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[SPIEL’16]開催直前,新作ボードゲームカタログ展示会レポート(その1)。脱出ゲーム,マルティン・ルター,あとなぜか火星が大人気?
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印刷2016/10/15 16:36

イベント

[SPIEL’16]開催直前,新作ボードゲームカタログ展示会レポート(その1)。脱出ゲーム,マルティン・ルター,あとなぜか火星が大人気?

 「Internationale Spieltage SPIEL」(以下,SPIEL)では例年,開催日の前日に,いわば「カタログ展示」とでも言うべきイベントが開催される。昨年のSPIEL'15まではプレスカンファレンス会場前の狭いスペースに無理やり押し込んだ感のある展示だったのだが,今年はついにホールを1つ借り切っての展示となった。

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 このため展示の規模は膨大で,はっきり言ってこれ単体でイベントとして成立するんじゃないか,というレベル。とてもではないがすべてをチェックできる状態ではなかったので,今回は取材班を二手に分け,それぞれの感性で「これは面白そう」と思ったものを,できるだけ多く取り上げることにした。
 一つ一つについてあまり掘り下げることはできないが,その分写真はたくさん撮っておいたので,ユーロゲームの傾向を掴むためのカタログ的に楽しんでいただけたら幸いだ。

ご覧のとおり,これ単体でもはやひとつのイベントと化している。人の数が少ないのは,入場できるのが出展者およびプレスに限られるため
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4Gamer内「SPIEL’16」記事一覧



カタログ展示会レポート(その1)


「GooaAAAal!」は,ダイスのみでプレイできるサッカーゲーム。各国専用のダイスも用意されていて,もちろん日本チームもある。ルールはシンプルで,プレイ時間も短い
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「Talking Tom, Talking Angela」は,(日本での知名度はイマイチだが)世界的な人気を誇るスマホゲーム「Talking Tom」を題材にしたタイトル。ファミリー向けの味付けのようだ
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こちらは「Bang! the Duel」。ガンマンの決闘を扱った作品は定番の一つ
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アナログゲームでMOBAという売り文句の「Guards of Atlantis」。コンポーネントにも気合が入っている。ちなみに,Riot GamesからLoLの公式ボードゲームもリリースされたが,残念ながらSPIELへの出展はなかった
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横長のゲームボードが印象的な「Da Yunhe」。古代中国の皇帝に仕える官僚となり,運河および紫禁城の建設を行うというタイトルだ。プレイヤーが足を引っ張り合うエリアマネジメント系で,ほかのプレイヤーが仕掛けてきた暴徒や反乱にも対応しなくてはならない
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「壬辰之戦」は,秀吉の朝鮮出兵を扱ったタイトル。なにかと物議を醸しがちなテーマだが,デザイナーが台湾人であるためか,「フェアなゲーム」と評価が高い。こうした微妙なテーマのゲームは,そのものと深い関係にない人が作ったほうが面白くなるというが(Hearts of Ironしかり),本作もその典型かもしれない
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立体的で美しいマップの「SOL」は,大西洋の知られざる島SOLに降り立った探検家チームと征服者チームが,より多くの宝を持ち帰るべく争うゲーム。チーム戦になっていて,プレイヤーが担当するキャラクターにはさまざまな個性がある
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「Nine World」は,9つの世界の支配を巡って争うエリアマネージメント系ゲーム。最大6人までプレイ可能で,概要を聞いた限り,かなりカツカツの戦いが展開されそうだった。その手のゲームが好きな人は要チェックだ
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ボードのギミックが面白い「Round House」。明の時代における客家をモチーフとした作品で,円形の建物を模したボードの上でコマを動かし,自分の一家を富ませ,威信を高めていく
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2人用の対戦ゲーム「Micro World」。人間の体内で発生しているウイルスと抗体の戦いがテーマになっている。ミクロの決死圏的な展開にも期待できそうだ
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トロピコなどでお馴染みのダメな独裁者が,アメリカに一泡吹かせるべくホワイトハウスを目指して旅をするというすごろく風ゲーム「Revenge of the Dictator」。独裁者の国に向けられた核兵器を排除するイベントがあったり,NPCであるアメリカが,突如デフコンレベルを上げてプレイヤーを攻撃してくるなど,好きな人にはたまらない怪作に仕上がっている。個人的に要注目である
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カードに記された言葉を踏まえつつ,曲にあわせて歌詞を作っていく「Rhyme」。言語依存性が極めて高いので日本語化は難しいと思うが,このテーマのJPOP版は見てみたい気がする
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カードが示した質問に対するパートナーの回答を元に,場に並んだ人物カードから「正解」をピックアップするという「Glimpse」。これだけならよくある作品だが,この作品のキモはメガネにある。カードの上置かれた勝利点トークンは,メガネをかけると色が判別できなくなるため,プレイヤーからは得点が確認できない。しかしヒントを与える側は確認できるという,情報の非対称性を利用している
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すごろくベースの子供向けの作品「QUEEN STRIKE」。ゲーム自体は割と単純だが,面白いのはインタフェースだ。箱と鏡を利用することでタブレットの映像が立体的に表示されるほか,出したカードを自動的に読み取ってアクションが実行される。テクノロジーの持つインパクトや楽しさを,ボードゲームを通じて子供に伝える優れた作品といえる
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古代地中海を舞台とした「Mare Nostrum」。見るからに重量級な本作は,2003年にリリースされたAcademy Games版を大幅に改善した作品とのことだ。ゲームとしてはエリアマネージメント系で,交易や戦争はもちろん,ピラミッドのような建造物の建設まで盛りだくさん
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スポーツ系FPSを強く意識したストラテジーゲームの「SHOOT cardgame」。適当な障害物を置いてフィールドを構築し,キャラクターを示すフィギュアを置いてゲーム開始。移動にはカードを使うが,1移動力=「カードの幅」というアナログ方式だ(詳しい人は「Wings of Glory」を思い浮かべよう)。ゲームモードはリスポーンありのキャプチャー・ザ・フラッグで,フィールドに落ちているアイテムでの強化や回復も可能……と,まるっきりFPSの説明をしている気になるくらい再現度は高い。火力が高めに設定されていることもあり,プレイ時間は短め(15分程度)とのことだ
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「SCUBA」というタイトルどおり,スキューバダイビングをテーマとしたタイトル。ボードもそうだが,海の生き物が描かれたカードも非常に美しい
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なんのかんので定番のテーマを扱った,その名もズバリ「NINJA」。一昔前は「勘違い日本」と揶揄されるテーマだったが,今では作る方も遊ぶ方も分かって楽しんでいるあたり,時代の変化を感じる
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「Forest Fire」は,森林火災をテーマとしたタイトル。意外かもしれないが,実は「協力して(ないしソロプレイで)森林火災を消し止める」というスタイルのゲームは長い歴史がある。歴史的大規模森林火災を再現するセットアップも用意されており,森林火災が好きな人にとってはたまらない作品
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ちょっと地味な見た目の「Sola Fide」は,ルターの宗教改革を扱った作品。プロテスタント教会設立500周年にあたる今年は,ルター関連のタイトルが少なくない。日本でも仏教伝来1500周年(2038年見込み)を目指して,ゲームを作ったら良いかも
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ダイスを使ったカジュアルなクトゥルフゲーム「IAA! Cthuluhu! Fhtagn!」。クトゥルフは世界的に人気のテーマで,日本ほどでないにせよ,ここエッセンでも多くの作品を見られる
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コンポーネントが美しいカードゲーム「OVERSEERS」。カードドラフトとブラフが基盤のゲームシステムで,勝利得点も隠して記録するタイプだ。真っ向勝負が好きなゲーマーなら,確実に楽しめそう
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調香がテーマの「The Purfumer」は,なんとカードから本当に匂いがする。「こすると匂いがする紙」それ自体は決して新しいものではないが,それをゲームに使おうというのは大胆な試みだ
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雪山登山を扱った「Summit」は,1枚のボードの上に追加キットを配置することで,対戦型にも協力型にも変化する(ソロプレイも可能)のが面白く,「登山なんだから協力するのが当然」「ゲームは競ってこそ面白い」という両派閥共に納得できる作りとなっている。食料や酸素といったリソースが重要になる一方で,重量のために,たくさん持ちすぎると移動が遅くなるジレンマがある。登山ゲームも名作が多いジャンルだが,その一角に食い込めそうな作品だ
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「Rock, Paper, Wizard」は見ての通り,じゃんけんの発展形のようなゲーム。パーティゲームとして,文句なく楽しめそうな作品だ
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バランスゲームの一種である「Spaghetti」。皿に盛られ,スパゲティに見立てられた太い糸を,プレイヤーは20秒間で「片手だけを使い」「引っ張っている途中でスパゲティを机につけないようにしながら」1本ずつ抜き取っていく。バランスを崩して茶色い卵が皿の外に転げ落ちてもアウトである。特定の色のスパゲティを集めるとボーナスが得られる発展ルールもあるが,基本ルールだけでも十分に楽しめる。日々コードと格闘するプログラマーの皆様の息抜きにいかがだろうか
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「Field of Green」は,「Race of the Galaxy」を踏まえつつも,プレイヤー内のリソースマネジメントをより重視するようにアレンジを加えたようなタイトルだ。「特定のリソースを収穫し,それを別のリソースに変換して……」といった手続きが多めなので,この手の「メカニズムを作っていく」のが好きな人は確実にハマりそう
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海賊をモチーフとした「King of Pirates」。海賊は昔から人気のテーマだが,海のボード,船のフィギュア,クルーのカード,勝利得点としての財宝といった要素は概ね共通しているのが面白い。ただしマップの作り方はさまざまで,ここはデザイナーの個性が反映されやすい要素といえる
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「カタンの開拓者たち」が示すように,入植と開拓はボードゲームにとって不滅のテーマだ。「Kolonisten」は,このテーマを扱った,見ての通りの重量級タイトル。シティビルダー系のゲームが好きなら,試してみる価値はありそうだ
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「夢」がテーマのタイトル「When I Dream」。プレイヤーのうちの1人がアイマスクをつけ,寝ている人を担当。それ以外の人は精霊役で,カードに示された絵と言葉を元に,寝ているプレイヤーにさまざまな情報を吹き込んでいく。しかるのち,寝ていた人に「どんな夢をみたか」を語ってもらい,その内容と使われた単語によって得点が決定される……というゲーム。精霊役のプレイヤーには,それぞれ「カードが示すとおりのことが夢として語られれば得点」「異なることが語られれば得点」「バランス良く語られれば得点」といった異なる目標が与えられているため,精霊が吹き込む情報は支離滅裂なものになる。初見同士で遊んでも楽しいだろうが,声で相手が分かるくらいの顔なじみとプレイしても面白そうだ
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映像製作会社の社長となったプレイヤー達が,映画やCMやテレビシリーズといった作品の製作に挑む「Motion Picture」。作る作品によって得点が異なり,高度なスタッフが要求される作品ほど高得点なのだが,中には“特定の能力値”(例えば最低値である1とか)でなければ作れない作品も。そのため作品を完成させるためには,優秀なスタッフの首を切って駄目スタッフを迎え入れるといった選択が必要になったりもする。映画をテーマとした作品は多いが,会社のマネジメント要素が多めに入った作品(でもルールはシンプル)として,人気を得そうだ
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さまざまな振り付けが描かれた丸いカードと,それをランダムに提供するであろう中央のデッキ。「TOP DANCE!」がどんなゲームかは,これだけでだいたい想像ができる。パーティゲームとして間違いなく楽しいと確信できる一方で,なんだか日本では致命的に流行りそうにない雰囲気でもある
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どこかで見たことがある感じの,奇妙な生物を作るゲーム「Chimere」。プレイヤーは宮廷魔術師となり,国王に自分の実力を示すために3種の動物を混合したキメラを作る。これらのキメラがさまざまな勝負を行い,誰が最も優れた魔術師かを決定する。「さまざまな勝負」には,泥レスリングや決闘はもちろん,「最も奇妙」「最もかわいい」といった部門もあり,カオスな展開が期待できそう
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協力型のデッキビルダーの「ShadowRift」。リソースを供給する村人や,モンスターと戦う英雄達,あるいは放浪する旅人などを集めていき,増え続けるモンスターを退治する。決してユニークなテーマのゲームではないが,コンポーネントの美しさはかなりのもの
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Shadowriftのデベロッパが作った,武器の形をしたサイコロ「武器ダイス」。D4〜D20まで揃っており,TRPGにも使えそう。盾の形状をしたD20はちょっと出目が偏りそうな雰囲気もあるが……お洒落さはピカイチである
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「短時間で終わるゲームは好きかね!」と声をかけられたので,勢い良く頷いたら紹介されたのがこちら,「LIGHTNING」。リアルタイムで進行するバリバリのアクションゲームで,手札を早くなくした人が勝ち,というスタイル。海外でも,超短時間で遊べるゲームが好きなデベロッパは多いのだ
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こちらは純粋なパズルの「KNOTIVERSE」。立体的な構造のピースとジョイントを使って,さまざまな曲面ないし立体物を構築できる。どちらかといえば,大人が夢中になる系の「ブロック遊び」かも
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協力型のダンジョン探索ゲーム「Perdition's Mouth」。戦略要素が高く,ダイスレスで進行する。見るからに重量級のコンポーネントだが,ルールはシンプルで,1プレイは15分程度。意されるシナリオも多彩で長く楽しめそうだ。「昔はTRPGなんかもよく遊んだんだけど,今じゃあもうそんな時間もとれないなあ」という方であれば,こういった作品は確実に良い選択肢となるだろう。ある意味,TRPGにおける進化の一つの方向ではないだろうか
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シュレーディンガーの猫をモチーフとしたカードゲーム「Dead Cat」。プレイヤーは「箱の中」(=デッキのトップ)をこっそりと観測しながら,箱の中の猫がいつ死んだかを推測していく。実にシュールな展開が楽しめる日本製を思わせるミニマリズムだが,れっきとした海外作品で,ルールはシンプルだがブラフの要素が強い
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さすがドイツというべきか,安定した人気のサッカーゲーム「Super11」。実際にボールを指で弾くようなアクション系ゲームもあれば,本作のようなマス目を使った本格派まで,このジャンルにはサッカーファンの幅広さをそのまま反映したかのような多様性がある
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こちらはゲームではなく,ゲーム用アクセサリーアプリの「Syrinscape」。さまざまなゲームにふさわしいBGMやSEを,タップ一つで提供できる。「そんなものなくても……」と思うかもしれないし,実際のところゲームに集中しているとSEボタンをタップし忘れそうだが,場の雰囲気は明らかに変わる。ファンタジーRPGにおける一般的な状況がカバーされているので,TRPGのGM向けかもしれない
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ローマ時代におけるゲルマン民族の戦いを扱った作品「Germania Magna」。ローマと戦うという部分こそ協力型だが,基本的には部族間抗争がメインとなる。蛮族プレイを楽しみたいのなら要チェックだ
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昨年も見た気がする,穴の開いたブロックを組み上げ,ビー玉の通り道を作る積み木「cuboro」。ゲームというわけではないが,果てしない癒やしがある。事実,昨年もゲーム疲れしたっぽい人達が巨大構造物を作っていたりした
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潜水艦のクルーとなって,敵潜水艦の撃沈を目指すゲーム「CAPTAIN SONAR」。プレイヤーは通信手やエンジニア,ソナー手など,それぞれ独自の役割を担うことになる。ターンベースでゲームを進行させることもできるが,リアルタイム進行も可能で,この場合はまさに実戦さながらの緊張感と慌ただしさが体験できる。SPIEL'16でも密かな注目作となっているようだ
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分割されたボードを連結して大きなマップにしていくというのは,それこそ「カタンの開拓者たち」から連綿と続くアイデアだが,この「INIS」はボードのカッティングの仕方が面白い。とはいえ,それぞれのボードの面積とその枚数を見るに,プレイには相当な広さが必要となりそうだ
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強盗団の一員となったプレイヤーが,自分の役割を隠しつつプレイする「Millions of Dollars」。一種の正体隠匿系ゲームだが,「人狼」とは異なりゲーム途中での脱落はないし,役割もランダム配分ではない。グラフィックのセンスが非常に良い
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絵文字をテーマとした「EMOJITO!」。絵文字文化がついにボードゲームにまで広まったと考えるべきか,それともボードゲームと絵文字はそもそも相性が良かったのか。いずれにしても,この二つの文化の蜜月を感じる作品といえる
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こちらもクトゥルフものの「Ancient Terrible Thing」。当然というか,仕方ないというか,どうしてもコンポーネントが濃い緑色になりがち
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極点を目指してサバイバルしながら,前進していく作品「SNOWBLIND」。これも比較的よく見るテーマだが,本作はコンポーネントが示すとおり,シリアス寄りの作風となっている
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SPIEL'16で驚かされたのが,「火星」をテーマにした作品がやけに多いということ。この「Terraforming MARS」もその一つで,火星のテラフォーミングをテーマとした作品。もちろんというかなんというか,これ以外にも日本のマンガ「テラフォーマーズ」を使ったカードゲームも出展されている。なんですかね,「オデッセイ」あたりで火星ブームに火がついたんだろうか
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架空の1920年代東欧を舞台に,工業や農業をコントロールしたり発展させたりしながら,最も大きな利益を上げることを目指す「SCYTHE」。ワーカープレイスメントで,運の要素はほとんどないという,いわゆるゲーマーズ・ゲームである。とはいえビジュアルの完成度は非常に高く,全体としてレベルの高い仕上がり
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日本の百人一首をモチーフにした作品かな……と思いきや,れっきとした「小倉百人一首」の完全ドイツ語版がこちら。日本からの出展で,ちゃんと上の句・下の句で訳が分かれている。音韻やライムの関係からか,ドイツ語のほうが英語よりも原作の雰囲気をよく伝えている,とのこと
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ご覧の通り火星ネタの「MARS2049」。こうしたタイトルが複数出展されていた
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見ただけでどんなゲームか分かる「The Eyez」。子供向けゲームとして確実に楽しめるし,大人が子供に勝てない系のゲームの筆頭でもある
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これまた見てわかる系のゲームの「CIRCUIT MAZE」。日本にはその昔,「電子ブロック」なんていう玩具もあった。こちらの作品はゲームを通じて学べる構造になっていて,いわばシリアスゲームとしての側面も持った作品
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リアル脱出ゲームをカードベースで楽しめるという触れ込みの「ESCAPE THE ROOM」。脱出ゲームはヨーロッパでは安定した人気を誇っており,フランスやドイツには常設の施設がいくつも運営されている。SPIEL'16でも注目度は高く,試遊競争率も高そうである。日本での人気も鑑みるに,今後さまざまな影響がありそうなタイトルだ
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どこかで見たようなキャラクターが箱絵を飾る「CodeMaster」。プログラミングの基礎的な概念を踏まえたゲームで,これまたシリアスゲームの一種である。ユーロゲームがまだドイツゲームと呼ばれていた時代,「8歳以上」などと明記されたゲームが,実はかなり踏み込んだ内容の投機&経営ゲームになっていたことはザラだった。同様に,子供達がこうしたゲームを通じてプログラミングを学んでいくのだろう。ドイツゲーム恐るべしだ
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「赤い惑星」という意味の「ROTEN PLANETEN」というタイトルであるからには,これまた火星がテーマなのであろう。が,ビジュアルはどちらかといえばスチームパンク寄り。いやはや,なぜここまで火星が人気なのだろうか
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「MAINFRAME」というタイトル通り,メインフレームをテーマとした作品。日本だと「ゲームでまでこんなことを考えたくないんじゃ!!」と悲鳴を上げるSEも少なくないはず
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クトゥルフものボードゲームの元祖的存在「アーカムホラー」のカードゲーム版「ARKHAM HORROR THE CARD GAME」
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ここでも安定した人気のSTAR WARS。ドイツでは毎年のようにSTAR WARSの新作ボードゲームやカードゲームが発売されている。この「STAR WRAS REBELLION」は,かなり凝ったコマを使うタイプのよう
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複数見られたDCヒーローもののボードゲーム「JUSTICE LEAGUE」。はいそこ,「グリーンランタンは不憫だったね」などと言わない! 映画が残念だったぶん,ゲームで活躍させてあげよう
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ほかのプレイヤーに毒杯を飲ませようとするゲーム「Hoch die Becher」。コンポーネントはかなり凝っていて,駆け引きの要素も多彩
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こちらは「リアル脱出ゲーム」を,1つの箱に押し込めてしまったという作品「BRAIN BOX」。デザイナー曰く「モバイル版だよ!」とのこと。確かに運搬可能だが,若干「モバイル」の意味が違っているようにも思える。ゲームとしては脱出ゲームのロジックそのままで,部屋に見立てられた仕切りの中にあるアイテムを使ってパズルを解いていく。リアル脱出ゲームはやってみたい,でも予約したりほかの人とチームワークを発揮したりするのはちょっと面倒,という人にはドンピシャかも
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ゲームボードとフィギュアが実に楽しげな「HOP!」。会場でも広めのプレイスペースがとられていたので,かなり期待できそうなタイトルだ
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宇宙船における極限状況からの脱出を試みる協力型ゲーム……と思いきや,生き延びられるのはただ1人というシビアなゲームだった「ARGO」。この設定を聞いて胸が躍るプレイヤーであれば,同じタイプのプレイヤーを集めて遊んでみる価値がありそうだ
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こちらの「Dek-Den」は,ゲームではなくアクセサリー系の製品。デッキ構築系ゲームの収納BOXで,カードを整理できるだけでなく,簡単に取り出せる構造になっている。この箱が3つあれば,「ドミニオン」の全セットが運搬可能とのこと。目下Kickstarterでバッカーを募集しているそうなので,興味のある方は投資してみてはいかがだろうか。サンプルはスリーブに入っていない状態で運用されていたが,スリーブがあっても問題なく利用できるとのこと
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見るからにスコットランドヤード,名前からして「13日の金曜日」なテイストの「Last Friday」。スコットランドヤードそのままのルールではないらしいが,この組み合わせで面白くならないほうが嘘だろう
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空戦ゲームの名作「Wings of Glory」のシステムで帆船の戦いが楽しめる「Sails of Glory」。平らなテーブルの上でプレイし,カードをメジャー代わりにして帆船フィギュアを動かす。ちなみに同テーマの同人作品をプレイしたことがあるのだが,そちらも十分に面白かった。帆船ファンならマストなタイトルになりそう
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「Ticket to Ride」の最新拡張セット「世界の旅」。膨大な数の拡張セットを誇る同作に,またしても新しい拡張が……というと「いや,面白いと思うけど,もういいかな」的な反応もあるかもしれない。が,本作のマップは全世界をカバーしている。これはこれで,新しい楽しさがありそうだ
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往年のアメリカロードムービーのような雰囲気でありつつ,実はゾンビ物という,「面白いものと面白いものを足したら面白いに違いない」的な作品「Hit Z Road」。だが決してイロモノというわけではなく,デザイナーはMartin Wallace氏である。ソロプレイも可能とのことだ
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催眠術がテーマの「Hypnose」。デザイナーは本職の催眠術師だそうで,理屈の上では最も本格的な催眠術ゲームと言えるだろうか。カードのグラフィックスは日本のアニメを意識したものになっていて,デザイナー本人をイメージしたカードもあるとか
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最後に,今年も数多くの日本産ゲームを引き連れてエッセンに上陸した,ヤポンブランドの展示を紹介。大型パッケージのゲームも増えているようだ
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