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[E3 2019]「ポケットモンスター ソード・シールド」は楽しんでほしいところだらけ。ゲームフリーク・増田Pと大森Dにインタビュー
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印刷2019/06/13 17:32

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[E3 2019]「ポケットモンスター ソード・シールド」は楽しんでほしいところだらけ。ゲームフリーク・増田Pと大森Dにインタビュー

 E3 2019のNintendo of Americaブースに,「ポケットモンスター」シリーズ最新作「ポケットモンスター ソードシールド」がプレイアブル出展されていた。この体験後,ゲームフリークのプロデューサー増田順一氏と,ディレクターの大森 滋氏インタビューを行う機会も得られたので,合わせてお伝えしていこう。

画像集 No.003のサムネイル画像 / [E3 2019]「ポケットモンスター ソード・シールド」は楽しんでほしいところだらけ。ゲームフリーク・増田Pと大森Dにインタビュー

「ポケットモンスター ソード・シールド」公式サイト


 ポケモンジムを模したブースでは,みずタイプのポケモンを使うジムリーダー「ルリナ」のジムに挑む内容が体験できた。ジム内のポケモントレーナーと戦いつつ,道をふさぐ滝をスイッチの操作で消して先に進んでいくジムで,最奥ではスタジアムのような場所でルリナと対決することになる。
 ルリナは,バトル中に一度だけポケモンを巨大化して強化できる新要素「ダイマックス」を使ってくる。ルリナのダイマックスカジリガメに対して,自分もダイマックスを使えば,巨大ポケモン同士が向かい合う迫力のバトルとなる。

試遊中,まだ情報が出ていないポケモンがしれっと登場していた。左がコーギーのような可愛らしい見た目の,でんきタイプのポケモン「Yamper」,右が悪魔っぽい見た目どおり,あく/フェアリーの「Impidimp」。日本語での名前は不明だ
画像集 No.002のサムネイル画像 / [E3 2019]「ポケットモンスター ソード・シールド」は楽しんでほしいところだらけ。ゲームフリーク・増田Pと大森Dにインタビュー


バトルを最大限楽しんでもらうために――ゲームフリーク 増田順一氏・大森 滋氏インタビュー


4Gamer:
 本日はお時間をいただき,ありがとうございます。E3で配信された「Treehouse: Live」で,増田さんから「『Pokemon HOME』と『ポケットモンスター ソード・シールド』の間を行き来できるポケモンを,ガラル図鑑に登場するポケモンに絞ることにしました」という話がありましたが,まずはこの点について詳しく教えてください。

増田順一氏(以下,増田氏):
 はい。ガラル図鑑に登場するポケモンは,これまでのポケモン達を絞る形になっています。

大森 滋氏(以下:大森氏):
 我々もこれまで,すべてのポケモンが登場できるように開発してきましたし,辛い決断ではあったのですが,今はもう800種を超えるポケモン達がいます。そのすべてを,Nintendo Switchの綺麗なグラフィックスで活き活きと描くには,どうしてもこれまでと比較して開発時間がかかってしまうんです。
 また,新しい個性を持ったポケモンを登場させるにあたって,今までのすべてのポケモン達も登場させるとなると,役割や相性などのバランス調整も困難です。バトルを最大限楽しんでいただくためにも,ガラル図鑑に登場するポケモンに絞ることにしました。

ゲームフリーク プロデューサーの増田順一氏(左)と,ディレクターの大森 滋氏(右)
画像集 No.001のサムネイル画像 / [E3 2019]「ポケットモンスター ソード・シールド」は楽しんでほしいところだらけ。ゲームフリーク・増田Pと大森Dにインタビュー

4Gamer:
 800種類以上もいる中でバトルのバランスを取って,個性も出して……というのは,想像するだけで気が遠くなります。登場するポケモンを絞るとのことですが,どのぐらいの数になるのでしょうか。

増田氏:
 プレイしての楽しみを奪ってしまうので,具体的な数はお伝えできませんが,十分に楽しんでいただけるボリュームはしっかりと用意しています。現在登場が決定しているポケモンの進化先や進化元も,もちろん登場します。例えば,チャンピオンのダンデはPVでリザードンを連れていますが,もちろんヒトカゲもいます。

4Gamer:
 「Pokémon Direct 2019.6.5」で公開された情報についても聞かせてください。ゲーム画面で気になったのが,本作のエンカウント方式です。「ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウイーブイ」で採用されたシンボルエンカウントに見えますが,これは同様になるのでしょうか。

大森氏:
 今回もシンボルエンカウントはあるのですが,草むらの中でランダムでエンカウントする方式にも,良さがあったと思います。何が出てくるのか分からないドキドキ感が味わえますから。そこで,草むらに「!」マークが出て,そこに行くとランダムで登場するという仕組みも取り入れました。

4Gamer:
 シンボルとランダム,どちらも楽しめるんですね。

増田氏:
 はい。今回は完全新作で新しいポケモンが登場するので,草むらでドキドキしていただければと思います。

4Gamer:
 草むらからしか出てこないポケモンはいるんですか?

大森氏:
 ええ,います。シンボルエンカウントのポケモンだけを狙っていると,すべてのポケモンには出会えません。

4Gamer:
 野生のポケモンとのバトルは,「ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・イーブイ」のような形ではなく,従来のようなバトルが発生すると考えていいのでしょうか。

大森氏:
 従来のようなターン制のバトルになります。

4Gamer:
 新要素の「ワイルドエリア」は,これまでのシリーズになかった冒険が楽しめそうでワクワクしています。

大森氏:
 ワイルドエリアは,「遠くに見えるあそこには何があるんだろう」といった思いができるような広さを目指して作っています。本当にたくさんのポケモンが生息していて,天候の変化などによって何が登場するかも変わってきます。

4Gamer:
 ワイルドエリアというのは,例えば「街A」と「街B」の間に広がっているマップなのでしょうか。それとも,広大なワイルドエリアというマップ内に,「街A」「街B」「街C」が点在しているような感じですか?

大森氏:
 どちらかと言えば後者ですね。なので,街Aに行かずに遠くへ行くといったこともできます。ただ,それをするとすごくレベルの高いポケモンに出会ってしまうこともあるので,それはそれで奥まで行ってしまったドキドキ感みたいなものも味わえるかもしれません(笑)。

4Gamer:
 ワイルドエリアは,ほかのプレイヤーと出会えるとのことですが,同じマップで複数人が冒険している様子が見られる仕組みになっているのでしょうか。

増田氏:
 仕組みとしては,位置情報も含めて非同期で,ほかのプレイヤーが表示されるようになっています。

大森氏:
 ただ,ワイルドエリア上で「対戦したい」「交換したい」といった意思表示は可能で,これはほかのプレイヤーにも見えるので,それに誰かが応じれば対戦や交換ができます。

4Gamer:
 ワイルドエリアで楽しめる新コンテンツとして,シリーズでも初となる4人協力プレイの「マックスレイドバトル」が発表されています。こちらはどういった意図で実装されたものなのか教えてください。

大森氏:
 より多くの人が参加しやすいバトルを用意したかったんです。対戦はどうしてもコアな遊びになってしまうので,初心者には入りづらいところがありました。1人でも入ってくれれば有利になって,「一緒に捕まえよう」とみんなが楽しめる構造を考えた結果,マックスレイドバトルができました。

4Gamer:
 4人でダイマックスポケモンに挑むことになりますが,仲間のポケモンを守ってあげたり,能力を上げてあげたりといった,協力プレイらしいわざの使い方はできるのでしょうか。

画像集 No.005のサムネイル画像 / [E3 2019]「ポケットモンスター ソード・シールド」は楽しんでほしいところだらけ。ゲームフリーク・増田Pと大森Dにインタビュー

大森氏:
 はい。リフレクターを使って全員のしゅびりょくを上げたり,これまであまり活躍していなかった回復してあげるわざが役立ったりなど,マックスレイドバトルならではの戦い方ができます。

4Gamer:
 ダイマックスは,プレイヤー側もバトル中に1回使えますが,近年のポケモンでは,こうした「バトル中に1回」の要素がいくつか登場しています。メガシンカやZワザなどのそうした要素は,本作でも使えるのでしょうか。

大森氏:
 どちらも入っていません。今回はダイマックスで迫力あるバトルをお楽しみいただきたいですから。

4Gamer:
 あまりに要素が増えると複雑になりすぎてしまいますし,何より,メガシンカポケモンがダイマックスしたら大変なことになってしまうのではと思っていました(笑)。ダイマックス中は,具体的には何が起きるのでしょう。

大森氏:
 そのポケモンの一部のステータスが上がり,わざが変わります。ダイマックスわざは,威力が上がるだけでなく,必ず追加効果が発生する強力なものです。例えば,ほのおタイプの「ダイバーン」なら,使用後に天候が日照りに変わるので,場の状況を有利にしながら戦えます。

4Gamer:
 ダイマックスわざはエフェクトが非常に派手で,ダイマックスポケモンのサイズを見ていると,隣にいるトレーナーは無事なのか心配になります(笑)。

大森氏:
 安全性に考慮してバトルしていますから大丈夫です(笑)。

4Gamer:
 最後に,「ポケットモンスター ソード・シールド」の発売を楽しみにしている皆さんに向けて,お二人からメッセージをお願いします。

増田氏:
 完全新作ということで,新しいポケモンと一緒に冒険してもらいたいですし,ヒバニーやメッソン,サルノリがどのような進化をするか確かめてもらいたいですし,マックスレイドバトルを4人でワイワイ遊んでもらいたいですし,楽しんでほしいところだらけです。7月12日から予約できますので,予約してお待ちください。

大森氏:
 パッケージのポケモンとなるザシアンとザマゼンタや,たくさんの魅力的なキャラクター達が織りなすストーリーや世界観も含めて楽しんでいただきたいです。ご期待ください。

4Gamer:
 ありがとうございました。

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