モントリオールでひと夏の画家気分。町の人との交流を通して画家としてインスパイアされていくアドベンチャーゲーム「Été」がリリース

　カナダのモントリオールを拠点にするImpossibleは，カジュアルなアドベンチャーゲーム「Été」をSteamでリリースした。価格は2800円（税込）。リリースを記念して，7月31日まで25％オフの2100円（税込）で販売中だ。

Steamの「Été」ストアページ

　フランス語で“夏”や“過ぎ去ったもの”を意味するÉtéは，ひと夏を過ごすためにモントリオールにやってきた，新進気鋭の画家が主人公となる。
　人々との交流を通して仕事を依頼され，町を散策してインスピレーションを受けることによって，さまざまなアートを描き上げていく。これにより，町や自分の周囲の環境が美しくなっていき，絵を描くことよりも，自分が身を置く瞬間的な時間に美を感じられるような体験ができる。



　これまでも日本では「マリオペイント」や「パスパルトゥー」，海外では「The Unfinished Swan」や「Concrete Genie（アッシュと魔法の筆）」といったペイントをテーマにしたゲームはあった。Étéは，町の散策を通して，クリエイティビティやインスピレーションを得るプロセスを楽しむような“画家の創作シミュレータ”に近いかもしれない。


　本作には，町の風景をじっくり観察していくことで得たアイテムや色の調合をして，それを自分の作品に当てはめていく「3Dスタンプ」というシステムが用意されている。3Dモデルをキャンバスの中で微調整してアングルや大きさを決め，それを2D化させて1つのアートを作り出せる。絵画に自信がない人でも楽しめるような仕組みが興味深い。
　なお，自分のアトリエやアパートのデコレーションも同じように3Dモデルを調整して仕上げられる。


　Étéは，サポート言語が英語とフランス語のみで，残念ながら日本語に対応していないが，画家になりきって楽しみたい人はチェックしてほしい。

「Été」公式サイト