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1年間の休止/再開発の結果,“後継作”としての登場が決定! 「モンスターファーム ラグーン」説明会レポート
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印刷2009/11/04 22:29

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1年間の休止/再開発の結果,“後継作”としての登場が決定! 「モンスターファーム ラグーン」説明会レポート

 ゲームポットは,PC用オンライン育成RPG「モンスターファーム ラグーン」(以下,MFL)のプレス向け説明会を,本日(11月4日)開催した。
 今回の説明会では,MFLが,2008年11月にサービス休止された「モンスターファーム オンライン」(以下,MFO)の“後継作”と位置づけられ,モンスターファームシリーズの最新作となることが明らかにされている。

 なお,11月26日から実施される「先行βテスト」のテスター募集については別記事で紹介しているので,そちらもご一読を。

画像集#001のサムネイル/1年間の休止/再開発の結果,“後継作”としての登場が決定! 「モンスターファーム ラグーン」説明会レポート

「モンスターファームラグーン」先行テスト特設サイト


 発表会ではまず,開発元であるテクモのマルチコンテンツ事業部 オンライン開発部 プロデューサー 高崎俊行氏が,MFLの概要についてプレゼンテーションを行った。
 高崎氏によれば,MFOのサービス休止時に行ったアンケートなどをもとに仕様を見直し,単なる修正/調整版や大型アップデートといった範疇にとどまらない再設計を行うことを決めたとのこと。また,そうした事実や,背後にあるスタッフの強い思いを表現するために,タイトルも変更することにしたと説明していた。

テクモ マルチコンテンツ事業部 オンライン開発部 プロデューサー 高崎俊行氏
画像集#002のサムネイル/1年間の休止/再開発の結果,“後継作”としての登場が決定! 「モンスターファーム ラグーン」説明会レポート
 高崎氏は,「ラグーン」「モンスター」「ファーム」という三つの観点から,MFLの概要を紹介した。

●ラグーン


 本作では,MFOで2008年10月に実施された「崩壊イベント」に続く,新たな物語が描かれる。その舞台となる「ユタトラ」は,崩壊後に残された無数の島々と広大な海で構成されており,難を逃れた人々は,その中央部にある大きめの島に集まっている。
 プレイヤーは,モンスターを育てるブリーダーの一人となり,ユタトラを冒険していく。プレイヤーキャラクターは3種類用意されており,それぞれ幼年の男女,青年の男女が選択可能だ。

 海に点在する無数の島々には謎の塔が建てられており,それぞれ高さや内部構造,入手可能なアイテムが異なっている。モンスターを引き連れて塔の内部を冒険し,さまざまなアイテムを持ち帰ることがゲームの目的だ。
 高崎氏は,今回,海を舞台にした理由として拡張性の高さを挙げた。すなわち,「新たな島が発見された!」といった具合に拡張のきっかけを作りやすく,オンラインゲームと親和性が高いというわけだ。

タウン
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塔内部
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●モンスター


 モンスターは,CDやDVDをドライブに挿入することで誕生する。なお,MFOでは一部独自仕様が採用されていたが,MFLでは,従来のシリーズ作品同様,ディスクごとに種類や能力の異なる固有のモンスターが誕生する仕様に戻されている。
 高崎氏によると,この変更は,プレイヤーの声をもとに見直しを図った結果,「1枚のCDから1体のモンスターが生まれることの面白さ」を再確認したからとのこと。
 なお,アップデートで新たなモンスターが追加された場合は,データの関係上,同じCDを挿入してもそれまでとは異なるモンスターが誕生してしまう可能性もあるそうだ。

 モンスターは,育て方によって「体型」「身長」「色」といった外見や,各種パラメータ,使用できる技などが変化していく。習得したすべての技が常に使えるわけではなく,冒険に旅立つ前にどれを使うかあらかじめ選んでおくケースも発生するという。
 したがって,幅広い種類のモンスターに対応すべく,汎用性の高い技を選ぶか,または一部のモンスターにとくに効果的な技を選ぶかといったことも攻略のポイントとなる。

 また,装備アイテムのバリエーションが豊富で,普通に育てると近接攻撃タイプになるモンスターをあえて遠距離タイプにするといったこともできるので,モンスターの育成や装備のカスタマイズが楽しめそうだ。

 戦闘は従来どおり,距離帯を重視したものとなっているが,カメラワークやユーザーインタフェース,そして技発動のシステムを一新しているとのこと。テンポアップとユーザビリティの向上を図った結果,MFOとはかなり異なる“手触り感”になっていると,高崎氏は自信をのぞかせた。

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●ファーム


 ファームには,ブリーダーをサポートする「助手」が登場する。助手はそれぞれ得意分野を持っており,ゲームの進行に伴って数が増えていく。
 つまり助手が増えることで,モンスター育成の幅やゲーム内でやれることが広がっていくのだ。

 また本作には,ブリーダー自身の得意分野──大きく「バトル」「育成」「アイテム」に分かれ,さらに細分化されていく──を示している「ブリーダーライセンス」が登場する。
 高崎氏は,助手やライセンスの存在について,MFLを単にバトルだけのゲームに留まらせない,ブリーダーのさまざまな生活スタイルを後押しするためのものだと説明する。

 そのほか,ブリーダー間のコミュニティを強化する「ギルドファーム」が登場する。ギルドファームは,ギルドに所属するブリーダーがポイントを投入することで拡張されていく。みんなで頑張ればそれだけ拡張のスピードが上がり,さまざまな恩恵を得られるのはもちろんだが,それだけでなく,ギルドメンバー同士が交流する息抜きの場として,ぜひ活用してほしいと高崎氏は付け加えた。

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 さて,モンスターを育て,コミュニティの輪を広げた,その先にあるものとして高崎氏が紹介するのが「大会」システムだ。
 ギルドでチームを組んで対戦を重ねるにつれ,当然ながら,トレンドとなる戦術やそのカウンターが確立されていくだろう。高崎氏は,それに対し,随時アップデートでモンスターを追加したり,調整を行ったりすることで戦術の固定化を防ぎ,末永く楽しめるようにしていくと抱負を述べていた。

 高崎氏自身,本作の開発にあたり,QC(クオリティチェック)の立場で,実際にMFLをさまざまなスタイルでプレイしてみたとのことだ。その結果,「やるじゃないか」「ホッとした」「ここまでできるなら,あれもやりたい」といった印象を持ったそうで,確かな手応えを感じているという。
 高崎氏は,ここから先,オンラインゲームとしてきちんと仕上げるには,開発側と運営側,そしてプレイヤーが三位一体となることが不可欠であるとし,ぜひ多くの人に協力してほしいと述べ,プレゼンを締めくくった。

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ゲームポット MFL 運営プロデューサー 浅和 潤氏
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 続いて,ゲームポットのMFL 運営プロデューサー 浅和 潤氏が運営方針の説明を行った。
 浅和氏は,プレイヤーコミュニティを全面的にサポートすると述べ,その具体的な施策として,「公式ブログ」「公式Wiki」の設置を発表した。

 いずれも,MFLの公式スキンやガジェットで装飾できるといった特典が用意されているほか,キャンペーン期間中にブログ/Wikiを開設した人には,(ゲーム内の)スペシャルアイテムが贈られるという。
 なお浅和氏は,ここでいうWikiとは,ゲーム攻略に特化したものではなく,むしろギルドコミュニティを活性化するようなものと捉えてほしいと述べていた。

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 また,各種大会イベントの開催も発表された。大会には,戦績によってマッチングされる「ランキング大会」をはじめ,個人戦やギルド戦,そして日本一を決定する「最強トーナメント大会」(仮称)などがある。
 モンスターの外見で勝負する「モンスター自慢大会」といった,戦闘を伴わない大会も企画されているとのことで,幅広い層のプレイヤーが楽しめるものとなりそうだ。

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 さらに,MFLのシンボルキャラクター「アニャムー」をフィーチャーしたプロジェクトも進められている。
 アニャムーは,公募によって命名された猫型のモンスターで,従来シリーズの「スエゾー」や「モッチー」と似たような位置付けになるという。プロジェクトの詳細は追って発表される予定だ。
 最後に浅和氏は,「勢いのある運営」「スピード命をポリシーに」と,今後の展開に向けての強い意気込みを見せていた。

MFL シンボルキャラクター「アニャムー」
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  • 関連タイトル:

    モンスターファーム ラグーン

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