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懐かしのダンジョンが続々復活,EQ2最新拡張「ザ・シャドウ・オデッセイ」βツアーレポート
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印刷2008/11/04 20:49

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懐かしのダンジョンが続々復活,EQ2最新拡張「ザ・シャドウ・オデッセイ」βツアーレポート

EverQuest II: The Shadow Odyssey
 Sony Online Entertainmentは,現在同社が日本語ローカライズ版を運営中のMMORPG「EverQuest II」の拡張パック「ザ・シャドウ・オデッセイ(The Shadow Odyssey)」を2008年11月18日に発売する。今回は英語版βサーバーに接続して,SOEのスタッフからの説明を受けつつ新ゾーンや新ダンジョンの内部を見て回ることができた。ここではその模様をレポートしたい。
 「ザ・シャドウ・オデッセイ」はEQ2の五つ目にあたる拡張パックだ。この拡張パックではゲーム内に大きなフィールドゾーン「Moors of Ykesha」が追加されるほか,かつてのオリジナルEverQuestのプレイヤーであれば,その名前を聞くだけで懐かしい気分になるであろう数々のダンジョンが,新たな形で実装されている。


かつて「Innothule」と呼ばれた地域が「Moors of Ykesha」としてEQ2に登場


 ゲーム世界を文字どおり“拡張”する大きなフィールドゾーンの追加はエクスパンションの定番要素だ。「ザ・シャドウ・オデッセイ」では「Moors of Ykesha」(ムーアズ・オブ・イキーシャ)という名前の巨大な島がEQ2の世界に登場する。
 EQ2の世界に存在する数々の陸地は,そのほとんどが500年前,つまりオリジナルEQの世界に存在したものが天変地異を経て現在の形になったものとされている。今回追加となる「Moors of Ykesha」もその例に漏れず,ここはオリジナルEQにおいて「Innothule」(イノシュール)と呼ばれた地域がもとになっている。

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 かつてのInnothuleは“巨大な樹木が日光を遮る,いつも薄暗いジメッとした沼地”であったが,このMoors of Ykeshaは,天変地異の影響か,地盤の大部分が大きく持ち上げられて,低地と高地ではかなりの高低差が存在する立体的な地形を持った陸地になっている。あちらこちらに岩の壁がそそり立つゴツゴツした景観。ただし,なんとなくいつも空が薄暗かったり,場所によっては霧がちだったりするところなどは,たしかにあのInnothuleっぽい雰囲気だ。
 ザ・シャドウ・オデッセイで追加されるエリアはレベル50から80の冒険者を対象としてデザインされているのだが,Moors of Ykeshaはレベル78から80の冒険者を対象としたゾーンとなっている。ゾーン内にはクエストが豊富に用意されており,すでにレベル80になっている冒険者がソロや少人数でのプレイを楽しむための場所,という理解で間違いなさそうだ。

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 このゾーンを訪れるには,すでにある砂漠のゾーン「シンキング・サンド」との間を往復している飛行船を利用する。風船などのついていない文字どおりの空飛ぶ船だ。船は高台のデッキに到着して,そこから先の長距離移動はノームの技術で作られているっぽい一人乗りの飛行船(こっちはバルーン付き)を利用する。このバルーンはほかの地域でいうところのグリフォンなどと同じもので,各所にあるプラットフォーム間を行ったり来たりできる乗り物だ。Ykeshaの高地(top)と低地(bottom)の行き来にもこのバルーンが利用できる。また,Ykeshaの各所にはクナークで入手できた空中移動用のペット“ソコカー”の発着用ポストもあり,こちらも利用できるようだった。

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 ざっと回ってみた感じだと,Ykeshaは岩がちで幅の狭い地形が多い印象。うろついているMobは,レベル80到達者から見ても経験値の入るアグレッシブなものばかりなので,徒歩やマウントでの移動は思いのほか手間どるかもしれない。
 しばらくうろついていたら「Grobb」という地名にいきあたった。オリジナルEQのプレイヤーにとってはいろいろと想像力をかきたてられる地名だ。現在はトロルの一派が根城としており,かつてのような町ではなく,冒険するための地域となっているようだ。

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GukにNajena,Befallen。ノーラスの各地に懐かしのダンジョンが再出現


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 Moors of Ykeshaは,それなりの広さがあるはずではあるが,システム的には一つのゾーンで,フェイドワーやクナークのようないくつものゾーンを内包した大陸ではない。エクスパンションで追加されるフィールドとしては若干小さめにも感じられる。だがその分,このザ・シャドウ・オデッセイには多くのダンジョンが追加される。

 新ダンジョンは,そのほとんどがオリジナルEQに縁のあるものとなっているため,そのころからのプレイヤーは探検しながら,懐かしい気分になれそうだ。だが,これら新ダンジョンの特徴はそれだけではなく,これらはコンテンツとして,これまでに存在したダンジョンとは少し異なったものとなっている。

 まず,新ダンジョンは基本的に「三つのグループ攻略用パート」と「いくつかのレイド用パート」に分かれている。すべてのパートはグループ/レイドインスタンス(日本でよくいわれるところの“プライベートダンジョン”)で,これまで主流だったような大部分がパブリックなダンジョンではない。例えば,新ダンジョンの一つ「Guk」の場合は,「ガック上層」「ガック下層」「ストロングホールド」という三つのグループインスタンスが別々にあって,さらにレイド用のエンカウンターを配置したレイドインスタンスも備えている。これはおそらく「World of Warcraft」の拡張パック「The Burning Crusade」で本格的に導入された,一つのダンジョンが別個に攻略できる複数のパートで構成される“Winged Dungeon”の仕組みに近い。たぶん,すべてのウイングが遊ぶのにちょうどいい時間(2時間くらいか)で気持ちよくクリアできるように調整されているのではないだろうか。
 「Befallen」の入り口付近を見回ってみたところ,各インスタンスへの入り口がそれぞれ用意されていた。「第三のインスタンスに行くには,毎回第一&第二インスタンスを通り抜けなければならない」みたいな構造にはなっていないということだろう。

 また新ダンジョンには,繰り返しそこに行きたくなるようなミッションシステムも併せて用意されている。Befallenの入り口には各グループインスタンスに対応したミッションをくれるNPCが立っていた。ミッション報酬はいずれも「Void Shard」というアイテムで,このトークンは集めることで装備アイテムなどと交換してもらえるようになっている。

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●Guk
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 Gukは,Moors of Ykeshaに位置するレベル80に到達した冒険者を対象とした高レベルダンジョンだ。GukはオリジナルEQのリリース時点でも高難度のダンジョンだったわけで,あるいはそこになぞらえている部分もあるのかもしれない。
 勢力分布や力関係までは把握できなかったが,Guk内部にはかつてのように生きたフログロックが支配するエリアと,死んだ(アンデッドの)フログロックが支配するエリアがあるようだった。死んだカエルにはゾンビ風のもののほか,骨だけになったスケルトンガエルもいた。
 内部はジメジメヌルヌルカビカビした雰囲気。見覚えのある大きな手だけのモンスターも歩いていた。下からスパイクが生えてくるトラップのある通路を抜けて進むと,血がわき出る泉の間についた。さらに奥には「Ykeshan」という語が名前についたトロルたちが巣くっていた。やはり500年のうちにはいろいろと変化が起こるようだ。

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●Befallen
EverQuest II: The Shadow Odyssey
 Befallenは,コモンランドの南側,グリフォンステーションのすぐそばにある。出現する敵のレベルは50からということで,この拡張パックのコンテンツの中では,比較的レベルが低いうちから挑戦できるダンジョンのようだ。
 内部はアンデッドの住処となっており,スケルトンのほか,まだわりとしっかり肉の残っている死体も歩いていた。幽霊のようなMobやボスもいた。たぶんあるだろうなと思いつつ,入ってすぐあたりで周囲を見回すと,やっぱり井戸があった。以前ここの地下でドロップした有名な剣は,EQ2ではヘリテージアイテムとしてすでに実装されているので取れないだろうが,それ以外にもよいアイテムをドロップする強敵が用意されているとのことだ。
 地下深くまで進むと,地面にウーズ(スライム)がいる場所に出た。先導してくれているSOEスタッフによれば,このウーズのモーションは,今回新しく作り直したものでぜひ見てほしいとのことだった。たしかにいままでのこれ系Mobとは動きが違う。移動時のモーションなどはなかなか愛嬌があるので,もし忘れていなければ,出会ったときにはしっかりチェックしていただきたい。
 さらに深部に行くと,以前のBefallenとは少し雰囲気の異なる,壊れていないアーチの連なる通路に出た。どうやらなにかの研究をしているらしい。このダンジョンの現在の住人はなにを企んでいるのだろうか。

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●Mistmoore
EverQuest II: The Shadow Odyssey
 Mistmooreは,二つ前の拡張パック「Echoes of Faydwer」のときに,EQ2世界で再発見されていたが,今回は,そこにさらにダンジョンが追加される。対象レベルは60以上だ。
 バンパイアたちの住まう城であるという点は以前と変わらず,コウモリの群れがところどころに見られたり,ベッドの代わりに棺桶が置かれているところなどは,なかなかよい雰囲気だ。壮麗なホールでは亡霊たちのパーティが催されており,地下の部屋では生け贄の儀式のようなものを行っていた。
 ここは建物の1階,2階,3階がそれぞれグループインスタンスになっているという設定のようで,入ってすぐのホールから上を見上げると,透明な床を透かして上の階の様子が少しのぞける。3階部分からさらに上を見上げると,巨大なドラゴンのようなモンスターが火を噴いているのが見えた。このMistmooreに用意されているレイドエンカウンターなのだと思われた。

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●Najena
EverQuest II: The Shadow Odyssey
 Najenaは,旧ゾーンであるラヴァストームで今回発見されるダンジョン。対象レベルは50以上。溶岩の流れるラヴァストームにあるダンジョンであるだけのことはあり,その内部も溶けた岩のオレンジと炎の赤に満たされた,恐ろしげな景観を持つものなっている。吹き出る熱を利用して製鉄を行ったりもしているようだ。
 オリジナルEQのNajenaは細い通路の連なる圧迫感のあるダンジョンだったと記憶しているが,それに比べると天井は高く,空間もだいぶ広くなっている。大規模な改修を行ったのかもしれない。ここに住んでいた姉妹が今どうなっているのかについては,このツアーではまったく確認できなかった。残念。

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●Void
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 「Void」はオリジナルEQに該当するものが存在しない,今回新しく作られたダンジョンだ。この拡張パックのテーマでもある“影”や“虚無”をモチーフとして作られている。
 Voidのインスタンスは「異世界にある不思議な場所」といった趣だ。赤黒い宇宙のような空間を大きな岩の塊が漂っていたりする。進入するにはMoors of Ykeshaにあるポータルを利用した。
 内部では真っ黒い姿のデーモンや,女性の悪魔であるラミア,虚無の世界の番人らしいヴォイドビーストなどが冒険者を待ちかまえている。登場する敵のレベルはすべて80オーバーで,本拡張導入時においては最も対象冒険者レベルが高いコンテンツとなるそうだ。

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アチーブメントポイントの上限が上昇。そして新アチーブメントラインが追加


EverQuest II: The Shadow Odyssey
 ザ・シャドウ・オデッセイでは,冒険者レベルの最大値の増加は行われない。しかし,アチーブメントポイントの上限はこれまでの140から200まで上昇する。EQ2ではレベルキャップ到達以降の経験値はアチーブメントポイント獲得に回されるようになっており,レベル上限こそ上がらないものの,この拡張パックの導入により成長の伸びしろはこれまでよりも増すことになる。すでにレベル80で待機中の現役プレイヤーにとっても,キャラクターをさらに強化する楽しみは用意されるということだ。

 さらに,ザ・シャドウ・オデッセイでは新たなアチーブメントラインの追加も行われる。現役プレイヤーであればスクリーンショットを見てもらうだけでなんとなくつかめると思うが,キャラクターの基本性能,アーキタイプ,クラス,サブクラスの各レイヤーに新アチーブメントが追加される。これらの追加により,キャラクターの育成方針にはこれまで以上に選択の幅ができることになる。


五つの新しいヘリテージクエスト,2柱の新たな神,新マップシステム


 ここまで紹介してきたものに加えて,ザ・シャドウ・オデッセイでは,最終的に高性能アイテムが入手できる長編クエスト“ヘリテージ・クエスト”が新たに五つ追加される。また,選択した神に対して奉仕することでさまざまな能力やアイテムなどが入手できる“信仰システム”には,新しくRodcet NifeとAnashti Sulという2柱の神が追加される。

 さらに,意外とこれがインパクトがあると思うのだが,拡張パック導入のタイミングでゲーム内のマップ表示システムがまったく新しいものに刷新される。従来のマップウインドウはもうかなり前時代的なものになってしまっていたが,新システムは地図を拡大/縮小したり,パーティメンバーやベンダー,重要なNPCの位置を表示したりといった,最新世代のMMORPGのものと比べても遜色のない出来となっている。
 これがあれば,人気のあるサードパーティ製のマップ用Add-onが必要なくなるかもしれない……とも一瞬思ったが,あちらにはあちらの利点がある(例えば新マップシステムではダンジョン内部の地図の表示はできないようだった)と思うので,たぶんそうはならないだろう。移行期間を経たあとに共存なり併存なりをすることになるのではなかろうか。

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上級者用拡張パックだが,新規の人にもおすすめ


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 ザ・シャドウ・オデッセイでは,スターティングゾーンや新種族といった新米冒険者用のコンテンツの追加は行われない。新フィールドと新ダンジョンはすべてレベル50から80のキャラクターを対象としており,完全に,すでにプレイを始めている人向けの拡張であるといえる。

 しかし,だからといってこの拡張パックの発売が,これからEQ2を始めようと考えている人にとって価値がないものかといえば,そうではない。なぜなら,ザ・シャドウ・オデッセイはオールインワンパックとなっており,これを購入するだけで,それ以前にリリースされたすべてのEQ2コンテンツを入手することができるようになっているからだ。入門者向けのコンテンツは前回や前々回の拡張時に豊富に追加されているので,ザ・シャドウ・オデッセイのタイミングでEQ2デビューをしたとしても,不満を感じることはまずないものと思われる。

 「ザ・シャドウ・オデッセイ」は,2008年11月18日に世界同時発売される予定だ。日本語バージョンも英語版と同じタイミングでリリースされる。ただし日本では小売店舗でのリテールパッケージの発売は行われず,デジタルダウンロード販売のみとなる。価格は4490円。公式サイトで予約するとさまざまな予約特典が入手できるので,興味のある人は公式サイトのチェックを。
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