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[CJ 2007#40]まるでダンスMMO? ダンスゲーム「舞街区」を紹介
まず軽くおさらいしながら紹介していこう。本作はフィールドを自由に移動できると共に,ダンスホールのどこでもダンスを開始することが可能になっており,近くにいる人たちとパーティを組むように一緒にダンスを踊ったり,対戦することができる。
現在は,フィールドごとのマップは拡大マップから選択して移動するようになっているが,将来的にはすべてのフィールドを繋げて,ダンスホールからアイテムショップ,自宅などに,MMORPGのように自由に行き来できるものにするという。
ダンスホールには,30人までのキャラクターがチケットを購入して入場できるようになっている。さらに,レンタルダンスホールという,プレイヤーにホールを貸しだすシステムがあるという。ホールを借り切って,入場チケットを友人などに送って身内だけのパーティを開催する,なんてこともできそうだ。
今回,実際にプレイヤーの周りで,好きずきにプレイヤー達が踊っている様子のプレイムービーを収録したので,チェックしてみよう。
→ムービーのダウンロードは「こちら」(1分15秒,WMV)
ファイルの詳細:29.0MB(30,459,525バイト)
また,キャラクターはマイホームを持てる。そこでキャラクターの着替えを行う……などというのは良くある仕様。しかし5th Streetの場合,その着替えとして用意されているアパレル製品の数は,なんと男女合わせて2000以上だという。
さらにそのマイホームでは,ダンススタイルの変更もできるようになっている。ダンススタイルとは,そのキャラクターがもつ踊りの技のこと。ダンス教室のような施設で練習して覚えることで,多彩なアクションを披露できるようになるわけだ。ただし,プレイヤーにはレベルがあり,必要なレベルを満たしている必要がある。まるでRPG。実際,ダンスで経験値を得てキャラクターが成長していくので,ダンスMMORPGといえるのかもしれない。
ほかにも,マイホームにある電話を使うことで,そこからチャットや,ボイスチャット,カメラがあればビデオチャットが楽しめるほか,自分のダンスを映像として保存するビデオリプレイ機能があり,マイホームでお気に入りのダンス映像を楽しむことができたりなどの機能もある。リプレイはどれくらい記録を残せるのか? と聞いてみるとHDDの容量があるだけ,とのこと。気に入ったダンス映像をHDDいっぱいに残してしまおう。
さて,本作で一つ気になった点がある。それはマイホームや街に存在しているの液晶モニターなのだが……最初,ミュージックに合わせたムービークリップやゲーム内の素材映像が流れていると思ったのだが,良く見ると何かの宣伝のように見える。詳細を聞いてみたところ,マイホームや街にある液晶モニター,さらに建物の壁など,あらゆる場所に映像広告を入れることができるという。実はこの広告,ただゲーム内広告として表示されているだけではなく,ゲーム内にこれらの広告を出している会社が,ゲーム内でアイテムショップを開いており,プレイヤーがそのショップでゲーム内アイテムを購入すると,現実の広告を出しているショップで商品が安く買えるというシステム(富メディアと呼ばれていた)があるという。これについては,今後まだまだ応用できる可能があるだろうと語っており,プレイヤーや出店企業,それぞれにメリットのある取り組みを目指したいとのことだ。
ただ“自由に移動できるダンスゲーム”を目指すのではなく,その一つ上のレイヤーである“ダンスを踊れる箱庭世界”を目指している本作。「ダンスゲーム」なんてどれも同じだしなぁ,なんて思っていないで,ちょっと注意して動向をチェックしてみよう。(Nobu)
- 関連タイトル:
ストリートダンス
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