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[G★2007#32]吸い込む・ぶつける。物理エンジンを活用したカジュアルアクション「Trash Buster」
なぜモチーフに掃除機を選んだかについて,開発チーム長のJin Seong Keon(ジン・ソンゴン)氏は,「物理演算と相互作用を明瞭に示す仕掛けとして思い至った」と説明した。
掃除機でものを吸い込むと,プレイヤーのヒットポイントは上昇する。ただし,10個以上のものを吸い込むと,掃除機の袋が破れて,吸い込めなくなる。また,この掃除機で他プレイヤーを吸い付けると,相手のヒットポイントを少しずつ減らせるが,主たる勝負のポイントは,そこではない。
実はこの掃除機,キーを押している間だけものを吸い寄せていて,それがある程度の時間持続されると,ついには吸い込む仕組みになっている。そして,吸い付けている間にキーを離すと,ものは勢いよく反対側に飛んでいく。普通なら掃除機を止めたところで,ものは下に落ちるだけであり,それではまるで「ハーフライフ 2」のグラヴィティガ……。いやいや,確かに物理演算と相互作用をあからさまに示す好例とはいえるだろう。
そんな異色なバトルロイヤルが繰り広げられるTrash Busterは,今月(2007年11月)末にクローズドβテストが開始され,2008年上半期には正式サービスが予定されている。Nexonブースで試してみたところ,かなりスピーディな展開で最初はまごつくが,地形の高低差などを利用できるようになると,なかなか独特のプレイ感覚を味わえる作品だと感じられた。
ゲームの完成度合いはすでに高いので,このまま順調にサービスインすることを祈る次第だ。
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Trash Buster
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