プレイレポート
[プレイレポ]「Tokyo Stories」の最新デモ版で,ピクセルアートと3DCGを融合させたビジュアルや謎多き物語の一端に触れてきた
スクリーンショットを見ても分かる通り,本作はピクセルアートと3DCGを融合させたビジュアルを特徴としている。SteamやSNSでの反響も大きく,BitSummit初日ではビジネスデイにもかかわらず,多くの人が本作を楽しんでいたことからも注目度の高さがうかがえる。
昨年のBitSummit X-Roadsで出展されたデモ版は,スズを操作して東京の街を歩き,表示されるメッセージを読みながら世界設定を理解していくというものだったが,今回のデモではその先が遊べたのでレポートしよう。
デモが始まり,ひとけのない東京の街を道なりに探索していると,スズの目の前に探していたはずの友人「ユノ」が姿を現す。ユノはスズに「ずっと待ってたんだよ」「思い出せないの?」といった意味深な言葉を投げかけ,スズを抱きしめる。すると突然場面が転換し,スズは建物や地面が崩壊した不思議な空間に飛ばされてしまう。
その空間では,特定のオブジェクトに触れることでスズの記憶の断片らしきものが再生され,そこから読み取れる情報を考察しながらゲームを進めていく。
「スズとは一体何者なのか」「ユノが語りかけてくる言葉の真意とは何なのか」「一体どこまでが現実に起きていることなのか」など,プレイしながらさまざまな疑問が頭に浮かんでくる。ますます続きが気になる内容だった。
ブースにいた開発チームによると,今回出展されているものはゲームのほんの冒頭部分とのこと。ここからはスズが街を探索しながら,手がかりを集めて,真実に近づいていく要素が入ってくるという。
現段階で詳しいことは言えないとのことだが,今回のデモ版で描かれた無人の東京にも物語を紐解くさまざまな要素が散りばめられているそうだ。
約5分という短いデモながら,ピクセルアートと3DCGを融合させた特徴的なビジュアルや謎を残しつつもヒキのあるイントロダクションはとても印象深く,プレイ後もいろいろと考察が止まらない内容だった。果たして,スズの行く先には何が待ち受けているのだろうか。
「Tokyo Stories」公式サイト
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