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[TGS 2016]「Alliance of Valiant Arms」の公式大会「AVARST2016 Season2 爆破・護衛オフライン決勝戦 in 東京ゲームショウ」レポート
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印刷2016/09/20 21:53

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[TGS 2016]「Alliance of Valiant Arms」の公式大会「AVARST2016 Season2 爆破・護衛オフライン決勝戦 in 東京ゲームショウ」レポート

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 2016年9月18日,東京ゲームショウ2016のe-Sportsコーナーにて,ゲームオンがサービス中のオンラインFPS「Alliance of Valiant Arms」(以下,AVA)の公式大会「AVARST2016 Season2 爆破・護衛オフライン決勝戦 in 東京ゲームショウ」が開催された。

 「AVARST2016 Season2」は,8月から9月にかけてオンライン上で予選が開催された公式大会だ。オンライン予選を勝ち抜き,9月17日に秋葉原で行われた3次予選に勝利したクランが,東京ゲームショウ2016のステージで激突した。新たな風を感じさせた戦いの模様をレポートしよう。

(左から)司会進行役の佐藤仁美さん,AVA日本運営プロデューサーの井上洋一郎氏,FPS実況解説者のmejika氏,クラン「DeToNator」のDarkよっぴー選手。井上氏はニコニコ生放送での実況,mejika氏とDarkよっぴー選手はステージ上で実況と解説を担当した
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「Alliance of Valiant Arms」公式サイト



爆破部門は前代未聞の新戦術で

スピードのある攻めを実現した「Recycle」が王座奪還


 AVAの「護衛」は,1クラン5人がチームとなり,攻撃側と守備側に分かれて対戦する。攻撃側は制限時間の15分以内に,戦車を誘導して第1,第2チェックポイントを通過させ,最終チェックポイントまで到達させることが目的だ。もちろん,防御側はそれを妨害して戦車の到達を阻止しなくてはならない。
 攻守を交代して対戦を行い,戦車の誘導に成功した回数,または最終チェックポイントに戦車が到達したときの残り時間の多いクランが勝利となる。

 護衛部門の決勝戦は,「Recycle」「Ibis」によって争われた。使用マップは「RISING DUST」だ。
 試合開始前,Darkよっぴー選手は「3人のスナイパーを投入してくるかもしれません」と話していたが,「Recycle」は4人ものスナイパーを投入するという新戦術を披露,そのまま戦いの火蓋が切って落とされた。
 序盤から射程の長さという利点をフルに使った「Recycle」は,遠距離から「Ibis」のメンバーを次々と排除していく。スナイパーの脅威にさらされながらも,RPGで戦車の足止めを図る「Ibis」だが,すぐに修復されてしまい,あまり効果は得られない。
 1分半で第1チェックポイント,4分ほどで第2チェックポイントを通過という,かなりのハイスピードで試合は進行。激しいポジション争いと銃撃戦が繰り広げられるなか,「Recycle」の戦車は約6分のタイムを残して,最終チェックポイントの通過に成功した

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 攻守交代して,攻撃側となった「Ibis」。「Recycle」が好タイムをマークしたため,それを越えるスピードが求められるが,開幕と同時に激しい攻めにさらされ,なかなかラインを押し上げられない。
 一時的に全滅してしまうといった,ヒヤリとする場面もあったが,「Ibis」も第1,第2チェックポイントの通過に成功。しかし,第2チェックポイント付近で「Recycle」の足止めを食らったのが響き,無念のタイムアップ。この瞬間,「Recycle」が約1年半ぶりの優勝を手にした。

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AVARST2016 Season2 護衛部門 優勝「Recycle」
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AVARST2016 Season2 護衛部門 準優勝「Ibis」
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 表彰式では,井上洋一郎氏が「護衛の醍醐味が詰まった試合だと思います。『Recycle』の4スナイパー戦術など,まだまだいろいろな戦い方があるということを,大会を通じて見せてくれて嬉しかったです」と護衛部門の感想を述べた。

試合の合間には「ピンク・ベイビーズ」や「Le Lien」が生ライブを行い,会場を大いに盛り上げた
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爆破部門は強豪クランによる頂上対決

激闘を制したのは新生「DeToNator」


 「爆破」も護衛と同じく,1クラン5人がチームとなり,攻撃側と守備側に分かれて対戦する。攻撃側はマップのどこかにあるC4爆弾を入手し,それを2か所の爆破地点のどちらかに設置して爆発させれば勝利だ。防御側はC4爆弾の設置を阻止することになるが,たとえ設置されたとしても爆発前に解除すれば勝利が得られる。
 もちろん,相手クランを全滅させても勝利となり,むしろこちらのほうが勝敗の決め手となることが多い。
 1セットは13ラウンドで,6ラウンド終了時に攻守が入れ替わる。つまり,7ラウンドを先取したクランがポイントを得るというルールだ。

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 この決勝戦と3位決定戦には,順位に応じたA-Pointが設定されている。A-Pointとは,AWC(AVA WORLD CHAMPIONSHIP。賞金総額,約1000万円の爆破ミッション世界大会)の出場クランを選出するために設けられたポイントで,好成績を収めたクランに付与される。今大会の優勝クランには70ポイントも与えられるということで,世界戦出場を狙うクランには賞金以上に見逃せないポイントでもある。

使用するマップや除外するマップの選択には,それぞれ30秒の時間制限がある。どのマップを選ぶか,チームメイトと相談する場面もしばしば見られ,それだけ重要な選択なのだ
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 また,今大会では,新しい試みとして試合マップの選出に「BAN and PICK形式」が用いられた。これは,両クランが試合に使うマップや試合から除外するマップを順に選択し,最後に先攻と後攻を決めるというもの。自分達が得意なマップを選んだり,苦手なマップを除外したりと,戦略に大きく影響する選出形式といえる。

 3位決定戦は,「またピネだぁぁぁ」「God Aimer」の組み合わせとなった。この戦いは3セット制で,2セットを先取したクランが勝利となる。
 「またピネだぁぁぁ」の先攻で始まった初戦の使用マップは「BLACK SCENT」。開幕とほぼ同時に1人ずつ失う展開となるが,前に出ていた「God Aimer」が先手を取ることに成功。さらに1人を倒したものの,ここでは急がずにじっくり攻めたのが功を奏したのか,幸先よく勝利を飾った。
 その後も「God Aimer」がスナイパーを2人に戻すといった,相手を見て手を変えていくが,あと一歩及ばない場面が多く,「またピネだぁぁぁ」が5-1とリードした展開で攻守交代へ。それでも勢いの止まらない「またピネだぁぁぁ」は,8ラウンドでFeryyyyy選手が3人抜きを達成して逆転勝利を収めると,7-1で第1セットを制した。

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 第2セットは「God Aimer」が先攻で,使用マップは「AIRPLANE」。最初のラウンドで1キルを先取した「God Aimer」だったが,その後,立て続けに3人倒されてしまい,このラウンドを落としてしまう。そして,2ラウンドも攻め込んだところを反撃に遭い,取りこぼすという苦しい展開だ。
 それでも,3ラウンドでは「またピネだぁぁぁ」を全滅させて完勝。これで流れを掴もうと積極的に攻め立てるが,シーソーゲームが続き,2-4で攻守交代となる。
 攻撃権が移った「またピネだぁぁぁ」は,確実に「God Aimer」を倒し,ラウンドを制していく。解説のDarkよっぴー選手が「まるで『God Aimer』の動きがすべて分かっているかのよう。相当研究したんじゃないでしょうか」と舌を巻くほどで,終わってみれば7-2という圧倒的なスコアで「またピネだぁぁぁ」が第2セットも圧勝。3位に輝いた。

AVARST2016 Season2 爆破部門 3位「またピネだぁぁぁ」
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 今大会のメインイベントとなる爆破部門の決勝戦は,「DeToNator」「Requish」の古豪対決となった。決勝戦は5セット制で,3セット先取したクランが優勝の栄冠を手にすることになる。

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 第1セットは「Requish」の先攻で,使用マップは「HUMMER BLOW」。初戦は互角の様相を見せるも,「Requish」が爆弾の設置に成功する。これにリスクを承知で突撃した「DeToNator」が相手を倒しきり,1ラウンドを制した。
 これで勢いづいたのか,「DeToNator」がたびたび銃撃戦で上回り,次々とラウンドを連取。「Requish」もその流れに押し負けることなく抵抗し,2-4で攻守交代に持ち込んだ。
 勝ち越した状態で攻守交代を果たした「DeToNator」だが,実は先手を取られて少々苦戦する場面も多かった。だが,攻撃側に回ると2ラウンドを連取し,リーチをかける。その後,「Requish」の猛反撃を受けるも,7-4で第1セットを勝ち取った。

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 第2セットは「DeToNator」が先攻で,使用マップは「AIRPLANE」。第1セットとは違い,慎重に歩を進める両クランだったが,残り時間が1分となったタイミングで双方が一気に動く。うまく隙を突いて爆弾を設置した「DeToNator」に対して,これを阻止しようとした「Requish」は待ち伏せされて全滅してしまう。
 2ラウンドも同じような展開で進んでいくが,今度は爆弾設置後に「Requish」が4人抜きを達成して逆転勝利。その後も爆弾設置後の守りが堅い「DeToNator」に撃ち勝ち,「Requish」が4-2と有利な状態で攻守の折り返しに成功した。
 だが,攻守交代と同時に動きが良くなった「DeToNator」は,一気に攻勢に出て3ラウンドを取り返す。あっという間に逆転された「Requish」も慌てることなく戦い,5-5のイーブンまで持ち直したが,反撃もここまで。「DeToNator」が7-5で第2セットを勝利し,優勝へ王手をかけた。

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 第3セットの使用マップは「DUAL SIGHT」。再び「Requish」の先攻である。
 1ラウンドは,「DeToNator」が不意打ちで1キルを取ると,その勢いのままに圧倒。隙のない「DeToNator」の攻め,とくに銃撃戦が冴えを見せ,「Requish」は流れを掴めずに,1-5で攻守を折り返すという苦しい状況に追い込まれてしまう。
 「DUAL SIGHT」は予選で「DeToNator」に勝ったマップであるだけに,「Requish」はここで反撃ののろしを上げたかったところだが,その願いは叶わず,「DeToNator」が7-1で第3セットも圧倒。その結果,3連勝で「DeToNator」が優勝を果たした。

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AVARST2016 Season2 爆破部門 優勝「DeToNator」
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AVARST2016 Season2 爆破部門 準優勝「Requish」
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 大会の総評では,Darkよっぴー選手が「どの試合もストレートで勝負が決まり,圧倒的な力の差を見せつけていたと感じました」とコメント。mejika氏は「今回の大会は大荒れでしたが,決勝戦は伝統の一戦という感じでした。とくに『DeToNator』は,大幅にメンバーを入れ替え,いわば新生『DeToNator』。練度が足りないのではないかと思いましたが,蓋を開けてみれば圧勝。『DeToNator』の名を受け継いだ選手達だけはある」と絶賛した。
 最後は,井上氏が「より新しい,より面白い試合をしてもらって,大会に出られなかったユーザーはそれを見て学んで,さらに新しい遊び方を探ってもらいたいと思います。そして,人と対戦することは面白いな,と感じてほしい」とまとめ,大会を締めくくった。

大会終了後,抽選会が行われ,選手が試合中に座っていたゲーミングチェア「DXRACER」やヘッドセット,ゲーム内アイテムなどが来場者にプレゼントされた
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