多数のNPCに混じったスパイを見抜け。クリス・ヘッカー氏の新作「SpyParty」の有料β版がリリース

　「WinG」や「Spore」などの開発に携わったプログラマー，クリス・ヘッカー（Chris Hecker）氏が開発中のオンラインゲーム，「SpyParty」の有料β版がリリースされた。価格は15ドルで，製品版がリリースされれば，誰でも無料でアップデートできるという，「Minecraft」と同じビジネスモデルが採用されている。

「SpyParty」公式サイト

The Early-Access Beta is Open!

　SpyPartyは，多数の人々が集まった大使館のパーティーを舞台としたゲームで，スパイハンターとなったプレイヤーは，多数のNPCの中からほかのプレイヤーが操作するスパイを見つけ出すことが目的となる。一方，スパイ役のプレイヤーは，NPCのように振る舞うことでスパイハンターの目をかわし，用意されたいくつかのミッションをこなすことになる。スパイハンターには，数回までの人違いが許されているが，それ以上お手つきするとゲームオーバーになるので，慎重にゲームを進める必要がある。
　AIの不完全さをゲーム化するという野心的な作品で，スパイとスパイハンター，非対称のゲームプレイも面白そうだ。

　今のところグラフィックスはプロトタイプそのままといった雰囲気だが，今回のβテストで開発資金を得られれば，さらにブラッシュアップされていくはずだ。