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モバイルゲーム普及の秘訣は動画共有にあり。プレイ動画共有サービス「Everyplay」を紹介する「Unite Japan 2014」講演レポート
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印刷2014/04/08 18:10

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モバイルゲーム普及の秘訣は動画共有にあり。プレイ動画共有サービス「Everyplay」を紹介する「Unite Japan 2014」講演レポート

 2014年4月7日と4月8日の2日間,東京都・港区のホテル日航東京で開催中の「Unite Japan 2014」。国内外の開発者が招かれ,統合型開発環境「Unity」にまつわるさまざまな講演が行われるこのイベントの中から,「モバイルゲームを口コミで急速に普及させるには」と題された,プレイ動画共有サービス「Everyplay」の講演を紹介していこう。


「Unite Japan 2014」公式サイト


Unity TechnologiesのJussi Laakkonen氏。プレイ動画共有サービス「Everyplay」を手がけている
 iPhoneやAndroid端末の普及とともに,日々新作が生み出されているモバイルゲームだが,これだけ数が増えてくると,当然のように浮上してくるのが「自分が作ったモバイルゲームを広く遊んでもらうためには,どうすればいいだろうか?」という課題だ。モバイルゲーム開発者なら,誰しもが頭を悩ませる問題だが,本講義の講師であるUnity TechnologiesのJussi Laakkonen(ユッシ・ラーコネン)氏は,「口コミを広げることこそが最良の手段であり,これを手助けできるのがプレイ動画共有サービス『Everyplay』である」と語り,本講演の口火を切った。積極的なプレイヤーは,ゲームの魅力を人々に伝えるアンバサダー(大使)となり得る。そこに「Everyplay」という,手軽にプレイ動画を共有できる環境を提供すれば,動画と口コミにより,無料で新規プレイヤーを獲得できるというわけである。

 Laakkonen氏は,フィンランドのモバイルサービスプロバイダーであるApplifierで,コミュニティサービス「Everyplay」を手がけてきた人物だ。Applifierは,2014年3月にUnity Technologiesによって買収され,氏は現在Unity Technologiesの一員となっている。

 先にも説明したとおり,「Everyplay」とは「ゲームのプレイ動画を簡単に共有できる」というコミュニティサービスだ。対応アプリでは,ゲームプレイが自動で録画され,面白いプレイができたとき,「Everyplay」のサイトやFacebook,Twitterなどで,すぐに共有することができる。


 そんな「Everyplay」を開発するきっかけは,Laakkonen氏自身が,とある出来事で口コミの力を体験したことにあるという。4年前,友人との夕食会に出席したLaakkonen氏は,同席者からあるゲームを勧められた。“航空管制官になれるゲーム”とのことだが,この言葉から氏が想像したのは,航空管制官が使う,無味乾燥なレーダーの画面だったそうだ。

 そんなものを操作して何が楽しいのだろう? といぶかしがるLaakkonen氏に,同席者はiPhoneを取り出して実際のゲームを見せてくれた。
 お気づきの方もいると思うが,この“航空管制官になれるゲーム”とは,飛行機を指でなぞって滑走路に導く「Flight Control」のことだ。実際のゲーム画面はコミック調にまとめられた明るいもので,氏が想像した無味乾燥のレーダー画面とは大きく異なる。

Flight Control
“航空管制官になれるゲーム”と聞いてLaakkonen氏が想像したのは,無味乾燥なレーダー画面だったという
Flight Control
「Flight Control」のゲーム画面。氏が想像していたものとはだいぶ異なる

 実際にゲームを遊んでいるところを見せてもらったLaakkonen氏は,自分自身のスマートフォンにも「Flight Control」をインストール。以降,ずっと遊び続けるお気に入りのアプリになったという。つまり,身を持って口コミの力を体験したわけだ。Laakkonen氏は,「楽しいモバイルゲームをやりたいなら,友達オススメのアプリをプレイしているところを見せてもらうのが一番だ」と語っていた。

 こうした実体験から生みだされたのが「Everyplay」で,これがあれば,オススメアプリのプレイ風景を,これまでよりもずっと簡単に共有できる。プレイヤーは動画を撮影するために録画ボタンを押す必要すらなく,予め設定さえしておけば,録画は自動で行われる。操作の忙しいアクションゲームでも,偶然生まれた面白いプレイを友達と共有できてしまう。

 ゲームを遊んでいる自分自身の顔も録画するよう設定することも可能だ。端末のカメラを通して撮影されたプレイヤーが,画面の左上にインポーズされる。プレイに合わせた表情の変化が楽しめるほか,動画編集機能を使えば,特定のシーンに自分自身で解説のコメントを付け,攻略を手助けするような動画も作れるという。

Laakkonen氏が作った「Nimble Quest」の動画。顔の録画がONになっており,プレイ中の氏の顔が左上にインポーズされている
Flight Control

 こうして生み出された動画は,「Everyplay」のほか,Facebook,Twitter,YouTubeといったソーシャルメディアに投稿できる。さらに「Everyplay」への投稿なら,フォロワーのページから動画を見たあと,そのゲームを自分のモバイル端末にインストールすることもできる。

「Everyplay」では,プレイ動画を共有したり,フォロワーの動画を見たあと,同じゲームをインストールできる
Flight Control Flight Control

 有料ゲームをプレイする積極的なプレイヤー達は,プレイ中の楽しい瞬間を共有したがっている。そこに「Everyplay」を用意すれば,アンバサダーとなったファン達が,ゲームの楽しさを広げてくれる。Laakkonen氏は,「自分が気に入らないゲーム(の動画)をわざわざ共有したいとは思わないでしょう」と語り,新規プレイヤーの獲得にもつながることを強調していた。

北米のモバイルゲーマーを対象とした,ゲームを遊んだきっかけに関する調査結果。「友達に勧められた」ことが1位になっているほか,トップ11のうち5項目を口コミ関連が占めている。また,AppStoreでのプロモーション関連も多くの項目がランクインしている。「ゲーム動画を見た」ことは6位で,ゲームを遊ぶきっかけとして重要であることが分かるだろう
Flight Control

 人間型のキャラクターを突き落として骨折させる「Stair Dismount」というタイトルでは,5か月間のインストール総数のうち,7.5%が「Everyplay」を経由したものだったという。「あらかじめ動画を見て,どんなゲームであるかが分かった上でインストールしている人達なので,長期にわたって遊んでくれる」と,氏は確信しているそうだ。

「Stair Dismount」では,5か月間のインストール総数のうち,7.5%が「Everyplay」を経由したものだとのこと
Flight Control

 「Everyplay」はすでに日本語に対応しているが,今後はより日本市場にコミットした改良を行っていくとのこと。Laakkonen氏は講演の最後に,「Unityで作られたアプリに『Everyplay』を組み込むのはとても簡単なので,ぜひ使って頂きたいです。将来的には,開発者自身が『Everyplay』でプロモートできるようになっていきます」と語り,「Everyplay」の手軽さと未来像をアピールしたうえで,講演を締めくくった。

「Everyplay」をゲームアプリに組み込むにあたっては,サービスを利用するの導線として,チュートリアルやメッセージを用意することが推奨された。またシェアされた動画を見るためのボタンを,メインメニューなどに配置しておくのもいい
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