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東京ゲームショウで電撃発表された「三國志IX」の続報! | - 09/27 22:34 |
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日本PCゲーム界を代表する人気シミュレーションシリーズの最新作,「三國志IX」の最新情報をお伝えしよう。 三國志IXが「VII」や「VIII」のような"全武将プレイシステム"ではなく,シリーズ本来の形であった"君主プレイシステム"に戻ったことは,すでに先日のNews「こちら」でお伝えしたとおり。では,IXの特徴はどういったものだろうか? IXの最大の特徴は,シリーズで初めて,広大な中国大陸全土を1枚のマップで表現していることだ。つまり,プレイ中はマップが切り替わることがなく,内政も戦闘も同じマップ上で行うというのである。前作までは戦争のときに,戦術会議や実際の戦場での戦いなど,段階を追っていろいろな画面に切り替わっていたが,今回はそういった垣根がすべて取り払われ,戦争中に援軍を要請したり,敵武将に登用を仕掛けるといったことが可能になったわけである。 そしてこのマップ上には,自由にさまざまな軍事施設を建設可能とのこと。自国の重要なポイントに砦や罠,馬防柵を作って敵軍の侵攻を食い止めて,敵国の近くには陣や兵糧庫を築いて戦争に備えることができるのだ。 これらのことから,IXはRTSの要素を持つゲームとなるといえるだろう。ただ,一般的なRTSと大きく違うのは,IXでもシリーズ伝統のターン制を踏襲しているところである。1ターンは"戦略フェイズ"と"進行フェイズ"分かれており,基本的に戦略フェイズでありとあらゆる命令を出し,進行フェイズでその成り行きを見守るというシステムだ。大げさにいうと,ターン制の「じっくり考えられる」という利点を生かしながら,RTSの持つ魅力をも引き出そうとしたシステムといえるのではないだろうか。決して斬新とはいえないが,三国志という題材,そして中国大陸という舞台には最も適しているシステムになるかもしれない。 三國志IXには,約650名の武将が登場する(画面写真上段右の4人は,左上から時計回りに,劉備,司馬懿,孫策,関羽)。本作から武将の能力に"兵法"という項目が追加されるとのことだ(VIIIの"戦法"とどう違うのだろうか?)。また,武将を複数人まとめて"軍団"を編成できるのも三國志シリーズでは珍しいシステムだろう。各人の持つ兵法や相性をよく考慮して,いくつもの優秀な軍団を編成して戦うことになりそうである。 さて,「もっと情報を!」という声が聞こえてきそうだが,今回はここまでで勘弁していただきたい。なおリリース時期は今冬予定,価格は未定のままで,今年中に発売される可能性は(あるにはあるが)やはり少なそうだ。ともあれ,近い内にプロデューサーの阿野氏にインタビューを行おうと思っているので,何かしら続報が出せるまで,下の画面写真をじっくりと眺めながらお待ちいただきたい。(Iwahama) (C)2002 KOEI Co.,Ltd. |
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