![]() |
競技種目をストVに移してから2回目となるこのイベントは,今年一年を通じて行われてきたCapcom Pro Tour(以下,CPT)認定大会の成績を元に選出された全11か国・31名の強豪達に,イベント前日の12月9日に行われるLast Chance Qualifier(最終予選)の優勝者を加えた計32名が激突。総額37万ドル超(約4166万円)の賞金と世界最強の座を懸けて競い合うというものだ。
EVO2017を制し,ゴールデンタイムの地上波に出演したことも記憶に新しい日本のときど選手,その決勝戦で,対戦相手として熾烈な戦いを繰り広げたアメリカのPunk選手,UAEの若き代表Big Bird選手やイギリスが誇るベガ使いProblem X選手,ドミニカ共和国から突如現れた彗星MenaRD選手,さらにはご存じ日本格闘ゲーム界の至宝ウメハラ選手や最強の矛sako選手などなど,世界に名だたるトッププレイヤー達が一堂に会する。まさにストV Season2の総決算というにふさわしい舞台といえるだろう。
![]() |
![]() |
最終予選を含めると,本年度は3日間に分けての開催となる。最終予選およびTOP8までを選出する決勝トーナメント初日は,カリフォルニア州アナハイムの「Anaheim Hilton Hotel」内のボールルームで行われ,優勝者が決まる最終日は,昨年と同じくSony Computer Entertainment Americaが主催するコミュニティ向け展示会「PlayStation Experience 2017」(以下,PSX2017)が開催中の「Anaheim Convention Center」が,その舞台となる。
例年どおり,4GamerではCapcom Cup 2017の最新情報をTwitterの@4GamerLiveにてリアルタイムでお届けしていく。またこちらも例年どおりだが,日本から観戦する読者のためのストリーミングスケジュールもまとめているのでチェックしてほしい。
なお,本年度は「MARVEL VS. CAPCOM: INFINITE」(PC / PS4 / Xbox One)の世界大会である「Battle for the Stones」も併催となり,こちらは北米時間12月10日 11:00より,「Anaheim Hilton Hotel」にてTOP16からLoser's Semi Finalまでを行い,Capcom Cup 2017 TOP8の直前にGrand Finalを行うとのことだ。
このイベントは歴代のEVO覇者と6名の予選通過者が参戦する半招待制大会なのだが,「予選通過者はトーナメントのルールを一度だけ改変できる」というなかなかにユニークな形式を採用している。日本からはかずのこ選手が出場するので,興味ある読者はこちらもチェックしてみよう。
「Capcom Cup 2017」配信スケジュールとトーナメント表
本大会の模様は,3日間ともにTwitchのCapcom Fightersチャンネルでの配信が予定されている。ただし,Capcom Cup 2017初日は2015年と同じく2つ目のチャンネルも使用する2台進行で行われるとのこと。昨年は1チャンネルですべての試合を配信していたが,結果としてTOP8の決定までに15時間ほどかかり,選手達の顔も疲労の色が濃かった。そうした事情を鑑みれば,この変更も致し方ないだろう。
■関連記事:
DAY1: Last Chance Qualifier
| 現地時間 | 日本時間 | Last Chance Qualifier |
|---|---|---|
| 2017/12/9 11:00 | 2017/12/10 4:00 | スタート |
| 2017/12/9 21:00 | 2017/12/10 14:00 | トーナメント終了 |
配信アドレス
英語配信 / 日本語配信DAY2: Capcom Cup 2017 TOP32〜8
| 現地時間 | 日本時間 | Capcom Cup 2017 | Battle for the Stone |
|---|---|---|---|
| 2017/12/10 11:00 | 2017/12/11 4:00 | スタート | スタート |
| 2017/12/10 21:00 | 2017/12/11 14:00 | ベスト8選出 | ベスト2選出 |
配信アドレス
英語配信1 / 英語配信2 / 日本語配信 / Battle for the Stone(英語のみ)DAY3 Capcom Cup 2017 TOP8
| 現地時間 | 日本時間 | Capcom Cup 2017 |
|---|---|---|
| 2017/12/11 14:00 | 2017/12/11 7:00 | Battle for the Stone: Grand Final |
| 2017/12/11 14:45 | 2017/12/11 7:45 | Capcom Cup 2017 TOP8 |
| 2017/12/11 20:00 | 2017/12/11 13:00 | トーナメント終了 |
配信アドレス
英語配信 / 日本語配信 / Battle for the Stone(英語のみ)とはいえ,2台進行となった恩恵は開始時間に表れている。TOP8までを決める2日目のトーナメントは日本時間における日曜日の早朝4:00からお昼過ぎまで,世界王者が決まるTOP8以降は月曜日の朝7:00からお昼過ぎまでと,日本からもある程度視聴しやすい時間帯となった。まあ,TOP8が月曜日というのは社会人には厳しいかもしれないが,Grand Finalがちょうど昼休みあたりに行われるのは朗報と言っていいだろう。
とくに,近頃テレビに出演する機会が増えてきたプロゲーマーで格闘ゲームシーンを知ったという人は,この機会にぜひリアルタイム観戦にチャレンジし,彼らの魂が込もったプレイをその目で確かめてほしい。
Capcom Cup 2017注目選手ピックアップ
ここからはCapcom Cup 2017における注目選手を紹介していくが,その前にまず,出場権の獲得条件をおさらいしておこう。
1. Capcom Cup 2016覇者 1名:Ricki Ortiz選手
昨年度の覇者であるNuckleDu選手は11月に本大会への出場辞退を表明。それにより,昨年度準優勝を果たしたアメリカのRicki Ortiz選手が繰り上がりで出場権を獲得した。
2. 4つの地域代表者決定戦覇者 4名
- 欧州代表:Problem X選手
- アジア代表:ときど選手
- 南米代表:DidimoKOF選手
- 北米代表:Punk選手
昨年までとは異なり,本年度の地域代表者決定戦にはリージョンロック(その地域に在住している選手しか出場できない)がかかっていた。なお,南米地域の代表者決定戦では,すでにグローバルポイントランキングでの出場が確定していたMenaRD選手とBrolynho選手が出場辞退を表明し,ブラジルのダルシム使いDidimoKOF選手が出場権を獲得している。
3. グローバルポイントランキングでの上位入賞 26名
これまでのCPTでは“プレミア大会覇者へのCapcom Cup出場権付与”(通称,一発切符)をいかに獲得するかが争点の一つとなっていたわけだが,本年度はこれが完全に廃止となった。これにより,実に26もの出場枠が“グローバルポイントランキングでの上位入賞”に割り当てられ,その結果,これまで以上に熾烈なポイントレースが繰り広げられることとなった。
それでは,見事Capcom Cup 2017への出場権を獲得した選手たちの中から,4Gamerの注目選手を挙げていこう。
![]() |
![]() |
アメリカに舞い降りた“ストV星人”。2016年後半から頭角を現し,2017年になってからは北米で行われたほとんどの大会で優勝,もしくは準優勝を果たし,前人未到の3080ポイントを獲得した。ヒット確認,対空,状況判断からのコンボ選択や反撃といった技術面の精度は全参加選手中でも屈指で,さらに駆け引きのうまさと勝負強さをも合わせ持つ。EVO2017でときど選手に一度敗れはしたものの,それでも本大会の大本命として名前が挙がるだろう。ただ,初戦でLast Chance Quaifierを通過してきた“ノリにノッている相手”と戦わなければならない点は不安要素になりそうだ。
![]() |
![]() |
イギリスで生まれ出た新たなる欧州王。Capcom Cup 2016ではアレックスを使用し,シーズン2初期にはバーディやララなどを使用していたが,6月になってキャラクターをベガに固定してからは大躍進。これまで欧州大会の上位を独占していたLuffy選手やPhenom選手を幾度となく撃破,さらにはプレミア大会のEGXでは日本屈指のラシード使いであるガチくん選手をも破る,世界最強ベガ使いとしての評価を固めた。持ち前のディフェンスのうまさを盾にVゲージを温存し,強力なVトリガーである「サイコパワー」で相手を駆逐するスタイル,さらにはベガ自体が少々レアなキャラクターであることも相まって,本大会でも爆発する可能性は高いだろう。
![]() |
![]() |
EVO2017にて,全米最強プレイヤーと目されるPunk選手との熾烈な決勝戦を制し,悲願となるビッグタイトルを手に入れた“東大卒EVO覇者”。これまで以上に磨きのかかった持ち前の状況判断能力,そして弱点と言われていた“劣勢時の踏ん張りの効かなさ”も払拭し,EVO2017以降もハイレベルな賞金制大会The Brooklyn Beatdownに優勝,アジア・オセアニア地区代表者決定戦では最終予選枠から出場権をもぎ取るなど,とくに大規模な大会でその実力を遺憾なく発揮してきた。本大会における優勝候補の一人と言ってもいいが,同じブロック内にはなんと6名もの日本勢がひしめいており,激闘が予想される。
![]() |
![]() |
尋常ならざるやり込みで培われた知識量と,コンボ選択の巧みさから,世界最強のいぶき使いと目される日本屈指の強豪プレイヤー。とくに“リーサル状況”(相手を倒し切れるコンボがある,という状況)への優れた判断能力は,並みいるトッププレイヤーたちをも驚かせるほど。Capcom Pro Tour中,一年にわたって安定した成績を叩き出しており,全参加選手中,唯一となる“プレミア大会3回優勝”という快挙を成し遂げた。本戦の同じブロックには大会で負けた経験のある日本のどぐら選手やマゴ選手もいるため,このあたりのぶつかり合いはかなり見ものだ。
●出場者の傾向(国籍別)
| 地域 | 国籍 | 人数 | 内訳(ポイント順) |
|---|---|---|---|
| アジア | 日本 | 15名 | ときど選手,ゆかどん選手,ハイタニ選手,どぐら選手,ふ〜ど選手,かずのこ選手,ボンちゃん選手,板橋ザンギエフ選手,ガチくん選手,ウメハラ選手,GO1選手,もけ選手,マゴ選手,ももち選手,sako選手 |
| 韓国 | 1名 | Verloren選手 | |
| シンガポール | 1名 | Xian選手 | |
| 台湾 | 1名 | Oil King選手 | |
| 北米 | アメリカ | 6名 | Punk選手,Justin Wong選手,Snake Eyez選手,Smug選手,801 Strider選手,Ricki Ortiz選手 |
| 欧州 | アラブ首長国連邦 | 1名 | Big Bird選手 |
| ノルウェー | 1名 | Phenom選手 | |
| フランス | 1名 | Luffy選手 | |
| 南米 | ブラジル | 2名 | Brolynho選手,DidimoKOF選手 |
| ドミニカ共和国 | 1名 | MenaRD選手 |
●出場者の傾向(キャラクター別)
| キャラクター | 人数 | 内訳(括弧付はサブキャラ) |
|---|---|---|
| かりん | 4名 | Punk選手,ボンちゃん選手,Justin Wong選手,マゴ選手 |
| ラシード | 3名 | ガチくん選手,もけ選手,Oil King選手 |
| ネカリ | 3名 | ハイタニ選手,Phenom選手,Brolynho選手 |
| ケン | 2名 | Big Bird選手,ももち選手 |
| ミカ | 2名 | ふ〜ど選手,Luffy選手 |
| キャミィ | 2名 | かずのこ選手,Verloren選手 |
| ザンギエフ | 2名 | 板橋ザンギエフ選手,Snake Eyez選手 |
| いぶき | 2名 | ゆかどん選手,Xian選手,(GO1選手) |
| 春麗 | 1名 | Ricki Ortiz選手 |
| ベガ | 1名 | Problem X選手 |
| バーディ | 1名 | MenaRD選手 |
| ダルシム | 1名 | DidimoKOF選手 |
| ララ | 1名 | 801 Strider選手 |
| ガイル | 1名 | ウメハラ選手 |
| バイソン | 1名 | Smug選手 |
| ユリアン | 1名 | どぐら選手 |
| 豪鬼 | 1名 | ときど選手,(Snake Eyez選手) |
| メナト | 1名 | GO1選手 |
4. Last Chance Qualifier覇者 1名
そして,残る1枠はこれから行われる最終予選にて決定される。この大会には最凶のユリアン使いネモ選手や春麗を極めしMOV選手,強豪いぶき使いのあくあ選手といった日本勢を始め,EVO2016を制した韓国のInfiltration選手,中国13億人の頂点に立つXiao Hai選手,全米最強ダルシム使いのFilipino Champ選手や若手の超強豪ラシード使いJB選手といったそうそうたる面子が参戦を表明しており,こちらも白熱した展開が予想される。しかも,ここで勝ち上がった選手のCapcom Cup 2017初戦の相手があのPunk選手とくれば,本戦の行方を大きく左右する大会となることは疑いようがないだろう。こちらもお楽しみに。
![]() |



























