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DreamHack Japan 2023のPC事情をチェック。すぐに遊びたい人向けのGALLERIA,こだわりたい人向けのカスタムPC相談を展開していたIntel
GALLERIA BASE
DreamHack Japan 2023のメインスポンサーであるGALLERIA BASEは,エントリーからハイエンドまで,GALLERIAのゲーマー向けPCを多く体験できる作りだった。また,VTuber集団「ぶいすぽ」のサインやパネル,寄せ書きゾーンなど,にぎやかな部分もしっかりとあり,来場者が楽しめる環境作りをしていた印象だ。
インフルエンサーやプロゲーマーを呼んだイベントも実施され,整理券配布時には長い列を作っていた。大きなトラブルもなく,展示イベントに慣れている安心感が与えられていた。
Intelブース
Intelブースには,音楽ライブも行ったボーイズグループ“7ORDER”のメンバーがビルドしたカスタムPCが展示されていた。メーカーの相談コーナー前には,それらの構成パーツが用意されており,構造の把握と相談がしやすい環境だった。いずれのカスタムPCも最近のトレンドを取り入れていたが,どの路線で行くかの比較と検討しやすい構成となっており,自作初心者でもわかりやすい工夫が見て取れた。
阿部顕嵐さんのカスタムPCは,ASRockベース(構成は画像を参照)で,近年よく目にするようになった白系パーツで統一されている。マザーボードはアクセントカラーとなっており,Z790 LiveMixerが採用されていた。同マザーボードはストリーミング配信向けにUSBをこれでもかと搭載しつつ,安定動作の検証がなされているもので,仕事用にUSBが充実したマザーボードを探している人にもおすすめである。
長妻怜央さんのカスタムPCは,ASUSベース。簡易間接水冷が採用された内装はすっきりしており,わりと簡単に組めそうな印象が演出されていたが,実際のところでもケーブルマネージメント以外は相当に楽ができそうな構成だった。また,昨今のグラフィックスのボード大型化に対しても余裕で対応できるケースがベースとなっているので,拡張性を重視しつつ,中身も見えて背の高さを抑えたい,と考えるならとても参考になるカスタムPCだ。ちなみに同ケースは筆者も愛用している。ハイスペック環境にするとケーブルマネージメントで地獄を見るのだが,大型空冷よし大型水冷よしE-ATXもOKとなかなか遊べるケースだ。
真田佑馬さんのカスタムPCは,GIGABYTEベースになっており,今回展示されていたなかで,もっともストイックな路線だった。PCケースはGIGABYTE AORUS C300でほとんど光らず,ワンポイント的に光るようなつくりだ。構成を見るとエントリーしやすいパーツ構成になっており,パーツの価格高騰を配慮しているように感じられた。
萩谷慧悟さんのカスタムPCは,これも近年需要が高まっている小型PCだ。ゲームはしたいが,なるべくコンパクトで,といった層に人気であり,カスタム感がもっとも高いカテゴリーともいえる。そしてはじめてのカスタムPCとしても人気だが,手順書を作っておかないと,メンテナンス時にとても苦労する。その点,MSIは必要なものをまとめていたほか,同構成のPCをバラした状態のものも展示していたのでフォローはしっかりと行っていた印象だ。
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