「Dishonored」の新たなムービーが公開。さまざまなスキルやガジェットを駆使してクリエイティブな暗殺にチャレンジしよう

　Bethesda Softworksは，Arkane Studiosが開発中のタイトル「Dishonored」（PC/PlayStation 3/Xbox 360）の最新ムービーを公開した。日本語版も同時に公開されたので，以下に掲載しよう。

「Dishonored」公式サイト

　Dishonoredは，女王殺しの濡れ衣を着せられた主人公コルヴォがアサシンとなり，さまざまな超能力やガジェットを駆使して暗殺ミッションをこなしていくという一人称視点のアクションゲームだ。正面から突進する派手なスタイルでいくか，ステルス能力を使って背後からこっそりと忍び寄るか，プレイヤーの好みに応じた臨機応変のプレイが可能だ。


　「暗殺方法は想像力で変わる」と題された今回のムービーは，コルヴォのスキルを紹介するもので，3部構成になっている。最初は「ネズミによる殺害」で，ネズミの大群を操る「ラット・スワーム」と，人間や生き物に憑依してコントロールする「ポゼッション」が登場する。
　2つめは「同士討ち」で，ここでもポゼッションを使用するが，さらに，時間を止める「ベンド・タイム」を使った頭脳プレイも確認できるはずだ。
　最後は「運命の逆転」で，これは，ゲームの舞台となる街ダンウォールを守る“光の壁”に細工を施すことで敵を倒すというもの。光の壁は，衛兵以外の人や物が通ろうとすると光線が発射され，それらを一瞬にして蒸発させてしまうというゲートだが，これを「リワイヤー・ツール」というアイテムを使ってハッキングし，衛兵に対して反応させるというわけだ。スキルの1つ「ウィンド・ブラスト」を使い，細工した光の壁に衛兵を飛ばしてしまうのも有効だ。今回はあくまで一例だが，このように，プレイヤーの想像力次第で，さまざまな暗殺方法が実践可能になる。


　どのスキルをどのように組み合わせるのかはプレイヤー次第であり，開発者が思いもよらないコンビネーションも編み出せそうだ。ポゼッションやベンド・タイムは利用頻度が高いと思われるが，ムービーにもあるように，ネズミに憑依しているとき敵に踏み潰されて瞬殺されるといったことも起きるので，注意が必要だろう。


　日本では2012年10月11日のリリースが予定されているDishonored。ムービーからも分かるように，かなり作り込まれたゲームになっており，年末の期待作の1つといえそうだ。