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「Goddess of Destruction」における日本独自仕様の詳細について,「リネージュ2」プロダクトマネージャー五條氏に直撃
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印刷2011/11/05 00:00

インタビュー

「Goddess of Destruction」における日本独自仕様の詳細について,「リネージュ2」プロダクトマネージャー五條氏に直撃

「リネージュ2」プロダクトマネージャー 五條隆将氏
 エヌ・シー・ジャパンは11月3日,MMORPG「リネージュ2」のオフラインイベント“シーレン復活祭”を,東京都内のニコファーレにて開催した。
 オフラインイベントでは,リネージュ2の次期大型アップデート「Goddess of Destruction」(以下,GoD)で激変する世界や,レベル85以上のキャラクターが迎えることになる“覚醒”など,GoDのトピックが紹介され,その模様はニコニコ生放送でも中継された。サービス開始から7年が経過した老舗MMORPGを,既存のベテランプレイヤーだけでなく,新規プレイヤーに対してもあらためてアピールする場となった。

 イベントの模様はレポート記事で紹介しているが,その終了直後に,リネージュ2のプロダクトマネージャーである五條隆将氏に話を聞くことができた。日本独自のバランス調整やその狙いなど,イベントでは詳しく語られなかった点について答えてもらったので,プレイヤーはぜひ目を通してほしい。

「リネージュ2 〜The Chaotic Throne〜」公式サイト



“血盟戦”システムを改善し,健全なPvPを促進


4Gamer:
 まずは,ニコファーレでのイベントを終えた感想をお聞かせください。

五條氏:
 今回のイベントを通じて,リネージュ2という歴史のあるMMORPGを,幅広いお客様に向けてアピールできたなという手ごたえを感じています。Goddess of Destructionの実装時に,何か大きなイベントを企画したいよねっていう話は前々からしていたんですが,場所を含めた詳細が決まったのが1か月前で,アップデート作業と並行してイベントの準備をするのが大変でした。でも,苦労した甲斐がありました。

4Gamer:
 イベントでも紹介されましたが,GoDでは,初心者エリアが統合され,レベルアップの速度が上昇し,ベテランが初心者をサポートする“メンターリングシステム”も導入されますね。新規のプレイヤーにとって,ずいぶんと遊びやすい環境が整うのではないかと思います。

五條氏:
 日本でのサービス開始から7年が経過しており,プレイヤーの皆さんの遊び方や,MMORPGのトレンドなど,当時と比べて環境が激変しています。今回のGoDは,リネージュ2をそういった環境に適応させるためのアップデートとなります。今後もこういった調整は続けていきますので,これを機に新規のプレイヤーさんにも興味を持っていただけたら,と思います。

4Gamer:
 そういえば,イベントでは割とあっさりめの発表でしたが,リネージュ2プレイヤーなら聞き逃せない内容が,ちらほらとですが,明らかになりましたね。


五條氏:
 はい。今回はニコニコ生放送を使って,これからプレイを始める方に対してリネージュ2の良さを伝えるのが大きな目的の一つでした。時間の都合上,熱心に遊ばれているプレイヤーさんにとっては,若干モヤモヤした部分が残ったかもしれません。時間が許せば,私としてももう少し詳しく紹介したかったんですが……いや,緊張してうまく話せなかったというべきでしょうか。

4Gamer:
 では今回は,そのあたりについて詳しく教えてください。
 GoDでは,“日本独自要素”がいくつか盛り込まれるとのことですが,具体例として挙がった「血盟戦のシステム変更」について,経緯などを詳しくお願いします。

五條氏:
 分かりました。まず日本独自仕様の前に,GoDにおける血盟に関する仕様変更から説明させてください。本来GoDの血盟戦では,宣戦布告を行うと3日間の猶予期間が設けられ,その後にバトルが始まります。そして,スタート後7日間が経過したら,ギブアップしたい側は“敗北宣言”が出せるようになります。
 この仕様ですと,宣戦布告をされた側にとっては,戦意の有無にかかわらず,7日間は戦わざるを得ません。血盟戦は一方的な宣戦布告が可能なシステムだったのですが,これを悪用した一方的なPKなど,ハラスメント行為が一部で行われていました。場合によっては,通常のパーティプレイが困難になったり,村から出られなくなったりという状況にもなります。最悪の場合,血盟を解散に追い込まれるケースも見られました。

4Gamer:
 そこまでハードな対人戦システムは,MMORPGの中でも珍しいですね。

リネージュ2 ライブサービス〜Epic Tale of Aden〜
五條氏:
 はい。それはリネージュ2の魅力の一つでもあるんですが,悪用されるケースが増えると,通常のゲームプレイに支障が出てしまいます。そのため,敗北宣言を自主的に出せる仕様が盛り込まれたんですが,日本独自仕様として,そのための期間を調整しています。
 日本仕様では,敗北宣言を出すために7日間待つ必要はありません。“即時”敗北宣言が可能になります。ですので血盟戦を望まない方は,すぐに敗北宣言を出すことで,無駄な争いを回避できるというわけです。ひいては健全なPvPを促進し,ゲームをよりいっそう盛り上げていければと考えています。

4Gamer:
 その仕様変更については,有り難いと感じる人も多そうですね。

五條氏:
 仕様を発表したときの反応は良好だったと受け止めています。また,この日数は我々でチューニングできるので,プレイヤーさん達の反応を見ながら調整することも可能です。


アクティブな中小血盟が多い日本の状況を踏まえ

同盟可能な血盟数を3つから5つに拡張


リネージュ2 ライブサービス〜Epic Tale of Aden〜
4Gamer:
 分かりました。それでは続いて,「同盟数の変更」について教えてください。

五條氏:
 リネージュ2ではかつて,多くの血盟と同盟関係を結ぶことができたんですが,これまでのアップデートを経て,同盟可能な血盟数は3つまでに減少しています。そのため,仲の良い血盟が多くある人から,不満が寄せられていました。それに対し,日本独自仕様として,同盟を組める血盟数を5つに増やします。

4Gamer:
 そもそも,これまでのアップデートでは,どうして血盟数を減らすことになったんでしょうか。

五條氏:
 開発を行っている韓国NCsoftにとっては,「一つの血盟を大きくしてほしい」という期待があったようです。でも日本の場合,中小人数の血盟でも,強い思い入れを持ってプレイしている人が多く,そういったプレイヤーさんは,実際アクティブに活動しています。
 そういった人達に対して,「血盟規模を大きくしてください」と迫るのも酷な話だと思いましたので,日本では同盟可能な血盟数を増やすことにしました。

4Gamer:
 他国のリネージュ2プレイヤーと比べて,日本の血盟は規模が小さいんでしょうか。

五條氏:
 熱心にプレイしてくれているプレイヤーさん達は,大規模な血盟に所属している人が多いですね。
 でも今後,新規プレイヤーにとって遊びやすい環境を考えた場合,いきなり大きい血盟に入るのは難しいかもしれません。やはり日本人は,シャイな方が多いですしね。仲間内だけでプレイしたいという人も少なからずいると思います。

4Gamer:
 ちなみに,同盟可能な血盟数を,もっと大幅に増やすわけにはいかないんでしょうか。

五條氏:
 開発側の意向としては,依然として血盟を大きくしてほしいと考えています。ですが日本のプレイ環境を鑑みると,そうも言っていられない。そういうわけで,まずは5つの血盟に設定し,様子を見ようと思います。


“個人型アジト”に“外見変更”?

日本独自仕様と共に“日本発のコンテンツ”へ注力


リネージュ2 ライブサービス〜Epic Tale of Aden〜
4Gamer:
 なるほど。今説明してもらった2つの日本独自仕様は,一見小さな変更に見えますけど,ゲーム内コミュニティにとっては大きな影響を及ぼしそうですね。
 ところで五條さんは,これまで1年間,NCsoftと直接やりとりをしてきたそうですが,今回の日本独自仕様は,一つの成果と言えますよね。この1年を振り返ってみて,強く感じたことなどはありますか?

五條氏:
 やはり,日本と韓国では,オンラインゲームを遊ぶ文化が大きく違いますね。それをしみじみと感じた1年でした。それを踏まえた上で強く思うのは,韓国から持ってきたアップデートを日本向けに調整するだけでなく,今後は“日本発のコンテンツ”を作り,韓国をはじめ他国のリネージュ2にも反映させたいということです。

4Gamer:
 そのための具体的なアイデアはありますか? 構想レベルでも構いませんので,ぜひお聞きかせください。

五條氏:
 うーん,そうですね……たとえば“ハウジング”があったら面白いと思いません? 血盟のメンバーが使えるアジトとは別に,個人ベースで家を持って,ほかのプレイヤー達を招いたりできると,きっと盛り上がるでしょうし,ゲーム内世界にもっと愛着を抱いてもらえると思います。
 あとは装備品に関して,外見のバリエーションを増やしたいです。リネージュ2には数多くのアイテムがありますが,狩りの効率を重視すると,ある程度選択肢が決まってしまいます。

リネージュ2 ライブサービス〜Epic Tale of Aden〜
4Gamer:
 有用な武器オプションや,職業に適したセット効果などを考えると,どうしても特定の装備に人気が集まってしまいますね。

五条氏:
 そうなんですよ。そこで,好きな装備に,別の装備の外見を“貼り付けられる”ようにしたいと考えています。

4Gamer:
 「AION」でいうところの“外見変更”に近い感じでしょうか。

五條氏:
 はい。実はすでに開発作業を開始しており,もしかするとGoDの実装後,それほど時間を空けずに公開できるかもしれません。オシャレ関連のアバターアイテムはもともと豊富ですし,キャラクターの外見がかなり華やかになるんじゃないかなと期待しています。
 あとは,事情によってログインできなくなった“血盟主”を変更できる機能も実装したいですし……こういったアイデアは沢山あって,企画書を作っては投げ,作っては投げの1年だった気がします。

4Gamer:
 GoDの実装後は,そういった努力の成果が少しずつ見えてきそうですね。

五條氏:
 開発元である韓国NCsoftは,これまではGoDを完成させることに開発リソースを集中していましたが,現在はそれが一段落しています。そういったこともあり,日本発のアイデアを形にしやすくなってきてるんですよ。

4Gamer:
 そのほか,今後リネージュ2をこういった風に変えていきたい,といったビジョンはありますか?

五條氏:
 MMORPGならではのコミュニティを,さらに強化したいですね。僕自身,リネージュ2で何が思い出深いかというと,300人規模で挑んだ“アンタラス”討伐だったりします。ああいった面白さをもっと広めていきたいですし,そのために何が必要かと考えると,やれることは沢山あります。新しいプレイヤーさんが入ってきて,既存のプレイヤーさんと繋がるための仕組みも必要でしょう。GoDにはそういった狙いも込められています。



4Gamer:
 そのほか,イベントで伝えきれないことなどありましたか?

五條氏:
 GoDでは,サブクラスに関する仕様が大きく変わります。これまでのレベルキャップは,メインクラスが85,サブクラスが80でした。GoDの導入により,メインクラスのレベルキャップが99まで開放されますが,それと同時に,サブクラスの一つを,メイン同様99まで育てられるようになります。

4Gamer:
 おお,それは大きな変化ですね。

五條氏:
 しかも,冒険中リアルタイムに,メインクラスとサブクラスの切り替えが可能になります。たとえば狩場でのモンスターとの相性や,パーティプレイ時のメンバー構成などに応じて,気軽にプレイスタイルを切り替えられるんです。

4Gamer:
 そういえば,今回のアップデートはGoDの“Chapter1:Awakening”なんですよね。となると今後のチャプターが気になるところです。たとえば以前のオフラインイベント(関連記事)で挙がった“Ixion”の,メインシナリオとの関係が気になります。

五條氏:
 Ixionに関しては,まだまだ秘密です。……が,見るからに巨人族が関わっているようにみえますね。続報をお待ちください。

4Gamer:
 それと,全サーバーから選出された英雄がPvPを繰り広げる,“ワールドオリンピアード”の進捗はいかがでしょうか。

五條氏:
 技術的には可能で,実は今年の夏に実施する計画がありました。ですが,現在のリネージュ2でこれを行うと,「36クラス×12サーバー」の英雄を集めることになります。プログラム技術というよりも,運営の進行上の問題で断念しました。

4Gamer:
 その点,GoD後は英雄の職業が8つに統合されるので,事情が変わってきそうですね。

五條氏:
 はい。いつか必ずやってみたいですね。ワールドオリンピアードの様子を生中継でストリーミング配信したら,きっと盛り上がるでしょうし。


4Gamer:
 それは楽しみですね。期待しています。
 それでは最後に,既存のリネージュ2プレイヤーに向けて,あらためてGoDのアピールをお願いします。

五條氏:
 現在は韓国NCsoftとの良好なパイプを築いています。ですので,韓国版のゲーム仕様をそのまま日本へ持ってくるようなことはせず,日本独自のゲームバランス調整を積極的に行っていきます。
 では,そのために何が必要かというと,実際にリネージュ2を遊んでくださっている方々とのコミュニケーションです。適切な日本独自仕様の導入に,この部分は決して欠かすことができません。ディスカッションなどの場を設けていきますので,これからも忌憚のない意見をお願いします。

4Gamer:
 GoDのもう一方のターゲットである,新規プレイヤーに対しても,コメントをお願いします。

五條氏:
 リネージュ2は,正式サービス開始から7年続いてきた本格MMORPGで,ほかのタイトルにはない魅力が沢山詰まっています。しかも今回のGoDでは,チュートリアルが改善されたり,レベルアップがお手軽になったりと,新規プレイヤーに対するハードルが下がっています。
 既存のプレイヤーさんが聞いたら驚くと思いますが,先日社内のスタッフが,試しにGoDバージョンで新規キャラクターを育成したところ,レベル1から85まで,合計100時間程度で到達できたんですよ。それくらい遊びやすくなっているので,興味を持った方はぜひこの機会にリネージュ2に触れ,もう一つの人生を体験してみてください。

4Gamer:
 ありがとうございました。
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