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【PR】拙者も合戦で活躍したいでござるよ! 戦国IXAを遊んでいる/遊びたい貴方に送る「戦国IXA 虎の巻 〜中級者への道〜」
短いプレイ時間でも楽しめ,かつ低スペックなPCでも遊べるということで,ここ1〜2年の間に急成長を見せているブラウザゲーム市場。「このブームに乗り遅れるな!」と言わんばかりに,オンラインゲーム会社各社から矢継ぎ早に新作がリリースされてきたわけだが,中でも,今年もっとも盛り上がりを見せているタイトル(※)の一つが,これから紹介/攻略をお届けする「戦国IXA」である。
※2010年12月18日現在,累計アカウント数は38万を超えている
4Gamer読者ならご存じの方も多いと思うが,戦国IXAとは,スクウェア・エニックスとYahoo!が共同で開発/運営を手がけるオンライン戦国シミュレーションゲームだ。プレイヤーは,「織田」「徳川」「武田」「上杉」をはじめとする,日本全国12か国のいずれかに所属する武将となり,主君たる大名の天下統一を目指して,自身の治める領地を発展させて軍備を整え,巻き起こる合戦に死力を尽くすことになる。
「戦国IXA」公式サイト
正式サービス(11月16日)から1か月,βテスト開始から数えるとはや4か月が経とうかという現在も,新たなサーバーが次々と開設され,本作は,今や国内屈指とも言える人気にブラウザゲームに成長した。今から遊びはじめても全然遅くない!……ということで,今回は,そんな新規プレイヤーに向けて,本作の基本的な攻略を紹介していきたいと思う。
本稿では,既存のプレイヤーからも「なかなかコツが掴みにくい」と言われる“合戦”についてや,一通りのチュートリアルを終えた後の戦略/内政についてなど,初級者から中級者にステップアップするためのTIPSをまとめてみた。戦国IXAをより楽しむためにも,今回の記事を活用してもらえれば幸いだ。
なお,ゲームの基本的なルールや操作については,本稿では解説しない。そちらは,ゲーム中にあるHelpやチュートリアルを参照してほしい。
■目次
・まずは内政のセオリーから
・所領獲得の手順
・合戦の要……それは武将カード!
・必ず「同盟」へ参加すべし
・いざ合戦へ!
・合戦のルール
・実践的な戦術
・まとめ
富国強兵こそが中級者への第一歩。まずは内政のセオリーから
その一方で,本作をはじめてプレイするプレイヤーにとって最初の壁となるのが,「チュートリアルクエストを終えた後,何をしていいのか分からない」という部分であったりする。資源施設はどの程度建てればよいのか,軍事施設はいつ建設し,軍隊はいつ作ればいいのか? 戦略方針はプレイヤー次第とはいえ,なかなか指針そのものが見えないというプレイヤーも多いことだろう。
具体的には,拠点となる「所領」を獲得できる段階(城主レベルが4,12,16,20になる時点)で,素早く,そしてもっとも適切な領地を獲得していくことが肝要となる。
大まかな流れをまとめると,以下の通りだ。
1.城主レベル4:★5(木4/綿0/鉄1/糧1)の所領獲得
経過日数の目安:プレイ開始から3〜5日
開拓攻撃時の目安:騎兵中心の部隊で総攻撃力7000〜1万程度
2.城主レベル12:★7(木1/綿2/鉄1/糧1)の所領獲得
経過日数の目安:プレイ開始から12〜16日
開拓攻撃時の目安:弓兵のみの部隊で総攻撃力6万以上
3.城主レベル16:★7(木4/綿4/鉄5/糧0)の所領獲得
経過日数の目安:プレイ開始から20〜24日
開拓攻撃時の目安:総攻撃力11万以上(兵種は問わず)
4.城主レベル20:★7(木4/綿4/鉄5/糧0)の所領獲得
経過日数の目安:プレイ開始から26〜30日
開拓攻撃時の目安:総攻撃力11万以上(兵種は問わず)
5.城主レベル21〜:最初に獲得した★5の所領を破棄して,
★7の所領を取り直す
経過日数の目安:プレイ開始から35〜40日
では,具体的に解説していこう。
1.城主レベル4:★5(木4/綿0/鉄1/糧1)の所領獲得
気をつけておきたいのは,所領にすることができる「空き地」には,さまざまな種類の地形があり,どの地形の空き地を所領とするかが,後々の内政規模に大きく影響してくること。というのも,地形によって得られる資源や建設できるタイル数に違いがあり,レベルの低い空き地ほど,少ない兵力で獲得できるが,その分,建設できる施設の数などが少ないのである。
結論から言えば,最初に所領とする空き地は,木が4つ,鉄が1つ,糧が1つ,そして建設可能タイルが25個ある★5の地形がオススメである。
なぜなら,城主レベルが4になった直後の段階で取り得る最高の空き地が★5(★6の空き地を獲得するには,攻撃力が2〜6万程度必要になる)であり,騎兵を中心に編成した部隊であれば,攻撃力6500〜7000程度(混合部隊なら攻撃力1万以上が目安)で落とせるからである。
部隊の総攻撃力が1万というのは,ゲーム初期のクエストの報酬として貰える兵士を使えば十分に超えられるレベル。よってゲームを始めたばかりの頃は,下手に合戦などで兵力を損耗させずに,手持ちの部隊は所領獲得用に使うものとして考えておく方がよい。
2.城主レベル12:★7(木1/綿2/鉄1/糧1)の所領獲得
★5の拠点は,後で廃棄する所領になるので,下手に軍事施設などを建てる必要はない。生産施設を可能な限り建設していこう。この時点では,倉庫や教会などといった施設も不要(本拠にあれば十分)だ。廃棄前提ということで,生産施設もどこまでレベルを上げてよいものか悩ましいところだが,筆者の経験からいうと,普通にレベル7〜8くらいまでは上げてしまっても,十分に元は取れると思われる。
内政が軌道に乗り始めたら,弓兵を生産して数を集め,弓だけの部隊で総攻撃力6万以上を目指す。攻撃力6万の部隊ができあがったら,近場の★7(木1/綿2/鉄1/糧1)の所領へ向けて開拓攻撃を行おう。
ちなみに,この段階からは,所領には「砦」ではなく,「村」を建設すること。村は耐久力こそ低いものの,生産資源に補正ボーナスが得られるため,攻守にわたって効果的だからだ(砦の効果は,防衛戦でしか発揮されないので,資源を多く獲得して兵士数を増やした方が効率がよい)。
3.城主レベル16:★7(木4/綿4/鉄5/糧0)の所領獲得
★7(木1/綿2/鉄1/糧1)の所領を獲得すると,生産力は飛躍的に高まる。施設を設置可能な39ものタイルに,これまたこれでもかと生産施設を建設していこう。ここでも,中途半端な軍事施設などは不要。とにかく,できるだけ可能な限り生産施設を建設していくのがよい。
★7(木1/綿2/鉄1/糧1)の所領は,その地形の関係上,どうしても糧が余りがちのバランスになるので,このあたりから「市場」を建設し,「市での取引」を駆使して,ほしい資源に交換していくことも念頭に入れよう。
さて,城主レベル16の時点で目指すのは,★7(木4/綿4/鉄5/糧0)の空き地である。ここは,NPCが守る空き地としては最高ランクの難度。開拓攻撃をするにも,かなりの精兵が必要となる。
できれば精鋭騎兵を中心にした総攻撃力11万以上の部隊を用意し,指揮を執らせる武将も,騎兵統率B以上のものを当てるようにしたい。
4.城主レベル20:★7(木4/綿4/鉄5/糧0)の所領獲得
本拠地を含めて所領が4つになると,資源の生産力はかなり安定してくる。兵士の生産は容易となり,合戦でも大きな活躍ができるようになっているはずだ。
城主レベル20でも,できれば★7(木4/綿4/鉄5/糧0)の所領を獲得するのが望ましい。話が前後してしまうが,場合によっては,城主レベル4,12,16の段階で取る所領の位置にも注意を払い,★7の所領を抑えやすい地方へと所領を広げておくと,他の城主と「よい空き地」の取り合いにならないで済むだろう。
5.城主レベル21〜:最初に獲得した★5の所領を破棄して,★7の所領を取り直す
ちなみに上記の手順の中で,開拓攻撃時の部隊の兵種などが指定してあるのは,地形の種類によって空き地を守っているNPCの兵士の種類が違うからである。例えば,★7(木1/綿2/鉄1/糧1)の空き地には槍兵を中心にした防御兵が配置されているので,槍兵に対して有利な弓兵で攻め込めば,少ない兵力で勝利できる。逆にもし,★7(木1/綿2/鉄1/糧1)の空き地を騎兵中心の部隊で攻め落とそうとすると,攻撃力20万近くの兵力を送り込む必要がある。
実際の合戦でも重要になることだが,兵種間の有利不利の関係は,公式サイトの「こちら」などを参考に,頭に入れておくとゲームの進行がはるかに楽になる。
孫子曰く、
凡そ用兵の法は、馳車千駟・革車千乗・帯甲十万、千里にして糧を饋[おく]るときは、則ち内外の費・賓客の用・膠漆の材・車甲の奉、日に千金を費やして、然る後に十万の師挙がる。
合戦の要……それは武将カード!
本作では,育成した兵士をこの武将カードに指揮させて,「部隊」を編成させることではじめて,攻撃や防御といったアクションが取れるようになっている。
武将には,基本的な攻撃力や防御力といったパラメータの他に,兵種毎の指揮に対する得手不得手がある。カードに表記される「統率」のランクが高いほど,その兵種を効果的に扱うことが可能となっているのだ。具体的には,「B」を基準にして,上下にそれぞれ補正が掛かるようになっており,以下のような具合で,能力値(攻撃力あるいは防御力)が増減する。
F:80%
E:85%
D:90%
C:95%
B:100%
A:105%
S:110%
SS:115%
SSS:120%
つまり,同じ兵士数でも統率の高い武将に指揮させた方が,より高い戦力を発揮できるわけだ。ちなみに統率は,武将カードがランクアップ(レベル20のカードを合成させることで可能)した際に成長させられる。基本的には,得意な兵種をより強化していくのがよいだろう。
また,武将の能力値で効果が分かりにくいパラメータとして「兵法」がある。これは,戦闘時の「スキル」の発動率に影響を与えるもので,この数値が高ければ高いほど,武将が持っているスキルが発動しやすくなる。これも具体的に言うと,以下の通り。
・武将単独の場合
スキルの発動確率 + 武将の兵法÷100
・複数の場合
スキルの発動確率 + (部隊内最大兵法値+その他部将の兵法値の合計÷6)÷100
つまり,例えば「騎馬隊突撃 Lv.1」を持った兵法400の武将が戦闘をした場合,その発動率は
スキル自体の発動率(10%) + 400÷100 =14%
となるわけだ。まぁ数%の差とはいえ,「カードの合成」でスキルを追加すれば,一人の武将あたり最大で3回のスキル発動判定に影響を及ぼすわけで,強いカード/スキルが揃ってくるゲーム終盤になればなるほど,重要な意味を持ってくることは覚えておいた方がよいだろう。
ちなみに武将の育成に関してだが,基本的には,そのカードの使い方によって,攻撃力,防御力,兵法のいずれかを集中的に伸ばすのがよい。まんべんなく育てようとすると,得てして器用貧乏な武将になってしまいがちなので,自分の好みや戦略によって,伸ばすパラメータは武将ごとに決め打ちしてしまうと良いだろう。とくに兵法は,攻撃時と防御時の両方で効果があるパラメータなので,比較的このパラメータを重視する上級者も多い。
孫子曰く、
将とは、智・信・仁・勇・厳なり。法とは、曲制・官道・主用なり。
凡そ此の五者は、将は聞かざることなきも、これを知る者は勝ち、知らざる者は勝たず。
合戦前には必ず「同盟」へ参加すべし
同盟とは,同じ大名に所属するもの同士の寄り合いのようなもので,同盟に所属すると,共通のチャットや掲示板などが用意され,他のプレイヤーと密なコミュニケーションが図れるようになる。
同盟に参加するメリットはさまざまだが,一つは,所属する同盟の規模によって,資源ボーナスや経験値ボーナスが得られることだろう。最大級の同盟ともなれば,資源ボーナスなどは5〜6%にもおよび,より領地を発展させやすくなり,ひいては戦いを有利に進めていけるようになるのだ。
ゲームを開始したばかりの初心者にとっては,同盟はメリットばかりの良いことずくめなので,合戦が始まる前には,ゲーム内の「募集掲示板」などでの告知を参考に,気に入った同盟への参加を決めておきたい。
また,本作はそのゲームシステム上,一人でできることに限界があるため,敵対する勢力に打ち勝つためには,他のプレイヤーとの「合流攻撃」や「加勢」など,いわゆる連携プレイが求められてくる。
詳しくは下記の合戦の章を参照してほしいが,本作では,一つの拠点に対してプレイヤーごとに1部隊でしか攻撃できないというルールがあるため,単独プレイでは,防御を固めた敵拠点を突破するのはほぼ不可能。とくにゲームの中盤以降では,いかに合流攻撃を駆使して戦うかが,最大のポイントであり,醍醐味にもなっている。
他のプレイヤーと連携がうまくいき,うまく敵の城を攻め落とせたりした時の嬉しさはひとしお。本作をしっかりと楽しむためにも,ぜひ同盟への参加を行っておきたい。
いざ合戦へ!
本作の醍醐味である合戦だが,一方で,初心者のプレイヤーから「合戦で具体的に何をすればいいのか分からない」という声も少なからず聞く。戦国IXAの醍醐味と言えば合戦であり,内政も武将カードも同盟も,合戦を楽しむための下準備といって過言ではない。
とはいえ,やっぱり対人ゲームである以上,「勝てないと面白くない」というのも確かだし,せっかくオンラインゲームを遊ぶ以上は,活躍して仲間のみんなに褒められたい!
……というわけで,ここでは,合戦の基本的なルールをおさらいしながら,セオリーとなっている戦術やちょっとしたコツを紹介していこう。合戦に臨む前に,ぜひこれらの知識を頭に入れておいてほしい
・合戦のルール
さて,まずはルールをおさらいしておこう。合戦の目的とは,簡単に言うと,
「戦功」を貯めること
である。戦功は,相手の陣地や城などの拠点を陥落させたり,敵の兵士を倒すと得ることができ,合戦の期間(2日)を通して,この戦功の総量が多い側の陣営が勝利となる。
ではその戦功とは,より具体的にはどうやったら得られるのか。列挙すると以下の通りだ。
1.空き地を攻撃して,自分の「領地」を建設する(戦功=10)
2.敵の領地を陥落させる(戦功=10)
3.敵の陣地を陥落させる(戦功=50)
4.敵の拠点(本城,砦,村)を陥落させる(戦功=その拠点の人口。※注)
5.敵の出城を陥落させる(戦功=プレイヤーの総人口÷2。最大1000まで)
6.敵の兵を倒す【攻撃側】(戦功=倒した兵士数÷100)
7.敵の兵を倒す【防衛側】(戦功=倒した兵士数÷50)
8.敵の同盟盟主の本城を陥落させる(同盟員全員の同盟ポイント合計÷500)
※人口50未満の拠点は,陥落させても戦功は獲得できない
ここで重要なのは,合戦では,あくまで「戦功」を獲得することが目的で,敵の兵士を倒すことは副次的な要素に過ぎないということである。つまり,防御の薄そうな陣地を狙ったり,時には合流攻撃で強引に突破したりといった駆け引きが重要となる。ただ正面から兵士をぶつけるのではなく,いろいろな絡め手で「有利な形」で戦闘を仕掛けられるかどうかが,中級者〜上級者へのステップアップには大切になってくるわけだ。
・実践的な戦術を紹介
では,有利な状況を作り出すための戦術とはなんだろうか。合戦における基本的なセオリーを紹介していこう。
【陣張り/領地稼ぎ】
空き地に攻撃ないし「陣張り攻撃」をして,領地や陣地を建設して戦功を稼ぐ方法。戦力が少ないゲーム序盤では,敵とまともに戦っても勝てないので,初心者はまずこれで戦功を稼ぐようにしたい。
なお,合戦ごとに戦功を50以上獲得すると,報酬として銅銭を1500も貰えるため,最初は戦功50以上,あるいは合戦クエスト達成の条件である戦功200を目標にするとよい。慣れない間は,合戦準備期間中に周囲の空き地に陣張り攻撃を行って戦功を稼ぐなどすれば,敵と直接戦わなくても戦功を稼ぐことができるだろう。
余談だが,戦功稼ぎ目的で作った陣地は,必ず破棄するようにしたい。なぜなら,この陣地を敵に陥落させられると,敵側に戦功50をもぎ取られてしまうからだ。
【ノック】
ノックとは,ドアを叩くあのノックが語源の戦術。兵士1〜500程度の兵士で敵の拠点や陣地に攻撃をしかけ,その様子をうかがう戦法である。攻撃をして,兵士が全滅すれば相手が防御を固めていると分かるし,逆に生きて帰ってくれば,防御兵がいないと分かる。また「合戦報告書」を見て,相手側のスキルが発動した数などを見れば,加勢の集まり具合などを推し量ることもできる。
【強制ノック】
基本的には通常のノックと同じ意味合いだが,500ほどの騎兵か,250の槍兵(つまり,破壊力500以上の部隊)で,敵の陣地に攻撃を仕掛けることを指す。Lv.1の陣地であれば,防御兵がいなければそのまま陥落させることができ,もし敵に防御されても,最低限の被害に抑えられる。
【陣地横付け】
目標の拠点に一気に波状攻撃を仕掛けるために,敵の拠点の真横などに陣地を構築し,そこから本命の部隊で攻撃を仕掛ける戦術。例えば,片道30分かかる攻撃だと,往復では1時間。もし最初の攻撃で陥落させきれないと,もう一度……ということになり,敵に体制を立て直す余裕を与えてしまう。
陣地の建設には,名声が必要になってしまうが,攻撃が着弾するまでの時間が短くなるのは,それだけでもたいへん有利な要素。本命の攻撃は,できるだけ陣地を近づけてから行うようにしよう
【合流攻撃】
サーバー開設から時間が経過し,合戦が大規模になるほど,この「合流攻撃」が重要になる。攻撃側は,1プレイヤーあたり1部隊しか投入することができず,攻撃力に限界がある。一人で複数の部隊で守られた拠点を攻略することは至難の業だからである。
合流攻撃の方法はいたって簡単だ。出陣画面から「付近の攻撃に合流」を選択して,味方の攻撃に合わせるだけ。ただ,当然自分の部隊より先に味方の攻撃が着弾してしまう場合は合流が間に合わないので,多くの味方と合流攻撃をする際には,一番遠い人を起点にして,攻撃を合わせよう。
【ダミー攻撃】
攻撃を仕掛ける際に,本命の攻撃目標以外に,兵士1のみで編成したダミーの攻撃を各所に放ち,防御側に攻撃の的を絞らせない戦術。攻撃が1箇所だけであれば,防御側はそこに全部隊集結させれば済むが,複数の場所を攻撃されると,どこを守るかの選択を迫られるからだ。一人のプレイヤーに対して,一斉に攻撃を仕掛けるととくに有効。
【加勢】
合流攻撃と並んで,合戦の基本。味方の拠点や陣地に防御兵を送り込むことを指す。合流攻撃は最大で10部隊(10プレイヤー)までという制限があるが,加勢にはそのような制限はない。落とされるとダメージの大きい盟主の本陣へ加勢をするのは,合戦における基本戦略でもある。
【地雷】
主に陣地に大量の防御兵を配置して,攻撃してくる敵を待ち伏せて壊滅させる戦術。本作では,攻撃はプレイヤー一人あたり1部隊(兵士数でいうと,8000〜12000程度)しか運用できないと上記でも述べたが,防御側は,プレイヤー一人あたり最大で5部隊(実質的には3〜4部隊程度)を配置することができるので,合流攻撃をされない限り,圧倒的な戦力差で返り討ちにできる。
先ほどのノック戦術を逆手にとって,初段をあえて無防備な状態で受けておいて,敵が本命の部隊を繰り出してきたところで,防御部隊を配置して返り討ちにしたりという戦い方もある。
以上,ざっとだが,戦国IXAにおける「基本戦術」を紹介してみた。これらの戦術を駆使して,敵の隙を突きながら戦っていけるようになれば,本作の合戦の奥深さ/面白さを感じ取れるようにもなるだろう。
ちなみに本作では,城や村などの拠点が攻撃されて陥落しても,プレイヤー個人には,実はほとんどデメリットがない。当然,敵方に戦功を献上してしまうことにはなるが,本城を落とされても,一定時間出陣ができなくなるということくらい。
よって,相手側が合流攻撃を仕掛けてきて,こちらが孤立しているという状況などでは,無理に防衛をせずに,兵士を退却させて堪え忍ぶという選択肢も重要である。
手持ちの軍隊さえ健在であれば,反撃のチャンスは必ずあるし,仮に戦功を敵側に取られてしまっても,後で自分がそれ以上の戦功を獲得すれば,差し引きでいえばプラスになるからだ。
重要なのは,常に“有利な形で戦闘を仕掛ける”ことであり,不利な戦いで兵士を無駄に死なせてしまうのは,用兵のあり方としては下策である。「三十六計逃げるに如(し)かず」という言葉もあるように,引き際をわきまえ,次戦に備える勇気も持ちたいところだ。
孫子曰く、
凡そ戦いは、正を以て合い、奇を以て勝つ。故に善く奇を出だす者は、窮まり無きこと天地の如く、竭きざること江河の如し。
まとめ
短いプレイ時間でも遊べる本作は,一見すると,単純で底の浅いゲームにも見えてしまうが,その実,かなり奥の深い“しっかりとした戦略ゲーム”という一面も持つ。今回紹介したのは,中〜上級者にとってのセオリーとも言える戦法だが,これらの知識を得て合戦に参加できるようになれば,戦国IXAという作品の真の面白さを感じ取れるはずだ。
12月22日には新たな「上位兵種」の追加や,持てる所領の数の増加などを含めた大型アップデートを控え,これからさらにゲームの内容自体も“進化”していくという戦国IXA。ブラウザゲームの入門タイトルとしてはうってつけの作品なので,本記事などを読んで興味をもった人は,ぜひ一度遊んでみてほしいと思う。そして本記事に書かれた攻略が,プレイヤーの皆さんの「天下統一」への第一歩となれば幸いである。
孫子曰く、
彼れを知りて己を知れば、百戦して殆[あや]うからず。彼れを知らずして己を知れば、一勝一負す。彼れを知らず己を知らざれば、戦う毎[ごと]に必らず殆うし。
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