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  • 発売日:2019/09/10
  • 価格:スタンダード エディション:7452円(税込) / アルティメット エディション:9612円(税込)
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Access Accepted第600回:2019年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ! (後編)
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印刷2019/01/21 12:00

業界動向

Access Accepted第600回:2019年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ! (後編)

画像集 No.001のサムネイル画像 / Access Accepted第600回:2019年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ! (後編)

 いよいよ600回に達した本連載「奥谷海人のAccess Accepted」だが,今週も先週に引き続き,「2019年注目のタイトル」のうち23作品を紹介したい。前編よりも大手メーカーの作品が減った一方,中小パブリッシャやインディーズのユニークな作品が登場しており,できれば,すべてみっちりと楽しみたいところ。どんな作品が登場しそうなのか,ぜひここで確認してほしい。


2019年も注目の新作が続々と登場


 年始の恒例記事に重なってしまったが,本連載もついに600回を迎えた。長年,欧米ゲーム業界をウォッチしてきた筆者としては,2018年に起きたさまざまな出来事は,現在のゲーム業界が1つの大きな変革期に差しかかっていることを暗に示しているように思えてならない。それがなんなのか,今のところはまだ良く分からないのだが,いずれは本連載で取り上げることもできるだろう。
 ともあれ,欧米ゲーム業界が絶え間なく前進しつつあることは間違いなく,2019年もさまざまな新作が市場に投入される予定になっている。

バイオハザード RE:2
画像集 No.026のサムネイル画像 / Access Accepted第600回:2019年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ! (後編)

 本連載は欧米のゲームや業界の動向を紹介するという趣旨だが,2019年は日本からリリースされる予定の新作もかなり魅力的だ。
 2019月1月に登場する「バイオハザード RE:2」「KINGDOM HEARTS III」を皮切りに,少年ジャンプのキャラクターが参戦する格闘ゲーム「JUMP FORCE」,11年ぶりのナンバリング最新作となる「デビル メイ クライ 5」,フロム・ソフトウェアの新作「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」,カルト的な人気シリーズの最新作「シェンムーIII」,そして「ファイアーエムブレム 風花雪月」「ルイージマンション3(仮称)」「DEAD OR ALIVE 6」「ヨッシークラフトワールド」など,注目作が次々にリリースされるのは,読者もよくご存じのはずだ。

かなり前にアナウンスされたのに発売時期がいまだに分からない新作といえば,「Cyberpunk 2077」と,Kojima Productionsの「DEATH STRANDING」だろう。それにしても,魅力的な新作が毎年登場するものだ
画像集 No.025のサムネイル画像 / Access Accepted第600回:2019年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ! (後編)

 というわけで,前回の「2019年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ! (前編)」に引き続き,後編となる今回も23本の新作を紹介していこう。
 あらかじめお断りしておくと,超の付く注目作でありながら今回のリストに入っていないのが,「ウィッチャー」シリーズでおなじみCD Projekt REDの新作「サイバーパンク2077」だ。発売予定日は現段階ではアナウンスされておらず,さらにベースとなったテーブルトークRPG版のタイトルが「Cyberpunk 2.0.2.0.」だということもあって,2020年の発売を睨んでいるのではないかと筆者は個人的に考えているからだ。

 また,E3 2019直前となる初夏には,恒例の「アサシンクリード」シリーズや「コール オブ デューティ」シリーズの新作も発表されるはずで,気が早すぎる気もするが,2019年末も「どのゲームをプレイすべきか」と頭を痛めることになるだろう。前回の連載記事と合わせて,読者のゲームライフに少しでも役立てば幸いだ。


女性兵士を主人公に,ローカストの秘密が暴かれる
■Gears 5
開発元:The Coalition
販売元:Microsoft Games
発売予定日:2019年内
対応機種PC/Xbox One
公式URLhttps://gearsofwar.com/ja-jp/games/gears-5


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 「Gears of War」シリーズのメインストリームとしては第5弾となる「Gears 5」は,獰猛なエイリアン種族ローカストの血を引く女性兵士ケイト・ディアスを主人公に,ローカストの誕生と自身の出生の秘密を暴いていくという物語が展開する。
 JDとマーカスのフェニックス親子デルモント・ウォーカーなど,おなじみのキャラクターがカムバックすることが発表されているほか,画面分割やオンラインでCo-opを楽しむだけでなく,PCとXbox Oneとのクロスプレイに対応することも明らかになった。開発は前作「Gears of War 4」に引き続きThe Coalitionが担当しており,Epic Gamesが作り上げた世界観をしっかり継承したことを前作で証明してみせた同社が,今度は屋外シーンを多用したさらに壮大な作品へシリーズを進化させたという印象だ。


プレイヤーの判断で変わっていくゾンビ後の新世界
■Dying Light 2
開発元:Techland
販売元:Techland Publishing
発売予定日:TBA
対応機種PC/PlayStation 4/Xbox One
公式URLhttps://dyinglightgame.com/


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 E3 2018の「Xbox E3 2018 Briefing」発表されて以来,ほとんど新情報が公開されていない「Dying Light 2」。ゾンビの出現による混乱からしばらくが経過し,新しい社会が形作られていく過程でさまざまな勢力が出現,プレイヤーは治安維持のための組織「ピースキーパー」のメンバーとして,危険なミッションに挑んでいくという一人称視点のアクションゲームだ。
 華麗なパルクールを使って高速移動するという点は前作と同じだが,今回はプレイヤーの決断でストーリーが大きく変化するという複雑なシステムが用意されている。「Fallout 2」「Pillars of Eternity」などで知られるベテラン開発者のクリス・アヴェロン(Chris Avellone)氏をデザイナーに迎え,「ウィッチャー」シリーズの脚本家達も参加しているという。


ニューヨークの真ん中にあるビルで起こる超自然現象
■CONTROL
開発元:Remedy Entertainment
販売元:505 Games
発売予定日:2019年内
対応機種PC/PlayStation 4/Xbox One
公式URLhttps://www.remedygames.com/games/control/


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 「Alan Wake」「Quantum Break」などを開発したRemedy Entertainmentの新作「CONTROL」は,ニューヨークの中心で起きる超自然現象をテーマとしたアクションゲームだ。奇怪な現象の震源地として特定されたビルに潜入する連邦管理局の女性エージェント,ジェシー・フェイデンが主人公となる。
 このビルは長らく政府に管理されていたが,パラレルワールドから出現した生命体「ヒス」が職員達の精神を乗っ取り始めた。重力が捻じ曲げられていたり,人間が突然として獰猛なクリーチャーに変身したりする中,プレイヤーは失踪した仲間のエージェントの居場所と事件の謎を追い求めて戦うことになる。Remedyらしいアクションとストーリーが楽しめるホラーゲームに期待したい。


ネズミの大群が支配する世界で逃避行を続ける姉弟の物語
■A Plague Tale: Innocence
開発元:Cyanide Studio
販売元:Focus Home Interactive
発売予定日:2019年内
対応機種PC/PlayStation 4/Xbox One
公式URLhttp://aplaguetale.com/


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 「A Plague Tale: Innocence」は,黒死病の蔓延と異端諮問官の専横,そしてイギリスとの百年戦争に喘ぐ14世紀中期のフランスを舞台にしたシングルプレイ専用アドベンチャーだ。
 陰鬱でありながらも美しいグラフィックスが魅力的でなこの世界で,主人公である15歳の少女アミシアは5歳の弟ユーゴを連れて,何かの理由で逃避行を続けている。善良な人々の助けを各地で受けながら,異端諮問官の追跡をかいくぐっていくのだが,圧倒的なのは,一画面に5000匹を表示できるというネズミの大群の描写だろう。ネズミ達は暗くなると現れて人々を襲う。たいまつやランプなどの光があれば襲ってこないので,これを利用して,例えば異端諮問官の持つ明かりをパチンコで消し,ネズミをけしかけるといった戦法を使って,血路を開くことができる。


人気ボードゲームをベースにした巨大ロボットRTS
■Iron Harvest
開発元:KING Art Games
販売元:KING Art Games
発売予定日:2019年内
対応機種PC/PlayStation 4/Xbox One
公式URLhttps://kingart-games.com/games/7-iron-harvest


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 「Iron Harvest」は,有名なボードゲーム「Scythe」(邦題,「サイズ-大鎌戦役」)の世界観をベースにしたクラシカルなRTSで,第一次世界大戦の終了直後から開発が進められていたディーゼルロボットの出現で,軍事バランスの緊張感が高まった1920年代の東欧世界が舞台となる。
 プレイヤーは,ポラニア,ロスヴィエト,そしてサクソニーという架空の新興国家のリーダーとして,各勢力に10種程度用意されるという大型二足歩行ロボットやクモ型ロボットを使い,さまざまなミッションに挑んでいく。もくもくと黒煙を噴き上げるロボット達の様子からディーゼルパンクなどとも形容されるが,ボードゲーム版の制作にも携わったアーティストのJakub Różalski(ヤクブ・ロザルスキー)氏が描く「もう1つの1920年代」が魅力的だ。


カスタマイズしたガレオン船を駆って,海賊王に成り上がれ
■スカル アンド ボーンズ
開発元:Ubisoft Entertainment
販売元:Ubisoft Entertainment
発売予定日:TBA
対応機種PC/PlayStation 4/Xbox One
公式URLhttps://skullandbones.ubisoft.com/game/en-us/home/


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 Ubisoft Entertainmentのシンガポールスタジオを中心に開発が進められている「スカル アンド ボーンズ」は,カリブ海やインド洋で暴れ回った海賊達を描くアクションゲームだ。
 プレイヤーは無名の船乗りからスタートして航海術と海戦をマスターし,海賊王として大海原にその名を轟かせることを目指す。自分のプレイスタイルに合った船を購入したり,カスタマイズしたりしながらオープンワールドを航海して敵船と戦い,勝利することで戦利品を奪う。そして,寄港した場所で有能な乗組員を雇い,強力な船団を作り上げていくのだ。シンガポールスタジオは「アサシン クリード4 ブラック フラッグ」の海戦シーンを担当しており,海面の表現など,リアルなグラフィックスも楽しみにしたい。


「Firewatch」のデベロッパがValveとタッグを組んだ新作
■In the Valley of Gods
開発元:Campo Santo
販売元:Valve
発売予定日:2019年内
対応機種PC
公式URLhttps://inthevalleyofgods.com/


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 「In the Valley of Gods」は,1920年代のエジプトを舞台に,冒険家であり映画監督でもある女性ラシーダを主人公にした一人称視点のアドベンチャーだ。最後の探検として古代遺跡が眠るサハラ砂漠へを足を踏み入れたラシーダだったが,二度と一緒に仕事をしたくないと避けていた元相棒のゾラと共に探検していくことになる。
 2016年にリリースされた「Firewatch」で高い評価を得たCampo Santoが,Valveの傘下に入って初となる作品で,トゥーンシェーダーを使ってデフォルメされたキャラクター同士の人間関係にフォーカスしたものになりそうだ。いわゆる「ウォーキングシミュレーター」と呼ばれるこのジャンルに,新風を吹き込むだろう。


看板シリーズは,長期的なゲームサービスになるか
■Halo Infinite
開発元:343 Industries
販売元:Microsoft Games
発売予定日:TBA
対応機種PC/Xbox One
公式URLhttps://www.xbox.com/en-US/games/halo-infinite


画像集 No.009のサムネイル画像 / Access Accepted第600回:2019年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ! (後編)

 依然として謎の多い「Halo Infinite」は,「Halo」のメインストリームとしては6作目になるが,仕切り直しの意図があるのか,ナンバリングタイトルではない。
 343 Industriesが開発したゲームエンジン「Slipspace Engine」により,おそらくXbox Oneでは最高のグラフィックスが用意されるようだが,現時点では,シングルプレイモードが2019年末に,さらにオンラインモードが2020年にリリースされる予定であることが海外メディアによって報じられているだけだ。新たなサーガが描かれる一方,より長期にわたってサービスが続けられるという作品になるかもしれない。


コミカルな正統派アドベンチャーゲーム
■Psychonauts 2
開発元:Double Fine Productions
販売元:Starbreeze Studios
発売予定日:2019年内
対応機種PC/PlayStation 4/Xbox One
公式URLhttp://psychonauts.com/psychonauts2/


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 2005年にリリースされて以来,カルト作品として知られる「Psychonauts」の続編が,前作の開発者であるティム・シェーファー(Tim Schafer)氏の率いるDouble Fine Productionsによって,いよいよリリースされる。
 念願がかなって宇宙の平和維持組織「サイコノーツ」の本部を訪れた主人公のラズだったが,自分が必要としていた以上に,サイコノーツ達もラズを必要にしていたというストーリーで,シェーファー氏らしいジョークとウィットに溢れたクラシカルなスタイルのアドベンチャーゲームになるはずだ。コミカルな内容ながらも,ラズの家族や初恋なども描かれるという。


仲間と地下迷宮を探索するローグライクアクション
■Spelunky 2
開発元:Mossmouth Games/ Blitworks
販売元:Mossmouth Games
発売予定日:2019年内
対応機種PC/PlayStation 4
公式URLhttps://www.spelunkyworld.com/


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 「Spelunky 2」は,無料ゲームの開発者であるデレック・ユウ(Derek Yu)氏が2013年にリリースした横スクロールアクションゲームの続編だ。ファンから「インディ」とも呼ばれた前作の探検家の消息は不明だが,彼の娘アンナとその仲間達を主人公にした新たな冒険が始まる。
 ローグライクなゲームシステムは前作同様で,主人公はさほど強くないし,キルされれば新しいマップが自動生成されてすべて最初からやり直し。何度も何度もプレイを繰り返していくことになるだろう。ゲームシステムに大きな変化はないようだが,新たに液体シミュレーションが実装されており,例えば地形を壊して水やマグマの流れを変える,といった新たなパズルが用意されている。


「Fallout: New Vegas」のデベロッパによる新作アクションRPG
■The Outer Worlds
開発元:Obsidian Entertainment
販売元:Private Divisions
発売予定日:2019年内
対応機種PC/PlayStation 4/Xbox One
公式URLhttps://outerworlds.obsidian.net/


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 制作が発表されたばかりの「The Outer Worlds」は,大企業に乗っ取られつつある銀河さいはての惑星ハルキョンを舞台に,流れ者のプレイヤーが陰謀や政変に巻き込まれていくというオープンワールドのアクションRPGとなる。
 世界観は「Borderlands」シリーズを思わせるが,「Fallout: New Vegas」などでRPGファンに知られるObsidian Entertainmentの新作だけに,期待感は大きい。一人称視点であることや会話システムなどからも「Fallout」の影響が強く感じられ,2019年の注目タイトルになりそうだ。


ジェダイの生き残りに,どのような試練が待ち受けるのか
■Star Wars Jedi: Fallen Order
開発元:Respawn Entertainment
販売元:Electronic Arts
発売予定日:2019年内
対応機種TBA
公式URLhttps://www.ea.com/games/starwars/jedi-fallen-order


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 「2019年のクリスマスシーズンにリリースされる」こと以外,どんな作品になるのかほとんど分からない「Star Wars Jedi: Fallen Order」は,Electronic ArtsとLucasfilmがタッグを組んだ「スター・ウォーズ」関連タイトルの最新作だ。
 開発を担当するのは,「コール オブ デューティ」を開発したコアメンバーによって設立されたRespawn Entertainmentで,EAの傘下に入ってからの「Titanfall」シリーズもよく知られている。「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」直後の時代を背景に,プレイヤーは「オーダー66」で崩壊したジェダイの生き残りとしてプレイすることになるようだ。2019年末には映画シリーズ第9弾の公開が控えており,それに合わせて大きく盛り上がっていくだろう。


人食いザメとして,人間どもを恐怖のドン底に叩き落とせ
■Maneater
開発元:Blindside Interactive
販売元:Tripwire Interactive
発売予定日:2019年内
対応機種PC
公式URLhttps://maneatergame.com/


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 2019年のリリースが予定されている数ある作品の中でも,最もユニークなのが「Maneater」だろう。プレイヤーは海だけでなく川にも進入できるというオオメジロザメ(Bull Shark)として,のんびり泳いでいる人やダイビングを楽しむ人,そして釣り人などを襲っては,一帯を恐怖のどん底に叩き落としていく。また,人だけでなくワニやほかの種類のサメとも戦う模様だ。
 サメにはさまざまなパラメータやアビリティが用意されており,経験を積むことによってレベルアップしていくようだ。公開されている画像からは,グラフィックスの作り込みもなかなかのものであることが分かる。シングルプレイ専用タイトルになるとのことなので,さまざまなタイプのミッションに期待したい。


コンパニオンの鷹と信頼関係を築いて闇の真相に迫れ
■The Pathless
開発元:Giant Squid
販売元:Annapurna Interactive
発売予定日:2019年内
対応機種PC/PlayStation 4
公式URLhttp://thepathless.com/


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 「The Pathless」は,「風ノ旅ビト」のアートディレクターとして高い評価を得,独立後の処女作となる「ABZÛ」でもセンスの良さを見せてくれたマット・ナヴァ(Matt Nava)氏と,彼の率いるGiant Squidが開発を進めているアドベンチャーだ。
 プレイヤーは,赤い装束に身を包んだ弓の名手「ハンター」として謎の島に向かい,世界を覆いつつある「闇の力」の根源を追っていく。ハンターは高速移動や素速く弓を射ることなどが得意で,さらにコンパニオンとなる鷹にぶら下がって大空を舞うこともできる。そして,深い森や古代遺跡を探索したり,死霊達と戦ったりしていくのだが,本作では鷹との信頼関係を構築することも重要になるとのこと。ナヴァ氏の過去作品同様,セリフやテキストに頼らないプレイが楽しめそうだ。


スピーディなアクションでデーモンと戦う定番FPS
■DOOM Eternal
開発元:id Software
販売元:Bethesda Softworks
発売予定日:TBA
対応機種PC/PlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch
公式URLhttps://bethesda.net/en/game/doom


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 2016年にリリースされた新生「DOOM」の好評に応えるべく制作された続編「DOOM Eternal」は,地獄の扉が開いた火星の衛星フォボスに乗り込んだ主人公ドゥーム・スレイヤーの活躍を描くFPSだ。
 4足歩行生物のアラクノトロンや火の玉を放つアーチ=ヴァイルなど,シリーズ初期作品でおなじみのデーモンだけでなく,前作の2倍の種類のデーモン達が登場するという。壁をよじ登ったりできるパルクールアクションが強化されたほか,クレイジーな武器も多数登場する予定で,ミートフックと呼ばれるかぎ爪を相手に撃ち込んで引き寄せ,至近距離でショットガンの弾丸を撃ち込んで仕留めるといったスピーディな戦いが楽しめる。またマルチプレイでは,デーモンとしてプレイできるという興味深いモードも用意されているという。


RTSジャンルの記念碑的作品が14年ぶりに復活
■Age of Empires IV
開発元:Relic Entertainment
販売元:Microsoft Studios
発売予定日:2019年内
対応機種PC
公式URLhttps://www.ageofempires.com/games/age-of-empires-iv/


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 2017年に制作が発表されたものの,その後,まったくと言っていいほど新情報が発表されないままの「Age of Empires IV」は,2005年にリリースされた「エイジ オブ エンパイア III」以来,久々のナンバリングタイトルだ。
 従来シリーズを開発したEnsemble Studiosはもはや存在しないが,「Homeworld」「Company of Heroes」などで知られるベテランデベロッパのRelic Entertainmentが制作を担当しており,日本でもよく知られた「エイジ オブ エンパイア」の再生が図られている。以前のトレイラーでは,ギリシャやネイティブアメリカン,ナポレオン時代のフランス兵のほか,日本の侍を描いたアートワークも公開されており,多くの個性的な勢力が登場することになるはずだ。


もう1人の自分が見える主人公が,心の奥の真実を暴く
■Twin Mirror
開発元:DONTNOD Entertainment
販売元:バンダイナムコエンターテインメント
発売予定日:2019年内
対応機種PC/PlayStation 4/Xbox One
公式URLhttps://twin-jp.bn-ent.net/


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 「ライフ イズ ストレンジ」でトップメーカーの一角に躍り出た感のあるDONTNOD Entertainmentの最新作が,バンダイナムコエンターテインメントからリリースされるエピソディックアドベンチャー「Twin Mirror」だ。
 かつては鉄鋼業などで繁栄したものの,現在は衰退の一途をたどる田舎町バスウッドに久々に帰省した主人公サムが,事件に巻き込まれていく。サムは,自分の分身のような存在「ダブル」と会話できるだけでなく,記憶を夢の世界で再構築する「マインドパレス」という特殊能力を持っており,これらを使って罠を抜け出し,町に潜む真実を追求していくことになる。


すべてのピクセルが物理演算される驚愕の2Dアクション
■Noita
開発元:Nolla Games
販売元
発売予定日:2019年内
対応機種PC
公式URLhttps://noitagame.com/


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 フィンランドのNolla Gamesが開発を進める「Noita」は,クラシカルなドット絵風のグラフィックスが特徴となる2Dのプラットフォームアクションだ。
 新しくゲームを始めるたびに,兵士や魔法使いなど,異なる能力を持った主人公が自動生成されるという,いわゆるローグライクな要素を持った作品になるようだが,圧巻なのは,ドット絵を構成するピクセルそれぞれに対して物理シミュレーションが行われていること。これにより,例えば洞窟に溜まった水を凍らせたり,爆発によってあたり一帯を吹き飛ばすといったダイナミックな描写がリアルに実現されている。


スウェーデンの美しい自然を背景に,謎のロボット軍団を倒せ
■Generation Zero
開発元:Avalanche Entertainment
販売元:THQ Nordic
発売予定日:2019年内
対応機種PC/PlayStation 4/Xbox One
公式URLhttps://generationzero.com/en/


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 「Generation Zero」は,パンクロック華やかなりし1980年代のスウェーデンに謎のロボット軍団が襲来して文明を崩壊させてしまったという設定のアクションゲームで,開発は「ジャストコーズ」シリーズなどでおなじみのAvalanche Studiosが担当している。
 シングルプレイのほか,最大4人のプレイヤーによるCo-opにも対応しており,プレイヤーは仲間と協力してロボット軍団の侵攻を阻止していくことになる。独自開発のゲームエンジンによる昼夜や天候の変化,複雑なAIの挙動などが実装されており,撃った弾丸も弾道シミュレーションによって軌道が描かれるという。鬱蒼とした針葉樹林の茂る広大な景観もリアルで美しい。敵のロボットは武器やアーマー,センサーなど複数のパーツで構成されており,破壊してパーツを回収することで,クラフティングも楽しめるとのこと。


「Until Dawn」に続くシネマチックホラーの新作
■Man of Medan
開発元:Supermassive Entertainment
販売元:バンダイナムコエンターテインメント
発売予定日:2019年内
対応機種PC/PlayStation 4/Xbox One
公式URLhttps://www.supermassivegames.com/games/man-of-medan


画像集 No.021のサムネイル画像 / Access Accepted第600回:2019年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ! (後編)

 ホラーアクション「Until Dawn - 惨劇の山荘 -」を制作したイギリスのSupermassive Entertainmentは2018年,「The Dark Pictures Anthology」という独自の世界観に基づく作品群の開発を発表している。その第1弾となるのが,「Man of Medan」だ。
 第二次世界大戦からずっと漂流し続けているという幽霊船を探索するため南太平洋へ冒険の旅に出かけた5人の若者が,さまざまな恐怖を体験するという内容で,パフォーマンスキャプチャによるリアルなキャラクター表現のほか,「Until Dawn」と同じく,プレイヤーの判断がストーリー展開に大きく影響するというシステムが採用されている。シネマチックなホラーゲームを作り続けるSupermassive Entertainmentの新作を楽しみにしたい。


孤独のあまりにモンスターになってしまった女性の物語
■Sea of Solitude
開発元:Jo-Mei Games
販売元:Electronic Arts
発売予定日:2019年内
対応機種PC/PlayStation 4/Xbox One
公式URLhttps://www.ea.com/ja-jp/games/sea-of-solitude


画像集 No.022のサムネイル画像 / Access Accepted第600回:2019年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ! (後編)

 ユニークなインディーズタイトルを支援するElectronic Artsのプログラム「EA Originals」の最新作となる「Sea of Solitude」は,孤独のあまりモンスターになってしまったケイを主人公にしたアドベンチャーゲームだ。
 世界は水没して誰もいなくなったため,荒んだケイの心を癒すのは,獰猛で人を寄せ付けない巨大モンスターしかいない……といった感じの設定で,現代人が抱える孤独感や人との絆を描くヒューマンストーリーが描かれるようだ。システム的には,モーターボートに乗って旅を続けるロードムービー的なものになりそうだが,果たしてケイは,心の安寧を取り戻せるのだろうか。


アサシン クリードの生みの親が描く1000万年におよぶ人類史
■Ancestors: the Humankind Odyssey
開発元:Panache Digital Games
販売元:Private Division
発売予定日:2019年内
対応機種PC/PlayStation 4/Xbox One
公式URLhttps://ancestorsgame.com/


画像集 No.023のサムネイル画像 / Access Accepted第600回:2019年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ! (後編)

 「Ancestors: the Humankind Odyssey」は,アサシンクリードの生みの親として知られるゲームデザイナー,パトリス・デジーレ(Patrice Desilets)氏が率いるPanache Digital Gamesが開発中のアクションゲームだ。
 なんと,人類が猿人に過ぎなかった1000万年前から始まり,樹上生活から地上に下りて道具を手に取り,火を起こすなどの発明・発見を重ねながら人間へ進化していくゲームだというのだから驚きだ。おそらく,ゲームで描かれる期間としては過去最長になるだろう。過酷な環境をどのように生き,どのような社会を築くかによってエンディングが変化するようで,人間への進化の道のりが,それぞれのプレイヤーによって異なるところも面白い。


蒙古の侵攻で壊滅した対馬で孤軍奮闘する若侍の復讐劇
■Ghost of Tsushima
開発元:Sucker Punch Productions
販売元:Sony Interactive Entertainment
発売予定日:TBA
対応機種PlayStation 4
公式URLhttps://www.suckerpunch.com/category/games/ghost-of-tsushima/


画像集 No.024のサムネイル画像 / Access Accepted第600回:2019年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ! (後編)

 PlayStation 4専用タイトルとなる「Ghost of Tsushima」は,1274年に起きた蒙古襲来という,日本のゲームでもほとんど扱われない出来事を,「inFAMOUS」シリーズで知られるSucker Punch Productionsが描いた新作タイトルだ。
 蒙古軍の攻撃で地元の武士達がほとんど壊滅した対馬を舞台に,生き残った若侍ジンが,ステルスや戦闘能力を活かして敵を倒していくというシングルプレイ専用のゲームになる。アクションシーンはかなり派手めだが,風に揺れるススキや宙を舞う落ち葉など,日本的な要素もしっかりと詰め込まれており,2019年の注目作として多くのファンの期待を集めている。

著者紹介:奥谷海人
 4Gamer海外特派員。サンフランシスコ在住のゲームジャーナリストで,本連載「奥谷海人のAccess Accepted」は,2004年の開始以来,4Gamerで最も長く続く連載記事。欧米ゲーム業界に知り合いも多く,またゲームイベントの取材などを通じて,欧米ゲーム業界の“今”をウォッチし続けている。
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