「戦国IXA」8周年記念のオフラインイベント「同盟の陣」をレポート。新規情報とイベントの模様を紹介しよう

　スクウェア・エニックスは2018年10月6日，ブラウザゲーム「戦国IXA」のイベント“8周年記念 同盟の陣”を，ヒルトン東京お台場で開催した。


　「同盟の陣」は2016年から毎年開催されていて，プレイヤーにはお馴染みのイベントだ。会場内では大名配下の「同盟」単位で招待された参加者達が，絢爛豪華な宴の席で，ほかのプレイヤーと交流を深めたり，次期アップデートの情報に耳を傾けたりしてイベントを楽しんだ。


　本稿では，発表された新情報と合わせて，同盟の陣の模様をレポートしていこう。

戦国IXAの公式キャラクターいくさにゃんが出迎えてくれた

今年もおみやげとして用意された日本酒の「高清水」

松田洋祐氏の挨拶でスタート

松田洋祐氏

　イベントの開始を告げる法螺貝の音が鳴り，ステージにスクウェア・エニックスの代表取締役社長 松田洋祐氏が登壇。氏は「ここまで運営を続けてこられたのは，皆さんのおかげです」と感謝を述べ，「チーム一丸となって皆さんに楽しんでいただけるよう運営を続けていきたいと思います」と，これからも戦国IXAを発展させていく旨を語った。

安次嶺佑太氏

　続いて，今年4月から本作のプロデューサーに就任した安次嶺（あしみね）佑太氏が登壇して，来場者への挨拶を行った。安次嶺氏は，戦国IXAは「まだまだ大きな課題を残している」と前置きをしつつ，今年の運営テーマを改めて発表した。

　テーマの1つ目はゲーム内の「処理」に関する案件で，合戦開始時など特定のタイミングで感じる“重さ”を軽減するべく尽力していきたいという。2つ目のテーマには「イベントの充実」を掲げ，ゲーム内のイベントはもちろん，「同盟の陣」のようなオフラインのイベントも計画しているとのことで，関ヶ原の合戦祭への出展などを予定しているとのことだ。

　安次嶺氏は「プロデューサーに就任してから半年，まだまだ新兵でございますが，今後もより良い戦国IXAにするため努力してまいりますので，これからもよろしくお願いします」と語り，ステージを後にした。

　このイベントでは参加者に豪勢なコース料理が振舞われるのが恒例となっており，今年は徳川家康の大好物だったという説のある鯛の天ぷらや，伊達政宗にちなんだ伊達巻きやなど，“戦国グルメ”が盛り込まれていた。味はもちろん，見た目でも楽しめるラインナップで，参加者達は舌鼓を打ちながら仲間との歓談を楽しんでいた。

　イベント中，安次嶺氏とディレクターである木滝航介氏の2人が，参加者のテーブルを回って，プレイヤーの声を直接聞いていた。安次嶺氏の気さくな人柄もあってか，終始和やかに運営とユーザーとの交流が行われていた。

武将カードにもなっている絵巻作家・正子公也氏の作品。氏はおしのびでイベントに参加しており，ファンに声を掛けられ談笑する姿も見られた

新章は「防御」に力を入れたアップデートになる予定

　イベントの中盤では，安次嶺氏より戦国IXAの「今後のアップデート」についての発表が行われた。17章への突入にあたってのアップデートは，2019年2月を予定しているという。気になる17章の大殿ラインナップは，戦国時代初期の顔ぶれが目立つようだ。新しい天カードがどんなスキルを持っているのかを含め，いろいろ想像しながら実装の日を待とう。


　また，新章では「防御」に力を入れたアップデートを計画しているという。具体的には，通常部隊数が現状の5から6に増加，拠点防衛用の専用画面の追加など，多岐に渡る改修＆調整が行われるようだ。


　ちなみに，アップデート計画の中にある「本領陥落時に他拠点加勢中の部隊が強制帰還」という項目は，細かいようだがかなり重大な変更点となり，運営チームでもまだ導入すべきか悩んでいるという。会場の反応も，やや微妙なものだったので，さらなる調整が加えられるかもしれない。


　「合流部隊数に応じて移動速度を遅くします」と「加勢部隊の移動速度を調整」の項目については，ゲーム内の画面で“敵襲”が表示されてから防御部隊を準備しても間に合わないケースをなんとかしたい，との考えから導入を検討しているとのことだ。

5週にわたって行われる「8周年のスペシャルイベント」

　イベントの終盤には，「8周年のスペシャルイベントをここで決めましょう！」というコーナーが実施された。このあたりも例年通りといったところで，来場者の代表がルーレットを回し，そこで当たったイベントが1週間行われる。4人の来場者がルーレットを回すので，4週にわたってスペシャルイベントが続くことになる。


　そんなわけで，1人目の代表者が回したルーレットは「7」で止まり， 1回目は「合戦戦功10で天戦チケット1枚」が当選。ルーレットが止まる前に当選内容が選ばれていたようにも見えたが，これも同盟の陣の“お約束”だ。それに続いて，2回目は「ランクアップ合成成功率100％」，3回目は安次嶺氏が太っ腹なところを見せて「戦国くじ【銀】が200金」と「戦国くじ【金】が400金」の同時開催，4回目は「極選ポイントが3倍」が当選した。


　これだけでも豪華なラインナップと言えるが，サプライズとして5回目のルーレットが準備されることに。5回目のルーレットは「全部」と「ハズレ」の2枠だけで作られており，全部に当たれば先のルーレット全項目が同時に実施される。


　この責任重大なルーレットは，来場者からの「安次嶺」コールに後押しされ，安次嶺氏自身が回すことになった。結果は……見事“全部”を当て，全イベントが同時に行われることになった。なお，スペシャルイベントの実施時期については，公式サイト等でアナウンスがあるとのこと。気になる人はマメにチェックしておこう。

　「同盟の陣」の終了にあたって，安次嶺氏は「これからも楽しいゲームを作っていきたいと思っています。10年20年と続けられるようなコンテンツを作っていきます」と語り，イベントを締めくくった。

「戦国IXA」公式サイト