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「Diablo III」の公式サイトに,パブリックβテストの情報が掲載。また,DRMソフトの存在に反発する動きも
告知ページ「Diablo III Beta Announcement」
「Diablo III」公式サイト
レイテンシーの問題により,北アメリカ以外からの申し込みはどうやら後回しにされてしまうようだが,制限されるわけではない。規模の大きなゲームであり,居住地に関係なく広く参加者を募っているとも書かれている。
また,2011年10月に開催される予定のBlizzConにおいて「1000名にβテスト用キーが配布する」と告知されているので,βテストの参加者は数千人に達するものと思われる。
βテストがいつから開始されるかは発表されていないが,欧米ではこの規模の話題作の場合,3〜4か月ほどの期間βテストが行われ,その後,それほど日を置かずに正式発売日がアナウンスされるケースが多い。もっとも,Blizzardは「StarCraft II: Wings of Liberty」で,告知した発売日より1年も遅れて批判を受けた過去があるので,今回は慎重に事を進めようとしている様子もうかがえる。
そのほか,Diablo III関連の話題をもう一つ。Blizzardは,Diablo IIIにはDRM(デジタル権利管理/不法コピー防止)ソフトを常駐させる必要があり,オンラインに接続している環境でしかプレイできないことを発表したが,そのことがプレイヤーの間で物議をかもしている。
アメリカのゲーム情報サイト,Gamasutraはこのことについて「Blizzardはバカな会社ではなく,物事をあわてて決めたりしない」と,やや否定的なニュアンスの記事を書いており,欧米のファンの中にはこの決定に反発している人もいるようだ。Diablo IIIのボイコット運動が起きているという情報もある。
DRMソフトは,不法コピーやチート対策に有効な手段である一方,ユーザーに不利益をおよぼす不当な制限であるとする意見もあり,またファンが制作したMODが利用しづらくなるといった問題も起きやすい。DRMの賛否に関する議論は,期待度の高いゲームほど沸騰しがちで,実際にユーザーの反発からDRMソフトの使用を取りやめたタイトルもある。これについては,今後の動きが気になるところだ。
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Diablo III
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Diablo III(Macintosh)
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(C) 2012 Blizzard Entertainment. All rights reserved.
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