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[Gamescom]Kinect専用ゲーム「Rise of Nightmares」は色物にあらず。しっかり練られたストーリーもウリの本格派ホラーアクションだ
本作は,セガが開発を手がけるホラーゲームで,全身を使ってさまざまなアクションを繰り出しつつ,謎を解き進めていくという内容だ。
E3 2011でも公開されており,そのときのプレイアブル展示(レポート記事)では戦闘シーンに焦点が絞られていたが,今回のデモプレイは,主にストーリーの進め方を紹介する内容だった。
セガのスタッフによるデモプレイは,列車の中のシーンからスタートした。目の前には女性(主人公の妻)が座っているのだが,なんだかひどく怒っている様子で,とても気まずいシチュエーションだ。
彼女はやがて,プレイヤーを残したままどこかへ行ってしまうので,あとを追うことになる。このパートはチュートリアル的な位置づけとなっており,車内を歩き回っているうちに,基本操作が習得できるというわけだ。
本作では,プレイヤーが足を前に踏み出すことでキャラクターが前進し,さらに遠くへ踏み出すことで走り出す。さらに,右肩を前に動かすことでキャラクターは左を向き,左肩を前に出すことで右を向くといった具合だ。
扉や引き出しといった,何らかの操作が可能なオブジェクトがあれば,手のマークが表示される。手をマークに合わせてから,扉であれば,押す/引くといった動作をすれば,開けたり閉じたりできる。
デモプレイでは,主人公が半ば強制的にタロットで占われることになっていた。ホラーの“お約束”どおり,あり得ないほど悪い結果が出てしまい,占い師がうろたえると,事態は一気に悪化。血の海と化した列車が出てきたと思いきや,なんだか気味の悪い男(だと思う)に,妻を連れ去られてしまったのだ。
……というわけで,ここでは,彼女の救出が最終的な目標となるが,もちろん,ことはそう簡単に運ばない。主人公の行く手を阻む不気味な生き物が多数現れるだけでなく,罠や仕掛けがそこかしこに用意されているからだ。
戦闘が始まったら,腕や足を動かしてパンチやキックを繰り出し,敵を撃退する。スパナやナイフといった武器も出てくるので,それらを片手に敵に挑むこともある。
なお,腕を自分の前で交差させると防御になるので,やみくもに攻撃するだけでなく,敵の攻撃からしっかりと身を守りたい。
Kinect専用タイトルには,どちらかといえばカジュアルな作品が多いが,素早いアクションが要求されるうえ,シビアな罠が数多く用意されている本作は,コアゲーマーもしっかり遊べるアクションアドベンチャーといえそうだ。
CEROレーティングが「Z」(18歳以上のみ対象)となっており,万人にはオススメしづらいが,ホラーものが好きな人にとって見逃せないゲームとなるだろう。
「Rise of Nightmares」公式サイト
- 関連タイトル:
RISE OF NIGHTMARES
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(C) SEGA
- RISE OF NIGHTMARES(ライズ オブ ナイトメア)【CEROレーティング「Z」】
- ビデオゲーム
- 発売日:2011/09/08
- 価格:¥5,770円(Amazon) / 6515円(Yahoo)