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【PR】3D性能もタッチ性能も。ドコモスマートフォン「Xperia Z」の高い完成度はとことんゲーム向けだった
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印刷2013/03/25 12:00

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【PR】3D性能もタッチ性能も。ドコモスマートフォン「Xperia Z」の高い完成度はとことんゲーム向けだった

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Xperia Z SO-02E
メーカー:ソニーモバイルコミュニケーションズ
NTTドコモの製品情報ページ
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 4Gamer読者であれば,スマートフォンがいまやゲームプラットフォームのひとつとなったことに,異を唱える人はいないだろう。ソーシャルゲームのほとんどは2Dアプリケーションだが,がっつりとプレイできるようなタイトルのなかには3Dゲームもあり,その数は日に日に増えている。そのため,どんなゲームでも快適にプレイできるスマートフォンはないのかと探している人も多いのではなかろうか。
 そんな人にお勧めしたいのが,一気にスペックの高まった,2013年春モデルのドコモスマートフォンだ。NTTドコモからこの春に登場した端末は,多くが最新世代のCPUコアとGPUコアを統合し,さらに1080×1920ドットのいわゆるフルHD液晶パネルを採用し,下り最大100MbpsのLTE通信に対応するなど,“コンピュータ”として,なかなかトンデモないハードウェアになってきているからである。

 4Gamerでは今回,そんな2013年春モデルのなかから,NTTドコモの加藤 薫代表取締役社長が「目玉」と位置づけるXperia Z SO-02E」を入手できたので,同製品が持つ,モバイルゲーム機としての実力を明らかにしてみたいと思う。

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「大きいのに使いやすい」のが新しいXperia Z SO-02E


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 Xperia Zは,2013年の初頭に米ラスベガスで開催された見本市・2013 International CESで発表になった,ソニーモバイルコミュニケーションズ製のスマートフォンだ。旧Sony Ericsson時代,Xperiaは,時代時代の最高スペックをあえて狙わず,むしろ使い勝手やデザイン性の高さを追求するスマートフォンシリーズだったのだが,Xperia Zは,そんな伝統を打ち破る高性能モデルとして登場し,話題を集めた。そして,今回取り上げるXperia Z SO-02Eは,グローバルモデルとしてのXperia Zをベースとしつつ,ドコモのLTEネットワーク「Xi」(クロッシィ)に対応させ,ドコモならではの機能も詰め込んできたハイエンドモデルとなる。

 ただ,実際にXperia Z SO-02Eを目の当たりにしてまず驚かされるのは,高いスペックよりも,かねてより使い勝手にフォーカスしてきたXperiaシリーズらしい持ちやすさだ。まず,本体の厚みは実測約7.9mmで,10mm前後が当たり前だった一世代前の一般的なスマートフォンと比べると明らかに薄い。

本体向かって右側面から見たところ。非常に薄い。また,金属部を樹脂部が囲むようになっているのも分かる。なお,写真中央の丸ボタンは電源およびスリープ用。その左に見えるバー状のものは音量調整用ボタンだ
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側面は残る3面も共通したデザイン。滑り止めとなる樹脂で角や縁が覆われている
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 1080×1920ドットの液晶パネルは5インチ型と大きいため,本体の横幅は実測約71mm,高さは同139mmとさすがに大柄なのだが,持ってみると,不思議と手に馴染む。角張った印象に反して,本体の四隅やエッジ部には絶妙な丸みが設けられ,しかも本体側面の縁(へり)には手触りのよいラバー風樹脂が採用されているのがその理由だ。「大きさを感じない」のではなく,「大きいのに持ちやすい」のは面白い。

「なんで電源/スリープボタンが本体右側面の上下中央付近にあるの?」と思う人は,この写真を見てもらえれば理由が分かるだろう。左手で握ったとき,ちょうど操作できる場所に置かれているのである(※右手で握ったときには親指で操作できる場所にある)
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本体背面。Xperiaのロゴが配される面はガラスコートされ,“高級感のあるモノリス”然とした印象を強化している
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 また,外観上の特徴としては,まるでモノリスのようにすっきりしたデザインも挙げられるが,それを角張ったデザインともども演出しているのが,各種スロットや端子を覆う,着脱可能なカバーだ。「ドコモminiUIMカード」と呼ばれるMicro SIMのスロットはもちろんのこと,3.5mmミニピンのヘッドセット接続端子や,外部接続用のUSB Micro-B端子,最大64GBのストレージを拡張するためのmicro SDXCスロットが,それぞれカバーの下に用意されている。

各種インタフェースやスロットはすべてがカバーに覆われている。ヘッドセット接続端子は3.5mmで3芯4極タイプ
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公式発表されていないが,本体付属のインナーイヤフォンは,ソニー製「MDR-EX300SL」相当のもののようだ。写真で左に見えるのは,外付けのワンセグ用アンテナ
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 ただこのカバー,単に見た目をスマートにしているだけではない。Xperia Z SO-02Eは,「全方位からの水流に耐え,かつ,水深1mに30分放置しても浸水しない」という条件の「IPX5/7」に準拠した防水性能があるので,たとえば風呂場に持ち込むような使い方も問題ないのだ。加えて,「IP5X」準拠の防塵性能も確保されているため,埃の多い環境でも問題なく利用できる。


スマートな筐体に詰め込まれた美麗液晶と最新鋭プロセッサ


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 前段で,搭載する液晶パネルが5インチの1080×1920ドットモデルと紹介したが,このドット密度は約443ppi(ppi:pixel per inch)。1インチ,わずか25.4mmの中に443ピクセルも詰め込まれるわけで,このレベルでは人間の目でドットを見分けることはできない。ソニーモバイルコミュニケーションズはこの液晶パネルに「Reality Display」(リアリティディスプレイ)という名称を与えているが,たしかに画面はリアルな印刷物を見ているかのようだ。この品質でAndroidのホーム画面を見ると,最初は「リアルな印刷物に見えるのに,操作できる」ことに違和感を覚えてしまうほどである。

1310万画素アウトカメラで撮影した写真データ(左)と,それをXperia Z SO-02Eの液晶パネルに表示させたところ(右)。非常に高精細な表示が可能だ。また,ホーム画面や写真,ビデオに対してコントラストを自動調整したりするエンジン「モバイルブラビアエンジン2」が採用され,全体的に色彩が鮮やかになるのも見逃せないところ
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 この超高精細表示を支えるのが,Qualcommのスマートフォン向けSoC(System-on-a-Chip),「Snapdragon S4 Pro APQ8064」(以下,APQ8064)だ。
 APQ8064は,ARMの「ARMv7」アーキテクチャに基づいてQualcommが開発したCPUコア「Krait」を4基統合してクロック1.5GHzで動作させ,さらに,やはりQualcommが開発したGPUコアで,統合型シェーダデザインを採用する「Adreno 320」も統合するのが特徴。端的に述べて,2013年春の時点で入手できる,最速のスマートフォン用プロセッサである。

 複数のアプリケーションを開いたままにしたり,Webブラウザで複数のタブを開いたりするときに効いてくるメインメモリ容量は,これまた現時点で最大クラスとなる2GB。内蔵フラッシュメモリの容量は16GBだが,前述のとおり,microSDXCカードスロットが用意されているため,ストレージ容量に泣かされることはまずないだろう。

「チャージングドック」(型番:DK26)と呼ばれる付属クレードルに載せたところ。ACアダプタを用意すれば,この状態で充電も行える
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 これほどの性能&機能を誇るとバッテリー駆動時間が心配になるが,Xperia Z SO-02Eでは,スマートフォン用としては最大級となる2330mAhもの大容量バッテリーが搭載されており,少なくとも,スリープを併用しながら“普通に”1日使い続けたくらいではバッテリー切れの心配は無用だ。バッテリー消費の激しい3Dゲームも,かなりの時間はプレイし続けられると考えていい。


OSはAndroid 4.1.2。PlayStation Mobileにも対応する


OSはAndroid 4.1.2(左)。Android 4.2への早期アップデートも予告されている。右はNTTドコモ標準のホームアプリ「docomo Palette UI」。Xperiaシリーズ伝統の「Xperiaホーム」に切り替えることもできる
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 Xperia Z SO-02Eが採用するOSはAndroid 4.1.2(Jelly Bean)。APQ8064を搭載するおかげもあって,動作はまさにヌルヌル・サクサクといったところで,スクロール操作などで引っかかったり,何か操作をするたびに待たされたりといったことはない。Android 2.x世代かそれ以前のOSを採用するスマートフォンを持っている人に向けて説明するなら,普段使いで感じるような体感上のストレスが皆無になっている,といったところだ。1080×1920ドット解像度で引っかかりがないのは見事である。

 ソフトウェア周りで4Gamer的に見逃せないのは,ソニーブランドのスマートフォンということで,PlayStationでも利用されている「Sony Entertainment Network」(以下,SEN)のアカウントと同期できる点だ。PlayStation Networkの利用にあたってアカウントを登録してあれば,そのアカウントで「PlayMemories Online」や配信サービス「Music Unlimited」「Video Unlimited」なども利用できる。

SENのアカウントと同期が可能だ。SENのアカウントは「設定」→「アカウント」から登録できるほか,購入時に起動する「セットアップガイド」からも登録可能となっている
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SENのアカウントをXperia Z SO-02Eに登録し,PlayStation Mobileをインストールすると,ゲームの購入やインストールが可能になる
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 そしてもうひとつ,用意されているインストーラ「PSM」を実行して「PlayStation Mobile」(以下,PSM)をインストールすれば,すでに購入済みのPSMタイトルをクラウド経由で同期させたり,SENのウォレットを利用して新たにPSM用ゲームタイトルを購入したりできる点にも,触れないわけにはいかないだろう。
 PSM以外では配信されていないインディーズゲームなどが入手可能なので,「ゲームの入手経路が増える」という点ではかなりポイントが高い。

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すでに購入したゲームがあるなら,ソニーのクラウドを通じてPlayStation Mobileのライブラリに登録される
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PlayStation Mobileから購入できるタイトル「OMG-Zombies!」をプレイしてみた。5インチ画面は広く,仮想ゲームパッドが使いやすい


2年前のスマホと比べて性能は5〜10倍アップ!

OpenGL ES 3.0対応で将来への備えも万全


 以上,デザインやスペックのポイントをまとめてみたが,実際のゲーム性能をどの程度期待できるかは,やはりベンチマークなど,テストを実施してみるほかないだろう。
 そこで今回は,Sony Ericsson(当時)が開発し,NTTドコモから2011年3月に発売された「Xperia acro SO-02C」と性能を比較してみることにしたい。NTTドコモの各種割引は2年契約が多いので,2年前にスマートフォンを購入した人がXperia Z SO-02Eに買い換えるとどれだけ幸せになれるのかをチェックしようというわけだ。

 ちなみにXperia acro SO-02Cは4.2インチ,解像度480×854ドットの液晶パネルに,Qualcomm製シングルCPUコアSoC「Snapdragon S2 MSM8255」,容量512MBのメインメモリを搭載し,Android 2.3.3(Gingerbread)を搭載して市場投入された製品である。OSは追ってAndroid 2.3.4へアップデートされたので,今回はAndroid 2.3.4でテストを行う。

安兎兎ベンチマーク。CPUとGPU,メモリ,ストレージと,システム全般をテストできる。3DのテストにはOpenGL ES 1.1が使用されているため,多くのスマートフォンで動作する
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 というわけでまずは,CPUコアやGPUコアの総合的な性能を検証できる「安兎兎ベンチマーク」(Version 3.1.1)を実行してみた。グラフ1はその結果から,メモリとCPU&GPU関連のスコアをまとめたものだが,端的に述べて,Xperia Z SO-02EはXperia acro SO-02Cを圧倒している。とくにスコア差が顕著なのが,ゲームで多用されることの多い浮動小数点演算性能で,実にXperia Z SO-02EがXperia acro SO-02Cの10倍以上高速だ。

 比較的古い(≒ほとんどのスマートフォンで対応する)3D APIであるOpenGL ES 1.1を用いた「2D描画」や「3D描画」のスコアはCPUスコアと比べると相対的に違いが小さいのだが,ここで注意したいのは「解像度がまったく異なる」ということである。
 スマートフォン向けの3Dベンチマークテストは,一部の例外を除くと,液晶パネルの解像度で実施されることが多く,安兎兎ベンチマークもそれに当てはまる。そのため,Xperia Z SO-02Eでは1080×1920ドット――操作ボタン表示エリアが描画領域から除かれるため実際のテスト領域のサイズは1080×1776ドットだが――なのに対し,Xperia acro SO-02Cでは480×854ドットでテストが行われているのである。画面解像度が4.7倍に広がった状態で3倍弱のスコア差を付けているので,実質的にはGPU性能も10倍以上になっていると言える。

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 もうひとつ面白いのは,ストレージ周りのスコアを見たグラフ2だ。これは「SDカード書き込み速度」と「SDカード読み込み速度」で,Xperia Z SO-02EがXperia acro SO-02C比で3倍近いスコアを示している。ストレージ性能は,CPUやGPU性能と同等か,ときにはそれ以上に体感速度へ影響するので,これは大きい。

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 続いて,安兎兎ベンチマークと同様に,スマートフォンの総合的な性能をチェックする「Vellamo Mobile Benchmark」(version 2.02)の結果もチェックしてみたい。
 Vellamo Mobile Benchmarkは,Qualcommの子会社であるQualcomm iSkootが開発したベンチマークツールなので,Xperia Z SO-02EとXperia acro SO-02Cに搭載されるSoCの公式ベンチと言っていいアプリかもしれない。

メインメニュー(左)からHTML5とMETALが起動できる。中央はHTML5のテスト,右はMETALのテストで,画面上の動きが少ない
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 Vellamo Mobile Benchmarkにはいくつかのテストスイートが組み込まれているのだが,そのうち,総合性能計測に用いられるのは「HTML5」「METAL」の2つ。HTML5はその名のとおり,HTML5を用いた描画性能を計測するもので,WebブラウジングやHTML5を用いたゲームなどの快適さの指標になる。CPUとGPUを駆使するテスト,と考えていいだろう。
 もうひとつのMETALは,整数演算性能を測る「Dhrystone」や「Linpack」,メモリバス帯域幅を計測する「Stream」など,定番かつシンプルなテストを組み合わせたもので,CPUとメモリ,ストレージを重点的に調べるテストとなっている。

 その結果はグラフ3のとおり。Xperia acro SO-02Cと比べて,Xperia Z SO-02EはHTML5で約4.3倍,METALでも約2.5倍という結果を残した。とくにHTML5の性能は注目できるだろう。CPUだけでなく,強化されたGPUの性能が“効いて”いると考えられる。HTML5ベースのゲームはその数を増やしてきているので,この結果は心強い。

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GLBenchmark Egypt HDはさまざまな設定で3D世界のウォークスルーを行い,その間のフレームレートなどを計測するベンチマークだ。途中にはキャラクターが戦闘するシーンなども挟まれている。4x MSAAを用いたテストも可能で,そのグラフィックス品質はかなり高い
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 2年前のスマートフォンとの違いは性能だけではない。CPUとGPUの性能が上がり,メインメモリ容量が大きくなったことから,2年前の端末では動作しないような,最新世代の3DグラフィックスAPIを用いたアプリケーションが,Xperia Z SO-02Eなら動作するのだ。
 たとえば,定番3Dベンチマークのひとつである「GLBenchmark 2.5」(Version 2.5.1)が,そのいい例となる。Xperia acro SO-02C(のSoCに統合されるAdreno 205 GPUコア)は,GLBenchmark 2.5が採用するOpenGL ES 2.0に対応する一方,メインメモリ容量が足りないため,実行するとフリーズしてしまう。しかし,メインメモリ容量が2GBあるXperia Z SO-02Eなら,問題なく実行できるのである。

 というわけで,GLBenchmark 2.5.1に含まれる代表的な3種類のテストを実行してみた。上記の理由で比較対象はないが,そのスコアをグラフ4に掲載しておきたい。
 ここで実行しているのは,エジプトをイメージした風景を動かす「GLBenchmark Egypt HD」。テスト条件の「C24Z16」はカラー24bit,Z値16bitで,「C24Z24MS4 Offscreen」はC24Z16のテストを画面描画なしで行うものとなる。「C24Z24MS4」はカラー24bit,Z値24bitで4x MSAAを適用する,負荷の高いテストだ。ちなみにフレームレートは前2者でフルフレームの30fpsを維持し,C24Z24MS4でも平均17fpsを確保した。

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 ちなみにいま示したスコアは,ASUSTeK Computer製のAndroidタブレット「Nexus 7」と比べてやや低い程度である。「え,低いの!?」とがっかりした人がいるかもしれないが,ここまで繰り返しているように,ポイントは解像度だ。Nexus 7の液晶パネル解像度は800×1280ドットなので,解像度の違いを加味すれば,Nexus 7と比べても相当に速いことになる。

 ところで,現在のところ,Androidの3D APIはOpenGL ES 2.0だが,将来のAndroid 5.0世代では,OpenGL ES 3.0に対応するとされる。OpenGL ES 3.0はWindowsでいうDirectX 11相当の機能を持つため,グラフィックス品質は大きくジャンプアップするはずだ。
 そしてそれに向けた備えも,Xperia Z SO-02Eなら万全である。本機に統合されるGPUであるAdreno 320はOpenGL ES 3.0へも対応するため,いま十分に速いだけでなく,将来のゲームタイトルも動作させられるだけのポテンシャルが秘められている。


タッチパネルは1秒間に200イベント以上の検出が可能。操作ミスをパネルのせいにはできない!?


 ゲーム用途を考えると,CPUやGPU性能が高いだけでは不十分だ。タッチパネルの反応がよいかどうかで,ゲームの操作性に天と地ほどの違いが生じてしまう。タッチパネルの反応が鈍かったりすると,意図せぬ操作ミスが生じる可能性が高まるわけで,タッチパネル性能は,スマートフォンをゲーム用途で使っていくうえでは,ある意味,プロセッサ性能以上に重要なのである。

画面の指示に従ってスワイプなどの操作を行う(左)と,検出されたパラメータを知らせてくれる(右)。表示されるパラメータからタッチパネルの性能が分かるという仕組み
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 そこで,タッチパネルをテストした結果も掲載しておくことにしよう。先にとりあげたVellamo Mobile Benchmarkには「Vellamo Touch Analyzer」という,文字どおり,タッチパネルのテストスイートが組み込まれている。画面の指示どおりに画面をスワイプしていくと,タッチパネルのパラメータを知らせてくれる,というものだ。

 というわけでまずは,用意されたテストから「Resolution」(解像度)を比較してみたい。これは,「タッチパネル操作において,どの程度のキメ細かさでタッチパネルから座標を得ることができるのか」というパラメータを見るものとなる。
 右の画面例で示した「Minimum pixel difference between touches」は異なるタッチの位置として認識できる最小のピクセル数,「Maximum pixel difference between touches」は最大ピクセル数だ。最悪の場合でも,「Maximum〜」のピクセル数があれば,タッチした座標の変化を認識できることになるが,テスト結果はのとおり。443ppiという,極めて高いピクセル密度を持っているにもかかわらず,Xperia Z SO-02Eは,最悪でも11ピクセルあれば座標の変化を検出できるわけで,これは相当に精度が高いといえる。

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 一方,Resolutionにはもうひとつ,「Second sample latency」という項目がある。これは「画面をスワイプしたときに次の座標を得るまでにかかる時間」をms(ミリ秒)単位で計測したもので,テスト結果はグラフ5のとおりとなった。Xperia Z SO-02Eは,Xperia acro SO-02Cに対して,4.6倍もレイテンシが低く,つまりはXperia Z SO-02Eのほうが,パネル上にある指の移動をはるかに早く検出できることになる。これが,ゲームにおける反応速度面での優位性に直結することは,説明するまでもないだろう。

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 Vellamo Touch Analyzerは「Sample Rates」というスコアも示してくれるが,これは,「指の移動やタッチなどのイベントをどの程度の頻度でタッチパネルから得られるのか」を計測するテストの結果だ。テストでは,画面上で画像が動いている状態のイベント取得頻度(Sample rate, with screen update)と,画面上で画像が動いていない状態でのイベント取得頻度(Sample rate, no screen update)をテストし,それぞれの結果と,テストを通じてタッチパネルが検出した全イベントの取得頻度(Sample rate, all events)を,サンプリングレートという値で表示してくれる。
 結果はグラフ6のとおりで,画面上で画像が動いているケース,つまりはゲームなどを想定したテストケースで,Xperia Z SO-02Eが(Androidの仕様上限である)60Hzに限りなく近いスコアを示した点に注目してほしい。また,画面上で動きがない状態のテストでも,Xperia Z SO-02Eではスコアの落ち込みがなく,Xperia acro SO-02Cとの違いは明らかだ。Xperia Z SO-02Eなら,どんな局面でも安定してタッチパネルの操作が行えると述べていいだろう。

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実際のゲームタイトルで違いをチェック

見栄えも操作感も圧倒的に高いXperia Z SO-02E


 ……と,ベンチマークテストを用いてきたが,実際のゲームプレイで,Xperia Z SO-02EとXperia acro SO-02Cとの間に違いはあるのか。フルHD解像度を堪能できる3Dゲームから,GameloftのFPS「N.O.V.A. 3 - Near Orbit Vanguard Alliance」と,2Dゲームからはガンホー・オンライン・エンターテイメントの「パズル&ドラゴンズ」をピックアップして,画面の見栄えと操作感を比較してみることにしよう。

N.O.V.A. 3 - Near Orbit Vanguard Alliance

 まず決定的に異なるのが見栄えだ。横画面で1920×1080ドットの解像度を持ち,表示品位も高い液晶パネルを採用したXperia Z SO-02Eでは,グラフィックスの見た目がXperia acro SO-02Cとは決定的に異なる。「解像度が高くなったことでフレームレートが低下する」といったこともないので,純粋に,より美しいグラフィックスを堪能できるようになっていると述べていい。

左がXperia Z SO-02E,右がXperia acro SO-02Cの画面だ。ただ単に実解像度が高いだけなく,テクスチャ解像度が高くなっている点にも注目してほしい
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 また,FPSでは操作系,とくにトリガーの反応が重要になるのだが,比べてみると,やはりXperia Z SO-02Eのほうが体感できるレベルで反応に優れる。とくに感じられるのが,画面描画負荷が高くなった状態のときで,Xperia acro SO-02Cだと,ゲームが“重く”なると,操作に対する反応が極めて鈍くなるのに対し,Xperia Z SO-02Eではその問題がほとんどないのだ。タッチパネル感度の違いだけでなく,CPU性能の違いも,結果に大きく影響を及ぼしている印象を受けた。


パズル&ドラゴンズ

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 一方,2Dゲームたるパズル&ドラゴンズでは,見栄えの違いはほとんどない。操作感の違いにも一見したところ大きな違いはなかったのだが,長く触っていると,ブロックを動かすときの滑らかさに違いがあるのに気づいた。Xperia acro SO-02Cではわずかなもたつきがあるのに対し,Xperia Z SO-02Eでは指に吸い付くような操作感が得られるのだ。
 タッチパネルの精度が明らかに異なるからこその,微妙ながら決定的な違いと言えるだろう。

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この春,スマホでゲームしたいなら

Xperia Z SO-02Eは間違いなくお勧め


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 以上,Xperia Z SO-02Eをゲーマー目線でチェックしてきた。大きいのに持ちやすい筐体デザイン,スペックだけでなく実際に高いプロセッサ性能,そして2年前のスマホと比べて圧倒的に反応がよくなっているタッチパネルと,ゲーム用途を前提としたとき,Xperia Z SO-02Eの完成度は恐ろしく高い。
 また,レイテンシが低く,帯域幅も十分にあるLTEネットワークに対応しているため,少しずつ数が増えてきている2D/3Dオンラインゲームも快適にプレイできるとなると,正直,いまスマートフォンを買いたいなら,選ばない理由が見当たらない。間違いなくお勧めだ。

 なお,NTTドコモからは2013年春モデルとして,ほかにもdocomo NEXT seriesのスマートフォンが発表されている。その特徴は本稿の最後にまとめたが,魅力的な端末が発売を控えていたりするので,時間的に余裕があるなら,出揃うのを待って悩むのも手だろう。


ARROWS X F-02E

  • メーカー:富士通モバイルコミュニケーションズ
  • 発売日:2013年2月22日

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 5インチサイズで解像度1080×1920ドットの液晶パネルを搭載する,「ARROWS」最新モデル。最大動作クロック1.7GHzのSoC「Tegra 3」や,スマートフォン最大クラスとなる1630万画素のアウトカメラ,2420mAhの大容量バッテリーを搭載する点がハードウェア面の特徴だ。
 富士通独自の「ヒューマンセントリックエンジン」により,受話音や通話音を聞きやすく補正する機能や,本体を握っている間は画面が消えない機能,指紋認証によるロック解除機能を利用できるようになっており,使い勝手もよい。


Ascend D2 HW-03E

  • メーカー:Huawei Technologies
  • 発売予定時期:2013年4月上旬

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 濡れた手でも快適に操作できる「水滴クリアタッチパネル」を搭載したスマートフォン。台所や風呂場などでも快適に操作可能なのが大きな特徴だ。液晶パネル自体は4.7インチ,解像度720×1280ドットという仕様になっている。
 SoCはHiSilicon Technologies製「K3V2」(クアッドCPUコア,動作クロック最大1.5GHz)。2013年春時点におけるXiの最高スペックとなる,下り最大112.5MbpsのLTEネットワークに対応するのもポイントといえるだろう。高感度の明るいアウトカメラをさりげなく採用しているのも好感度大だ。


ELUGA-X P-02E

  • メーカー:パナソニック モバイルコミュニケーションズ
  • 発売日:2013年1月30日

画像集#050のサムネイル/【PR】3D性能もタッチ性能も。ドコモスマートフォン「Xperia Z」の高い完成度はとことんゲーム向けだった
 解像度1080×1920ドットの液晶パネルを搭載するスマートフォン。液晶パネルのサイズは5インチと大型なのだが,額縁を極端に細くすることで横幅をわずか68mmに抑え,非常に持ちやすくしてきている。片手での操作に最適なホーム画面が採用されているのも特徴だ。
 SoCはAPQ8064で,バッテリー容量は2320mAh。防塵・防水におサイフ,ワンセグなどを搭載した,いわゆる“全部入り”端末であることに加え,パナソニックのスマート家電と連携させられるのは,本製品ならではのポイントといえるだろう。


MEDIAS W N-05E

  • メーカー:NECカシオモバイルコミュニケーションズ
  • 発売予定時期:2013年4月中旬

画像集#051のサムネイル/【PR】3D性能もタッチ性能も。ドコモスマートフォン「Xperia Z」の高い完成度はとことんゲーム向けだった
 まさかの「折りたたみ式2画面スマートフォン」。4.3インチ,解像度540×960ドットの画面を本体の表と裏に搭載しており,開くと5.6インチ,1080×960ドットの大画面として利用したり,片方の画面に情報を表示させながらもう片方で文字入力をしたり,あるいは異なるアプリを同時に利用したりできる。
 SoCは,デュアルKrait構成の「Snapdragon S4 Plus MSM8960」。搭載されるバッテリーの容量は2100mAhとなっている。


Optimus G Pro L-04E

  • メーカー:LG Electronics
  • 発売予定時期:2013年4月上旬

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 カバーガラスとタッチセンサーを一体化することにより,パネル部を薄くし,かつタッチ感度の向上も実現したという,LG Electronics独自の液晶パネル「G2 Touch Hybrid」。それを採用してきたスマートフォンだ。パネル自体は5インチ,1080×1920ドット解像度となっている。
 SoCはAPQ8064だが,最大動作クロックは1.7GHzと高め。さらに,バッテリーは容量3000mAhで急速充電に対応と,そのスペックは2013年春モデルのなかでも屈指となっている。複数のアプリを同時に起動して“ながら操作”できる機能や,アウト&インカメラを同時に利用できる機能も楽しい。


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