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遊べば分かる圧倒的なスケール感とリアリティ。現世代機用ゲームの一つの完成系ともいえる「Red Dead Redemption」の魅力をムービー付きで紹介
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印刷2010/07/06 10:30

レビュー

生きた箱庭世界で遊ぶことの楽しさを,あらためて教えてくれる秀作

Red Dead Redemption

Text by Alexander服部


言ってみればGTAの西部劇版。ただし,

舞台変更では終わらない緊張感と面白さが


Red Dead Redemption
 日本ではまだ発売されていないどころか,パブリッシャすら発表されていないので,「Red Dead Redemption」PS3 / X360,以下RDR)を知っている人はそれほど多くないかもしれない。しかし同作は,すでに世界中のゲーマーから大絶賛されている注目作だ。
 RDRを制作したのは,「Grand Theft Auto」シリーズでお馴染みのRockstar Games。同社が得意とするオープンワールドタイプのアクションアドベンチャー(TPS)なのだが,ゲームの舞台は現代ではなく西部開拓時代だ。誤解を恐れずに端的に説明するならば,RDRはGTAの西部劇版と言える作品である。

 ゲーム舞台は1911年。ワイルドウェストという言葉がリアルな時代,自分の身を守るのは銃と腕力のみという過去のアメリカになっている。アメリカ連邦政府は法というものを全土に広めることを急務としており,保安官もそのためには手段を選ばない。主人公のJohn Marstonは元ギャングだが,連邦政府の命令でかつての仲間を捕えるため,西部の荒野に降り立つことになる。

Red Dead Redemption Red Dead Redemption

 この荒野で生き残るには,馬を駆り,リボルバーのトリガーを引き,さまざまな手段で金を稼がなければならない。そんなワイルドウェスト感満点のゲームが,このRDRなのだ。
 本稿では,そんなRDRの魅力について,ムービーを交えて紹介していく。ゲームの概要に関しては,「こちら」「こちら」でも紹介しているので,興味のある人はあわせて目をとおしてほしい。

Red Dead Redemption


プレイヤーそれぞれのスタイルで楽しめる“西部劇”


Red Dead Redemption
 先に,“RDRはGTAの西部劇版”と説明したが,主人公の立場や舞台設定が大きく異なるため,ストーリー展開から受ける印象はかなり違う。RDRには,ガンマン,農場経営者,ならずもの,売春婦,詐欺師,保安官,狂人など,西部劇に欠かせないキャスト達が,自らの役割を忠実に果たしている。ニューヨークをモデルにしたリバティーシティの住人達に負けず劣らずの,荒々しい生命力に満ちた彼らの存在感は,GTA4とはひと味違った緊張感をゲームにもたらしているのだ。
 “指名手配”に関するルールの緩急も,GTA4とRDRの大きな違いの一つだ。現代社会を舞台としたGTAシリーズでは,高度に組織化されたポリス達が存在するため,犯罪行為を行うときには相当注意深くなる必要があった。一方のRDRは,ガンマンや山賊まがいのならずものが当たり前のように闊歩している世界なので,仮に一悶着あって彼らを射殺しても,褒められこそすれ逮捕されることはないのだ。

 一般的なオープンワールドタイプのアクションアドベンチャーと同様,本作でも,メインストーリーに関わるミッションをこなしていきつつ,任意にサブミッションを攻略し,アイテムや金銭を稼いだり,サイドストーリーを楽しんだりできる。

Red Dead Redemption

 しかしRDRでは,それだけではなく“突発的なミッション”に巻き込まれることもある。例えば,町から町への移動中や,荒野でのキャンプ中などに,暴漢に襲われている人から助けを求められたり,逃げる盗賊を追いかける店員に遭遇したり,酔っ払いに決闘を申し込まれたりと,さまざまなトラブルに遭遇するのだ。もちろん,こういったイベントを,何らかの形(大抵銃を使うことになる)で解決できれば,プレイヤーキャラクターの尊敬度が増したり,報酬がもらえたりといったメリットが得られる。
 突発的なミッションは,メインストーリーにはまったく関係ないし,すべてスルーすることも可能なのだが……これらを楽しまなければ,西部劇の主人公としては失格だろう。ワイルドウェストを真の意味で満喫するためにも,全力で遊んでおきたい。

Red Dead Redemption
 サブミッションとしては,賞金首を見つけて殺す,もしくは生け捕る仕事を受けることもできる。人を殺しても罪に問われないどころか,報酬がもらえるので,正義の名のもとにぜひとも頑張っておきたい。これも,メインストーリーにはまったく関係のない要素なのだが。
 ともあれそういった,ある意味での“自由度”を,ゲームの目的をぼやかす障害として捉えるか,西部劇を楽しむ大切な寄り道と捉えるかによって,RDRの楽しさがかなり変わってくるのは間違いない。
 ちなみに筆者は,「妻が掠われた!」系のミッションがあまり得意ではないので,意地になって楽しんでいる。盗賊と戦っている間に奥さんが殺されてしまったり,縛り首状態の奥さんを助けるために縄を撃ったら,なぜかヘッドショットが決まってしまったりと,かなり手こずっているのだ。しかし,このワイルドウェストではならずものが絶えることはなく,犠牲者もいっこうに減る気配がないので,奥さんを助けられる日がくるまで諦めずにチャレンジしようと思う。


Red Dead Redemption
 RDRの楽しみとして忘れてはならないのが“ハンティング”だ。ゲーム世界には広大な自然が広がっており,人間の生活しているエリアなどは全体のごく一部でしかない。馬に乗って街を出れば,すぐにさまざまな動物に出会う。カラスやハゲタカなどの鳥や,野生の馬,コヨーテ,アルマジロ,蛇,ビーバー,クーガー,ウサギ,鹿,ビッグホーン,バッファロー,熊,イノシシなど,数多くの動物が存在しているのだ。
 これらの動物を狩り,皮や肉などをお店に売れば,かなり割の良い小遣い稼ぎになる。もっとも,それなりの腕がないと,凶暴な肉食獣に思わぬ反撃を受け,逆に狩られることになってしまうのだ。



大小さまざまな驚きに満ちた,生きた箱庭世界


Red Dead Redemption
 グラフィックスのクオリティは見てのとおりハイレベルで,先が気になるシリアスなストーリーも用意されている。TPSとしてはやや甘めのチューンだが,操作性/キャラの挙動ともに良くできており,プレイしていてストレスを感じることはほとんどない。それらが綺麗にまとまり,完成度の高いゲームに仕上がっているのは間違いないのだが,筆者が一番強く惹かれるのは,本作の箱庭世界の強烈な生々しさ――乱暴に言えばリアリティの部分だったりする。

 時間の経過と共に移り変わる朝/昼/夜,唐突に変化する天候,澄んだ(あるいは埃っぽい)空気が感じられるような大自然の風景,そして町の内外で突発的に発生する,人間のプリミティブな欲求に基づいたイベント群は,RDRのゲーム世界に強い説得力を付与している。
 それ以外にも,荒野に生息している荒馬を投げ縄で捕まえ,乗りこなし,自らの愛馬とする快感や,コヨーテの鳴き声を聞きながらキャンプする緊張感,ガラガラヘビに食べられるウサギを見たときの小さな驚き,死体に群がるハゲタカの恐ろしさ,捕まってなるものかと銃を乱射しながら逃げていく盗賊の鬼気迫る姿などなど,RDRの広大なゲーム世界には,そこかしこに“らしさ”がちりばめられており,プレイヤーに大小さまざまな感動を与えてくれるのだ。西部劇が特別好きではないという人でも,本作の作り込みや,細かな演出などを目にすれば,荒野で生きる行為そのものが楽しくなるはずだ。

Red Dead Redemption


フリーダムすぎて人を選ぶオンラインマルチプレイ


Red Dead Redemption
 RDRでは,自由気ままなシングルプレイだけでなく,最大16人までのオンラインプレイも楽しめる。マルチプレイを選択すると,ストーリーモードと同じ世界にいきなり放り出され,自由に遊べる……というか,マルチプレイ独自の目的やルールが与えられない。みんなでハンティングを楽しんでもいいし,決闘大会を開催してもいいし,力を合わせてギャングのアジトを攻略してもいい。やんちゃなプレイヤーなら,町を襲撃して賞金首になってみるのも面白いかもしれない(賞金稼ぎとの追いかけっこもそれなりに楽しいだろう)。
 これだけ説明しただけでも,RDRのオンラインマルチプレイが,良い意味でかなり人を選ぶ仕様だということが理解できるだろう。とくに目的が与えられるわけではないので,放っておかれても楽しく遊べる人や,自分なりの遊びを発案できる人にしかオススメしにくい。

Red Dead Redemption Red Dead Redemption

 とはいえオンラインマルチでは,ストーリーモードと異なり,経験値を貯めることで馬や武器がアンロックされたり,ルックスを変更したりといった要素が盛り込まれているので,とりあえず遊んでみたいという人は,賞金首やギャングをやっつけに行くところから始めるといいだろう。



オープンワールド系ゲームの一つの完成系


 RDRは,広大なオープンワールドと,細部の作り込みという,現世代機にとっては非常に重要な部分に注力されたタイトルだ。その独特で美しい自然表現や動物の生態など,ビデオゲームの一つの進化の方向性を,ハッキリと確認することができる。西部劇モチーフという時点で好みが大きく分かれるだろうが,強い拒否反応が出ない人なら,ぜひ一度プレイしてみてほしい。というか,一刻も早い日本語版発売に期待したい。

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