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インディーズゲームの小部屋:Room#473「Lifeline」
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印刷2017/03/22 10:00

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インディーズゲームの小部屋:Room#473「Lifeline」



 久しぶりにハンターライフに復帰したら,武器の使い方をすっかり忘れてしまっていた筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第473回は,3 Minute Gamesが開発した「Lifeline」を紹介する。本作は,未知の衛星に不時着してしまった主人公に,無線越しでアドバイスを与えて生還させるというアドベンチャーゲームだ。それはそうと,はちみつください(定型文)。

画像集 No.001のサムネイル画像 / インディーズゲームの小部屋:Room#473「Lifeline」

 宇宙船ヴァリア号に乗り,タウ星に向かっていた主人公のタイラー。しかし,その途中でトラブルに遭遇し,宇宙船は未知の衛星に不時着してしまう。ほかの乗組員の安否は分からず,タイラーからの通信を運よく受信できたのはプレイヤーのアナタだけ,というのが本作のストーリーだ。

 本作はテキストベースのアドベンチャーゲームで,グラフィックスは一切使われていない。プレイヤーはタイラーからの通信を受け取り,ときには彼を励ましながら,無事生還できるよう的確なアドバイスを与えなくてはならない。ここまでなら,よくある設定のゲームだが,本作最大の特徴は「タイラーとリアルタイムで通信している」というシチュエーションにある。

画像集 No.002のサムネイル画像 / インディーズゲームの小部屋:Room#473「Lifeline」

 例えば,タイラーがA地点からB地点へ移動する際,1時間ほどかかりそうだと言ったら,彼から次の通信が入るまで,実際に1時間待たなければならない。タイラーが何か行動する際には,必ずそのための時間が発生するというわけだ。本作は起動するとタスクトレイに常駐するので,待っているあいだはウインドウを閉じて,ほかの作業をしていても構わない。新しい通信が入ると通知があるので,見落とすことはないだろう。

 当然ながら,プレイヤーの選択によってタイラーの運命が左右されるのだが,こういう仕組みのため,1回のプレイには非常に時間がかかる。“ながらプレイ”に適したゲームはしばしばあるが,ながらプレイでなければ到底やってられないゲームというのも珍しい。というか,こんなゲームは筆者も初めてだよ……。

画像集 No.003のサムネイル画像 / インディーズゲームの小部屋:Room#473「Lifeline」

 タイラーが次の通信を入れてくるのは5分後かもしれないし,30分後かもしれない。彼がその間,何をしているのかを想像しながら待つ時間が本作のキモで,そうしていると,次第に次の連絡が待ち遠しくなってくる。また,丁寧な日本語ローカライズも感情移入の度合いを高めており,物語の続きが気になって仕方がない。あのあと連絡がないけど,彼はまだ無事なのだろうか……。


 一度,何らかの結末を見たあとは高速モードが解禁されるが,仕事中でもほとんど邪魔にならずに遊べるゲームなので,心に余裕があるなら,ぜひスキップせずに最後まで楽しみたいところ。もとはiOSおよびAndroid向けに配信されたスマホゲームなので,PCではなくスマホでプレイするのもアリだろう。
 そんな本作のPC版は,Steamにて398円で発売中。iOSおよびAndroid版は各240円で,それぞれApp StoreおよびGoogle Playにて配信されている。

■「Lifeline」公式サイト
http://www.bigfishgames.com/daily/3mingames/lifeline/

画像集 No.007のサムネイル画像 / インディーズゲームの小部屋:Room#473「Lifeline」
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