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【PR】重量はたった58g! 「Razer Viper V2 Pro」は超軽量でセンサー性能も優秀なワイヤレスマウスの最高峰だ
ゲーマー向け周辺機器メーカーの老舗であるRazerから,新型のワイヤレスおよびワイヤード両対応マウス「Razer Viper V2 Pro」(以下,Viper V2 Pro)が登場した。
本製品は,2019年に登場したワイヤレスマウス「Razer Viper Ultimate」の後継機種であり,軽量化や駆動時間の強化,独自の新型センサー採用などが大きな特徴だ。Razer直販サイトにおける税込価格は2万1780円と,強気な設定だが,その実力はどれほどのものか。じっくりと確かめていきたい。
レビュー用キットの中から出てきたのは……テニスボール!?
Viper V2 Proの外観や機能に触れる前に,レビューに使用したテスト用キットを紹介しておこう。というのも,これがマウスを取り出す前から,Viper Pro 2の軽さを全力でアピールするものになっていたのだ。
ごらんのとおり,マウスの製品ボックスの隣に,なぜかテニスボールが入っている。いきなりこれが目の前に現れた筆者は,「まさかボールとマウスの組み合わせとは,ボールマウスが復活するのか!?」などと思ってしまったが,箱に入っていたグリーティングカードを見てみると,「Viper V2 Proはテニスボールより軽い」ということらしい。
さっそくテニスボールの重量を計ってみたところ,59.5g。これを下回るとなると,ゲーマー向けワイヤレスマウスとしてはめちゃくちゃ軽いということになるが,果たして?
重量58gの軽量ワイヤレスマウス
イキな計らいにワクワクしつつ,Viper V2 Proを見ていこう。外観は,やや角張りのあるメカメカしい印象だ。それでいて奇抜な形をしているわけでもなく,持ちやすさとデザインを両立している感がある。
見た目こそ左右対称マウスのようだが,サイドボタンが左側にしか配置されていないため,右手用の製品だ。
本体サイズは,実測で約57(W)×126(D)×38(H)mmとなっている。やや縦長ではあるが,横幅がスリムなので,しっかりと握り込める。
気になる重量は,公称値が58〜59g(BlackとWhiteの本体カラーがあり,後者のほうが重い)とのことだが,デジタル計量器を用いて確認してみたところ,ホワイトで実測約58gと公称値よりわずかに軽かった。
いずれにせよ,テニスボール(59.5g)より軽いというのは事実だ。肉抜き孔が目につくようなボディではなく,むしろメカっぽいデザインを取り入れて,そのうえでバッテリー込みでこの重量なのだから,見事である。
上面部にある左右メインボタンはセパレートタイプだ。人差し指と中指を配置しやすいよう凹んだ形状をしており,意識せずに指をベストポジションへ配置できる。
左右メインボタンの間には,実測で幅約7mmのスクロールホイールがあり,内側に滑り止めとして突起のある幅約5mmのラバーが貼り付けられている。スクロールホイールは24ノッチで1回転となり,一般的なタイプと言えるだろう。
続いて側面を見ていくが,左右の差異はサイドボタンの有無くらいなので,左側面に注目していこう。
側面は中央付近がやや凹んだ形状をしており,親指や小指,薬指を配置しやすい。この凹みの上側,左メインボタンとの境目に,サイドボタンが前後方向に2つ配置されている。前側(奥側)のボタンは長さ約18mmで幅約6mm,後ろ側(手前側)もほぼ同じサイズだ。このサイドボタンは,本体から1〜2mmほど突き出しているため,指先で位置を認識しやすい。
底面部には,全部で4枚のソールが貼り付けられている。前側に楕円形のソールが2枚,後ろ側に扇形の細長いソールが1枚,そして中央にあるセンサーホールを囲むように1枚となる。
センサーホールの脇にあるボタンは,3秒間長押しすると電源のオン・オフを切り替え,短めに押すとDPI変更ボタンとして機能する。
Viper V2 Proに搭載されているセンサーは,独自開発の光学式センサー「Focus Pro 30K Optical Sensor」だ。こちらの性能は,後段で詳しく説明しよう。
軽さが操作のしやすさを際立たせる
Viper V2 Proは,デザインの印象よりも素直な形状をした超軽量ワイヤレスマウスであり,おかげで操作もしやすい。ここではオーソドックスな持ち方である「つまみ持ち」「つかみ持ち」「かぶせ持ち」と,かぶせ持ちをベースに親指と小指,薬指といったサイドに配置する指を立たせるように持つ筆者の「BRZRK持ち」で長時間ゲームを遊んだ印象を紹介していく。
つまみ持ちの例。本体重量が軽いこともあり,両側面に配置する指に力を入れずとも楽に操作可能 |
つかみ持ちの例。つまみ持ちと同様,少しの力でマウスを操作できるので疲れにくい |
かぶせ持ちの例。縦長ボディなので手をかぶせやすく,苦もなく操作できる |
BRZRK持ちの例。小指と薬指をマウス側面の膨らみに配置すると保持しやすい |
4種類の持ち方でテストしてみたが,特に合わない持ち方はないと言える。本体重量がとにかく軽いため,長時間使用してもストレスにならず,快適に操作できるのだ。軽くても,変わったボディを採用していてバランスが悪いマウスというのも存在するが,Viper V2 Proではその心配もない。誰でも問題なく使えるだろう。
SynapseでViper V2 Proの細かな設定が可能
バッテリーの持ちも良好
Viper V2 ProはWindowsのクラスドライバでも動作するが,その性能を最大限に引き出すにはRazer製品の統合設定ソフトウェア「Razer Synapse」(以下,Synapse)が必要となる。
筆者の環境では,Viper V2 Proを有線接続すると,Synapseの導入を勧めるウインドウが自動で表示され,そこから最新版をインストールできた。もしそうでない場合は公式サイトから導入してほしい。
Synapse上で設定できる項目は以上だ。正直に言ってしまうと,これといって言及するところがないほど簡素化された印象で,必要な項目以外は排除した質実剛健なメニューといった感じである。
バッテリーの設定の話が出たので駆動時間に触れておくと,かなり持ちが良い。Razerの公称値は,ポーリングレートを1000Hzにしたうえでの連続使用が80時間とのことだが,実際に使用しているユーザー側は休み休み使っているので,週に1度か2度充電すればオーケーだ。
ワイヤレスマウスのバッテリーに関わる話で押さえておきたいのが,スリープからの復帰の速さだろう。これが遅いマウスの場合,操作をし直した瞬間から数秒遅れてカーソルが反応するため,妙な気持ち悪さを感じることがある。
ではViper V2 Proはどうかと言うと,コンマ何秒の遅れがあるものの素早い復帰をしてくれるので,不快に感じることがないというのが筆者の印象だ。
新型センサーの性能は非常に優秀
続いては,Viper V2 Proのセンサー性能を確認すべく,「MouseTester」を用いたテストを行う。
テストで使用した環境とSynapseのバージョンは,以下のとおりだ。テストで用いたマウスパッドは「ARTISAN 飛燕 MID」である。使用環境によって異なる結果になる場合もあるので,参考程度に見てほしい。
●テスト環境
- CPU:Core i9-12900KF(16C24T,定格クロック3.2GHz,最大クロック5.2GHz,共有L3キャッシュ容量30MB)
- マザーボード:MSI Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4(Intel Z690チップセット)
- メインメモリ:PC4-25600 DDR4 SDRAM 16GB×2
- グラフィックスカード:GeForce RTX 3080,グラフィックスメモリ容量10GB
- ストレージ:Intel SSD 670p(SSDPEKNU010TZX1,PCI Express/M.2接続,容量1TB)
- サウンド:オンボード
- OS:64bit版Windows 11 Pro
●テスト時のマウス設定
- Synapseのバージョン:3.7.429.50715
- ドライバ:10.0.15063.0(デバイスマネージャで確認)
- DPI設定:100〜30000 DPI (50dpi刻みで設定可能)
- レポートレート設定:125/500/1000Hz (主に1000Hzを利用)
- Windows側マウス設定「ポインターの速度」:左右中央
- Windows側マウス設定「ポインターの精度を高める」:無効
テスト方法はシンプルで,マウスを一定のリズムで左右に振るだけ。これを400,800,1600,3200のDPIでそれぞれ行う。Viper V2 Proはワイヤレス/ワイヤード両対応だが,本製品を購入する以上はワイヤレスで使用すると思われるので,テストもそちらに合わせている。ワイヤレス時は,Razerの独自技術である「Razer Hyperspeed Wireless」を用いて接続している。
計測結果のグラフは,縦軸のプラス方向が左,マイナス方向が右への振りを表している。横軸はms(ミリ秒)単位での時間経過だ。青い天はセンサーが読み取った実カウントで,青い線はそれを正規化したもの。青線がなめらかで,点の上に沿っているほど,トラッキング性能が良好ということになる。
400DPI設定時。ワイヤレスでありながら,かなり綺麗に点と線が連なっている |
800DPI設定時。少しだけカウントが跳ねた場所もあるが良好 |
1600DPI設定時。傾向は変わらず |
3200DPI設定時。変わらず良好なトラッキングと言える |
ワイヤレスマウスは通信にノイズが乗りやすく,送られてくるトラッキングデータが影響を受けやすいのだが,筆者の環境では,Viper V2 Proにこれといった影響も見られず,非常に優秀な結果となった。
続いては,マウスをどれくらい持ち上げるとセンサーの反応が途絶するかを確認する。ここではSynapseの「較正」タブにある「トラッキングディスタンス」で選べる「低い」「ミディアム」「高」の3段階で計測を行った。
計測方法は,厚みの異なるステンレス板のうえにマウスを置き,反応が途絶する高さを割り出すというものだ。その結果は以下のとおりとなる。
- 低い 0.3mm
- ミディアム 0.5mm
- 高い 1.1mm
最も高い値でも1.1mmと,4Gamerが合格ラインとしている2mm以下に収まっていることが確認できた。これであれば,マウスを持ち上げた時に意図せずカーソルが動いてしまうことはないだろう。
最後に,アングルスナップこと直線補正の有無を確認する。アングルスナップとは,センサー側が自動でマウス操作時のブレを補正する機能で,ゲーマーにとっては意図しない挙動を産み出す天敵だ。
このテストでは,Windows標準の「ペイント」を使い,さまざまな線を描くことで補正の有無を確認する。その結果が下の図で,筆者の操作どおりにラインが引けているため,補正は働いていないと言っていいだろう。
ワイヤレスマウスの最高峰はコレだ!
一方で,2万1780円という税込価格は,財布へのインパクトも大きい。個人的には,この金額に見合うだけの性能を発揮してくれているとも感じており,「とにかく良いワイヤレスマウスが欲しい」という人にはオススメしたいので,財布と相談のうえ購入を検討してみてほしい。
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