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リトアニア生まれの海洋アドベンチャー「Plasticalypse」で,水没したヨーロッパを探索しよう
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印刷2023/05/25 13:34

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リトアニア生まれの海洋アドベンチャー「Plasticalypse」で,水没したヨーロッパを探索しよう

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 先週ポーランドで開催されたゲームイベント「Digital Dragons 2023」に,リトアニアのインディースタジオであるFluxo Gamesが「Plasticalypse - TrashSub Adventures」を出展していた。筆者はそこで,Fluxo GamesのCEOであるリティス・ジャゼヴィシュス氏に話を聞いたので紹介しよう。

「Plasticalypse - TrashSub Adventures」は,環境破壊によってヨーロッパ全土が水没してしまった近未来を舞台にしたゲームだ。これまで海洋清掃事業を行ってきたシルビアらが潜水艦に乗り込み,環境改善の糸口を見出すために旅を続けていくというストーリーを描いている。プレイヤーは潜水艦を操縦しながら,パリ,ローマ,アテネ,そしてリトアニアの首都であるヴィリニュスなどを巡って資源を集めていく。

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 ゲームは斜め見降ろし型の視点となり,ゆっくり進む潜水艦を操作し,ドーム型の海底都市を探索する。パリの市長らから依頼を受けて必要な物資を確保したり,近辺を徘徊する海賊やミュータント化した生物たち,さらには汚染そのものと戦ったりしていく。
 キーボードで潜水艦を操り,左クリックでバブル銃,右クリックでロケットを発射。弾は水の抵抗を受けるため,正確に相手を狙うのは少々難しく,いわゆる偏差撃ちのようなテクニックを求められるようだ。

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 海中には倒壊したエッフェル塔のようなモニュメントもあるが,少なくとも序盤においては,タイトルから連想するような“プラスチックゴミによる環境汚染”はない。ヴィリニュスにたどり着くまでのストーリー展開がどうなっているのかが気になるところだ。

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 バルト三国南端のリトアニアと言えば,第二次世界大戦中にドイツ・ナチスに迫害された多くのユダヤ人たちにビザを発給し,“東洋のシンドラー”と呼ばれた杉原千畝のエピソードが有名だが,人口286万人という小さな国だけあって,これまでゲーム産業に大きな爪痕を残してきたわけではない。

 思い当たるところでは,2014年にモバイル機を中心に人気となったNordcurrentの「Cooking Fever」や,2016年にインディーズシーンで話題になったNo Breaks Gamesの「Human: Fall Flat」あたりが,日本でも知られるところだろうか。

Fluxo Gamesのオフィス風景(Fluxo Gamesの公式Twitterより)
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 「Plasticalypse - TrashSub Adventures」のFluxo Gamesも,2020年に起業されたばかりという非常に若いメーカーだ。そこを率いるジャゼヴィシュス氏自身も,同国のゲーム開発者をまとめる「Lithuanian Game Developers Association」のボードメンバーを務め,昨年末には同国内でのイベントも成功させるなど,精力的に活動しているという。

 ジャゼヴィシュス氏は開発中の新作ゲームも紹介してくれたが,Digital Dragons 2023にはほかにも複数のリトアニア在住開発者たちが参加しており,小規模ながらもパワーを感じられた。果たして,リトアニアのゲーム産業は今後どう成長していくのだろうか。


  • 関連タイトル:

    Plasticalypse

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