プレイレポート
Co-opモードを盛り上げる要素が満載! 発売直前の「バイオハザード5」先行体験レポートを掲載
すでに体験版をプレイ済みという人も多いだろうが,今回,製品版で一足お先に本作をプレイできる記者向け先行体験会が実施された。本稿では,実際にプレイした感想を交えながら,ゲームの特徴をお届けしよう。
さまざまなステージを協力プレイで体験
相棒がいることの心強さを実感
今回の先行体験では,筆者がクリス,同行した編集者がシェバを担当し,協力プレイに重点を置いて遊んできた。なお環境は,テレビとPS3を2台並べてのプレイだが,2台のPS3はLANではなくインターネット経由の接続だ。並んだ2台のテレビから出る音がわずかにずれて,エコーがかかったように聴こえたのでラグがあることに気がついたが,それがなければオンラインであることを忘れてしまうほどだった。インターネット回線の速度が十分であれば,快適にプレイできるのではないだろうか。
とある廃屋に入ってドキドキしていると,いきなり銃声が響いてつい悲鳴を上げてしまった。周りを見渡しても敵の姿はない。画面から目を離して隣を見ると,編集者がけたけた笑っている。……撃ったのはこいつか。良い子の皆さんは決してマネをしないように。
ちなみに本作では,“Friendly Fire”の有効/無効が設定できる。有効にすると,味方の攻撃でもダメージを受けるので,よりスリリングな展開を楽しみたい人はチャレンジしてほしい。
クリーチャーに捕まってしまったら,スティックをガチャガチャ動かせば振りほどけるのは,シリーズ経験者なら説明するまでもないが,本作では,パートナーが近くにいれば助けてもらえる(パートナーが近寄って○ボタンを押す)。自力で抜け出すよりも速くて確実なうえ,敵を弾き飛ばせる。パートナーのありがたさを一番強く感じられる瞬間でもある。
そこで重要になってくるのがパートナーの存在だ。一人で持てるアイテムは9枠だが,二人であればその2倍の18枠。お互いが被らないように銃器を装備していれば,非常にバランスの取れた戦い方ができるわけだ。また,自分が持っていない銃器の弾薬は,パートナーに渡せば無駄にならない。
それと回復アイテムは,パートナーの近くで使えば双方に回復効果が発揮される。一人で使っても二人で使っても回復量は同じなので,回復はできる限りパートナーの近くで行うのがいいだろう。それともう一つ。Co-opプレイのときは,プレイヤーが瀕死の状態になると自分で回復ができない。もう一人のプレイヤーに回復してもらうまで移動速度が遅くなるほか,攻撃も一切できなくなってしまうので,協力プレイ時はパートナーのステータスにも気を使うようにしたい。
難度“アマチュア”にも関わらず四苦八苦しながら進んで行くと,ボスが登場。寄生虫が寄り集まったような不気味極まりない姿にビビッてしまい,逃げ回っているうちに時間の都合で中断せざるを得なくなってしまった。無念。ちなみに今回のプレイでは3体のボスと遭遇したのだが……1体も倒せていない。ヘタレすぎる。
体験版にも登場する巨体の斧男。動きは緩慢だが一撃の威力が高いので,攻撃は確実に避けるべし |
外見からして,銃撃の効果はあまり期待できなさそう。意味深に配置されているガスボンベを上手く使えば……? |
発売後リベンジすることを誓いつつ,続けて洞窟と遺跡のステージを体験。洞窟は真っ暗闇でクリスかシェバのどちらかが投光器で道を照らさなければいけないのだが,ライトを持っている方は攻撃が一切できない。また,このステージではGPSも利用できず全体マップが確認できないため,二人がはぐれてしまうと,投光器を持っていないプレイヤーはどこに行ったらいいのか,さっぱり分からなくなってしまう。
投光器を持ったプレイヤーが先導しつつ,もう一方が敵クリーチャーを倒していくという,チームワークが要求されるステージとなっていた。なお投光器を持ったプレイヤーは,“構える”アクション(R1ボタン)で,投光器のライトの方向を操作できる。
また,シリーズでおなじみの謎解き要素も健在。レーザーの反射方向をパズルのように組み替える場面では,随分と頭を悩ませた。ネタバレになるので詳細は割愛するが,意地悪な仕掛けが満載(?)なので,プレイ時はご注意を。
車に備え付けられた銃座を使用するので回避も回復もできず,“やられる前にやる”しかないので非常にスリリング。機関銃は弾数制限なしで撃ちまくれるものの,撃ちすぎるとオーバーヒートして一定時間使用できなくなってしまう。
また,急カーブでは車から振り落とされないよう,指定されたコマンドを素早く入力する場面もあり,プレイヤーの反射神経と判断力が問われるステージだった。ちなみに今回は体験できなかったが,同じような展開でボートに乗るステージもあるとのことだ。
最後に,ストーリー後半に訪れる研究所らしきステージも体験できたのだが,詳細はまだ秘密。画面写真を見てもらえば分かるだろうが,カプセルで培養された植物や,凄まじい血痕,そして,とあるクリーチャーを連想させる大きな爪痕など,いかにも“バイオらしい”雰囲気を醸し出している。きっとシリーズのファンならニヤリと……いや,ゾクリとするような展開があると思うので,発売を楽しみに待っていてほしい。
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(c)CAPCOM CO., LTD. 2009 ALL RIGHTS RESERVED.
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