連載
マフィア梶田の二次元が来い! / 第25回:「高価なルームサービスを貪り食らう健康優良不良少年のTGS 2010」
TGS 2010終了! なんと20万7647人という,過去最大の入場者数を記録したらしいですね。パネェ。みなさん最新タイトルの数々に,目をキラキラと輝かせていたことでしょう。
一方,俺は前回の連載でもお伝えしたように,死んだ魚のような目で毎年恒例の4Gamerデスマーチに参加してきました。4日間泊まりこみで取材/執筆を行い,計14本の記事をアップしましたよ(連載を入れると15本)。
もうね,前線基地として利用したホテルの部屋からして凄かったです。4人部屋だったんですが,ベッドルームに覗き窓がついていて,そこからトイレと風呂場が丸見えなんですよ。オマケにシャワールームは全面ガラス張りだし,どういう意図なのか鍵もついていないというフルコンボ。「これ完全にプレイ用のファ◯クルームじゃねぇか……!」と,みんなゲンナリしていました。こちとら4日間は,ファ◯クどころか完全な禁欲生活が続くというのに。
あまりにも腹が立ったので,毎日クソ高いルームサービスを暴飲暴食してやりましたよ(編注:1食1万円前後とか引いたわ……)。担当編集者が社長にチクりやがりましたけど,「ごっつぁんでーす! てへぺろ(・ω<)」で何とか乗り切りました。てへぺろ(・ω<)マジ万能。
地獄を抜けて,連載も通常営業再開です。いつものようにお届けしていきましょう。
RADIO 4Gamerの第25回では,9月22日(水)に発売されたPSP用ソフト「クロヒョウ 龍が如く新章」を特集しました。本作は「龍が如く」シリーズ初の携帯機向けタイトル。巨大歓楽街・神室町を舞台に,暴力のみを信じて生きる主人公 右京龍也の物語が描かれています。
ゲストとして,本作のディレクターである小川陽二郎さんとプランナーの城崎雅夫さん,そして前回に続いて筋肉の妖精さん(声優の安元洋貴さん)をお招きし,ゲームをプレイしながらさまざまなお話を聞きました。
正直ね,「クロヒョウ 龍が如く新章」が発表された当初は「キャラ被ってんなコイツ……」と龍也君のことライバル視してたんですよ。一方的に。同じ素肌ジャージ族としてね。
でも,ちょっろっとですがプレイしてみて,俺は彼のことが好きになりました。いい子じゃない。暴力的ではあるけど,困っている人を助けようとする正義感があるし,捨て猫も拾うし,バイトも真面目にする。さらには未成年だから,キャバクラに行ってもお酒は飲まない! こんな健康優良不良少年は今時いないよ? やはり,素肌ジャージに悪い人はいないなということを確信しました。もっと流行るべき。俺と龍也君をファションリーダーとして祭り上げるべき! 取材とか受けたらクールにコメントしちゃうよ!? 「ダークマター(暗黒物質)が俺に集うぜ!」とか「男なら 黒に染まろう ホトトギス」とかね。
あとまったくの偶然なんですが,筋肉の妖精さんも本作に出演しているんです。しかも割と重要な役割で。前回の放送を思い出すと,柔道着でこちらのパンツを奪いに来る姿しか想像できないんですが……どこで出てくるのか,ぜひ楽しみにしていてくださいな。
今回はあらためて,東京ゲームショウ2010特集をお届け。なにしろ,TGS期間中には凄まじい数の記事がアップされましたからね。さすがに全部チェックしたという人は稀だと思います。なので,関連記事の中から俺が個人的に気になったタイトルをピックアップして紹介していこうかなと思います。え? 好みが偏ってるって? 大丈夫だ,問題ない。
あと,TGSを満喫してきたカズヒラ・ミラーさん(声優の杉田智和さん)から写真が送られてきたので,それも載せておきますね。「ここがデキシーズか……素晴らしい。MSF(国境なき軍隊)にも出店してほしいものだな!」と無茶を言っておりました。
MSFの副司令官によるオッスオッスって感じのポーズ
「ラブプラス」ヒロイン達と記念撮影でご満悦のMSF副司令官。指!! 俺の彼女に被ってますよ!!
[TGS 2010]ゾンビやクリーチャーがなんぼのもんじゃい!「龍が如く OF THE END」制作発表会で衝撃の事実が明らかに!
これには驚きましたね。以前連載で「龍が如く4」を紹介したことがあったのですが,そこで映画「実録外伝 ゾンビ極道」の話題をちょろっと出していたんですよ。その時はまったくゲームに関係ないと思っていたので詳しくは語らなかったのですが,まさかホントに「龍が如く」で極道VS.ゾンビをやらかすとは……名越さんマジパネェっすわ。いい機会だし,今度「龍が如く OF THE END」に絡めてゾンビ極道も紹介しようかな。
[TGS 2010]従来シリーズとは一味違った世界観とダブルヒロインが特徴的。「戦場のヴァルキュリア3」声優トークショウをレポート
「戦場のヴァルキュリア」シリーズは未経験なのですが,本作の世界観には強くひかれました。使い捨てにされること前提のならず者部隊とか,ボトムズ(最低野郎)な臭いがして興奮しますわ。中村さんの「仲間の中には元放火魔もいる」という発言も尖っていてステキ。
[TGS 2010]彼氏達が愛を叫び,内田氏からは気になる発言も飛び出した「LOVEPLUS SPECIAL STAGE」をレポート
“ファンが待ち望んだ重大発表”とやらが楽しみすぎて漏れそうです。タイミング的に「やっぱりアレかな? あの新ハードに関係あるのかな?」と,妄想が止まらないですね。
それに,愛情表現コンテストも素晴らしかったです。とくに「まこと」さんの高い彼氏力には感服した!
[TGS 2010]ゲーム中のどの部分においてもオンラインCo-opが可能。ピーター・モリニュー氏自らが「Fable III」のオンライン協力プレイを紹介
俺の大好きな尖りまくりアクションRPG「Fable」シリーズの最新作ですよ。今回は王様になれるとのことで,テンション上がりまくっています。よーし,世紀の暴虐王を目指して頑張るぞ! 早く民衆に重税を課したいな!
[TGS 2010]ポメラニアンは世紀末を生き抜けるか? 動物達が生死をかけて戦うサバイバルアクション「TOKYO JUNGLE」(仮称)プレイレポート
ホント,こういう良い意味でイカれたゲームを見ると,日本のゲーム業界はまだまだ大丈夫だなぁと安心できますな! 弱肉強食の世界でマッドマックスする動物達を早く見たいですわ。ちなみに恐竜もいるらしいですが,やはり別格の強さなんだろうか……。というか,ポメラニアンで戦えたりするのか? まだまだ謎の多いタイトルです。
[TGS 2010]カプコンとフロム・ソフトウェアの共同プロジェクト。Kinect専用の新作タイトル「重鉄騎」プロモーションムービーを4GamerにUp
まさかの「鉄騎」。あの伝説のゲームが復活するとは,興奮せざるを得ない。シブすぎるゲーム性とバカでかい専用コントローラーに憧れたもんですが,前作は結局今に至るまで触ったことがないんですよね。しかし,これでやっと俺も鉄騎乗りになれるのか……生きててよかった!
[TGS 2010]アクションRPG「PROJECT DARK(仮称)」をフロム・ソフトウェアとバンダイナムコゲームスが共同で開発。詳細は2011年初頭に発表
ついにきたきた「Demon's Souls」スタッフの新作!! ゲロ吐きそうになるくらい楽しみです。バンダイナムコゲームスとの共同開発ということで,「テイルズ オブ」シリーズのキャラクター達が「Demon's Souls」的世界で血みどろの戦いを展開する様を想像してしまったのは俺だけじゃないはず。絶対ありえないだろうけど!
[TGS 2010]「Devil's Third」はもっとも苛烈なシューター――ヴァルハラゲームスタジオ代表取締役 板垣伴信氏にインタビュー
板垣さんのオーラはとにかく凄まじかった。俺なんかもう緊張して,インタビュー中は乳首の先までカッチカチになっていましたよ。興味深いお話ばかりでしたが,とくにレーティング機関に関する意見は俺もまったくの同感ですわ。こういうこと,なかなか公の場で言ってくれる人いないから,個人的にも非常に面白いインタビューでしたね。
[TGS 2010]監獄の惑星を舞台に囚人達が走り回り撃ちまくる「ガン★ロコ」には,“男の魂”が込められていた
実はこれ,俺も軽くプレイしてきました。マジぶっ飛んでます。TPSなのに銃撃よりもドロップキックのほうがキル率高いってどういうことなの……。しかも人体バラバラになりまくり。まぁギャグ的な面が強いので,あまりグロテスクではないですけどね。
公式サイトのキャラ紹介を見れば分かりますが,どいつもこいつも「女を抱きたい!」「女を抱きたい!」「女を抱きたい!」。こんなにも下半身直結型のキャラクターばかりが出てくるゲームなんて,初めて見ましたよ。しかもこのゲームで「ヴォーカルエディットコンテスト」が開催されてるってのがあまりにもミスマッチでヤバい。公式サイトに絵が載ってるってだけで,ミク達が何かされやしないかと心配になりますよ。ホント素晴らしくファ◯クなセンスだわ。最高!
まだまだ気になるタイトルは多数あるけど,この調子で語っていたらキリがないですわ。喉元過ぎれば熱さを忘れると申しますが,あんなにも辛くて苦しかったTGS取材が,今振り返ると楽しかったように思えてくるから不思議なもんです。まぁ,どうせまた来年も同じように愚痴るんだろうけど。では,また来週をお楽しみに!
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- 関連タイトル:
クロヒョウ 龍が如く新章
- 関連タイトル:
龍が如く OF THE END
- 関連タイトル:
ラブプラス+
- 関連タイトル:
ラブプラス
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