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「Diablo III」の最新ムービーが「BlizzCon 2011」で公開に。4対4のチームデスマッチが用意され,やり込み度はさらにアップ
Black Soulstoneの主人公は,デッカード・ケインの姪,リア(Leah)。大叔父が遺した著書の意味を理解しようと黒いソウルストーンの研究を重ねるが,ソウルストーンの魔力によって地獄の幻影とも,実像とも取れぬものを見てしまう。そこで,罪の守護アズモダン(Azmodan)がリアに向かって,地獄の軍勢がサンクチュアリへと大挙することになり,その過程で地上で暮らす人達を根絶やしにしてしまうと脅すのである。
ゲーム用CGムービーの制作では定評のあるBlizzard Entertainmentの最新作だけに,かなりの迫力。下に掲載したムービーで確認してほしい。
BlizzCon 2011の会場でDiablo IIIの近況を報告するジェイ・ウィルソン氏ら開発チーム陣 |
例えば,現時点で最も不評なことの1つが,戦闘は中・長距離型の攻撃が圧倒的に有利であり,バーバリアンやモンクなどは生存確率が低いという点である。そのため,バーバリアンやモンクなどが行う至近距離攻撃を強化する一方,Mortarというグレネードを中・長距離に投げまくるタイプのモンスターを追加したという。
また,ウィザードのスキルダメージは手に持つ武器の能力に比例させることで,長距離型のキャラクターでも武器を持って戦うことを奨励しているようである。
このほかクラフティングも強化され,Mythicは特定のキャラクタークラス用の武器を装備できるようにする「Aberrant」という行為が可能になった。ウィルソン氏によると,「例えクラスがミスマッチであっても,プレイヤーが望むようにキャラクターを作れるようにしたい」とのことで,会場では片手用の斧と楯を持ったデーモンハンターのアートが紹介された。
またキャラクターのバリエーションは,クラスやスキル,トレイト,ルーンなどを加えると2兆3000億通りもあるという。2010年のBlizzConでは970億通りと発表されていたので,約1年でまたとんでもないほど増えたわけだ。
現行のβテストではNormalモードが簡単過ぎると言われているが,これについてウィルソン氏は,「Diablo IIだってAct 1はモンスターがほとんど反応しないなど,チュートリアル的な位置付けだった」と説明した。βテストでプレイ可能な地域はゲーム序盤部分であることも簡単に感じられる理由だろう。
Diablo IIIは,NormalからNightmare,Hell,そしてInfernoへと,繰り返してプレイすることで難度を上げていくというリプレイ性を念頭において開発されている。実際,Normalモードで出現するアイテムは,全体の30%でしかないのだという。
Diablo IIIは,アイテム収集していくというコレクター本能をくすぐるタイプのゲームなだけに,こうしたリプレイバリューの高さは格別なものであるのは間違いない。
さらに,4対4のチームデスマッチを行うオンラインモードの搭載も忘れてはいけない。前作以上に遊び応えがあるだろう。
たっぷりとやり込む人達が,発売後のスケジュールを立てやすくするためにも,なるべく早く発売日を発表してほしいところだ。
中・長距離系のプレイヤーキャラクターへの対策として,新たな能力を持つモンスターが追加される。Rockwormは地下から飛び出してプレイヤーキャラクターを食べ,また地下に潜って次に出てきたときに吐き出すというアニメーションが素晴らしい |
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