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[COMPUTEX]MSIのノートPC用外付けグラフィックスボックスは,より小さく薄く,圧倒的に使いやすく進化
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印刷2015/06/04 11:37

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[COMPUTEX]MSIのノートPC用外付けグラフィックスボックスは,より小さく薄く,圧倒的に使いやすく進化

2015 International CESで公開されたGaming Dock。アイデアはいいのだが……的な製品だった
画像集 No.011のサムネイル画像 / [COMPUTEX]MSIのノートPC用外付けグラフィックスボックスは,より小さく薄く,圧倒的に使いやすく進化
 2015年1月の2015 International CESで展示されて話題を集めた「Gaming Dock」を覚えているだろうか。
 MSIが開発したGaming Dockは,ノートPCに単体グラフィックスカードをPCI Express(以下,PCIe) 3.0 x16接続するための,いわゆる外付けグラフィックスボックスなのだが,3.5インチHDDを搭載可能にし,さらにステレオスピーカーまで搭載するため,Mini-ITXべースの小型キューブPC並みという大きさで,見栄えはよろしくなく,また,使い勝手が考えられているとはとてもいえないシロモノだった。

 あれから5か月。
 COMPUTEX TAIPEI 2015の会場で,ゲーマー向けブランド「G Series」に属する13.3インチ液晶パネル搭載ノートPCの新型「GS30 2M Shadow」と一緒に展示されていた「GamingDock Mini」(※「Gaming」の後ろは空かない)は,先代が抱えていた弱点の多くを解決して登場したように見える,第2世代のGaming Dockだ。

GS30 2M ShadowとGamingDock Mini。ちなみにGS30 2M Shadowは,先代の「GS30 Shadow」と同じく,単体GPUを搭載しないモバイルノートPCだ。畳んだ状態の高さが19.88mm,重量は1.2kgで,M.2接続(※おそらくSerial ATAべース)のSSDによるRAID 0構成を採用するという。CPUはBroadwell世代のCore i7になるとのこと
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言われなければ,ノートPCが冷却台の上に載っているだけに見えるかもしれない
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GamingDock Miniの向かって左側面側にグラフィックスカードのインタフェースが見える
 なんといっても目を引くのはその形状で,GamingDock Miniは,ノートPC冷却台のような形状になっている。2スロット仕様のグラフィックスカードに対応するので,13.3インチクラスのノートPCを冷却するための台として見ると大柄すぎる嫌いはあるが,それでも,「机の上に“箱”を置いて,その上にノートPCを重ねて使う」という先代に比べれば,圧倒的に改善されたといえるだろう。

 MSIによると,ここまで小さくできた背景には,HDDやスピーカーといった,第1世代で欲張っていた機能を削って,いくつかのインタフェースを追加するだけに留め,「標準サイズのハイエンドグラフィックスを搭載できること」を純粋に目指したというのがあるという。

GamingDock Miniの本体底面側(左)と背面側(右)。底面には,グラフィックスカード用の吸気孔が用意されている。サイズ的にはちょっと心許ない気がしなくもない
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GamingDock Miniの本体向かって右側に用意される,追加のインタフェース群。USB 3.0×4,1000BASE-T LAN×1,3.5mmミニピン×2(ヘッドセット接続用)が並んでいる。1000BASE-T LANは「Killer」コントローラによるとのこと
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 接続インタフェースは,物理形状も含め,第1世代と同じ。ただし,第1世代では着脱時にPC側の電源を落とす必要があったのに対し,今回はそれが不要になっているとのことだった。

GamingDock Mini単体を斜め手前側から(左)。中央部にはスライド式の固定板があり,ここにGS30 2M Shadowを載せてから奥へ押し込むと,専用インタフェースで両者が接続される
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 DisplayPortとPCI Express,そしてUSB 3.1をUSB Type-Cケーブル1本で伝送できる「Thunderbolt 3」が発表されたことで(関連記事),Gaming Dockのような独自インタフェースが今度も生き残っていけるのかという疑問も生じることになるが,Gaming Dock Miniの向いている方向,それ自体は歓迎すべきではなかろうか。早期の製品化に期待したい。

MSIのG Series公式Webページ(英語)

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