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インディーズゲームの小部屋:Room#650「As Far As The Eye」
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印刷2020/09/16 10:00

連載

インディーズゲームの小部屋:Room#650「As Far As The Eye」



 ここだけの話,FPSがあまり得意ではない筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第650回は,Unexpectedが開発した「As Far As The Eye」を紹介する。本作は,キャラバンを率いて荒野を旅し,大洪水で住む場所が失われてしまう前に世界の中心を目指すというストラテジーゲームだ。だってマウスを持ってないんだから,仕方がないよね……(トラックボール派)。

画像集#001のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#650「As Far As The Eye」

 本作の舞台は,大洪水が間近に迫った世界。プレイヤーは「The Eye」と呼ばれる世界の中心を目指して旅を続ける部族を導く風となり,彼らの資源や生活を管理して,無事に旅を終えられるよう手助けしなくてはならない。通常のゲームモードのほかに,ゲームの基本を一から教えてくれるキャンペーンモードがあるので,初めてプレイする際はこちらから遊ぶのがオススメだ。

画像集#002のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#650「As Far As The Eye」

 メインのゲーム画面は「シヴィライゼーション」シリーズのようなヘックスマップで,ここで個々のキャラクターに指示を出してマップを探索しつつ,資源を集めたり,必要な建物を建てたりしていく。当面の目標は,十分な食料を確保して生活を安定させることだが,一定ターンが経過すると大洪水が発生し,部族が全滅してしまう。そうなる前に必要なだけの資源を集め,次の拠点に移動しなければならないというのが大きな特徴だ。

画像集#003のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#650「As Far As The Eye」

 それぞれのキャラクターは大きく分けて7系統のスキルを持っており,食料を集めると採集者,建物を建てると大工といった具合に,行動に応じた系統の経験値を獲得する。一定量の経験値を得ると新たなスキルを習得して,より効率よく作業ができるようになるので,一人にあれもこれもやらせるのでなはく,ある程度,担当を決めて指示を出していくのがいいだろう。

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 このゲームではプレイのたびにマップが変化し,イベントもランダムで発生する。しかし,親切なことに天候の悪化などの不利益が生じるイベントは数ターン前に予告してくれるので,いかに備えてこれを乗り切るかが腕の見せどころ。たまに友好的なキャラバンが通りかかったときは3択の選択肢が現れ,資源を物々交換したり,新しい仲間に誘ったりすることもできる。もちろん,仲間が増えるとそのぶんだけ食料が必要となる点には要注意だ。


 最終的には,できるだけ多くの仲間と一緒に世界の中心に辿り着くことが目的だが,慣れないうちはミスなく部族を導くのは至難の業だ。食糧不足で餓死したり,洪水に追いつかれる前に資源を集めきれなかったり,あるいは天変地異で計画が台無しになったりといったハプニングで全滅するたびに少しずつ対処法を学んで,次はもっとうまく部族を導いてあげるというトライアル&エラーが楽しいゲームに仕上がっている。

 ほのぼのとした可愛らしい見た目とは裏腹に,シビアな判断が要求される本作は,Steamにて2570円で発売中。コツコツと作業を積み重ねて,発展を見守っていくようなストラテジーゲームが好きな人は,ぜひどうぞ。

■「As Far As The Eye」公式サイト
https://en.unexpected-studio.com/as-far-as-the-eye

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