲載しておこう。ゲホゲホ。

今回の新大陸写真館

　今週も連載のまとめとしてスクリーンショットで名所を案内してみたい。今回は，コインブラから，またまた次なる拠点となる「オーシュ」までの道のりだ。メインストーリーの流れで通りかかる都市やダンジョンなどをざらっと紹介しておくので，冒険の参考にでもしてくらはい。

　さて，連載の次回は再来週。本作におけるキャラクターのドレスアップ要素などを見ていきたい。これは，とりあえず用意しているのにぜんぜん使っていないベーシックキャストの「たもつ」「としこ」「のぶえ」の出番を与えるためなのはもちろん，筆者もまだ知らないコスチュームがたくさん実装されているようだからだ。引き続き，筆者の願望オンリーで恐縮だが，そんな感じでお願いしたもう。

　ではまた再来週。少しは涼しくなってるといいね。

【テトラ大遺跡】

ところどころが朽ちた石造りの遺跡。主に悪魔っぽいモンスターが涌いており，スクリーンショットでバレバレだが，巨大なモンスターなんかもいる。グレイス関係のイベントで見られるので，気になる人はぜひ挑戦を

【ポルトベルロ】

難破した海賊船を思わせるダンジョン。魚的，骨的，エビ的なモンスターが大挙して襲ってくる比較的難度の高いダンジョンだ。そろそろうまく放置しないと一晩生還することは難しくなってくる頃……かな？

【トルシェー屋敷】

トルシェーという変態……じゃなくて，謎のおじさんと，その娘のストーリーが展開するダンジョン。カラクリ人形達の住まう，おどろおどろしい場所である。連載中にまたご紹介するが，ここで編入できるキャスト「カトリーヌ」にまつわるアレコレは，本作の中心的なサブクエストといえるかもしれない……し，いえないかもしれない

【オーシュ】

そんなわけでここが次なる拠点。比較的近代のヨーロッパの街並みを思わせる商業都市である。ここもコインブラと同様に，キャストの宝庫。あと周辺マップは自然に溢れていて，そののんびりとした雰囲気に筆者も，つい放置狩りを（略

「グラナド・エスパダ ルネッサンス」公式サイト