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【PR】iiyama PCのゲーマー向けノートPCをコアゲーマーが本気で検証。実プレイムービーで分かるその快適さ
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印刷2014/07/26 12:00

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【PR】iiyama PCのゲーマー向けノートPCをコアゲーマーが本気で検証。実プレイムービーで分かるその快適さ

画像集#034のサムネイル/【PR】iiyama PCのゲーマー向けノートPCをコアゲーマーが本気で検証。実プレイムービーで分かるその快適さ

15GSX8050シリーズ
メーカー:iiyama PC(ユニットコム)
問い合わせ先:パソコン工房 各種お問い合わせ窓口
BTO標準構成価格:12万9980〜23万5980円(税別)
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 「PCゲームは,デスクトップPCで腰を据えてじっくり遊ぶ」が信条の筆者だが,そんな筆者のところへ,何の因果か,iiyama PCブランドのゲーマー向けノートPC「15GSX8050-i7-YTB」がやってきた。
 iiyama PCは,国内生産にこだわったPCブランドという位置づけだが,そのゲーマー向けノートPCは,本当にゲーム用途で“使える”のか? 今回は,ヘビーなFPSプレイヤーである筆者,BRZRKが,徹頭徹尾FPSゲーマー目線での使用レポートをお届けしてみたいと思う。

 なお,4Gamerではすでに本機の詳細なスペックやベンチマーク結果を別途お伝え済みだ。本稿でも必要な情報は記すが,15GSX8050-i7-YTBというゲーマー向けノートPCがどういった特徴を持っているか手っ取り早く知りたい場合は,そちらをチェックしてもらえれば幸いだ。

【PR】3D性能は折り紙付き。iiyama PCから登場したゲーマー向けノートPCの持つ,侮れない実力を探る



さっそく「ゲームを遊ぶための環境」を構築!


 というわけで実機だが,手元に届いて最初の印象を率直に述べると,意外に大きい。解像度1920×1080ドットの15.6インチという大きめの液晶パネルを採用しているだけでなく,さらに,1344基ものCUDA Coreを集積するGPU「GeForce GTX 870M」(以下,GTX 870M),そして4コア8スレッド対応のCore i7プロセッサを搭載した結果,本体に大型のクーリングユニットを用意する必要が生じ,必然的にこうなったのだろう。

15GSX8050-i7-YTBを平らな場所に置いたカット。本体が相応に分厚いので,キーボードの位置は一般的な単体キーボード製品と比べて高くなる。手前にパームレストを置けばいいかと思って試してみたが,意外とそうでもなかった
画像集#003のサムネイル/【PR】iiyama PCのゲーマー向けノートPCをコアゲーマーが本気で検証。実プレイムービーで分かるその快適さ
 実際にPCデスクに置いて使ってみると,キーボード(やタッチパッド)の位置が机上からかなり高くなっているのに気づいた。それまでPCデスク上に置いてあったキーボードの代わりに15GSX8050-i7-YTBを置くと,キーボードの位置が少し高く感じられるかもしれない。
 ただ,これ自体は大した問題ではないだろう。FPSをプレイするときは,どのキーの組み合わせを入力してもきちんと反映される,俗にいうNキーロールオーバーのキーボードを接続することになるからだ。

画像集#005のサムネイル/【PR】iiyama PCのゲーマー向けノートPCをコアゲーマーが本気で検証。実プレイムービーで分かるその快適さ
 というわけで,Nキーロールオーバー対応で10キーレスタイプのUSB接続型キーボードをつないでみたのだが,ここでちょっとした問題が発生した。キーボードとマウスをノートPCの手前に配置するスタイルだと,ノートPCとの距離から,画面が少々見づらくなってしまうのである。
 この状態だと,画面上の情報をチェックしたり,細かな操作を行ったりするのが難しくなる。そこでインターネットを使って解決策を探ってみると,ノートPC用のスタンドなるものが存在しているのを見つけた。ノートPCの下に敷いて,ファンで冷却するようなクーラー兼用台座はよくあるが,ここで目に留まったのは任意の角度でノートPCを立てかけられるタイプの製品だ。

 いくつか候補をチェックしつつ,最終的に購入したのは,サンワサプライの「100-CR004」という製品である。使わないときは薄い板状にして保管したり持ち運んだりでき,スタンド化すれば6段階で角度を調整でき,約3.1kgという15GSX8050-i7-YTBの重量に耐え,しかもスタンド自体の安定感が高い。通販で注文して届いた直後は「本当にこれで大丈夫か?」と思ったのだが,いい意味で期待を裏切ってくれた。

こちらが100-CR004。畳むと一枚板のようになって,持ち運びにも便利だ
画像集#032のサムネイル/【PR】iiyama PCのゲーマー向けノートPCをコアゲーマーが本気で検証。実プレイムービーで分かるその快適さ 画像集#033のサムネイル/【PR】iiyama PCのゲーマー向けノートPCをコアゲーマーが本気で検証。実プレイムービーで分かるその快適さ

 ゲーム用のキーボードとマウスを接続し,そのうえでディスプレイとの適切な距離感を実現するためのスタンドも用意したことで,15GSX8050-i7-YTBを「ゲームPC」として本格的に使う準備ができた。では,先のベンチマークテストにおいて「ミドルクラスのゲーマー向けPCに相当する3D性能」が得られることが分かっている本機で,ゲームはどれだけ動くのか? 続いて,肝心の体感的なゲーム性能をチェックしていこう。

セッティングの完了した15GSX8050-i7-YTB。こんな感じでゲームをプレイすることになる
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WoTとTitanfall,CSGOでガチプレイ

ShadowPlayを併用しながらでも快適!


本体の底面側から底板を外したところ。写真で本体下側中央に見える緑色の基板部がCドライブとして採用されているSSD,上下中央の左端で専用スロットに差さっているのがHDDだ
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 スペック&ベンチマークレポート記事でもお伝えしているとおり,15GSX8050-i7-YTBは,OS起動用のCドライブとして容量120GBのSSDを搭載し,別途,Dドライブとして容量1TBのHDDを用意している。このストレージ構成だと,ゲームは基本的にDドライブ側へインストールすることになる。

 ゲームをプレイする前提で押さえておきたいのは,15GSX8050-i7-YTBがGTX 870Mを搭載するため,NVIDIA製ツール「GeForce Experience」を利用可能で,そこに含まれる自動&手動両対応のゲーム録画および配信ツール「ShadowPlay」も使えるということだ。

GTX 870M GPU
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 GeForce GTX 600以降のGeForce GTXシリーズに対応するShadowPlayは,GeForce製品に統合されたハードウェアエンコーダ「NVENC」を利用することで,極めて低負荷に,ゲームプレイを“長回し”で録画したり,「いまいいプレイができた」と思ったときに過去へ遡って最大20分間をファイルへ書き出したり,ゲームプレイの内容を直接Twitchで配信したりできる。対応GPUユーザーなら誰でも自由に使えるので,もちろん15GSX8050-i7-YTBでも無償で利用可能だ。

GeForce ExperienceからShadowPlay設定ウインドウを開いたところ
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 そこで今回は,筆者が最近よくプレイしている「World of Tanks」と「タイタンフォール」(以下,Titanfall),そして,最近プレイヤー数が着実に増え,復権の可能性が高まってきた「Counter-Strike: Global Offensive」(以下,CSGO)の3本を用意し,通常のゲームプレイと,ShadowPlay併用でのゲームプレイにおける快適性を実地検証することにした。
 ShadowPlayの設定は「インゲーム解像度」「60FPS」「50Mbps」で,録画ファイルの保存先と一時保存先はゲームアプリケーションと同じHDDを指定した。録画は手動。筆者は普段から,何か面白いことがあればすぐに“使える”よう,1マッチ単位でゲームプレイを保存しているため,ShadowPlayでも手動録画で,1マッチ単位で保存していきたいと思う。これで,ShadowPlayがゲームプレイにどれだけの影響を及ぼすかも同時にチェックしようというわけだ。

 プレイ時は,画面にフレームレートを常時表示させた。また,ゲームプレイにあたって,筆者はVsync(垂直同期)を無効化することにしているが,これは今回のテストでも基本的に変えていない。あるタイトルで「Vsyncを無効化しなければできない操作テクニック」が存在していたことから,それ以降,基本的にはVsyncを無効化してプレイしているので,今回もそれに倣った次第だ。
 ちなみに,Vsyncを無効化すると,液晶パネルの60Hzという垂直リフレッシュレートより高いフレームレートでゲームをプレイできる可能性が高まるというメリットも受けられる(※画面が上下に分割されて描画される,俗にいうテアリングも生じるが,筆者はあまり気にしていない)。


■World of Tanks

World of Tanksテストにあたってのグラフィックス設定
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 まずは,お手軽に戦車戦を楽しめるFree to Playタイトル,World of Tanksからだ。今回は画面解像度を15GSX8050-i7-YTBのデスクトップ解像度と同じ1920×1080ドットとし,そのほかはスクリーンショットのとおりに設定している。グラフィックス品質のプリセットを「高」にして,細かな設定は弄らない,という方針だ。World of Tanksはフレームレートとpingの値を表示する機能があるので,フレームレートの確認にはそれを用いる。

World of Tanksは手軽さが魅力。筆者は昨年の夏から遊び続けており,ドイツ軍ツリーと日本軍ツリーをメインに伸ばしている
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 マッチングメンバーが揃い,ゲーム画面が表示されると,マップ上のオブジェクトやら何やらが読み出される。この間はフレームレートが10fps台になるが,試合開始へのカウントダウンタイマーがゼロに近くなる頃には安定し,マップにもよるが,周辺の車両が動き出す頃には50〜60fps程度になった。

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 World of Tanksにおける多くのマップは開けた場所でゲームがスタートし,マップ中央付近へと移動するに連れて建物や列車などといったオブジェクトが増え,少しずつ描画負荷が高くなっていく。なので,結構がっつりとフレームレートは下がっていくのではないかと危惧し,画面に表示させたフレームレート表示を注視しながら戦っていたのだが,フレームレートはおおむね50〜75fpsの枠内に収まった。

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画像集#013のサムネイル/【PR】iiyama PCのゲーマー向けノートPCをコアゲーマーが本気で検証。実プレイムービーで分かるその快適さ
 敵からの砲撃で味方が大破炎上したり,粉塵が舞ったりするような場面では若干の低下が確認されたものの,30fpsを下回ることはなく,プレイに大きな影響はなし。
 オンラインアクションであるWorld of Tanksの場合,最低30fps以上を確保できていればプレイに支障はない。その意味で15GSX8050-i7-YTBは満足のいく性能を出せていると言えるだろう。

 ShadowPlayの併用時にどうなるかは下に示した録画ムービーを観てもらったほうが早いと思う。フレームレートは45〜80fps程度といったところで,上下の振り幅が若干大きくなったようには感じられるが,ご覧のとおり,ゲームの進行自体にはまったく影響していない。実に快適だ。



■Titanfall

ロボ+FPS+パルクールという奇跡の融合を果たしたFPS,Titanfall
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 続いては,Call of Dutyシリーズを手がけた元Infinity Wardのメンバーが新たに立ち上げたスタジオ,Respawn EntertainmentによるTitanfallだ。ゲーム配信システム「Steam」やLeft 4 Deadシリーズなどで知られるValveの「Source Engine」をゴリゴリにカスタマイズし,「本当にSource Engineベースなの?」と疑うほどのグラフィックスを実現しているFPSである。

Titanfall実行時のグラフィックス設定。「垂直同期」の選択肢には「無効」と「ダブルバッファ」があるが,後者を選択すると遅延感が大きくなるので,無効化を勧める
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 そんなTitanfallをプレイするにあたって指定したグラフィックス設定は右に示すスクリーンショットのとおりで,極端に描画負荷の高いマップ「ラグーン」でのプレイアビリティを確保するため,できる限り低くしている。その割に「テクスチャ解像度」が「マックス」ではないかと思った読者は鋭いが,テクスチャ解像度を下げると,オブジェクトの表面がボケボケになって,とたんにゲームの見た目が安くなる。そのため,テクスチャ解像度だけは最も高い設定にしているというわけだ。

 なお,Titanfallで採用されるゲーム配信システム「Origin」には,起動オプション「+cl_showfps 1」を追加すると描画フレームレートの表示が可能になるので,これを利用したが,今回の設定だと,動作は非常に良好であることが,数字,そして体感的に分かった。

設定が設定とはいえ,ほぼ60fpsでグリグリと動くのはちょっと驚いた
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ラグーン
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 ただ,ここまでグラフィックス設定を下げても,ラグーンではフレームレートが下がり気味になる。この点は公正のために付記しておくべきだと感じた。ラグーンを15GSX8050-i7-YTBでプレイしてみると,おおよそのフレームレートは30〜60fpsで,場所と戦況によっては20fps台まで落ちるのを確認できるのだ。ラグーンをプレイしていて,どうしても“重すぎる”と思ったときは,テクスチャ解像度や水の設定を多少下げる対応が必要かもしれない。

 ShadowPlay併用時のテストは「スマグラーズ・コーブ」というマップで行った。マップサイズは中くらいで,主に近中距離での戦闘が展開される。結果,頻繁に爆発のエフェクトが生じるため,ラグーンを除けば,描画負荷が高いほうではないかと個人的に思っているのだが,画面右上に表示してあるフレームレートはほぼ常時60fpsだ。プレイ中は「本当にゲームがインストールされているのと同じHDDにデータが保存されているの?」と不安になるほど快適にプレイできた。



■Counter-Strike: Global Offensive

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LAN対戦を想定し,オンラインよりも挙動が安定しやすいBOT対戦モードでテストすることにした
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CSGOのテストにあたって行ったグラフィックス設定
 最後はCSGOだ。テロリスト対カウンターテロリストの戦いを楽しめるCounter-Strikeのリメイク的な作品である。
 CSGOにはAI(BOT)対戦モードがあるので,いくつかのマップでBOTと戯れてみることにした。CSGOではゲームのコンソールから「net_graph 1」と入力するだけで,フレームレートとネットワークの状況を数字で表示してくれるようになるので,これを使ってフレームレートをチェックする。

 テストに用いたグラフィックス設定は右上に示したスクリーンショットのとおり。コンペティティブにプレイするタイトルは,少しでもフレームレートを高く維持するべく,低めの設定を行うのが一般的だが,15GSX8050-i7-YTBほどのスペックがあれば,最大フレームレートを期待できるであろうという判断から,今回は高めに設定してある……のだが,フレームレートはほ100fpsを大きく超えていた。文句なしに快適だ。

画像集#021のサムネイル/【PR】iiyama PCのゲーマー向けノートPCをコアゲーマーが本気で検証。実プレイムービーで分かるその快適さ

画像集#022のサムネイル/【PR】iiyama PCのゲーマー向けノートPCをコアゲーマーが本気で検証。実プレイムービーで分かるその快適さ
 下に示したムービーは,そんなBOT対戦モードの模様をShadowPlayから録画したものだが,90〜130を行ったり来たりという状況で,まったく申し分ない。Vsyncを有効化すると垂直リフレッシュレートは60Hz固定になるが,Vsyncを有効化しても処理落ちをまったく感じないレベルでプレイできるということになる。


画像集#018のサムネイル/【PR】iiyama PCのゲーマー向けノートPCをコアゲーマーが本気で検証。実プレイムービーで分かるその快適さ
 以上,3タイトルでテストしてきたが,結果は「上々」とまとめてしまっていいだろう。デスクトップPC派の筆者としては,ノートPCというだけで色眼鏡をかけ,いろいろ妥協しなければならないのだろうと思っていたのだが,15GSX8050-i7-YTBにはまったくもっていい意味で裏切られた。その性能には素直に驚いている。

 最後に,液晶パネルでゲームをプレイするときに気になる残像感だが,気になるほどではないというのが率直な感想だ。ゲーマー向けノートPCの液晶パネルとしては十分に合格点を与えられると述べていいだろう。輝度設定の範囲も申し分なく,眩しすぎるとか,暗すぎて見えないとかいったこともなかった。


ヘッドセットの相性がすこぶる良好な

15GSX8050シリーズ


画像集#023のサムネイル/【PR】iiyama PCのゲーマー向けノートPCをコアゲーマーが本気で検証。実プレイムービーで分かるその快適さ
 ひととおりプレイしたところで,ゲームプレイの快適性を大きく左右する音周りについて評価しておこうと思う。
 筆者がメインにプレイしているFPSというジャンルにおいては,実のところグラフィックスと同等か,それ以上に音が重要である。音の聞こえ方1つで,敵の位置や使われている武器,場合によっては戦況すら判断できるからだ。音は,映像情報に勝るとも劣らない生命線なのである。

15GSX8050シリーズは本体右側面にサウンド関連のインタフェースを持つ。赤く光っているのは光デジタル出力兼用端子
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 15GSX8050シリーズは標準で2.1chスピーカーを内蔵し,また,3.5mmミニピン端子を用いたライン出力やヘッドフォン出力,光デジタル出力も可能になっている。そして,ここで重要なのは,どの出力を使う場合でも,PC用サウンド関連メーカーとして老舗中の老舗であるCreative Technologyのソフトウェア技術「Sound Blaster X-Fi MB3」(以下,X-Fi MB3)を利用できるということである。

 X-Fi MB3は専用のコントロールパネルから,それこそ「ボイスチャット時のマイク音量調整」などといった細かな音量調整を行えるのだが,なかでも注目したいのが「SBX Pro Studio」(SBXプロスタジオ)という,出力関連の追加機能群だ。

筆者が辿り着いたSBX Pro Studio設定。World of TanksとTitanfallではゲーム内の状況がナレーションとして入るため,SurroundとBassだけでなく,Dialog Plusも有効化した
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 SBX Pro Studioを有効化すると,全体的な音圧(≒音量)を上げられる「Crystalizer」(クリスタライザ)や,バーチャルサラウンドサウンド出力を可能にする「Surround」(サラウンド),低域を強調する「Bass」(バス),ゲームや映画のセリフを強調して聞きやすくする「Dialog Plus」(ダイアログプラス),そして,音量が大きすぎたり小さすぎたりするのを補正する「Smart Volume」(スマートボリューム)を利用できるようになる。
 何が何やらと思うかもしれないが,ゲーム用途,とくにヘッドセットやヘッドフォンを接続したゲーム用途において大きな効果を見込めるのはSurroundとBassで,有効化すると,はるかにゴージャスで臨場感のある音が聞こえてくる。

 もちろん,トーナメントシーンでは,「左右のどちらから音が聞こえるか」のほうがより重要なので,“音の聞こえる方向”が左か右かの二択ではなくなってしまうバーチャルサラウンドはあまり使われない。ただ,大多数の読者にとっては,リッチなゲームサウンドのほうがいいはずで,SBX Pro Studioはその意味において非常に有用だ。ゲームプレイを楽しむときは,ぜひ積極的に試行錯誤してみてほしい。

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 ちなみに,前述のとおり,本体内蔵のスピーカーでもSBX Pro Studioは利用できるが,FPSにおいてはヘッドセットやヘッドフォンのほうが音を聞き漏らしにくいので,こちらが断然のお勧めだ。
 なお筆者の場合,住宅事情もあるため,内蔵スピーカーでの出力はあまり試していない。ただ,音量自体は十分にあるので,環境が許し,ヘッドセットやヘッドフォンの着用を煩わしく思っているなら,内蔵スピーカーを試す価値はある。


初期投資は必要ながら,実力は文句なし

これならデスクトップPCいらないかも!?


 以上,FPSプレイヤー目線で15GSX8050-i7-YTBをチェックしてきた。ここまで述べ,実際にShadowPlay併用時のムービーでも示したとおり,その実力は,現行世代のマルチプレイFPSやTPSをプレイするのに十分なものとなっている。
 アクションゲームをキーボードとマウスでプレイする場合,どうしてもNキーロールオーバー対応の製品が必要になり,それを設置したうえでディスプレイとの適切な距離を維持しなければならないため,多くの場合,今回筆者がそうしたように,追加でスタンドを購入する必要が生じると思う。ただ,ここまで環境を構築してしまえば,もうデスクトップPCはほとんど代替できてしまう印象だ。

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 「本気でPCゲームを遊びたいが,高性能で大きなデスクトップPCを置く余裕がない」という悩みを抱えているなら,15GSX8050シリーズは相当に有力な選択肢と言っていいだろう。ぜひ一度試して,筆者と同じように,その高い性能に面食らってほしい。

画像集#027のサムネイル/【PR】iiyama PCのゲーマー向けノートPCをコアゲーマーが本気で検証。実プレイムービーで分かるその快適さ

今回、撮影場所として協力いただいたのは,西武新宿線田無駅から徒歩数分の場所にある「フジカフェ」だ。最近では減ってしまった感のある,古き良き時代の喫茶店という雰囲気が魅力的。愛され続けて40周年という長寿のお店だ。終日注文できるモーニングセットは一度試す価値あり!
画像集#028のサムネイル/【PR】iiyama PCのゲーマー向けノートPCをコアゲーマーが本気で検証。実プレイムービーで分かるその快適さ 画像集#029のサムネイル/【PR】iiyama PCのゲーマー向けノートPCをコアゲーマーが本気で検証。実プレイムービーで分かるその快適さ

(静態写真撮影:佐々木秀二,ゲームプレイ写真撮影:林 佑樹)

15GSX8050-i7-YTB製品情報ページ

15GSX8050-i7-YQB製品情報ページ

15GSX8050-i7-YFB製品情報ページ

iiyama PC公式Webサイト


World of Tanks
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Titanfall
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Counter-Strike: Global Offensive
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