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[GC 2006#78]「Guild Wars」の世界最強ギルドを決める「GWFC」。果たして優勝は?
GWFCは,オンラインRPG「Guild Wars」(邦題 ギルド ウォーズ)の対人戦モード“ギルドバトル”の世界大会。2006年3月から7月まで行われた予選を勝ち抜いた六つのギルドが,世界最強ギルドの座を懸けて,激しい戦いが繰り広げられた。
この最終トーナメントへの参加資格を得たギルドは6ギルド。各試合は,ギルドバトルを用いて行われ,2本先取したほうが勝ちとなるBest of Three方式だ。
■Match1
Irresistible Blokes vs. Idiot Savants
勝者:Idiot Savants
■Match2
Esoteric Warriors vs. Treacherous
勝者:Treacherous
■Match3
The Last Pride vs. Idiot Savants
勝者:Idiot Savants
■Match4
War Machine vs. Treacherous Empire
勝者:War Machine
決勝戦までの経過は上に記載したとおりで,現地時間の8月26日16時よりNC softの特設ブースにて行われた。
開始時間の30分前には,足の踏み場もないほどの観客であふれ返り,会場は異様な熱気に包まれていた。司会者が観客達のテンションを上げるために,ストラップやTシャツなどを観客に向けて投げ始めると,会場はさらにヒートアップ。会場全体の雰囲気は司会者の思惑通りになったようだ。
全体的にIdiot Savantsを応援する人が多く,War Machineにとってはアウェー感にあふれた雰囲気。それが戦いに影響したかは分からないが,一本目をIdiot Savantsが取ったあと,会場内の空気が一変した。始めはあまり多くなかったWar Machineを応援する人が一気に増え,二本目開始時にはIdiot Savantsのファンの勢いをしのぐほどになっていたのだ。
War Machineは一本目を落としてしまい,絶対に負けられない状況で突如増えた応援に後押しされたのか,そのまま2本連取し優勝を決めた(決勝戦の詳細なレポートはのちほど掲載予定)。
どの試合でも決着がついたあとは,対戦したギルドメンバー同士が互いに健闘を称え合い,握手をしているのが印象的だった。お互いに話す言葉が違っても,一本のオンラインゲームを通じて心が通いあったということか。そこには,長い予選を勝ち抜き,異様な緊張感の中で戦った者だけが共有できる,何かがあるように思えた。
オンラインゲームのニュースというと,あまり明るくない話題が取り上げられることが多い昨今。人種や国籍,言葉の違いを越えて共感できる遊びとしての可能性があらためて感じられた大会だった。(noguchi)
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ギルド ウォーズ
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