「桃鉄2010」最強芸能人の座は誰の手に？　ケンドーコバヤシさんや山本 梓さんらが出演した「桃-1 グランプリ」レポート

　12月8日，Wii用ソフト「桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合！の巻」（以下「桃鉄2010」）の発売を記念した“「桃-1 グランプリ」〜芸能人No.1 決定戦〜”の収録が都内で行われた。
　この模様は，「桃太郎電鉄」公式サイト内のコンテンツ「桃鉄TV」で，12月11日以降5回にわたって放映予定となっているが，そのうち決勝戦の模様を，放映に先駆けてレポートしよう。

「桃太郎電鉄」シリーズ公式サイト

桃-1 グランプリには，本作のCMに出演しているケンドーコバヤシさんと山本 梓さん，杉浦太陽さん，桜塚やっくんさん，安田大サーカスのクロちゃんさん，やるせなすの中村 豪さん，バッファロー吾郎（木村明浩さん/竹若元博さん），野性爆弾（川島邦裕さん/ロッシーさん），AKB48の大堀 恵さん，そして高橋名人が出場した

　なお桃鉄2010は，鉄道会社の運営をモチーフにしたボードゲーム，「桃太郎電鉄」シリーズの最新作。1988年12月にファミリーコンピュータ向けに第1作が発売されて以来，20年にわたりさまざまなプラットフォームでシリーズタイトルがリリースされている，ハドソンの看板タイトルだ。
　本作は，特定の物件駅を買い占めることによって味方になってくれる27人の「歴史ヒーロー」，20体の「名産怪獣」といった新要素が追加されており，ゲームを盛り上げるマップ/物件/カードは過去最大のボリュームとなっている。また，ニンテンドーWi-Fiコネクションに対応しており，全国のプレイヤーとの対戦ができるのも特徴だ（関連記事）。

ハワイ旅行がかかったガチンコバトル！

「桃鉄」芸能界最強の称号は誰の手に？

　大会は，4人対戦による準決勝が2試合行われ，それぞれの試合で1位になった人が決勝戦に進めるというルールだ。なおケンドーコバヤシさんと山本 梓さんはシード枠で，決勝戦からの出場だ。

準決勝第1試合
出場者：杉浦太陽さん，桜塚やっくんさん，大堀 恵さん，高橋名人
決勝進出者：桜塚やっくんさん

準決勝第2試合
出場者：中村 豪さん，バッファロー吾郎，野性爆弾，クロちゃんさん
決勝進出者：野性爆弾

　決勝戦は，ケンドーコバヤシさんの「ばこやし社長」，山本さんの「あずあず社長」，桜塚さんの「やっくん社長」，野性爆弾の「にくぐそ社長」による5年決戦で行われた。なお，司会進行はガリットチュウ（福島善成さん/熊谷岳大さん）のお二人，解説は高橋名人と桃鉄シリーズでキャラクターデザインを手がけている土居孝幸氏，そしてバッファロー吾郎のお二人の計4人だ。


　試合序盤は，桜塚さんがテンポよく試合を進め，目的地一番乗りを2連続で達成するなど一歩リード。山本さんは，所持金を2倍にしてくれる「持ち金2倍マン」が頻繁に登場するなど，堅調に資産を増やしていく。対するケンドーコバヤシさんと野性爆弾は，エアプレンボンビーにあちこちの駅に飛ばされて所持金がマイナスになるなど，ちょっと冴えない出だしとなった。


　試合が大きく動いたのは3年目以降で，桜塚さんは貧乏神がエアプレンボンビーに変身したり，ハリケーンボンビーに所持物件を吹き飛ばされたりと散々な展開に。一方，山本さんは買いためた物件が名産品に選ばれるなど運も味方し，3年目以降はトップをひた走る。ケンドーコバヤシさんは堅実なプレイで地味に資産を増やしていき巻き返しを図り，野性爆弾も3年目以降は総資産を増やし，4年目には2位に食い込んできた。


　最終的には，山本さんの圧勝という結果になり，前回大会に続き2連覇達成となった。なお準優勝は，「男なら三振かホームランでしょう！」という発言どおり，終盤で低価格の物件を買いあさったり，不要なカードを売却したりと，豪快（？）なプレイを披露したケンドーコバヤシさんだ。

　表彰式では，桃鉄2010の音楽を手がけるサザンオールスターズの関口和之さんがプレゼンターとして登場し，山本さんに優勝賞品のハワイペア旅行券を授与した。山本さんは「両親と一緒に行ってきます」と笑顔でコメント。
　表彰式のあと，土居氏は「逆転もあり堅実なプレイありで楽しかったです。ぜひまたやりたいですね」とコメントしていた。

　試合後の囲み取材で，山本さんは「今までずっと徹夜して，桃鉄をがんばってきました。2連続優勝したということで，皆さんには本当に桃鉄が好きなんだなと分かってもらえたと思います」と喜びを語っていた。