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[COMPUTEX]MSIが同社初のゲーマー向けディスプレイ「Optix」を発表。垂直144Hz対応の湾曲型VA液晶を採用する2製品を7月に投入
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印刷2017/06/02 20:15

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[COMPUTEX]MSIが同社初のゲーマー向けディスプレイ「Optix」を発表。垂直144Hz対応の湾曲型VA液晶を採用する2製品を7月に投入

COMPUTEX TAIPEI 2017の主会場にあるMSIブース
画像集 No.002のサムネイル画像 / [COMPUTEX]MSIが同社初のゲーマー向けディスプレイ「Optix」を発表。垂直144Hz対応の湾曲型VA液晶を採用する2製品を7月に投入
 ゲーマー向けPCやマザーボードの大手として知られるMSI。その同社が,ゲーマー向け液晶ディスプレイ市場に参戦する。製品のブランド名は「Optix」。まったくの偶然だろうが,NVIDIAのレイトレーシングエンジンと同名である。

 Optixの第1弾となるのは,「Optix G27C」と「Optix G24C」。名前から想像できるとおり,画面サイズは順に27インチ,24インチになっている。一方,画面や本体のサイズ以外といった点を除けば,スペックは完全に同一であるとのこと。

27インチモデルのOptix G27C
画像集 No.003のサムネイル画像 / [COMPUTEX]MSIが同社初のゲーマー向けディスプレイ「Optix」を発表。垂直144Hz対応の湾曲型VA液晶を採用する2製品を7月に投入

24インチモデルのOptix G24Cを3台横に並べた展示
画像集 No.004のサムネイル画像 / [COMPUTEX]MSIが同社初のゲーマー向けディスプレイ「Optix」を発表。垂直144Hz対応の湾曲型VA液晶を採用する2製品を7月に投入

 液晶パネルには,Samsung Display製の湾曲型VA液晶パネルを採用。画面解像度は1920×1080ドットで,曲率は1800R(=半径1800mmの円を描くカーブ)だ。視野角は178度とのことだが,画面が湾曲していることもあって,中央で見ている分には,VA型液晶パネル特有の色変化も発生しない。

Optix G27Cを3台並べた状態。いささか分かりにくいかもしれないが,左側のOptix G27Cを見ると,画面が湾曲しているのが分かると思う
画像集 No.005のサムネイル画像 / [COMPUTEX]MSIが同社初のゲーマー向けディスプレイ「Optix」を発表。垂直144Hz対応の湾曲型VA液晶を採用する2製品を7月に投入

 最大垂直リフレッシュレート144Hzに対応するのに加えて,AMDのディスプレイ同期技術「FreeSync」に対応しているのも特徴だ。中間調(grey-to-grey)応答速度は,VA型液晶としてはかなり速い1msを実現しているとのこと。コントラスト比は3000:1となっているが,輝度の情報は確認できなかった。HDRにも対応していない。色再現に関するスペックは,sRGB色空間カバー率が110%である。
 ビデオ入力端子は,DisplayPortとHDMI(いずれもバージョン未公開),DVIの各1系統ずつだ。

 発売は7月末を予定しており,価格は未定とのこと。日本での展開も,まだ決定していないそうだが,VA型液晶パネルを使った高リフレッシュレート対応製品ということで,興味をそそられる人はいるのではないだろうか。

 ちなみに,参考出展だが面白い(?)ものをMSIは出展していた。ディスプレイを横に並べると,左右のベゼルが窓枠のようになって邪魔になる。そこで,ディスプレイの映像をベゼルの前に置いた半透明の板上に引き延ばして映すことで,映像でベゼルを目立たなくするという光学式デバイスが参考出展されていたのだ。

ディスプレイの間にある半透明で縦長の物体がソレ。左右の映像が,若干だが半透明部分に映っているのが分かるだろうか
画像集 No.006のサムネイル画像 / [COMPUTEX]MSIが同社初のゲーマー向けディスプレイ「Optix」を発表。垂直144Hz対応の湾曲型VA液晶を採用する2製品を7月に投入

 遠目に見るとそれっぽいのだが,普段ディスプレイを見る距離まで近づくと,このデバイスそのものが目に付いてしまうので,正直に言ってイマイチな印象だった。
 今のところ非売品とのことだが,現状ではニーズがあるかどうかは微妙だと思う。ベゼルの幅に合わせた専用設計にすれば,もう少しマシになるかもしれないが……。

 MSIブースにおける,そのほかの見どころについては,簡単に写真で紹介しておこう。

デスクトップPCデザインチームが設計したという小型ゲームPC「Trident3」(左写真の下側)で,ジェットコースターのVRデモを披露していた。別のレポートで紹介済みの可動式シートに座って,ジェットコースターの上下動を体感できる。ちなみに,このデモは,ゲームエンジンのUnityで作られているとのこと
画像集 No.007のサムネイル画像 / [COMPUTEX]MSIが同社初のゲーマー向けディスプレイ「Optix」を発表。垂直144Hz対応の湾曲型VA液晶を採用する2製品を7月に投入 画像集 No.008のサムネイル画像 / [COMPUTEX]MSIが同社初のゲーマー向けディスプレイ「Optix」を発表。垂直144Hz対応の湾曲型VA液晶を採用する2製品を7月に投入

同じ可動式シートを使った,MSI内製のVRレーシングゲームによるデモ。こちらもUnity製だ。ゲームを動かしているPCは,ノートPCデザインチームが設計したデスクトップPCの「Vortex G25」とのこと。コンパクトなゲーマー向けデスクトップPCを,ノートPCとデスクトップPCの開発チームそれぞれに作らせて,対決させるという試みは斬新だ
画像集 No.009のサムネイル画像 / [COMPUTEX]MSIが同社初のゲーマー向けディスプレイ「Optix」を発表。垂直144Hz対応の湾曲型VA液晶を採用する2製品を7月に投入 画像集 No.010のサムネイル画像 / [COMPUTEX]MSIが同社初のゲーマー向けディスプレイ「Optix」を発表。垂直144Hz対応の湾曲型VA液晶を採用する2製品を7月に投入

MSI G Seriesのイメージキャラクターである赤いドラゴン「ラッキー」君が完全リニューアル(左)。今まではリアルだったり,ヘタウマ系の素人臭いデザインだったりと安定しなかったが,2017年からは,ちゃんとしたデザインが施されて,かなりのカワイイ系の見た目に。デモビデオではCGキャラクターとして登場し(右),意外に若々しいイケメンボイスの英語でMSI製品を紹介していた
画像集 No.011のサムネイル画像 / [COMPUTEX]MSIが同社初のゲーマー向けディスプレイ「Optix」を発表。垂直144Hz対応の湾曲型VA液晶を採用する2製品を7月に投入 画像集 No.012のサムネイル画像 / [COMPUTEX]MSIが同社初のゲーマー向けディスプレイ「Optix」を発表。垂直144Hz対応の湾曲型VA液晶を採用する2製品を7月に投入

MSI日本語公式Webサイト

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