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東京ゲイムショウ? 違うのよねー。もちろんTGSの時期でもあるんだけど,毎年この時期にリリースされる人気シリーズがあるのですよ。今年は……,「eFootball ウイニングイレブン 2020」!
「ウイイレ」シリーズの最新作なんだけど,今回,久しぶりにタイトルが変更になったのよね。ゲイムのタイトルごと変わるって,ナンバリングで展開してきたシリーズ作品としては,なかなか珍しい現象なんじゃないかしら。そこで今回は,ウイイレシリーズの歴史をまとめてみましょう。
ウイイレの歴史,まずは初代PlayStationで発売された,「Jリーグ実況ウイニングイレブン」(1995年)から始まります。意外にもJリーグからなんですね。当時はまだ,日本では海外サッカーを楽しむという趣味が浸透していなかったという事情もありますし,何なら1993年にJリーグが発足してJリーグ人気が今とは考えられないくらい高かったというのもあるでしょう。
実はそれ以前にもKONAMIはスーパーファミコンで「実況ワールドサッカー」シリーズを出していたりもするんだけど,サブタイトルが「パーフェクトイレブン」だったり「ファイティングイレブン」だったりしたのね。つまり,「ウイニングイレブン」という名称はPlayStation以降に生まれたものだったりするのです。
で,PlayStationで第一作が出た翌年,「ワールドサッカーウイニングイレブン」(1996年)が発売されます。ただ,「ワールド」と言ってもこの時点では国別対抗戦といったおもむきで,海外の有名クラブは出てきません。
そしてJリーグもワールドもシリーズを重ねていくわけですが,Jリーグ版のタイトルにしかついてなかった「実況」というワードが,しれっとワールドにもつくようになったのが「ワールドサッカー実況ウイニングイレブン3 ワールドカップ フランス'98」からです。タイトルを見て思い出す人もいるでしょう。そう,日本代表が初めてW杯に出場した年です。
この時の日本中のサッカー熱はすごいもんでした。当時,私はゲイムショップでアルバイトをしていたんですが,ゲイムショップからサッカーゲイムが消えました。みんなが買っていくから。勢い余ってスーパーファミコンの「ジーコサッカー」まで店頭から無くなるぐらいの勢い。まあ,半年後には80円で投げ売りされてましたが。
余談ですがこのジーコサッカー,空前のJリーグブームのときに発売されたタイトルなのですが,実際にジーコがプレイして「こんなものはサッカーではない」と激怒したという都市伝説がまことしやかにささやかれていました。真偽のほどは分かりませんが。おそらく,「とりあえず,はやりものをゲイム化しとけ」という時代が生んだ,あだ花の一つだったのかもしれないですね。
プロレスゲイムでもその手のあだ花はいくつも生まれてきてはいるのですが……。おっと「大仁田厚 FMW」の悪口はここまでにしておきましょう。ほかにも「天龍源一郎のプロレスレヴォリューション」「最強 高田延彦」など枚挙にいとまはないですがね。あ,「アストラルバウト」に関しては2から前田日明が登場し,3でタイトルに「RINGS」まで入ったので,ある程度は成功だったんじゃないかな。知らんけど。
ウイイレの話に戻ります。
98年のバージョンからしばらくは「実況」がタイトルにつくようになったわけですが,プラットフォームがPlayStation 2に移行するぐらいの時期から(厳密にはその直前から),「実況」がタイトルから消えてなくなります。「ワールドサッカーウイニングイレブン5」のように。
これは,もはやサッカーゲイムに実況がつくことなど当たり前すぎてタイトルに入れる必要がなくなったことを意味するように思えます。この時期はそのほかのサッカーゲイムに元気がなかった時期でもあり,実質ウイイレ一強だったというのも大きいでしょう。そして時を同じくして,この頃からJリーグ版のウイイレに元気がなくなっていきます。
本来は「7」が出そうなタイミングの2003年には,シミュレーション要素を押し出した「Jリーグ ウイニングイレブン タクティクス」が出て,Jリーグ版の正統な続編が出なかったりします。なので,「Jリーグウイニングイレブン6」と「Jリーグウイニングイレブン8」はあるのに,「Jリーグウイニングイレブン7」はタイトルとして存在しないのです。「ワールドサッカーウイニングイレブン7」はあったのですが。
イメージとしては,「ウイニングイレブン」のJリーグ版ナンバリング新作とワールドサッカー版ナンバリング新作が出ていたのではなく,「ウイニングイレブン6」のJリーグ版,ワールドサッカー版が出ていた,みたいな感じなんでしょうか。
そんなこんなもあり,Jリーグ版は「Jリーグウイニングイレブン2010 クラブチャンピオンシップ」を最後に姿を消します。ちなみに,2007年よりそれまでのナンバリングから西暦がタイトルにつくようになりました。まあ,毎年出るんだったらそのほうが分かりやすいですしね。
そして,しばらく「ワールドサッカーウイニングイレブン●●(西暦)」という形で固定されていきます。ワールドカップイヤーにだけ「蒼き侍の挑戦」という拡張版が発売されましたが,そのスタイルも最近はなくなりました。それはダウンロードで最新データを配信できるようになったからでしょうね。
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ただ,今作から構えが変わったのは事実です。その証拠に,体験版の段階でもオンライン対戦ができるようになっています。カメラワークがより実際のサッカー中継に近づいてます。あとは体験版をプレイして感じた細かい変化だと,ミスというものが出やすい仕様になってます。例えば,選手によってパスが散るだとか,ファールが出やすいだとか。
それはなぜか。答えは簡単です。見る人までをも意識している作りだから。プレイヤーが気持ち良くなる体験を提供するだけなら,操作に対するミスはしないほうがいいのですよ。でも,より競技化して多くの見る人を意識するならば,アクシデント性は盛り込んだほうがいい。予想外のことが起こったほうが,見る側にとっては面白いから。で,今作はそういう仕様になったのではないかと感じたわけです。
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まだ体験版で遊んだだけだから,製品版で実際にどうなるかはわからないです。ただ,タイトルに「e」がついている以上,競技としてのウイイレが提供されるのは間違いないでしょう。私も,今回のウイイレでは久しぶりに“楽しむサッカー”だけでなく,“勝敗を意識したサッカー”を突き詰めようかな,と。そう,体験版に思わされた次第であります。
皆様,ゲイムショウでウイイレ試遊コーナーに私が並んでいるのを見ても,見て見ぬふりをしてください。ではまた来週。
今週のハマりゲイム
PlayStation 4:「eFootball ウイニングイレブン 2020」
Nintendo Switch:「Forager」
iOS:「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」
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