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  • Devolver Digital
  • Acid Nerve
  • 発売日:2021/07/20
  • 価格:2050円(税込)
    デジタルデラックスエディション:3090円(税込)
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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第663回「シンプルで面白い『Death\'s Door』」
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印刷2021/12/16 11:00

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第663回「シンプルで面白い『Death's Door』」

画像集#001のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第663回「シンプルで面白い『Death's Door』」

画像集#002のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第663回「シンプルで面白い『Death's Door』」
 毎年この時期になると,いろいろな賞レースが行われます。私は視聴者として「女芸人No.1決定戦 THE W」を見ました。あと,若干の当事者として「東スポ プロレス大賞」に……今年も何にもノミネートされていないことで思うところがございました。
 こういう賞レースを見ているといつも感じることなんだけど,賞レースでの結果が芸人さんなら芸人さん,プロレスラーならプロレスラー,ゲイムならゲイム,それぞれの価値を決定付けるわけではないってことを,私としては言っておきたい。私の場合は賞をもらえないやっかみからそう思っているのが大きいんだけどね。
 もちろん,賞を取った人やモノに価値がないって意味じゃないよ。賞を取るにはそれにふさわしい働きがあったわけで,それは素晴らしいことであり,すごいことなのはそのとおり。でも,賞レースというものは,賞を定めた側のルール上で決定された順位なわけです。あくまでそこでの勝ち負けに過ぎない。
 そしてここが重要な部分だけど,それぞれのジャンルでの戦いは,現役でいる限りこれからも続くわけです。この時点での勝ちも負けも,まだ人生の途中。積み重ねることをやめれば,今勝っていても次は負けるかもしれない。負けたことで積み重ねることをやめてしまったら,次に勝つチャンスはやってこなくなる。
 賞だけの話でなく。普段の戦いをどう大切にするか。ここにそれぞれの価値が映し出されるんじゃないかなと,私は思っております。私個人で言えば,これからも賞がもらえないような試合を積み重ねていく。そこはブレない。そして賞レースの時期にこうやって負け惜しみを垂れ流し,次にはもう賞レースに向かない戦いを繰り広げる,そういう人生を送りたいものです。

画像集#003のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第663回「シンプルで面白い『Death's Door』」
 さて。来週は2021年に私が面白いと思ったゲイムを振り返る「男色ゲイムアワード2021」をお届けするつもりなので,今週は今年最後のゲイム紹介となります。
 「Death's Door」PC / PlayStation 5 / Xbox Series X / PlayStation 4 / Xbox One)。アクションゲイムですな。シンプルで面白い。プレイ感覚としては「ゼルダの伝説」シリーズに近いかなあと思うけど,頭を使ってアクションで謎解きをするゼルダに比べると,もっとシンプルです。
 で,大切なんで言っておくけども,シンプルだけどもちゃんと面白いよ。アクションとしてはちょうどいい操作感。でも,体力が少ないからすぐ死んじゃうって意味で,けっこう難しい。ここをどう判断するかでオススメ度も変わるかなあ。私はゲイムには接待してほしい派,アクションゲイムで言うとゴリ押しでもなんとかなってほしい派。そんな私からすると,この作品は難しいゲイムではある。でも,面白いのよね。これってすごいことじゃなかろうか。
 死ぬことによるペナルティは,ちょっと前まで戻されるってだけなあたりは,私的には甘やかされている感じで歓ゲイなポイントではあるけども,重要なのは「死んだけど次にプレイしたら何とかなる」って思わせてくれること。
 プロレスで言うところの,折れない程度に関節を痛めつけられている感覚。って言っても,これはなかなか理解されないでしょうね。勝てない相手と戦って負けるのは諦めがつくけども,勝てそうな相手に負けるともう一度って気になる……。こっちの例えのほうが分かりやすいかな。そんな感じ。
 そして難しいってことは,それを乗り越えたときの達成感も格別なわけで,私はまだクリアしてないけどクリアできたら嬉しいんだろうなと想像はつく。なのでオススメです。ゲイムを通して分かりにくいポイントが少なめってところも素晴らしい。

画像集#004のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第663回「シンプルで面白い『Death's Door』」 画像集#005のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第663回「シンプルで面白い『Death's Door』」

画像集#006のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第663回「シンプルで面白い『Death's Door』」
 強いて難点を挙げるならば,敵を倒したときにもらえるご褒美が少ないこと。敵を倒すとソウルと呼ばれるものが手に入り,それを使ってパワーアップができるんだけども,頑張って敵を倒しても小遣い程度のソウルしか手に入らないのよね。その意味で先の長さに心が折れるケースはあるだろうなとは思う。
 気楽にプレイしても分かりやすい部分と,ゴリ押しが効かないという融通の利かなさ,共にあり。ただ,テンポはいいし面白さという部分では私はオススメできる作品でございます。

画像集#007のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第663回「シンプルで面白い『Death's Door』」 画像集#008のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第663回「シンプルで面白い『Death's Door』」
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 こういう良質なゲイムも賞レースにどんどん食い込んでいってほしいなあと思いつつ,でも賞の規模が大きくなればなるほど認知度も重要になってくるよなあという事情も分かる。結局,落としどころの問題なんだよね賞って。
 例えばホームラン王ならホームランの数だけで競うものであって,そこに品性も人間性も関係ない。ただ,ベストナインとかMVPになると,急に印象の要素も入ってくる。すると,より多くの人に納得させられるような人選になってくる。いや,選ぶ人も大変だよね,大きな賞になればなるほど。
 ということで来週の男色ゲイムアワード2021では,あくまで私の感性で選考しお届けいたしますので,お許しくださいってことが言いたい今週でございました。いいゲイムですよDeath's Door。

今週のハマりゲイム
PC:「METAL DOG
PlayStation 5:「FIFA 22」「Death's Door
Nintendo Switch:「メガトン級ムサシ
iOS:「龍が如く ONLINE
iOS:「今三国志
iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
男色“ダンディ”ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,今週末の12月18日に愛知・名古屋国際会議場イベントホール大会「DRAMATIC EXPLOSION 2021」を開催します。ディーノ選手は飯野“セクシー”雄貴選手&今成"ファンタスティック"夢人選手とのKO-D6人タッグチャンピオンとして,大仁田厚選手&高木三四郎選手&クロちゃん選手と,電流爆破デスマッチで対戦します。ディーノ選手は「クロちゃんを爆破して2代目クロちゃんとして活動していく」腹づもりのようです。
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