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転生・PvP・第4の種族。長期展望が垣間見えた「ECO祭2007」
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印刷2007/12/04 15:22

イベント

転生・PvP・第4の種族。長期展望が垣間見えた「ECO祭2007」

エミル・クロニクル・オンライン
 “ハートフル”をキャッチフレーズに,愛らしいキャラクターと豊富なアバター要素を揃えた純国産MMORPG「エミル・クロニクル・オンライン」(以下,ECO)が,正式サービス開始からから2周年を迎えた。これを記念して,12月2日の日曜日,東京は渋谷のライブハウスで「ECO祭2007」が開催された。
 昨年のECO祭とは少々趣を変え,ECOを扱ったサイトやblogの運営者72名を招待する形となったECO祭2007では,開発サイドや広報関係スタッフからの先行情報提示や,新しく「ECO初心者さん応援団長」に就任した山崎琴音さんのお披露目などが行なわれた。

 大型アップデートの直後,かつ年末に向けた各種アップデートの狭間ということもあってか,昨年よりやや小ぢんまりとまとまっていたが,ECOの今後の展開に関して,実に重要な情報も飛び出したECO祭2007。その詳細をお伝えしよう。

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恒例の“スケブトーク”で抱負が語られた「生ECO放送局」


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 イベントが開始される正午の少し前には,会場のライヴハウス前に列ができ,開場を待つ来場者達の姿が見られた。来場者を限定したイベントであるだけに,とくに混乱もなく来場者は粛々と会場へ向かう。来場者には首から提げる形の会場パスと,オリジナルマウスパッドや最新版ファンサイトキットなどが入ったお土産袋が配られ,入り口に続く階段を下って会場へ向かった。開演までの間,会場スクリーンではECOのインターネット放送番組「ECO放送局」の名シーン(?)が流されていた。

 正午にはいよいよECO祭り2007が開幕,昨年に引き続きDJレオ氏の司会進行で,まずは「ECO放送局」の現役パーソナリティ2人,松来未祐さんと原田ひとみさんが,ECOのマスコットでもある「タイニー」の帽子をかぶって登場。またガンホー側からは「教授」こと浅間達雄氏と,「助教授」こと水落貴嗣氏,PRを担当する「トミー平原」こと平原智子氏と「シナモンしおじー」こと塩島百合さんも参加して,昨年度も行なわれた「生ECO放送局」が開始された。

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 そこでは昨年と同様にスケッチブックを使い,各自の2007年を振り返る思い出話や2008年の抱負といったトークが繰り広げられ,松来さんからは,ゲーム内の「家」である「飛空庭」を作りたいという希望が述べられたほか,ECO歴の長い原田さんは,自分がゲーム内で使っている男性キャラクターに関して「色黒になってもてもてになりたい」と発言するなど,生ECO放送局は終始賑やかに進行。ガンホーサイドの登壇者からも「これまでECOで語られなかったものを語っていきたい」といった抱負が,いわば今日のイベントの前振りのような形で示された。

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レベル10までのキャラが多いのは……「ECO白書2007」


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 トークに続いて,2007年のECOの各種統計データの発表が行なわれた。まずはキャラクターのレベル分布だが,11月9日付の最新の確認状況では,LV1〜10が65%と最も多く,LV90台の高LVキャラクターは2%と,低LV帯のキャラクターが多い現状が発表された。

 ECOでは,新規プレイヤーの数はもちろんのこととして,それとは別に2アカウント目を使うプレイヤーも多いことが,この結果につながったと思われる。
 2アカウント目のキャラクターは,より多くのアイテムを保管するため,つまり種族や職業ごとに設定されているアイテム所持量制限への対応策として使われている。くじやアイテムチケットなど,次々と発表される豊富で可愛らしいアバターアイテムが人気のECO。だが,それは同時に,所定の機会が過ぎてしまうと入手が困難になるアイテムを,捨てるに忍びないプレイヤーが増えるということでもある。2アカウント目はいわば,“捨てられないアイテム”を保管するための「第二倉庫」として利用されているのだ。
 またECOでは,ログアウトすると代理のマリオネット(人形)達が売買をしてくれる“ゴーレム露店”を出せるが,そのシステムを活用し,メインキャラクターで狩りを続けながら,そのキャラクターが入手したアイテムを,2アカウント目で出した露店に「0円買取」させることで移動倉庫代わりとする,といった定番プレイスタイルもある。
 いささか余談に踏み込むが,こうしたプレイそれ自体を見ると,システムの裏をかいた利用方法にも見えなくはないが,その発展形として,プレイヤーが一丸となって決められたアイテムを何十万個といった分量で大量に集め,有志がそのアイテムを買い取る専用の「募金箱」を設置する,といった形でも使われており,「プレイヤーの考え出した新たな遊び方」として注目されている。

 ともあれ,持っていたいアイテムを持っているためだけに,セカンド以降のアカウントを作らねばならないというのは,あまり前向きな話ではない。倉庫容量については,ガンホーの浅間氏からも,現状はそちらで対処していただいているものの,何らかの対応はしていきたいとの発言も聞かれた。

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 また,例えば職業分布では,初心者でも扱いやすく見映えがするソードマンが3位,ヒーラー系の地味な職業ながら,人気の高いファーマーやウァテスが成長したことにより増えた「マリオネスト」「ドルイド」がトップ2を占めるなど,2年間を通じて次第に確立されてきた,本作のプレイヤーの傾向が窺われた。
 なお,ゲーム内でプレイヤーキャラクターが所属でき,所属国家の通行証が不要になったり,専用クエストが受けられたりと,メリット面でさまざまな違いが出てくる,東西南北の「騎士団」の所属状況についても発表されたが,こちらは,「SAGA1」の頃から重要なクエストが多く,国境の出入りが多かった北軍所属者が最も多いという結果となり,実際に,会場を訪れたプレイヤーでも北軍参加者が最も多かった。

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 騎士団の人数バランスについては,以前より所属4国家の騎士団対抗で行なわれる大人数PvPの「騎士団演習」で,何らかの影響が出るのではと囁かれていた。また最近では,各騎士団への所属の意味が,実際に「SAGA6」で実装された「マイマイ遺跡」での四国同士の競争といった,目に見える形で描かれ始めてもいる。さらに今回,この結果を踏まえて開発側からも「バランスを考えていきます」との発言もあった。詳細は分からないが今後,騎士団への所属の意味はますます大きくなっていきそうに思えた。

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 そのほかにもさまざまな統計が発表されたが,髪型での1番人気「ドミニオン・ヘアカタログ」などについては,レアではあるもののゲーム内だけで(つまり現金でアイテムを買う必要なく)入手できる,NPCと同じ髪型になれる,といった理由だろうといった冷静な分析が聞かれた。
 また,最後に現在のプレイヤーの最長ログイン時間(81万2862分で約564日。なお,ECOのサービス開始から現在までの日数は約740日間)が発表されると,会場側では驚くやら納得するやら,さまざまな声が上がり,開発側からは「非常に嬉しい限りですが,健康には十分注意してくださいね」といった言葉も飛び出していた。

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特別企画「六地蔵巡りの旅」


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 ついで,都内の仏閣にある六地蔵(実際には7か所)を,ガンホーの塩島氏と松田氏が踏破,ECOプレイヤーの旅の安全を祈願するという企画の実写映像が放映された。
会場では実際に巡ったお寺で集めた朱印も披露されたほか,来場者には後刻,最初に手渡されたお土産のほか,消費アイテム「ECO六地蔵御守り」のアイテムIDが渡されることも伝えられ,現実世界とゲーム世界を繋ぐ企画となっていた。


期待の高まる今後のECO。「ECO特別発表会」その1


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 先日各メディアに公開されたばかりの「SAGA7」の映像を見ながらの休憩を挟んで,いよいよ本イベントにおける来場者最大の関心事であろう,「ECO特別発表会」が行なわれた。
 「ゆく年くる年ECOの年」と題された本ステージではまず,来たる12月7日のECO「SAGA7」実装と同時に新曲を発表するアイドルグループ「桃」の山崎琴音さんが登場。今後「ECO初心者さん応援団長」として活動していくとの報告が行なわれた。
 16歳の琴音さんは自身がECO初心者。「サマーソルトキックを繰り出したい」との理由から,スカウトを目指してプレイを開始したものの,モンスターが可愛く,クエストのためとはいえ倒してしまったモンスターにチャットで「ごめんね」と言ったら周囲に笑われた……などと,初めてのECOプレイの感想を述べた。

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 また,力の入ったアイテムラインナップという触れ込みでプレイヤーの話題を集めている「ECOくじ」11の内訳も公開された。そのうちの一つ,「家具」として飛空庭に飾れる「餅つきタイニー」では,白いゼリコをその家具に使うと「男は黙って白ゼリコ」と言い,実際に動いて餅つきをしてくれる,といった詳細が伝えられた。

 アイテム関係ではそのほかに,2008年の新たな正月アイテムとして用意された「ニンジン凧」について「当初は空に浮かべられたマンドラニンジンが,恐怖の表情をするという設定だったんですが,おめでたいお正月のアイテムということで,ニコニコ顔に変更されました」などといった裏話も飛び出していた。

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 一方,コミックとの連動企画である「デルタ・サーガ」に関しては,最終巻に付くアイテムチケット「お手伝いミルフィ」についての詳細が発表された。「お手伝いミルフィ」が消費アイテムではなく「ペット装備」であり,同コミックのヒロインであるタイタニアの少女ミルフィを,実際に連れて冒険に出かけられることや,ほかのペットと同様に回復スキルなどを使ってくれるものの,スキル使用時に転ぶことがあるなど,「ときどきドジをする」という,コミックの内容に合わせたコンセプトを持つことなどが伝えられた。

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 ネットカフェ専用/クリスマス限定のクリスマス・インスマウスについて「背後から襲いかかられそうでやばいですね」という開発側からのボケと,泥棒クリスマス・インスマウスの写真に,会場から笑いが起こる一幕ののちに,「SAGA7」に関するおさらいと追加発表が行なわれた。

 「SAGA7」に関しては,天界に向かう最大の難関となるボス,タイタニアドラゴンの設定画が公表されたほか,タイタニア世界が広がると世界地図を覆っていた雲が晴れて見えていくようになることや,一部プレイヤーが事前に予測していたとおり,天界で出会う新たな種族マーメイドに変身できる「マリオネット・マーメイド」が実装されることなど,多くの情報が提供された。なお,マリオネット・マーメイドには「真珠2個」が関わってくるといい,「女の子は綺麗なものが好きですから,今から準備しておいてくださいね」とのヒントも,その場で明かされた。

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特別発表会その2「もっと優しい,コミニュケーションの広がるECOに」


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 序盤のレベル上げが楽で,可愛らしい装備品が多いことで初心者も比較的入りやすいECOだが,本発表会では,さらなる初心者配慮,また,レベルに関係なく大勢のプレイヤーが交流しながら楽しめる,多くのシステムも準備されていることが明かされた。
 翌12月3日に周知された「ゲストID」についてだが,こちらはPC用のメールアドレスさえあれば,面倒な手続きは一切不要で,ECOの試遊を始められるというもの。以前の「おためしID」よりさらにハードルを低くし,手軽に遊べるように考えられたシステムだ。このシステムで参加しているキャラクターには,名前の脇に若葉マークが表示される。
 ゲストIDでのプレイには,不正行為に利用されないよう,プレイヤー同士のアイテムトレードや露店売買は一切できないという制限がつくため,「パーティを組む場合にはくれぐれも「ドロップアイテムのランダム取得」をオンにしておいてください」とのことだった。

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 次いで告知された新システムは「H.E.ARTシステム(仮名)」。こちらはゲーム内で特定のモーションや行動を行うと,1日ごとにポイントが溜まり,そうして集めた力で特殊なスキル「H.E.ARTスキル」が使えるようになる,というもの。むろん,プレイスタイルは人さまざまであり,ソロプレイ主体の人や,なかなか人に声をかけられないプレイヤーにも優しいように,無理に人に話しかけなくても,人の多い場所にいると自然に集まる,そんな形になる予定だという。

 なおスクリーンでは,使えるスキルのヒントとして「大召喚ブースト!」「私を信じて!」「飛空庭全方位斉射用意ー!」といったセリフがチラ見せされた。現役プレイヤーの間でタタラベ(鍛冶屋)職の命(?)とも言われ,何はなくともDOGEZAとすら言われるスキル名が入った「俺のDOGEZAを受けてみろ」のセリフには,会場からも大きな笑いが巻き起こっていた。また,そのスキルの中には,ネコマタが全員踊りだす「ネコマタ音頭」といったものもあるとのことで,楽しいスキルになることは間違いないだろう。

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 ちなみにそのネコマタに関しては,H.E.ARTシステムとの関連だけでなく,新たなネコマタの実装も発表された。今回は「妹属性です」とネコマタ好きの浅間氏が断言したとおり,眼鏡っ娘と元気っ娘の幼い2匹で,これまでのネコマタ達の末妹に当たるという「胡桃」と「若菜」のイメージアートが紹介された。この2匹は双子という設定で,なんと2匹同時に装備されることになるのだという。スクリーンショットなどの公開は,いま少し先になりそうだが,実に楽しみである。

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 また,まだ名称などは不明だが,2008年にはエミルの世界のファーイーストにある「アンデッド城」で,初心者から高レベル帯のキャラクターまで,さまざまなルートを通りながら大人数で力を合わせて遊べる“何か”が実装されるとのこと。「どかーんと遊べるものになる予定です」とのことなので,期待して待とう。

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特別発表会その3「今後のECOと『次元を超えて』」


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 特別発表会では,今後のECOの展開などについても発表された。まず直近の話題である2ndアニバーサリーイベントについて,この1年間を通じて各種のストーリーイベントに参加したプレイヤーへの感謝の気持ちが込められた「思い出星」イベントの開催と,昨年は14個だった思い出星イベントが,今回は1.71倍(笑)の24個に増えたことが伝えられた。

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 これは,各季節やアップデートごとに行なわれるゲーム内イベントに参加していると,アニバーサリーイベント開催中,特定の場所で「思い出星」をもらえ,該当イベントに関わるストーリーを垣間見たり,集めた星をアイテムと交換したりできるというもので,1周年記念の折にも開催された。再会できるNPC達もさらに増えて,ボリュームアップである。

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 こうしたNPCなどを通して,世界観やストーリーが少しずつ伝えられてきたECOだが,来年はさらに世界が広がっていくようだ。
まず「SAGA7」で加わったタイタニアの世界(天界)だが,こちらは基本的に,これまで遊んできたエミルの世界のパラレルワールドとなり,エミル世界でのアクロニア大陸にあたる地域は,タイタニア世界では「花びらが舞う空中大陸」になるという。
 また,タイタニアの世界と対になるドミニオンの世界(魔界)についても概要が明かされ,平和に見えるエミルの世界にも騎士団の対立のような争いの色が見られるように,戦いを旨とする種族ドミニオンの世界は,プレイヤー同士の対戦「PvP」が基本となるような世界になるとのこと。ただし,PvPにおいてもハートフルで多くの人が楽しめる形にしたい,という開発側の意向で,闘争の中にも安らげる,ほっとできる何かが用意されるようだ。

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 こうした3世界にまつわる説明が終わると,「ECOの世界は,スタート時にお伝えしていたとおり,パラレルワールドを使った世界です。そんなエミルの世界,タイタニアの世界,ドミニオンの世界,三つの世界の次元を超えたストーリーのほか,各世界の抱える内部の矛盾といったシリアスな面も,今後伝えていきたいと思います」というコメントと同時に,さらに先の構想が語られた。
 ECOの世界については,過去にある大きな出来事があって,本来は別々のパラレルワールドであった3世界がつながってしまったのだ,という設定がある。今後,その次元を一つにした黒幕「第4の種族」がついに登場,三つの世界に関わっていくのだという。
 また同時に,「次元」を越えることで,プレイヤーキャラクターが新しい力,新しい姿を持てる「次元転生(仮名)」が行えるようになり,これは装備できるアバターアイテムにも関わってくるらしい。“転生”に関してはECO内で,育成した能力自体は初期化されてしまうが基本能力の上限が上がっていくという形で,ペットに対して同名のシステムが実装されている。また,ガンホーがかねて運営するMMORPG「ラグナロクオンライン」に同名のシステムがあり,おそらくはそれに類するものとして構想されているのだろう。

 発表会の最後には,ノーザンシティの地下にある「真のノーザンシティ」や,エミルの世界にもまだ残されている立ち入り禁止の場所,メタモーバトルなどの活用をはじめ,スキル,フレンドシステムの登録人数上限(現状では100名)など,さまざまなシステムの調整等も含め,これまでに寄せられたプレイヤーの要望に順次取り組んでいきたいという運営側の姿勢と抱負が語られた。
 浅間氏からは「ネコマタと一緒に入れるかどうかは不明ですが,温泉は強くプッシュしているので,そうしたハートフルな内容や,釣り,マージャンといったちょっと変わった内容も取り入れていきたいと思います」との,お楽しみ部分も追加で伝えられて,今後に大きな期待を残す締めくくりとなった。

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 ECOもやはり,転生職とPvPに今後の展望を置いているということには,MMORPGのライフサイクル全般に明るい読者であれば「ああ,やっぱりね」という感想を抱いたかもしれない。だが,ECOの作品としての勝負は,その独特の世界観とキャッチフレーズにふさわしい内実を,そこにどうやって盛り込むかに懸かっているといえよう。PvPに「ハートフル」さを,お馴染みの転生職に三つの世界を絡めようという方針表明は,まさしくその課題に向き合う姿勢の表れといえる。
 まだ具体的な形こそ見えてこないが,制作陣が共有する,ある種の問題意識を垣間見られただけでも,今回のイベントには大きな意義があったと,個人的には思う。


「デコブログ」とのコラボレーションも


左から,ガンホー 代表取締役社長 森下一喜氏,プロダクション・アイジー 代表取締役社長 石川光久氏,トランスコスモス 専務取締役 森山雅勝氏
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 さて,本イベントのゲストステージともいうべきパートでは,ガンホー 代表取締役社長 森下一喜氏に続いて,アニメーション制作会社として知られるプロダクション・アイジーの代表取締役社長 石川光久氏が登場。「SAGA7」のメインビジュアルを担当したこと,「攻殻機動隊 S.A.C」とのコラボレーションパッケージや,エミル世界のダウンタウンにあるシアターで2007年5月に同社のアニメ作品が上映されたことなど,今年行われたコラボレーションの数々について振り返った。
 そしてプロダクション・アイジーとトランスコスモスが出資するamimoLLPの新ブログサービス「デコブログ」が,ECOの新たなコラボレーションパートナーとなる。壇上にはトランスコスモス 専務取締役 森山雅勝氏も加わり,デコブログの概要説明と,コラボレーション内容についての説明が行われた。

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 昨年展開された,アキバ系情報ブログ「Filn」との連携とは趣を変え,女性プレイヤーやオンラインゲーム初心者も参加しやすい新ブログサービス「デコブログ」との提携。デコレーションブログの略だというこの「デコブログ」は,「育つ」ブログだという。ユーザーは,「人工無脳でおしゃべりをする」シュールで可愛らしい小悪魔達を友達にでき,さまざまなおしゃれパーツでブログを自由に,装飾できる。このパーツは最初は選択肢が少ないが,ブログに書き込めば書き込むほど増えていく。さらに,友達にした小悪魔達との親密度が増し,仲良くなると,最初はそっけなかった会話がタメ口になっていくという。現在はβテスト中で,仲良しになれる小悪魔達はまだ2種類しかいないが,今後増えていくとのこと。また,Flashを使ったインタフェースはシンプルで,難しい手続きや作業はいっさい必要ないという。
 ECOはそこに,「デコレーションアイテム」としてネコマタ「杏」やタイニーなどのキャラクターが使える,といった形で参入し,今後はブログ上でも実際にゲームと連動するような企画が考えられていくようだ。

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 森下氏は,ガンホー創業の地の近くでECO祭2007が開催できたことへの喜びと,ECOプレイヤーへの感謝を伝えた後,石川氏との対談がガンホーゲームズ内にアップされているので,ぜひ見てくださいね,と伝えて,プロダクション・アイジーとの連携を強調した。また石川氏側からは,人を楽しませたいという森下氏に共感したこと,また,アニメとゲームの架け橋として,ECOとのコラボレーションは面白いと感じていることなどが述べられたが,その後はひたすら「タイニー可愛いですね」の言葉を連発,攻殻機動隊 S.A.Cとのコラボレーションパッケージの図柄については,同アニメーションのクールな主人公・素子と,可愛いタイニーが違和感なく収まっているのがいいですねとコメント,今後攻殻機動隊の映像作品が新たに作られるときは,何が何でもタイニー出したいんですよー,と,ほのぼの語り,会場を沸かせる一幕もあった。
 森山氏は石川氏からの紹介でECOと出会ったと言い,ブログの詳細を来場者に説明,小悪魔はいわゆる「人工無脳」でしゃべりますが,会話のバリエーションは豊かです,といったことのほか,テイストのまったく異なるものが集まると,逆に融合しやすいこと,そのため,今回のECOとのコラボは,森山氏自身が楽しみにしているといったことなどを語った。


エヴァンジェリストを重視しWebコミュニティの活用を図る


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 恒例となった「ECO」誕生ケーキは,「デコブログ」とのコラボレーションを記念し,タイニーと小悪魔のキュートなイラストが描かれた巨大ケーキとなった。その披露のあと,ネコマタ(緑)と,現在はまだ流通していないネコマタ専用ベッドとのセットなど,多くのアイテムを賭けた「じゃんけんタイニー」大会が催された。

 最後のステージ挨拶では,今回登場した全員が一堂に会し,相手を指差す「君に憑依」というキーワードで終幕となった。

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 物販の様子は,昨年の大混雑とは打って変わって,ステージが完全に終了した後,事前に手渡されていたカタログに記入する形をとってスムースに行なわれた。販売品目は本イベントで先行販売となるアイテムチケット第9弾と,昨年の1周年記念時に販売されたアニバBOX,攻殻機動隊 S.A.C.とのコラボレーションパッケージという3種類。また,8種類のレア髪型から1種類を選べる「フシギなヘアカタログ1」が,5000円以上の購入でサービスされた。
 また帰りがけには,先に告知されていた「六地蔵御守」のゲーム内アイテムチケットのほか,大人気の超レアアイテム「ねこ日和(ロシアン)」や「空飛ぶじゅうたん」,ベジスティックセットなども含めた“りあるがちゃ”の引き換えも行なわれ,遠くから足を運んだプレイヤーにも満足の一日となっていたようだ。
 なお,会場で先行発売となった第9弾のアイテムチケットは,12月7日より全国で発売される。詳細は公式サイトを参照のこと。



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 イベント終了後には,プレス関係者を対象として森下氏,石川氏,森山氏への共同インタビューが行なわれた。
 その席で森下氏は,現在のオンラインゲームシーンでは,多くの人がブログでプレイ日記を書くことから,コラボレーションをお願いしたと述べ,うわべだけでなく中身のあるコラボレーションにしていきたいという抱負などを語った。一方の森山氏からは,今回のコラボレーションは小悪魔キャラクターを描くプロダクション・アイジーと,もともと一緒に仕事をしていた関係でECOの話が出,「ブログとオンラインゲームの距離が近いこともあり,ガンホーさん側から話をいただきました」という経緯が,それぞれ語られた。
 また石川氏は,日本ではアニメ/映画とゲームの間に垣根があるが,海外では日本よりもはるかにその垣根が低く,それが日本にもインターネットを通じて伝わってきているという見解を示した。

 またその話題に関連して森下氏は,ECOも今後は,タイなど日本のエンターテイメントに関心の高い国をはじめとして海外に進出していきたいという,今後のビジネス展開について語り,スタート当初に予告されていた内容が2年かけて実装,もしくは実装の目処がついてきたECOに関し,海外展開も視野に入れたさらなる広がりの可能性を示唆していた。


 サービス2周年を迎えて,ようやくゲーム世界の全貌が見えてきたECO。長期にわたるオンラインゲームサービスの宿命を意識して,キャラクターレベルのまき直しである転生のシステムと,ハイレベルコンテンツとして一つの定番であるPvPを持ってきたことは,ある意味実に理に適った措置である。先ほども少しコメントしたとおり,あとはそれを,純国産MMORPGの利点たる,きめ細かなストーリー性と背景世界の構築に,どう合致させていくかが大きな課題といえよう。
 戦いの中にハートフルさを,ありふれた転生システムでなく,三つの世界と合致したキャラクタープランを,という,ある意味アクロバティックな課題に対し,開発陣はどのような解答を用意してくるのか。今後のアナウンスに,引き続き注目していきたい。

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