［E3 2013］「Disney Infinity」では，プレイヤーが作った「自分だけのディズニーワールド」をほかのプレイヤーとクラウドで共有可能に

　E3 2013会場のDisney Interactive Studiosブースは，海外では2013年8月13日に発売予定の新作「Disney Infinity」（PC / PS3 / Xbox 360 / Wii U / Wii / 3DS）が大々的に取り上げられていた。

　本作は，ディズニー映画やアニメに登場するキャラクター達とその世界の両方を楽しめるというもの。リアルのフィギュアとゲームを連動させている点が特徴で，フィギュアを専用の「リーダーパッド」に乗せると，ゲーム中にそのキャラクターや映画の世界が現れ，さまざまなゲームを楽しめるという。

「Disney Infinity」公式サイト

　本作では，「Play Set」と「Toy Box」という2つのコンセプトが柱となっている。
　Play Setでは，フィギュアになっているキャラクターとその世界を舞台にしたゲームが楽しめる。たとえば，“キャプテン”ジャック・スパロウのフィギュアなら，「パイレーツ・オブ・カビリアン」の世界を舞台にしたゲームを，サリーのフィギュアなら「モンスターズ・ユニバーシティ」の世界を舞台にしたゲームをプレイできるといった仕組みだ。
　現在，Play Setは「パイレーツ・オブ・カリビアン」「モンスターズ・ユニバーシティ」「Mr.インクレディブル」「カーズ」の4つが用意されることが明らかになっている。


　一方のToy Boxは，プレイヤーがさまざまなディズニーキャラクターやその世界のオブジェクトを使って，夢の世界を作り出せるというもの。
　Play Setを遊んでキャラクターやオブジェクトなどをアンロックし，それらをToy Boxで自在に組み合わせれば，自分だけのゲームを作れるとのことだ。たとえば，「カーズ」のライトニングと「トイズ」のブルズアイでレースをするというように，通常のゲームではあり得ない組み合わせも，自由に実現できるわけである。
　なお，オンラインに接続すると，Toy Boxのデータは「Disney Cloud」というクラウドサーバーに保存され，他プレイヤーのToy Boxをダウンロードして遊ぶこともできるとのこと。


　そのほか，Play SetとToy Boxで使える「Power Disc」と呼ばれるアイテムパックも用意される。キャラクターをパワーアップするアビリティや，Toy Boxで使えるオブジェクトあるいはテーマの追加などをゲーム内で実現するもので，こちらも先述のリーダーパッドに乗せると利用できるようだ。
　ちなみにDisney Interactive Studiosブースでは，ダンボのようなオールドディズニーキャラクターや，「The Lone Ranger」のような最新実写映画のアートがあしらわれたPower Discが存在することを確認できた。


　Disney Infinityは，そのタイトルのとおり，ディズニーワールドの無限の広がりを感じさせるものだ。
　Disney Interactiveのインタラクティブエンターテイメント部門におけるフラグシップタイトルだけあり，かなり力の入ったものになることが，ブースの様子からも感じ取れた。
　日本での展開はとくにアナウンスされていないが，この取り組みが今後どのように展開していくのか，引き続き注目していきたい。

4Gamer E3 2013特設ページ