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ブランド復活! MS,ゲーマー向けマウス「SideWinder」発表
SideWinder(サイドワインダー)といえば,2000年にMicrosoftが撤退するまで,PCゲーム用周辺機器の定番として君臨していたブランドの名前なので,懐かしさを感じるゲーマーは多いことだろう。約7年ぶりのブランド復活となる。
注目したいのは,右手用に作られた同製品のサイドボタン。金属製の丸いボタンが縦に並ぶというレイアウトは非常に新鮮だ。この配置は押し間違いを防ぐためとされているが,実際の使い勝手がどうなのかは非常に興味深い。
また,使い勝手が気になるという意味では,幅広のスクロールホイールも要注目だ。スクロール時の刻みをしっかりと認識でき,さらにスクロールしやすさをもたらすという金属製のホイールはSideWinder Mouse専用に用意したものと思われ,Microsoftの意気込みが感じ取れよう。
フレームレートは7080fps,解像度は最大2000dpi。トラッキングスピード45ips(ips:inches per second,マウスを1秒間に最大何インチ動かしたときまで操作に追従できるかを示した値),ポーリングレートは500Hzというスペックは,他社のフラグシップと比べると若干見劣りするが,Microsoftはむしろスペックよりも,カスタマイズ性をウリにしており,特別に「カスタマイズ可能なゲームシステム」(a customizable gaming system)とSideWinder Mouseを位置づけている。
ユニークなのは,使わない錘とソールをしまっておくカートリッジにケーブルを巻き付けられること。市販のケーブルスタビライザーと同じように利用できるため,ゲームプレイ中にケーブルが引っかかってマウスが意図せず動いてしまうのを避けられるというわけ。これはなかなかのアイデアといえる。
Windows Vistaのゲームエクスプローラを一発で起動できる「Quick-Launch」ボタンが用意されているあたりはMicrosoft製マウスらしいところ。2007年10月に79.95米ドルで発売されるとのことで,奇しくも先に紹介した「Razer Lachesis」と真っ向からぶつかることになるのは興味深い。
ゲーマー向けマウス市場が俄然面白くなってきた。(佐々山薫郁)
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