東京ゲームショウ2002のコーエーブースにおいて,
「三國志IX」と
「ウイニングポスト6」という,どちらも"超"が付くほど人気のシリーズの最新作が発表されていた。
……が,正直,これ以上書き足すことは少ない。というのも,両タイトルともイメージイラストを使った数秒程度のムービーが流されていただけで,残念ながらゲーム画面は1点たりとも公開されなかったのだ。ともかく,
現時点で公開されていることはすべてお伝えしておこう。
まずは三國志IX。
発売は今冬の予定(年内の可能性は低いだろう)で,
対応OSはWindows 98/Me/2000/XPとのこと。これ以外にリリースに書かれているのは,
「君主プレイスタイルに原点回帰し,国造りの醍醐味を追求。より思考性の強い戦略SLGへと進化!」(原文まま)
というコメントと,「歴史シミュレーションゲーム」というジャンル表記のみである。
実は以前,"三國志シリーズ"を長年プロデュースしている
阿野越雄氏にforGamerがこっそりインタビューしたときに,
「三國志IXは,VIIやVIIIとは全然違うものになる」と語っていたのだが,その言葉通り
"君主プレイスタイル"に,つまりこれまで2作続いた
"全武将プレイシステム"ではなくなるようだ。
しかし,三國志VIIが(PC版のみで)累計出荷13万本という大ヒットとなった最大の理由がこの全武将プレイシステムだっただけに,このコーエーの決断は,かなり興味深い。全武将プレイシステムのインパクトを越える,何か新しいシステムが登場するのだろうか? それとも"原点回帰"という言葉で表現されているように,初期三國志シリーズを彷彿とさせつつ,より洗練されたゲームになるのだろうか? どちらにしろ,最新情報を入手次第お伝えするので,ご期待あれ(ただし,近日中に素材が出る可能性も少なそうだ。気長に待っていただきたい)。
次にウイニングポスト6だが,こちらも残念ながら三國志IXと同じくらいの情報量だ。
対応OSは,三國志IXと同じく
Windows 98/Me/2000/XP。リリース時期も同じで,
今冬を予定している(そしてこちらも,年内の可能性は低い)。ただしこちらは価格が決まっていて,
1万1800円となるようだ。
リリースに書かれたコメントは,
「夢は世界を駆ける。海外での牧場経営も可能となり,ワールドワイドに広がる競馬SLGの決定版!」(原文まま)
まぁ"ウイニングポストシリーズ"はシステムがかっちり確立されているため,おそらく前作のシステムに,海外での牧場経営を組み込んだものだと思われるのだが,果たしてどうだろうか?
こちらも最新情報が入り次第,お伝えしよう(なお,一瞬コーエーのサイトに"2002年9月26日発売"という情報が出たが,これは手違いのようである。おそらく素材が出るのは,三國志IXよりも遅くなるだろう)。(Iwahama)