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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第469回「間違っていました」
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印刷2018/02/22 16:00

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第469回「間違っていました」

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著者近影
画像集 No.002のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第469回「間違っていました」
 自分の犯した間違いを正すのは容易なことではないわ。
 あとになってから考えると,あのときのあの行動は間違っていたなぁって思うこと,けっこうあるじゃない。でも,その間違ったときの他人からの印象っていうのは,なかなかぬぐえない。
 仮に自分ではそのときのことを反省しているとしても,その反省が伝わらないケースのほうが多いし,後日そのときの間違いを取り沙汰されることもある。つまり,過ぎ去ったときは元には戻らない。間違った場合でも,ある種,その過去を一生抱えて生きていくことになるわ。
 私もね,プロレスをヤっていて後悔することのほうが多いのよ。プロレスってけっこう選択の自由があるというか,複数の選択肢の中から一つを選ぶシーンが多いのよね。そして正解は常に一つじゃないの。
 プロレスを否定的な目で見る人はよく,「なんで今の技を避けないの?」という質問をしてくるんだけど,私なりの答えとしては,「プロレスには“相手の技を受ける”という概念があるから」なわけ。じゃあ,何のために相手の技を受けるのかというと,これまた私なりの解釈で言えば,「“相手の技”=“生き様”だったり“主張”だったりするから」。それだったら,受け止めなきゃいけないでしょ?
 要は,プロレスにはそういう選択肢があるってことなの。受け止めるんだけど,受け止めてばっかりでもダメ。こちらの主張も強くないといけない。最終的には相手を負かさなきゃいけないんだから。その選択,かっこよく言えば駆け引きがプロレスにはあったりするのよね。勝つにしても,「え? そんなんで勝っちゃうの?」って思われないようにしなければならない。まあ,これに関しては観客に対する私の勝手な強迫観念かもしれないけどね。
 順調に話が逸れたけども,話を本題に戻すと,プロレスは選択するシーンが多いがゆえに,よく反省するって話です。大筋で言うと,選手としては「相手に勝つ」,プロモートする立場からは「観客に何か思うところを与える」のほかに正解はない。ただ,それに向けての試合中の選択肢は数限りなくあるわけで。その選択について,正しかったのか,より良いものがあったんじゃないのかを反省することが多いわ。
 過去は変えられない。その日,見に来たお客さんは,その日の印象を持って帰ることになる。ヘタすりゃ一生,その印象のまま。でも,私には今後も試合がある。だから,反省する。間違いは認める。もしくは間違って反省していても,それが形になるのであれば突っ張り続ける。

画像集 No.004のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第469回「間違っていました」
 そして今から私が言いたいのは,「MONSTER HUNTER: WORLD」について,私が間違った認識を持っていたってこと。この連載で何度か「コミュニケーションに不安があるからオンラインマルチプレイを避けがち」って書いてきたじゃない。あれ,間違いだったわ。そんなものは必要じゃなかった。
 なぜなら,ほかのプレイヤーとは基本的には1クエストだけの関係だから。PlayStation 4のボイスチャット機能を使えばしゃべったりしながら遊んだりもできるんだけどね,基本的にはその機能も使わなくていいのよ。仮に自分が弱くてクエストに失敗しても,すぐ解散になるからほかのプレイヤーから責められることはない。もちろん罪悪感はあるんだけど。
 何より,自分のランクに合ったクエストを選べばいろんな人が無言で助けてくれるのね。ヤってみて気付いたわ。この世界も,怖いもんじゃない。失敗することも多々あって,そのおおよそが自分のせいだって場合もある。でも,ゲイムからは何のペナルティも課されない。自分が反省して次に生かせばいい。これがゲイムの良さでしょうね。
 だから,私のようにオンラインゲイムだから他人と深く関わらなければいけないっていう思い込みは,捨ててしまってかまわない。一度マルチプレイを体験してみれば,すぐに分かると思う。思っているよりもはるかに気軽にマルチプレイできる。携帯ゲイム機からPlayStation 4になった理由は,まさにここにあったんじゃないかとすら思ったわ。
 MONSTER HUNTER: WORLDという名はだてじゃない。画面がキレイになった,エリアがシームレスになったってだけじゃない。それらをきっちり踏まえたうえで,どのようにストレスなく世界中のプレイヤーをつなげるか。そこをきっちり提示してきているわ。

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 いや,本当にモンハンシリーズが好きだったならば,モンハンを信じてプレイするといいわよ。ものすごく考えに考えたうえで作ったんだなぁって,伝わってくるから。何をって,モンハンの楽しさについて。モンハンのどの部分が楽しいのか。それをちゃんと分かったうえで提供しようとしている。そこには無駄がない。
 そして,オンラインゲイムだから,ここからさらに要素を乗せることも可能だから恐ろしいわ。私は先週から本格的にこのゲイムに向き合って,ちゃんと1週間ハマっている。それもこれも,一度勇気を出してソロプレイからオンラインの世界に踏み出したから。
 そう。モンハンの楽しさって,みんなで一つの目標に向かってムキになるってことだったわ。友達がいなくても,仮想現実が仮想友達を世界中から用意してくれる。それがこのゲイム。友達がいる人はもっと楽しいでしょうし,いない人でもちゃんといるっぽく楽しめるから,要するに多くの人におススメよ。
 1週間前の私のように,あと一歩足を踏み出せないあなた。クエストを受ける場面で「クエストに参加する」→「救難信号クエストに参加」→「救難信号の検索」から,自分に合ったクエスト,もしくは行ってみたいクエストを選んでみて。世界が変わるから。ちなみに私は他人の力によって,エンディングまで見ることに成功したわ。
 今の今は,誰か助けてくれるだろと思ってラスボスのクエストを受けたら誰も助けてくれなくて一人で討伐してしまった結果,人間不信に陥りかけてはいるんだけど。世界はこんなに広いのに,そしてみんな集まってワイワイとヤってんのに,そういう世界でも私は独りぼっちなんだなあ……。

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 まあ,人間一人で生まれ,どれだけ他人と関わって生きていったとしても最後には一人で死んでいくわけだし……それが私の場合,ちょっと早くて人生の途中からだっただけなんだよ……この原稿も読んでくれる人なんていないんじゃないかなあ……。来週の原稿を書くころには,この考え方が間違っていたって気付ければいいんだけどなあ……という感じでまた来週。
 太刀使いのエイナルというキャラクターを見かけたらどうぞよろしく。

今週のハマりゲイム
PlayStation 4:「MONSTER HUNTER: WORLD
PlayStation Vita:「GOD WARS 〜時をこえて〜
Nintendo Switch:「マリオ+ラビッツ キングダムバトル
ニンテンドー3DS:「牧場物語 ふたごの村+
iOS:「ドラゴンクエストライバルズ」「ウイニングイレブン カードコレクション

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手がプロデューサーを務めるDDTプロレスは,今週末の25日に東京・後楽園ホール大会「Into The Fight 2018」を開催します。ディーノ選手はネットワンシステムズのインフォマーシャルマッチに出場予定。ここでは「男色ディーノというプロレスラー」をITで管理するという試みが行われるようですが,ディーノ選手にとっては「支配からの卒業がテーマ」であるとのこと。ITに支配されがちな現代社会に生きる観客達が,人類の新たな一歩を目撃することになるのかもしれません。
  • 関連タイトル:

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