Ubisoft，人気シリーズの第4弾「Assassin's Creed: Revelations」の詳細やムービー，アートワークなどを一挙に公開

　Ubisoft Entertainmentは，1000年にわたる暗殺者集団の戦いを描くアクションシリーズの最新作，「Assassin's Creed: Revelations」（PC/PlayStation 3/Xbox 360）の内容を発表し，合わせてムービーやアートワークなどを公開した。

「Assassin's Creed: Revelations」公式サイト

　シリーズ第4弾となるAssassin's Creed: Revelationsは，中世ルネッサンス期に活躍した暗殺者エツィオ（Ezio Auditore）にまつわる3部作の最終章である。今回は，コンスタンチノープル（現イスタンブール）に舞台を移し，前作「Assassin's Creed Brotherhood」から10数年後の世界で，熟練の域に達したエツィオが，第1作「Assassin's Creed」の主人公であり，エツィオの先祖でもあるアルタイル（Altair）の足跡を追って，オスマン帝国の占領が始まったばかりのコンスタンチノープルに潜入し，“ブラザーフッド”の未来を握る5つの封印を探すという物語になった。
　オスマン帝国の支配下にあるとはいえ，コンスタンチノープルのビザンチン勢力はまだ完全に消滅してはおらず，ビザンチン側に立つテンプル騎士団が再集結を図り，反撃の機会を虎視眈々とうかがっているという状況にある。
　やがて「大帝」と称されることになるスレイマン王子は，ゲームではまだ10代の青年であり，王子の助言者としてもエツィオが活躍するという設定になっているようで，こういった史実を巧みに織り交ぜたストーリー展開が，ファンにはたまらない魅力となっている。


　東西の文明が重なる大都市コンスタンチノープルが舞台であるため，武器や小道具の進化も目ざましく，エツィオが腕に隠すブレードが，今回はゲーム序盤で「フックブレード」（Hookblade）に取り替えられる。フックブレードの先端は鍵状になっており，建物から建物へと掛けられた物干し用のロープ（実際には，エツィオの仲間が移動手段として設置したものらしい）に引っ掛けることで，移動できるようになるわけだ。

　詳細は不明ながら，アルタイアがプレイアブルキャラクターとして登場したり，マルチプレイモードがさらに洗練されたりするということで，世界累計で700万本の大ヒットとなった前作「Assassin's Creed: Brotherhood」以上に充実したゲームになりそうな気配がする。2011年6月7日から9日にかけて開催されるE3では，さらに突っ込んだ内容が紹介されるはずだ。